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2005年「つくる会」教科書採択に関わる住民訴訟控訴審第2回口頭弁論

件名の裁判が次のように開かれます。ぜひ傍聴にいらしてください。
12月22日(月)午後1:40~2:00
東京高裁(東京地裁と同じ建物です)。  511号法廷(5階)
地下鉄丸ノ内線霞が関A1出口すぐ

準備書面(5)をMOREに載せておきます。興味のある方はどうぞお読みください。



平成20年(行ヌ)第13号公金支出無効確認等(住民訴訟)控訴事件
控訴人  渡辺容子 外36名
被控訴人 杉並区 外1名

準 備 書 面 (5)

東京高等裁判所 御中
2008年12月17日

 控訴人(選定当事者) 渡 辺 容 子

 控訴人(選定当事者) M.T.

出版社自らが認める欠陥教科書「新しい歴史教科書」は出版停止に?
こんな教科書を選んだ杉並区の責任は?!


原審判決後、発行元の扶桑社自らが「新しい歴史教科書」を欠陥教科書であると認め、さらに同教科書が出版停止になるやもしれぬ新事実が発生した。

「つくる会」は分裂・扶桑社と絶縁

「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」という)は1997年の結成以来内部抗争を繰り返してきたが、2006年4月、ついに分裂した。発足時の役員で残っているのは藤岡信勝氏ただ一人となり、07年5月30日、六代目の会長に就任した。一方、分裂した八木秀次氏のグループは06年10月に日本教育再生機構(以下「再生機構」という)を設立、さらに07年7月、教科書編集・採択のために「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(以下、「教科書改善の会」という)を発足させた。

「つくる会」は扶桑社に対して06年11月21日、次回の教科書の発行についても自分たちが執筆・編集したいと申し入れていた【甲90号証の2】が、それに対して扶桑社は07年2月26日に片桐松樹社長名の文書で絶縁状を送った【甲90号証の3】。これまでは「つくる会」と産経新聞社の意向が一致し、フジサンケイグループの出版社である扶桑社が発行主体となったが、フジサンケイグループは「再生機構」を支持することになり、「つくる会」とは袂を分かち、教科書発行を主業務とする別法人を立ち上げ、そこからの刊行を予定しているという内容である。

その後、「つくる会」は扶桑社と交渉したが、扶桑社の態度は変わらなかった。扶桑社は新学習指導要領に基づく教科書採択が行われる2011年までの端境期においては、現行教科書を発行し続けるが、その後は「つくる会」教科書は発行しないとしたのである。

扶桑社は07年8月、フジテレビから3億円の出資金を得て、子会社である育鵬社を設立した。社長は扶桑社の社長が兼ねている。「教科書改善の会」(再生機構)の教科書をここから出版するということである。一方、「つくる会」は07年5月扶桑社との関係を断つと発表し【甲91号証】、同9月7日、次期の教科書は自由社から出版すると発表した。

「つくる会」は07年6月13日、初代代表執筆者・西尾幹二、改定版代表執筆者・藤岡信勝名で、扶桑社に対して「通知書」を出し、「つくる会」歴史教科書の「初版及び改定版の代表執筆者として、同書の著作権一同を代表し、現行版(改定版)の配給終了をもって、御社に対する著作権使用許諾を打ち切る」とし、育鵬社が今後発行する教科書は、「内容、形式、理念のいずれの面からみても、本教科書の初版及び改定版の模倣とは認められないものとされるよう、強く要求し、警告申し上げます」とした【甲104号証】。

出版社自らが欠陥本と認めた扶桑社版教科書

藤岡信勝は07年5月31日の「会長声明」で、扶桑社が「つくる会」と絶縁した理由について、「現行の『新しい歴史教科書』に対する各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄りすぎて採択が取れないから」としていることを述べた【甲105号証】。つまり、扶桑社自身が欠陥教科書であると認めているということである。また、藤岡は「自由主義史観」研究会の会報『歴史と教育』(07年5月号)で、「屋山氏(教科書改善の会代表世話人)は率直に、つくる会は教科書がなくなるのだから、雲散霧消するが、つくる会には人材がいるから、育鵬社の教科書に参加する人材は受け入れるがダメな人はいらない、と語りました。・・・中略・・・しかし『西尾の書いた部分はどんなに金がかかっても全部書き直す』(フジテレビ役員)、『教科書発行は藤岡を執筆者からはずすことが絶対条件である』(片桐松樹・扶桑社社長)といった発言が伝えられている・・」と書いている【甲106号証】。つまり、西尾や藤岡が書いたものが全部ダメだとフジサンケイグループと扶桑社が主張しているということである。扶桑社版教科書の大部分は西尾と藤岡が書いたものであるから、自らが発行した教科書が全部ダメだと言っているに等しい。

「つくる会」 扶桑社に著作権はなしとして出版差し止めを請求し提訴

このような経過を経て、藤岡ら「つくる会」は現在使われている扶桑社版教科書の著作権は「つくる会」にあるので、扶桑社が発行し続けるのは違法とし、教科書の出版差し止めを求め、08年6月16日に提訴、現在、東京地裁第47部にて係争中である(平成20年(ワ)第16289号書籍出版等差止請求事件)。

この裁判で「つくる会」が勝訴すれば、扶桑社版歴史教科書の出版は差し止められ、現在杉並区で使っている教科書は発行できないという前代未聞の不祥事となる。

結語

扶桑社は自社が出した教科書を自ら「内容が右より過ぎて教育委員に支持されず、採択が取れない」欠陥教科書であるとし、執筆した西尾・藤岡両氏を否定、新たな教科書を別に出すとしている。それにもかかわらず新学習指導要領による検定・採択が行われる端境期には、自らが否定した現行教科書を発行し続けるとしている。無責任極まりない。欠陥教科書であると認めたならば、自発的に出版を取りやめ、採択した地区に謝罪し、別の教科書を選ぶようにお願いすべきである。欠陥教科書を使わされる教員や子どもたちに対して、誠意のかけらもないことには怒りが湧いてくる。

また、杉並区はこのように無責任かつ不誠実な扶桑社によって出版された教科書を採択してしまった責任を認め、子どもたちに謝罪し、別の教科書を採択すべきである。

原審準備書面で控訴人らが述べているように、教科書採択は競争入札であり、本件教科書採択は官製談合であった。このような欠陥商品は当然リコールされるべきものなのである。

裁判官はこのような教科書会社が作った教科書をわざわざ採択した杉並区の違法な官製談合を徹底的に究明し、司法としての社会的責任を果たしていただきたい。原審に引き続き、何も審理せずに判決を下すようでは、司法の存在価値は無であるということであり、裁判官自ら自分の存在を否定することになる。裁判官は裁判官としての誇りと勇気を持って良心に従い、審理してくださることを期待します。

以上
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by lumokurago | 2008-12-18 23:27 | 杉並教科書裁判
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