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がん論争打ち切り記事(JANJAN)

がん患者は医師言いなりでなく、知識を求め合理的選択を
素人同士がこれ以上私見を言い合ってもムダ 論争は打ち切ります


 私は自分が乳がんにかかり、乳がんについて勉強したことから、がんをはじめ日本で医療として行われている行為の多くが無駄であり、むしろ有害でさえあると知りました。さらに、国民全体が「健康ファシズム」とでも言うべきものに絡めとられていること、医療を極端に過信し、医療信仰に陥っているという事実も知りました。

 それからすでに15年以上経ちますが、未だに不適切ながん治療を受けている人が後を絶たず、一方で健康ブームはますます隆盛をきわめています。

 最近も身近なところで高齢の方ががんの手術後、間もなく亡くなられ、手術しない方が長生きできたのではないかと考えました。乳がんで全摘され、毎月マンモグラフィを受けている人については、温存できたのではないか、毎月の定期検査は根拠がなく過剰ではないかとも考えます。治療しない選択肢もあるのに効かない抗がん剤治療に苦しんだり、高血圧や糖尿病の無駄な薬を飲まされて具合が悪いのは、副作用ではないかと思われる人などなどがいます。

 それらの人を見ていると、日本の医療の実態を知っていれば医者のいいなりにはならず、知識を求め、真実を知って合理的な選択ができたかもしれないと思います。自分の体験をもとに、日本の医療の実態をより多くの人に知らせたいという強い思いが私にはあり、その手段の一つとして、この間JANJANにがん体験の記事を書いてきました。

 私は「がん検診に意味はない」「早期発見早期治療に意味はない」(むしろ無駄な手術の後遺症などで損をする)とする近藤誠医師らの主張を紹介しました。これに対して根強い医療信仰から来る反発があり、ご意見板で反論や質問が寄せられました。それらの質問には近藤誠医師本人に答えていただきました。

 その後、岡田克敏さんが「近藤医師らの『がん検診無効論』は治療機会を奪い危険」を書かれ、村上久三郎さんも「責任は持てないが」という注釈付きで「がん患者の生存率をモデルに基づいて解析してみると」「放射線診断による被ばくと発がん 相関性を検討する」を書かれ、「早期発見早期治療」を主張しました。

 私の記事や2月17日付の荒木祥さんによる「がんは生活習慣病、予防が大切 早期発見早期治療で、死亡は減るのか」は近藤誠医師や岡田正彦教授という専門家の意見を元にしたものです。しかし、岡田さんや村上さんの記事は専門家の意見を元にしたものではなく、素人の私見です。読者の中にはこれらの私見をもっともと思う人がいるかも知れません。私は彼らにこのような記事を書かせる事態を招いた者として、責任を感じます。

 私を含め、これ以上素人同士が私見を言い合っても読者を惑わすだけだと思います。これまでのがん論争をここで簡単に整理し、打ち切りとします。

 私の立場は、これまでの記事で明らかにしています。近藤医師や岡田教授の「がん検診に意味はない」「早期発見早期治療に意味はない」を支持する立場です。私は素人ですが、他の医師の本、近藤医師と近藤医師に対立する専門家の対談なども読んだ上で、近藤医師、岡田教授のデータの読み方が正しいと判断しています。

 それに対して市民記者の岡田さんらは彼らのデータの読み方を信じず、早期発見早期治療が人の命を救うと考えており、私のことをいわば「近藤教の信者」としています。しかし、こちらから見れば岡田さんらは「早期発見教の信者」となるわけです。どちらが宗教でどちらが信者なのかは読者一人一人が勉強してご自分で判断してほしいと、今までもご意見板で申し上げてきました。(反論している人たちの中には村上さんはじめ、近藤医師らの本を読んでいない方がいて、何をかいわんや。彼らは「早期発見教の信者」以外の何者でもありません)。

 ここで村上さんの記事に反論します。簡単ですが、これで十分だと思います。

 「がん患者の生存率をモデルに基づいて解析してみると」について
 1、【解析の条件】で「手術後、がん細胞数は幾分残存する。残存したがん細胞は増殖すると仮定する」としているが、普通手術したらがんは取りきったことになるので、条件自体が誤り。がん細胞が残存することを前提に手術するのでは、それこそがん治療を否定していることになる。

 2、がんががんたるゆえんは「転移」にあるので原発がんだけ検討しても意味がない。転移しないがんならば、症状が出てから治療しても治る。

 「放射線診断による被ばくと発がん 相関性を検討する」について
 1、一度受けた放射線は生涯にわたって消えず蓄積されていくということを完全に忘れている。1回1回の被ばく量は少ないとしても、蓄積されれば無視できない量となる。

 2、発がんについては以下の記事で近藤医師が解説している。
 ・がんと闘わない生き方(15)近藤誠医師に聞く(下) 胃のレントゲンやCT検診、知られざる「医療被ばく」の高いリスク

 論争を終えるにあたって

 記事の中で何度も注意を喚起しましたが、がん治療に限らず日本の医療は決して信頼できるものではありません。一人一人が勉強して、賢くなって下さることを心から望んでいます。医師が本音で日本の医療の現状を語った本を何冊か推薦しておきます。特に「満足死宣言」は、長年地域医療に携わってきた医師が現場から問題を明らかにしたもので、お勧めです。

 1、「満足死宣言」(根岸利幸・矢嶋嶺・瀧澤清・網野晧之 日本評論社)
 2、「成人病の真実」(近藤誠 文藝春秋)
 3、「新 治る医療殺される医療 医者からの警告」(小野寺時夫 中公新書ラクレ)

 近藤医師が次のようにおっしゃっていたことを付け加えておきます。

 「早期発見早期治療理論には有効だというデータがないのではなく、無効だというデータがある。それでも早期発見早期治療を信じるのは宗教。僕の本にはデータの出典が書いてあるから、元のデータに当たって下さい。着目すべきは、ランダム化比較試験(くじ引き試験)の結果。これまで、肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がんを早期発見するためのくじ引き試験が、それぞれ幾つも行われてきたが、どれも放置経過観察群と検診群とで、総生存率ないし生存期間に違いがなかった。検診の有効性を説くなら、検診群の寿命が延びたというくじ引き試験結果を探し出さないと」
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by lumokurago | 2009-09-11 20:26 | がんと闘わない生き方
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