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「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」その1

ダブラス・ラミスさんの著書「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」(平凡社2000年)を多くの人に読んでいただきたいと思いますが、まさに「旬」の話題なので、ここで簡潔にまとめてみます。

今日は入り口の第1章です。

第1章 タイタニック主義

ラミスさんはまず、私たちが生きている現実とはどんなものなのかを象徴的に指摘しています。

1999年9月22日の「ジャパン・タイムズ」に、850人の専門家がまとめるのに2年半かかった『地球環境展望2000』(国連環境プラグラム)の記事があります。報告書には現在の地球環境がどれだけ危機的な状況かが書いてあり、「先進工業国の資源消費を90%減らすことを目標にすべき」と提言しています。1割減らすのではなく、9割を減らせということです。「そうしなければ未来の世代は大きな生命の危機に直面するであろう」というのが報告書の結論です。

次のページには「日本経済は不景気から少し復活し始めた」という記事があります。「99年8月の企業向け電気消費量が、98年より2.6%上がった」ことをよい知らせとして書いています。

この二つの記事は新聞をたたむとちょうどキスするように向かい合っているけれど、地球環境展望の記事は経済面に少しの影響も与えていないのです。

環境問題だけではなく、南北問題や貧富の差が広がっており、冷戦が終わったのに戦争の恐怖は減るどころか、この10年間で108件の武力紛争が世界で起こりました。これらの問題に対して、根本的な解決を求める人たちはユートピア主義、ロマンティストなどと呼ばれ、根本的な問題をなるべく無視して目の前の金儲けに専念する人たちが「現実主義者」「常識を持っている」と言われているのです。この「現実主義」とはいったいどういうものなのか、一つの比喩で考えてみましょう。

氷山にぶつかって沈没したタイタニックの話を思い出して下さい。今、この地球と言う「タイタニック」に乗っている私たちは、氷山に向かっているということをすでに知っているのです。船内放送で何度も「氷山にぶつかるぞ」と言われているのです。しかし、その氷山はまだ見えないし、現実的な話だとはなかなか理解しにくい。見えるのはタイタニックという船だけなのです。

タイタニックの中にはいろいろな仕事があります。誰かが「エンジンを止めろ」と言い出したら、それは非常識、非現実主義的です。なぜかというと、タイタニックという船は前へ進むようにできているわけで、前に進まなければみんなの仕事がなくなります。現実主義的な経済学者が、「タイタニック」に全速力を言う命令をしようとしている。これがタイタニック現実主義です。

もし船の外には何も存在しないということなら、それはとても論理的でしょう。ところが、タイタニックの外には海があって、氷山がある。そして世界経済システムの外には、自然があるのです。

そしてラミスさんはこう指摘します。

「われわれの政治経済システムの場合、氷山は将来に待っているものではない。災難はもうすでに始まっていて、いわば次から次へと氷山にぶつかり始めているわけです」と。

つづく・・・
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by lumokurago | 2009-01-13 21:07 | 平和
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