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養護施設の子どもと今の高校中退の子ども

20年位昔、養護施設(親と一緒に暮らせない子どもの施設)で学習指導ボランティアをやっていました(10年間もやっていましたが、夜間の社会人向け大学院に入学したため辞めざるをえず、やめました。今をときめく!派遣村村長の湯浅誠さんはその時の仲間です)。

養護施設の子どもは高校に入れないと、中卒で施設を出なければならず、非常に厳しい状況に追いやられるため、高校にもぐりこませるための基礎的な勉強と秘密の受験技術を教えていたのです。初めて担当した中三の子どもは分数はおろか九九もおぼつかず、「You are my friend」もわからず、小学校低学年の漢字も怪しいという学力でした。初めはこんなにできない子どもがいるのかと本当に驚きました(優秀なボランティアさんには子どもの気持ちはわからないといつも職員の方に言われていました。その通りです。この子どもは一番「できない」部類で、中にはもう少し「まとも」な子どももいます)。事情はさまざまですが親と一緒に暮らせないということは程度の差はあっても、子どもをこのようにしてしまうものなのです。

彼らをどうにかこうにか都立高校にもぐりこませても、ついていけないのに無理やり入れたこともあって、中退してしまう場合もありました。中には(ボランティアの)努力の甲斐もなく(笑)、高校に入れず、中卒で施設を出なければならない子どももいました。彼らのその後は悲惨なものです。(こういう子どものために自立援助ホームというものもあります。詳しくはいつかまた)。

昨日のクローズアップ現代(授業料が払えず高校中退)を見ていて、彼らのことを思い出していました。17歳で母親、風俗で働く、警察沙汰・・・同じだなあと。中卒では就職口がないのです。バブルの頃は建設業の仕事があり、中卒でもいい給料をもらっていましたが(それでもすぐに使ってしまうので月の半分は食うや食わず)、仕事があっても幼いので(特に施設の子どもは生きる力が育っていません)転々とし、やがて行方もわからなくなってしまいます。中には悲しいことに自殺した子どももいます。16歳で子どもを産んだ子どもは赤ちゃんを乳児院に預けました。不幸の再生産です。

彼らを見ていると、子どもに最も必要なものは、やさしさよりも何よりも、まずは基本的な生活習慣と、自分でなんとか生きていく力だと痛感します。彼らにそういう力が育っていないのは、親と一緒に暮らしていないからだと思っていました(施設の職員はもちろん努力していますが、とても追い付きません)。しかしいまや親がいる家庭でも、そういう力を育てることをやっていないのではないでしょうか。長年子どもを見ていてそう思わざるを得ません。家庭では子どもを管理し、かつ王子王女扱いし、まともなしつけもせず、勉強ばかりさせ、ゲーム漬けにし、人間関係の作り方も教えません。というより、社会全体が人間関係が希薄になっているのでしょう。

話を戻します。授業料も払えない不況についてです。大人は本当に無責任です。いつかこういう事態が来ることはわかっていたはずです。いつまでも経済成長を続けることなどできないからです。気づいていなかった? それはきちんと考えていなかったのですね。

今まだ景気回復などと言っていますが、私は経済の体制そのものがこのままではやっていけないことが明らかになったと思います。新聞にも農業に目を向ける論議が目立つようになりました。テレビでも農業が成功した例などを取り上げています。それに、みんな節約し物を大事にする傾向が出てきているようです。これはとてもいいことだと思います。

仕事が来ずに倒産を目前としている企業がたくさんあるようです。このままではいつになったら仕事が来るのか予想ができないし、待っている間に自殺者も出てしまいます。思い切って食べることだけを考え、地方に行って農業をやってはどうでしょう? 自分の食べるものは自分で作るのです。たぶんそのくらい深刻な事態だと思います。
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by lumokurago | 2009-03-13 21:27 | 子ども・教育
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