暗川  


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いちばんすてきな海

 『もっこ橋』第17号1981.5.20より

 いちばんすてきな海  ナジム・ヒクメット

 いちばんすてきな海
  それは まだ見たことのない海

 いちばんすてきな子ども
  それは まだ育ったことのない子ども

 いちばんすてきな時代
  それは まだ生きたことのない時代

 いちばんすてきなことば
  それは まだ言ったことのないことば
  そのことばを ぼくはきみに捧げたい

*****

 「いちばんすてきな海」とは、未来に対する漠然とした夢、憧憬のことだと、ずっと思っていました。順風満帆のときには、焦点の定まらない、そして定まらないゆえによけいにすてきに思える、ベールにつつまれ、その中を見るのが楽しみである、そんな希望をもてあそんでいました。でも、一度嵐がやってきて、帆もおろさざるを得なくなり、波にもまれ、あっちへひょろひょろ、こっちへひょろひょろ、行き先の見当もつかずにまずは嵐とたたかった日々・・・嵐が去り、鏡のように静かな海にたったひとり漂って、希望も夢も遠い日の思い出、どちらに向かって進むのか、それだけは考えなければ・・・

 あの静かな、けれど心のなかは自分とのたたかいでうち乱れ、こわれかけ、沈みかけた船に必死の思いですがりついていた日々に、孤独ということ、愛するということ、生きるということの尊厳さをひとつひとつ胸にうち込まれていたのです。

 そしていま、「いちばんすてきな海」とは私自身の主体にかかわりなく、どこかそのへんに浮かんでいる夢や希望ではなく、私の抱く夢への強い意志であるといえるのです。「いちばんすてきな海」がどこにあるのか、ほんとうにあるのかはわからないけれど、私の意志が「いちばんすてきな海」を求めるのです。ほんとうの夢、ほんとうの希望とはそういうものなのではないでしょうか。  
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by lumokurago | 2010-06-01 11:13 | 昔のミニコミ誌より
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