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Dr.Kは猫好きだった

今日、慶應病院に行ってきました。なんと!Dr.Kがこのブログを見たそうです。Dr.Kはしばらく前にはインタネットをやってないとおっしゃっていたので、まさか!と思いました。インタネットは怖い。誰が見てるかわからない。下手なこと、書けませんね。(ちょっとはうれしいですが、先生に見られているみたいでちゃんと調べて書かなくてはと心を新たにしました。もちろん今までもうそは書いていません)。

昔、患者仲間が出していた通信にDr.Kが文章を寄せています。その中にこんなことが書いてあります。(元気通信 №13 2000.7.10)「ぼくがかく見えるわけ」より

*****

(もともと冗談好きで仲間内では駄洒落をとばして顰蹙をかっているけれど、診察室ではなるべく冗談を言わないようにしている、と書いた後で)

聞いた相手にどこかに書かれてしまうーー。そういうことは数かぎりなくあったし、これからもあるはずだ。ぼくは、それが悪いとか嫌だとか言うのではない。言葉がひとり歩きしていく覚悟がなければ、言葉を発してはならないと思っている。

ただその場合、冗談はまだいいけれど、理論的な話がひとり歩きするのが怖い。これまで著作に書いてきた内容と矛盾する話がひとり歩きして広がっていったら、と思うと慎重にならざるをえない。(これからも医者たちの言説の問題点を指摘し批判していくのだから、自分の言説の矛盾や過ちはできるだけ少なくしたいわけ)。

*****

こんなふうに書いていらっしゃるにもかかわらず・・・今日の会話から・・・まさか、Dr.K、見ないでしょうね?!

Dr:ブログ、見ましたよ。ぼくのところで様子を見ている患者さんは何人もいるけど、全員が女医ではない。そこが間違っていたよ。

私:えっー! ご覧になったんですか。あれ、最近気がついて直しました。本を読みなおして。(訂正:本に書いてあったことではなく、講演でおっしゃっていたことでした。そのメモを読みなおしたのでした)。

Dr:猫や花も見たよ。ぼくの人生最後の夢は、猫を飼うことだよ。

私:犬はまだいるんですか?

Dr:いるよ。犬がいるから飼えない。あばれる犬だから。

私:猫が先にいれば大丈夫ってよく言いますよね。(訂正:「犬が先にいれば」の間違いかも?どっちでしたっけ)

付添の友人:よく仲良くしてる犬と猫がいるけど・・・。

Dr:うちの犬は絶対無理だと思う。でも大丈夫な猫がいないか、よくサイトで探してる。昨日、あなたのことを思い出していたんだ。

付添の友人:よかったねえ。

Dr:思い出すには理由があって、NHKが来て患者を紹介してくれというので、あなたも紹介した。他にも紹介したから、あなたのところに行くかどうかはわからないが・・・。

私:私は6年間も様子を見ていたから?

Dr:そう。だから行くかもしれないから。で、質問、あるんでしょ?

私:私の飲んでいるホルモン剤は男性ホルモン(女性でも分泌しています)を女性ホルモンに変えるのを止める薬ですよね。

Dr:アロマターゼ阻害剤。

私:がんが女性ホルモンを栄養に成長しているので、女性ホルモンがなくなれば成長が止まるということですが、大きくならないだけでなく、小さくなるのはなぜ? がんに栄養が行きわたらないから細胞が死ぬということですか?

Dr:そう。ホルモン依存性のがんはね。

私:いつか効かなくなるのはなぜですか?

Dr:これはぼくの考えだけど、こういう見方ができる。がんの性質が変わるという可能性があることと、同じ人のがんでも細胞によって性質にばらつきがあって、ホルモン剤の効く細胞と効かない細胞があるのではないか。ホルモン剤の効く細胞は全部死んで、効かない細胞が残る。残った細胞がまた大きくなってくる。可能性としてそういうことが考えられる。

私:抗がん剤でがんが小さくなっても寿命は数か月延びるだけと聞きますが、ホルモン剤の場合は?

Dr:抗がん剤で寿命は延びたことにはならない。副作用で縮める人の方が多い。仮に延びるとして数か月ということ。ホルモン剤の場合は副作用が弱いので寿命を縮める人は少ないだろう。だから寿命は延びるだろうと考えられる。

私:私のがんはゆっくりがんですが、ホルモン剤でいったん小さくなったがんがまた大きくなる速度は、前と同じですか?

Dr:同じか速くなる。遅くはならない。ところで抗がん剤はやるつもり?

私:村山先生が、今は昔のと違う(昔の飲む抗がん剤は日本ではいまだによく使われているが効き目なし)新しい抗がん剤が出たからっておっしゃってますけど・・・。

Dr:それも同じだよ。

私:そうですか。

Dr:抗がん剤はいつまでたっても毒だから効かないよ。

(Dr.Kは質問が大好きです)。

by lumokurago | 2009-03-04 21:49 | 転移がんの治療(無治療)
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