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特別養護老人ホームで働くということ(2)

特別養護老人ホームで働くということ(2) 「議員さんで現場の意見を聞いて動いてくれる人いるのかな?」


 ◆Sホームで働くA・Mさん(25歳)へのインタビューの続き

子どもを産んでも働き続けられる職場に

Q:それに女性の職場ということが大きいわけだから、子どもを産んでも続けられるようなシステムを作らないとむずかしいよね。
A:そうなんです。一人妊婦さんが出れば、1日のフリーの時間を全部妊婦さんに取られてしまうんですね。そうすると、みんな仕事が間に合わなくて残業するしかなく、残業もサービス残業なんで。
 妊婦を抱えることによって、今のシステムだと本人にも精神的な負担がかかり、他の人も安全に産んでほしいし、その人に対して悪い気持ちがあるわけじゃないのに、自分の仕事がはかどらないわけで、悪循環になって両方の負担が大きくなってしまう。Ⅰさんが子どもを産んでがんばってやっていたんだけど、体制が作れなくて。若い人もいるから、これからもまたあるからと1年間がんばってたんですけど、最後は悔しいねって言って辞めていきました。

Q:子どもを産んで働き続けるシステムができてるところってあるのかな?
A:社員でずっとというとむずかしいですよね。Sホームの社員の条件で全部のシフトができることという条件があるんです。そうなってしまうと夜勤が含まれてしまうし、小さい子抱えて夜勤やって、毎日時間が違うと酷ですよね。

Q:酷ですよ。そんな。無理。
A:バイトだったら可能だったかもしれないけど。今度Mさんが妊娠したんですけど、帰ってくるつもりなんで、そういうシステムづくりができたらいいなと思います。
 自分が妊娠したとして、「悪いな」と思ってしまう環境はいや。今まで見てると妊婦さんみんな、「ほんとにごめんね、ほんとにごめんね」って言ってるんですよ。おめでたくて、祝福されなきゃいけないのに、そんなのなくないですか。だから変えたいですよね。そんなこと気にしないで働いてもらえるところにしたいですよね。これからもっと若い人が入ってくるはずなんで。

Q:じゃなきゃますます、これから妊娠した人が出るたびに人が減っちゃうじゃないですか。どうするんでしょうね。
A:妊娠したら辞める職場になってしまったら、女の人は続かないっていうことだから。それじゃいけないですよね。

Q:そういうところ、国がもっと考えないとね。ただでさえ人が集まらないのに、ますます辞める一方になっちゃう。
A:それで何も手を打たないでいられる神経がわからない。介護報酬、ちょっと上げましたけど、そんなんじゃ何も変わらないと思うんです。例えば1万給料が上がったとしても、それがなんなの。だって平均給料よりだいぶ下じゃないですか。1万ぐらいでつられて来るような人、いないじゃないですか、普通に考えて。今の段階でこうなのに、先はどうなっちゃうのか。考えるのがいやです。特養って新卒とかでもあんまり来ないらしいです。大変だから入りたくないみたいです。

Q:どういうところに行っちゃうの?
A:介護度の低いところですね。ユニットとかグループホームとか。特養は利用者に対する職員の割合がたぶん一番低いんじゃないですかね。グループホームなんかは自立してるお年寄りが多いし、人員的にも余裕があるみたい。

Q:え! でも特養が一番大変なんじゃないの。それに入所者が年取るとどんどん重くなって。
A:そうです。入所した時より、重くなって、この先どんどん重くなっていくというところで。でも職員の人数的に言うと一番少ないと思う。私はもう慣れちゃったんで、最初からここだし、感じないんですけど、他から来た人は「大変」って言います。

Q:昔だったら職場に組合があって、みんなで話し合って、上に人員要求していこうっていうのがあったけど、今はないでしょ。
A:ないです。

Q:だから現場の要求を上に上げる道がないよね。
A:たぶん単純に今目の前にある仕事でいっぱいいっぱいですから、働いている側もそこまで声を上げるだけの体力が残っていないんでしょうね。慣れてる人はある程度仕事を終わらせることが可能だけど、慣れてない人になるともういっぱいいっぱいだし。逆にその分、私たちがフォローしていかなきゃいけないので、毎日の仕事でいっぱいいっぱい。それ以外のことを考えたり話し合ったりする余裕がないです。
 言いたいことは山ほどあるけど、お金とか人員のことを話すよりは利用者さんのことを話すだけで。でも、たぶんどこもそうなんじゃないかなあ。パンク状態というか。でもみんなやさしいから自分のことよりも、それはもちろん利用者さんのためになることではあるんだけど、目の前にいる利用者さんが大事って(そっちを)とっちゃったりするんですよね。

議員は「1回自分でやってみ」

Q:そういう声を政府に届けて、変えてもらわないと、先がないよね。政府のえらい人たちはお金持ってて、自分でなんとかするからいいと思ってるだろうけど。
A:なんでもそうなんだけど、「1回自分でやってみ」って思っちゃうんですよ。やってみればわかるよ。タライ回しとかにされてみればいいのに。

Q:どっかで読んだんだけど、大臣とか議員になる人は介護の現場とかで1年とか働いてからなれって。
A:そうだよね。ほんとですよ。そしたらものすごい理想的な何かができるかも。自分たちがその経験をしなければ真剣に考えようとしないですよ。私はお金持ってて、後々介護の世話にならずにすむ人が、真剣に考えてくれるはずないじゃんて思いますよね。

Q:学校も同じだよ。お金持ってる人は「うちは私立に入れますから関係ないです」って、それで終わり。
A:そういう人が考えるわけないね。いざ、自分にふりかかってみないと。人間て、そういうところもありますけど、でも議員なんだから、国民からお金もらってるわけだから、仕事として果たす義務は絶対ある。

Q:当然ですよ。それが利権とかなんとかそういうもので
A:自分たちに都合のいいことばっかり。もらってもらって、やってくんない。

Q:そんな人たちばっかり。
A:議員さんとかで、いい人いるのかな? 見えないじゃないですか。選挙活動とかテレビで見たりしても、なかなかすべてを透明に見るというのはむずかしいから。この人何してくれるんだろうとか。
 私、選挙は行かないんですよ。その人がいい人かどうかわからないから。もし、会って、目の前で何回も会って、すごくいい人だと思ったら入れるかもしれないけど、実際のところ会ったことないし、わからないから責任持てませんということで選挙は行かないんですけど、実際どうなんだろう。現場の意見を聞いて動いてくれる人がいるのかな?

Q:自分はこういうことをやってるんですということを、もっと議員は知らせなくちゃいけないね。
A:そうですよね。ここに力入れてますとか。やっぱり仕事上、介護に力入れてる人とかをチェックするじゃないですか。でもまだ、甘いと思って。

Q:でもぜひ、ちょっとはましな方に、全然よくはなくても、ましな方に入れてほしいな。だって悪いのが当選するよりいいじゃない。
A:そうですね。せめて、せめてましな人に。私は人が関係することって苦手で、この1票でどうにかなるわけじゃないと思うけど、万が一すごく極悪人を当選させたらどうしようと。臆病なのかわかりませんけど、極端な話、自分で何か影響しちゃうのがいやなんです。年寄りって長年生きていて、性格もあるし、もういやだったらいやだしこの人、ってとこあるけど、子どもって違うじゃないですか。何色にでも変えられるという。もしかしたら私の言った一言ですごい傷ついて一生背負うかもしれないということがこわくて、苦手。自分の何かで人が変わってしまったり、動いてしまうことが苦手です。ひっそり生きます。

Q:昨日、テレビで若い人が投票に行くようにっていうのを、学生が携帯のivote(アイ・ヴォート)っていうサイトを作って、それに登録したら、「今日は投票日です、行ってください」っていうメールが送られるっていうのをやってた。そのサイトを作った人たちは、若者がもっと政治に参加しないと、若い人の声が届かないという考えで、年寄りばっかり投票に行ってると、老人問題とか年金問題とかそういうことを政治家はまあそれなりに、全然無視もできなくてやろうとしてるけど、若者の問題とは全然違うっていうわけ。だから自分たちも投票しましょうという意味で。それに登録すれば忘れているころにメールが来るという。
A:せかされちゃうわけですね。でもなんか、私の中でも行くんだったらちゃんと情報を仕入れて、やんなきゃなと思っていて。なかなか時間がないからやらないんですけど、1回位、行かなきゃとは思っています。

(つづく)
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by lumokurago | 2009-05-05 16:57 | JANJAN記事
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