暗川  


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「『オニ』のつぶやき」へのお便り

「『オニ』のつぶやき」へのお便り   M.Y(中学校教員)

『暗川』第8号 1986.7.10 より 
 
 学童クラブは小学生が来ているそうですが、「いまの子どもとむかしの子どもとの一番大きな違いは、いまの子どものほうが格段に『うるさい』ということである」という一節を読むと、まったくいやになります。やっぱりそうなのでしょうか。

 いま、1年生(注:中学)を受け持っていますが、本当にガキっぽくて、ビー玉を箱に入れてふりまわしているみたいにうるさいです。なにか思いつくことを端から口にしてわめきたてずにはいられないようです。それから驚くほど口ぎたないです。だれかが失敗をすると、「ヤッター」とばかりあちこちから責めたてることばが噴出し、くさしまくります。そういうことを日常にしているので、先生は職員室に帰れますが生徒は帰れないのでずいぶんつらいだろうと思うのです。ですからそういう生徒の前に立ち、つらくなると、「先生はまだいい。一日あの者たちのなかにいてほんとうにつらい者もいるのだ」と思って自分を励ますのです。

 瑞穂(東京都下)は田舎ですが、都会ではもっとこういう状況はひどいのだろうと思います。先生としては、こういう者どもを静かにさせ、話を聞かせ、秩序を形成するべく、毎日立ち向かわなければなりません。私は、なぐる、けるはもとより、どなることもほとんどしない先生ですので、そういうことなしに生徒が秩序を形成することが可能であるかどうか、毎日が実験なのです。気力を充実させ、目を配り、生徒よりは数段高い認識と鋭いことば、そして的確、すみやかな判断と毒舌によって、生徒に対抗するのはなかなか容易ではありません。今日は勝った、今日は負けたなどと思いながら適当に日を送っています。

 私は一介の教育労働者なので先々のことはわかりませんが、眼前の生徒についてはよく相手を見きわめるよう心を配らねばなりません。生徒の口の悪さについては、いまに始まったことではなく、いちいち気にしてもいられなかったのですが、最近それがほんとうにひどいと思うようになりました。なごやかさの範囲を日常的に逸脱している状況が普通になっているようです。たぶんそうやって育ってきたのでしょう。それはやっぱりガキっぽいのだと思います。なにか幼児のまま、体だけが大きくなっているような印象を受けます。

 そしてこちら側が彼らに対応しきれていないようです。学校というなかのすべてのカリキュラム、生活指導、特別活動等々のなかにカスのようなものがたくさんつまっていて、彼らの欲求にピントが合わない、ズレがある。だからうまくいったようで、なにもうまくいっていない、無駄なことばかりしている。そういう懸念がつきまといます。それでもなにかやらないわけにはいかないから、彼らの反応をみて、今日は50点、今日は65点などと自分で採点して活動している毎日です。

 ただ、もう少しひらきなおってみると、自分はこんなところで何をしているのだろうか、別にどうでもいい、彼らは彼らでやっていくのであって、私は私の道をいきたい。諸君、自分のしりぬぐいは自分でしなさい、と言いたくなる。そう思うとがぜん、言いたいことを言って平気になる。そういう私なのです。
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by lumokurago | 2010-06-07 20:23 | 昔のミニコミ誌より
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