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「つながるいのちパート2」

友人が送ってくれました。吉祥寺で小児科医院を開いている真弓定夫医師とダイアン・モントーヤさんの対談です。副題は「女性インディアンと語る子供の健康と暮らしの基本」です。

真弓医師は司会者に「ご自分のことを話して」と言われて、次のように語っています。

「今、日本では、現代医学―薬とか、あるいは検査などに頼っている部分が非常に多いんです。それでは病気が、良くならないんです。ということでなってしまった病気を治すのではなくて、病気にならないように予防することが、とても大切であると思います。そのためには、衣食住全般にわたっての、生活環境を整えることが非常に大事です。そういった意味で、これからの医者は、環境問題とかかわりなしに診療することはできないだろうと、そんなふうに考えています。

私の所は薬を置いてありませんし、開業してからの20年間は、一度も対症療法的な注射をしておりません(注:開業する前は現代医学的な治療をしていたそうですが、良くなっていかなかったので、一人でやるしかないと開業したそうです)。お母さん方との対話で―。というのは、病気を治すのは子供自身であって、周りの家族がサポートする。で、医者の方は、そのサポータ鬼アドバイスをする。そんな感じでやっています。すると、良い結果が得られるようです」

ダイアンさんは体の医者であり、精神の医者であり、セラピストであり、カウンセラーでもあり、メンタルな部分への助言者でもあるメディスンマン(ウーマン)によって、医師に「一生歩けず下半身不随になる」と言われた交通事故の怪我が治ったことを話しました。

真弓さんは「私事で申し訳ないのですが」と奥さんのことを話します。

「私の家内が16年前、骨肉腫の一種で足を切断することになったのです。そして抗癌剤を使うように言われました。彼女は看護婦なのですが、両方を拒否しました。もし、そういうことをしても、早ければ2年くらいで亡くなるだろうと―。だったらそれをやらないで、その2年間を有効に生きたいという決断をしたわけです。

それまで私共は、別々に寝ていたんです。それを宣告されてから一緒に寝るようになったのです。その主な目的は手を握るということ―、寝ている間に、そしてお互いにプラスイメージを送ったのです。初めの内は意識して続けていたけれど、その内寝ていてもいつの間にか、そう行われていて、2年で死ぬと言われたのですが―、もちろんそれから食事なども非常に気をつけて・・・。

それからダイアンさんがおっしゃったように、人の痛みは・・・。彼女は、自分なんかよりずっと軽い病人のところへどんどんお見舞いに行く。その人を勇気づけるために。

それから2年で死ぬと言われて、16年たちます。検査すると、異常項目はたくさん出てくるのです。しかしそういうことは、全く本人は気にしないのです。もし、彼女が足を切断して抗癌剤を使っていたら、とっくに死んでいると思います」

「ですから、同じような気持ちで患者さんに接しています。患者さんというか、お子さんの家族、それから患者さんだけではなくて、ご両親の趣味とかを話して治療をしています。そうすると、子どもたちが病気にかかる比率が非常に減る。病気にかかっても、早く治る。病人の治療に当たっては、体の面より心の面の方が大事だと思います」

ダイアンさんと真弓医師は検査データよりも「体に聞く」こと「体に触ること」の大切さを語りあい、子どもは本能的な能力が高いのに、経済優先の社会が自然治癒力や免疫力を低下させてきたと批判します。家族のつながりやお年寄りとのふれあい、助け合うという気持ちや目に見えないものの大切さが失われしまったことを悲しんでいます。

ダイアンさんのところにはこんな言い伝えがあるそうです。

「あなたは望んでいるものを得ると、得ているものを失います」

*****

明日に続く・・・。

by lumokurago | 2008-12-29 22:01 | きままながん患者
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