暗川  


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by lumokurago
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あめふり放談 最終回

荒井:子どもというものは友だちがいて場所があって時間があれば、自然に遊ぶものだと思うのね。今の大人は子どもが自分から遊び出すまでにかかる時間をじっくり待てないような気がするわ。本当はその時間こそ大切なんだし、つまらない気分でいる時も楽しい時と同じくらい大切だと思う。人間て気が沈んでいる時もあるし、急にうきうきする時もあるでしょ。その心のバイオリズムを大切にしたいと私は思うな。

藤本:このあいだ、長野県出身の人が言ってたんだけど、長野には雪遊びがあるし「おやき」という独特な食べ物がある。その人の夫は九州の人で、九州は暑いからほうれん草のおひたしを酢じょうゆで食べるという風に、地方・風土に合った遊び、食べ物がある。子どもの遊びを大人がおぜん立てすることは「おやき」を九州で食べるようなものだと言うの。確かに子どもの遊びに大人が介入する不自然さを考えると、極端に言えば、東京に雪を持ってきて雪遊びさせるのと同じことではないかしら。

和泉:それは極端すぎるよ。藤本さんも船戸さんもすぐに話を飛躍させるんだから。もっと地道に考えてみなくちゃいけないんじゃない?

船戸:でもどうして大人がこんなに子どもにかかずらうのかな。大人はもっと自分自身のことを考えなければならないと思うわ。どうして子どもに何もかも与えないと気がすまない大人が多くなったのかしら。子どもにかかずらってる暇があったら、自分のことにかかずらえと言いたいよ。「子どものために」「子どもにとって」と言う代わりに、「自分のために」「自分にとって」を本当に考えたら、子どものこともよく見えてくるんじゃない? 子どもは子どもで一生けんめい生きてるんだから、大人だって自分が生きることに一生けんめいにならなくちゃ。自分が生きることに一生けんめいなら、子どもも一人の人間として見ることができるし、結局、子どもとの関係はそういうところにしかないと思う。その時は子どもに何か与えるなんておこがましくてできないし、「子どものために」なんていうセリフは嘘だとわかると思うけどな。

藤本:結局、子どもを考えることは自分を考えることだし、逆もまた真なりというところかしら。

広野:いろいろな話を聞いていると、そのクラブの職員の思い込みに、そう言って悪ければ、大切だと感じているものによってそのクラブのあり方が作られていくのだなあと思います。子どもたちを組織したり、遊びを設定するところもあれば、なるたけ子どもたちの関係を自然のままで・・・と考えているところもあるし。

土井:けれど、いくら職員が必死になって組織だてたって、子どもは職員の思うとおりにはならないだろうし、かといって自然のまんまとは言っても子どもを毎日見ていれば何らかの思い込みがでてくるだろうから、学童クラブの仕事ってそのへんのからみが一番むずかしいんじゃないかしら。

田上:学童クラブの仕事の基本は、子どもたちが喜んで通えるクラブ作りに尽きるわけだから、その内容や方法は各クラブの職員の思いによっていろいろあっていいのだと思います。藤本さんや船戸さんと私との違いも単なる方法論の違いのように感じるけど・・・。

船戸:えーっ! 私はそういうことじゃないと思うんだけど。

藤本:私も方法論の違いというだけじゃなくて、本質的な子どもとのかかわり方の違いがあると思う。田上さんみたいに言っちゃったらおしまいだから、今度またゆっくり話し合おうよ。

荒井:今日の話し合いでお互いの考えが少しずつみえていきたように思いますが、遅くなりましたのでまた機会を作ってより深く話し合いたいと思います。

藤本:雨の中、遅くまでごくろうさまでした。

(おわり)

 種明かし:これは実際に話し合ったものではなく、3人による集団創作です。しかしまったくの創作ではなく、当時学童クラブ職員が話し合っていた内容をもとに意見の違いをわかりやすくまとめたものです。30年前の1981年当時から子どもの遊ぶ時間がなくなり、競争によって友だち関係を裂かれ、子どもが大人に管理されていると嘆いていたのですね! 
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by lumokurago | 2010-05-30 21:11 | 昔のミニコミ誌より
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