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「がん検診に医学的・データ的根拠なし」

今日の東京新聞にまたもや、「怖くないマンモ検診」として乳がん検診のキャンペーンがありました。「マンモグラフィ検診は・・・乳がん死亡率を下げることが世界的にも実証されている」と書かれていますが、残念ながら嘘です。

以下近藤誠医師の「がん治療総決算」(文藝春秋)からの引用です。****

「がん検診に医学的・データ的根拠なし」

今日、日本の社会には、商品の大量生産と大量消費を目指す、資本主義の原理が浸透しています。マスコミを使って商品の宣伝をし、人びとに消費意欲を起こさせ、実際に買ってもらうのです。医療も例外ではなく、医療業界は売上増を狙っています。しかし、病気でもないかぎり、人は病院に来ないので、病院や薬の宣伝をしても仕方がない。そこでどうするか。マスコミを使って、病気を放っておいた場合の危険性を強調し、人びとの不安を煽ります。がんはその最たるものですが、最近では、高血圧や糖尿病など「生活習慣病」の危険性も強調されています。

他方では、がん検診や人間ドックを用意しておきます。そして、不安になった健康な人になるべく検査を受けてもらう。けんさを受けてもらえば、検査代が入るし、なにか異常を発見できます。その異常に病名をつけて治療すれば、さらなる収入増につながる、という仕組みがあるのです。

がんの場合には、患者一人当たりの治療の売上高がかなり高額になります。そのときに患者が、治療は受けたくない、と言い出したらどうします? かりに医者が、この治療には多少問題があると思っていても、売上増を命じる病院長の顔がちらちらし、つい「がんと闘おう」「頑張ろう」と励ますことになるはずです。

これは穿った見方でしょうか。否。少なくともがん検診に関しては、こう考えないと、現状を説明できないのです。なぜならば、肺がん、大腸がん、乳がんを発見するための検診は、海外でのくじ引き試験の結果、総死亡率を減らす効果がないことが実証されています。それなのに日本では、がん検診をやめる気配が一向になく、それどころか乳がん対策としてマンモグラフィ検診を新たに広めようとする動きさえあります。これらがん検診に、医学的・データ的根拠はないのですから、社会学的・経済学的に説明するしかないわけです。

検診に意味がないということは、検診で発見されたがんを治療する意味もないということです。まして、臓器を摘出する意味はない。しかし医者は患者に、「臓器ごとがんを摘出しよう」と言います。そして手術すると、がんもどきが圧倒的多数を占めるため患者は生き続けるので、治療成績が向上したように見える。そこで医療業界は、「5年生存率が上がった」「さらなるがんとの闘いを」と宣伝する材料に使うわけです。

****:ここまで引用。

(ついでに・・・健康診断にも意味がないことが証明されています。)

乳がん検診キャンペーンがあった同じ新聞に、「早期発見・早期治療という思想をぼつぼつ疑ってかかる必要があるのではないか」という記事があったので、笑ってしまいました。渡辺利夫(拓殖大学学長)という人が書いた記事で、この人は「つくる会」思想なのですが、それはそれとして、ここではまともなことを書いています。

40代、50代の頃までは頻繁(はんざつ! byあほう)に検査を受けては精密検査となり、検査の結果が出るまで半病人というより強迫神経症者だったそうで、検査のストレスから自分を解放するためには検査を拒否するしかないと、還暦を迎えたあたりで検診といわれるものすべてをやめたそうです。

長命な人ほどがんの罹病率が高くなるのは当然であって、脳や心臓の疾患と同じく老化現象にほかならないのだから、これを病気と思い違えて闘うほど愚かなことはない、老化を食い止める医療が存在するはずはないからと書かれています。

以下引用****

生成した1個のがん細胞が体の他の部分に転移するのは生成後間もない0.1ミリというサイズの時であり、それを過ぎるとがん細胞の転移能力は急速に衰えることを証す有力な臨床実験の結果がある。運命の分かれ道はがん細胞の生成の直後であり、検診によって発見可能な1,2センチの大きさになって対処するのは、無駄以外の何物でもない。もし転移しないのであれば、命に別条はないのだから、ほっておけばいいだけのことである。

老いを病と見立てて、検診を繰り返し、異常らしきものを発見するや直ちに手術を施し、抗がん剤で患者を徹底的に痛めつけて収益を上げねば採算が成り立たない現在の医療体制はどこか怪しい。

団塊の世代が高齢化に至るのは間もない。現在の検査や医療システムをそのままに、この大集団が老齢化するのである。団塊の世代の老齢化は無残な神経症者の大量生産であろう。検査と医療の変革は必須だが、私どもの方もまたまっとうな死生観をもたねば多少なりとも幸せな老後を送ることは困難な時代に踏み込みつつあるといわねばならない。

****ここまで引用

この人は近藤医師の本を読んだのかしら? 読んだとしても検診を受けるのをやめるという人は珍しいと思います。このように早期発見・早期治療が叫ばれる世の中で検診を受けないということは非常に勇気がいるからです。知人に近藤医師の本を勧めても検診をやめた人は今までに一人しかいません。(乳がん患者の仲間は術後の検診には行っていません。これも意味がないからです。それなのに毎月マンモを撮る病院もあるそうです。まさにもうけ主義ですね)。
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by lumokurago | 2008-11-30 23:38 | 医療
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