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ブース記念病院緩和ケア病棟

 今日は杉並区和田にあるブース記念病院緩和ケア科に行って医師と面接してきました。問い合わせたホスピスのうち、ただひとつ、「急がなくても大丈夫ですよ。希望すればすぐに入院できます」と言ってくれた病院です。そう言われてもいざというときのために、元気なうちに面接に行ってきました。

 面接してくれたS医師に「いつ入院したいですか?」と聞かれたので、「夜が大変になったとき(介護する人が眠れない)ですけど、はじめての経験なのでこれからどうなるのかがわかりません。みなさんはどういうときに入院するのですか?」と聞きました。すると、3つの場合があると答えてくれました。

 1、痛みのコントロールのため
 2、介護している家族が疲れて少し休憩したいとき
 3、具合が悪くなってほんとうに最期というとき

 1だけでもうれしいですが、2で受け入れてくれるということを聞いてとても安心しました。「妹さんとけんかになったりしませんか?」というのです。今はまだけんかはしないけど、妹も疲れると思います。1週間くらい入院するのもいいかも。こんな病院あったんですね。連れて行ってくれた友人(タクシーの運転手)が言うには救世軍(キリスト教)の病院なので日本のふつうの病院とは理念も経営方法も違うのではないかとのこと。

 しかし慶応病院の紹介状(診療情報提供書)に例の9種類の薬が書いてあったので、「近藤先生がこんな処方ができるようになったんですか?」と。「いいえ、これはペインクリニックの医師の処方です」と答えたら、「そうでしょう。これは緩和ケアの専門的な訓練を受けた医師の処方です。近藤先生はおおざっぱだから」と。「そうなんです。だからこの薬は全部やめました」と答えておきました。
 デュロテップパッチ(貼り薬の麻薬)がかぶれるのでオキシコンチン(飲み薬)に替えようとしているところだと話したら、薬の上に薬がはがれないようにはっているテープは貼らなくても大丈夫だから、まずはそうしてみたらと。そういう「柔軟な発想」が大事だとおっしゃる。その通りですね。オキシコンチンがまただめなら試してみましょう。

 それから吐き気が心配なら、吐き気止めと一緒に飲むようにと。ほらほら、誰かさんの陰謀だ。その上、吐き気止めが1種類で効かないなら、2種類飲むようにと。「私は3種類飲んでいました(でも効きませんでした)」。(でもあとで、「デュロテップを貼っていたなら麻薬に体が慣れているから吐き気は出ないかもしれません」と言ってくれました。よかった。医師不信にならずにすみます)。

 きわめつけは唐突に「安定剤かなんかないんですか?」「は? 安定剤って?」「眠りやすくする薬です。家には薬はおいていないんですか?」「ありません。よく眠れるし。それにオキシコンチンには眠くなる副作用もあるんじゃないですか?」「吐き気がでると眠れないんですよ。眠ってしまえば吐き気はでません」はあ?「私は午後中眠り続けたりしたんですけど。眠って吐いて眠って吐いてだったんです」「それは薬の量が多すぎたんでしょう」「はい、さっきの処方をした医師が私が痛みを訴えたら急に2倍に増やしたので。私ははじめてのことなのでまったくわかりませんでした。彼女はあとで謝ってくれました」「10mgを20mgに増やすことはよくあることです」「25mgを50mgに増やしたんです」等々・・・。

 デュロテップをオキシコンチンに替えることについては昨夜網野先生に相談し、半減期が17時間だからデュロテップをはがして24時間たってからオキシコンチンを10mgか、慎重にするなら5mg飲むようにと指示されました。この医師はデュロテップは12時間で切れると言いました。そしてオキシコンチンは5mgから始めるのがいいと。え? それならすでに切れていることになる。それにしては痛くないなあ。このさい、薬なしでどのくらい痛いのか試してみましょうか。それはきついかな。

【追記】今、ネットで調べたところ、薬の添付書類に半減期は網野先生のおっしゃるとおり17時間と書いてありました。デュロテップパッチ2.1mgはオキシコンチン45mgに相当するそうです。

 それから網野先生がひと月に一度しか来てないということについて「それじゃあ意味ないなあ。もちろん必要となればもっと来てくれるんでしょうけど」と言うので、「今は元気だからそれでいいんです。何かあったらいつでも電話するように言われています」と答えました。

 「要介護3なら、毎日ヘルパーさんに来てもらって、訪問看護師にも来てもらう方がいいですよ」「でも今は元気だから看護師さんに来てもらっても頼むことがないから」「話し相手になってもらえばいいんです。悩みを聞いてもらったりはヘルパーさんじゃできないでしょう」(悩みなんてないんだけど)。

 最後に「ここまで来たんだからもう他へは行かないでご自分の信じる医師にかかっていた方がいいですよ(どういう意味?)。さきほど言ったような理由でも入院できますから、必要になったら連絡してください」ということで終わりました。

 ちょっと不信な点もあるのですが(お世話になるかもしれないので控えめな言い方にしています)、希望すればすぐに入院できるというのは安心できることです。一度入院してみようかしら。

 【追記】ただ診察代がなぜか自費で5250円もかかりました。東京厚生年金病院や桜町病院は保険診療で810円です。

by lumokurago | 2010-04-20 17:22 | きままながん患者
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