暗川  


写真日記
by lumokurago
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
リンク
ご感想をお寄せ下さいmailto:lumokurago@yahoo.co.jp

嫌がらせコメントは削除させていただきます。

必ずしもリンクするHPの意見、すべてに同調するわけではありません。ご自分で情報を選んでください。

原子力資料情報室

小出裕章非公式まとめ

沖縄タイムス

暗川メインページ
私の下手な絵などを載せています。

杉並裁判の会
私たちの裁判の会です

ポケットに教育基本法の会

「つくる会」教科書裁判支援ネットワーク

もぐのにじいろえにっき
もぐちゃんのページ

プロテア
リリコおばさんの杉並区政ウォッチング

鬼蜘蛛おばさんの疑問箱
松田まゆみさんのページ

熊野古道の路沿い
鈴さんのページ

風に吹かれてちゅちゃわんじゃ
小笠原父島で農業をやっているサエちゃんのブログ

三宅勝久さんのブログ
杉並区在住のジャーナリスト

カテゴリ
以前の記事
ライフログ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

安倍裁判訴状(4)

(2)被告安倍晋三の「つくる会」教科書採択への違法な政治介入

(ア)「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」事務局長として

 故橋本龍太郎元首相・森喜朗元首相ら自民党幹部が多数参加し「歴史・検討委員会」が1993年に結成された。そして、1995年に同委員会が行った「大東亜戦争の総括」は、次の4点であった。

① 大東亜戦争(アジア太平洋戦争)は侵略戦争ではなく、自存・自衛の戦争であり、アジア解放の戦争であった。
② 南京大虐殺、「慰安婦」などの加害はデッチあげであり、日本は戦争犯罪を犯していない。
③ 最近の教科書は、ありもしない侵略や加害を書いているので、新たな「教科書のたたかい」が必要である。
④ ①、②このような歴史認識を国民の共通認識、常識にするために、学者を使って国民運動を展開する必要がある。

 この「歴史・検討委員会」のもう一つの役割は、奥野誠亮氏ら戦前・戦中世代の自民党の歴史改ざん主義及び、歪んだ歴史認識を次世代の若手議員たちに継承することであった。そこで結成(1997年2月)されたのが、「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(後に「若手」を名称から削除する。以下、「議員の会」という。)である。

 先の「歴史・検討委員会」のこの「総括」を受ける形で1996年から、教科書の「従軍慰安婦」や南京大虐殺をはじめとした加害の記述を「反日的・自虐的・暗黒的」と誹謗し、「教科書から削除せよ」という「自由主義史観」研究会やその他の右派等による攻撃が行われた。その中心人物が、西尾幹二氏、藤岡信勝氏、高橋史朗氏、小林よしのり氏らであり、現行教科書を「自虐史観」と攻撃するだけでなく、自分たちで教科書を発行するとして、「つくる会」を結成(1997年1月)した。

 このように「議員の会」と「つくる会」は双子の兄弟(姉妹)として共通の目的のために結成され、共に行動してきた。結成当時被告安倍は、「議員の会」の事務局長であった。同会は、教科書検定において、「つくる会」教科書を検定に合格されるために他の自民党右派国会議員らと「つくる会」や日本会議ら右翼勢力とともに文部科学省に圧力を加え、従来ならば到底合格しなかったであろう「つくる会」教科書を検定に合格させた。さらには、同教科書の採択に有利になる採択環境を整えるために政治介入を行なった。被告安倍は、同会の事務局長として、それらの行為に深く関与してきた。

 この間に日本社会の右傾化は急速に進み、被告安倍を筆頭とする自民党の右翼思想に染まった若手議員らを国政政治の中央表舞台に登場させ、そのことによって国政政治の場は、さらに右傾化を強めた。

(イ)「議員の会」シンポに対する被告安倍幹事長「通達」

 こうして、水を得た被告安倍は自民党の幹事長となり、「議員の会」による2004年6月14日の「国会議員・地方議員合同シンポジウム—正しい歴史教育を子供たちに!」に向け「幹事長通達」を出し、「歴史教育は憲法改正、教育基本法改正と表裏一体」「参院選の争点ともなりうる」と強調、各県連に対し、「歴史教育問題の活動にふさわしい議員3人の教科書シンポジウムへの参加」を要請した。同シンポジウムの目的は、地方議会議員に「つくる会」教科書の採択を実現させる様々なノウハウを伝授し、同教科書の採択を求めるためのものである(証拠 甲1号証 国会議員・地方議員合同シンポジウム配布資料 「教科書改善運動スケジュール等」)。同シンポジウムにおいて被告安倍幹事長は、来賓として、「地方議会が地域の教育委員会をしっかりと見ていただきたい。我々はそうした環境をつくっていく大きな責任がある」と、出席している地方議員に檄を飛ばした(証拠 甲2号証「つくる会」機関誌『史』通巻45号21P)。

(ウ)被告安倍幹事長の「つくる会」第七回定期総会への祝電メッセージ

 さらに被告安倍幹事長は、「つくる会」の第七回定期総会後の「『つくる会』前進のつどい」(2004年9月11日)に次のような祝電メッセージを送っていることが「つくる会」の機関誌である『史』(証拠 甲3号証 『史』通巻46号18P)に紹介してある。

 「『つくる会』前進のつどいのご盛会をお慶びし、ひごろより歴史教科書の改善のためにご尽力いただいている皆様に対しまして深甚なる敬意を表します。

 歴史教育は国家の将来の根幹にかかわる重要な課題です。その歴史教育に使用する教科書については、毅然たる検定作業と公正な採択がなされることが重要です。また、歴史教育の問題は憲法改正、教育基本法改正の問題と表裏一体の重要課題です。このような重大な国家的課題については、国、地方が一体的に取り組むことが必要でありますから、自由民主党として、青年局、女性局を中心に全国的な取り組みを強化していく所存です。ご参加の皆様におかれましては、ますますご健勝にてご活躍くださいますよう、心より祈念いたします。」

(3)被告自民党の違法な政治介入等

(ア)被告自民党の違法な政治介入

 自民党は、2005年1月18日に開催した党大会において、この「つくる会」の主張と同じく「偏向教科書の是正」を重点課題に決め、全面的に「つくる会」に同調し、「つくる会」教科書の採択を全面的にバックアップする姿勢を鮮明にした(「つくる会FAX通信」第133号 2P)。

(イ)「つくる会」とともに行動する「議員の会」総会に文科省官僚が参加

 2005年度の教科書採択の手続きが各地の教育委員会ではじまるその時期に、「つくる会」とともに行動してきた「議員の会」は総会(2005年3月2日)を開き、文科省に対して「つくる会」教科書の採択に有利になる「教科書採択手続きの改善に関する提案」を提出。同総会には、何と文科省の教科書担当の官僚のトップである山中伸一審議官と片山純一教科書課長が参加し、同省の見解を明らかにする等(『産経新聞』2005年3月3日)政治家・官僚・「つくる会」の異常な癒着関係を露呈している。

(4)「つくる会」教科書問題は、教育基本法「改正」・憲法「改正」と連動
 
 憲法「改正」、教育基本法「改正」を掲げ右翼団体の中心的組織である日本会議は、2004年2月から5月に緊急の全国キャラバンを行い、各都道府県への「教育基本法『改正』推進決議」の働きかけを強めた。被告自民党及び被告安倍幹事長(当時)は、こうした日本会議の要請に応え、2004年5月18日付で安倍晋三幹事長名による通達を出し、地方議会決議運動へのバックアップを表明、日本会議はこの通達を手形として自民党地方議員への働きかけを強めた。

 このように、被告自民党及び被告安倍幹事長並びに被告安倍は、憲法「改正」、教育基本法「改正」等を掲げる「つくる会」や日本会議等右翼勢力と連携してその目的を達成しようとしている。その被告らの目的は、「戦争ができる国家」の実現であり、そのためには「戦争」を是とする「国民」を生み出す「教育」を必要としているのである。そのためには、教育基本法を「改正」する必要があり、憲法を「改正」する必要がある。またそのことを子どもたちに刷り込む、教え込むための教科書としての「つくる会」教科書を子どもたちに使用させる、学校現場に持ち込む必要があったのである。

 以上の経過及び背景があり、そのお膳立ての下において、杉並区教委は、「つくる会」教科書(歴史)を違法に採択し、同教科書を子どもたちに押し付けたのである。
[PR]

by lumokurago | 2009-08-07 20:56 | 安倍裁判
<< 安倍裁判訴状(5) 安倍裁判訴状(3) >>