暗川  


写真日記
by lumokurago
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
検索
リンク
ご感想をお寄せ下さいmailto:lumokurago@yahoo.co.jp

嫌がらせコメントは削除させていただきます。

必ずしもリンクするHPの意見、すべてに同調するわけではありません。ご自分で情報を選んでください。

原子力資料情報室

小出裕章非公式まとめ

沖縄タイムス

暗川メインページ
私の下手な絵などを載せています。

杉並裁判の会
私たちの裁判の会です

ポケットに教育基本法の会

「つくる会」教科書裁判支援ネットワーク

もぐのにじいろえにっき
もぐちゃんのページ

プロテア
リリコおばさんの杉並区政ウォッチング

鬼蜘蛛おばさんの疑問箱
松田まゆみさんのページ

熊野古道の路沿い
鈴さんのページ

風に吹かれてちゅちゃわんじゃ
小笠原父島で農業をやっているサエちゃんのブログ

三宅勝久さんのブログ
杉並区在住のジャーナリスト

カテゴリ
以前の記事
ライフログ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

M.Yさんへの返信

 明日から母島に行くので、たくさんUPしておきます。1986年、すでに子どもたちはこんな状態でした。いまから24年前のことです。読み返すとまた、いろいろ考えさせられることがあります。「『オニ』のつぶやき」とM.Yさんからのお便り、そのまた返信の3つの文章です。下から順にお読みください。では行ってきます!

M.Yさんへの返信

 『暗川』第8号 1986.7.10 より

 「オニのつぶやき」への感想をどうもありがとうございます。書かれていらっしゃることは、かなしいかな、とてもよくわかります。学童クラブの子たちも中学1年生とまったく同じです。いまの子どもたちにもいいところはあるし、心が触れ合ったと思うこともあります。でもむかしだったら子どもの思うようなことはいままでの私の体験から想像できて、共感できることがほとんどだったのに、いまは圧倒的にどんな気持ちなのか理解できないことが多いです。

 学童クラブで最低やらなければならないことは、おやつを食べさせることと5時に帰すことの2つだけですが、それだけのことがスムーズにできる日はきわめてまれです。片づけない、当番をやらない、「いただきます」をしようとしてもいつまでも勝手にしゃべったり、騒いでいる、人の話を聞けない、1分間も静かにすわっていられない等のために、最低のことをやらせるだけで毎日くたくたです。ちょっと気を許そうものならなにもすすまないので、一時も目を離すことができません。むかしのことを引き合いに出したくはないですが、むかしだったら、しっかりした上級生などがいたし、仮に職員が二人ともいないようなことがあっても、十分子どもたちだけでやれたと思います。それだけ主体性があったということでしょう。

 いまの子はなんでもかんでもまるで受身です。主体性がまったくなく、いつもふわふわとして自分の好き勝手にして騒いでいるので、「自治」とか「自主管理」ということができません。それで子どもたちにまかせていたら収拾がつかないので、どうしても大人が管理することになります。

 たとえば、いままではおやつのときの席は自由席だったのに、子どもたちはその「自由」を責任もって裁量することができず、ただの「自分勝手」になってしまうから、仕方なく指定席にしました。そのとき、子どもたちには私なりになぜ指定席にするかを話したつもりです。子どもたちがその意味がわかって努力するなら、また自由席に戻すことも考えていました。でもいまの子どもたちって「話し合い」ができないのです。「ヤダ!」「ずるい!」などと叫びたてるばかりで、こちらの話をよく聞いて、意味を考えて、それならどうしたらいいのかと考えることができないのです。不満なら「不満だ」と表明するだけでなく、解決策を「自分で」考えなければならないのに。自分というものが世界の中心にいて、向こうからやってくるもので気に入らないものには「ヤダ!」と言い、気に入るものだけをつまみ食いして、デーンとすわっているのです。

 「何か思いつくことを端から口にしてわめきたてずにはいられない」「驚くほど口ぎたない」「なごやかさの範囲を日常的に逸脱している」「幼児のまま体だけが大きくなっている」、そのとおりです。なにか、本質的なところで自分の存在を他から認めてもらえず、自分でも認められず、「不安」でたまらなくて、「自分がここにいるんだ」と主張するために、思いつくことを端から口にしてわめきたてずにはいられず、他者を罵倒することによってかろうじて自己の存在を認めている、みたいなところがあると思います。とてもかわいそうな存在だと思います。

 Mさんの文章を読みながら、「そのとおり、そのとおり、ほんとにひどい」と思って、またこうして書いていると、自分がこんなこと(子どもがひどいこと)で夢中になってペンを走らせていることが恐ろしくなります。評論家などの雑誌に載っている文章には「それでも子どもたちの力はすごい」みたいにわりと楽観的に書いてあって、私も「そうかな? なんとか別の見方ができるんじゃないか。ひどいひどいと言っていないで、こっちから子どもに近づこう」と思っていたけれど、「最近、それがほんとうにひどいと思うように」私もなりました。

 小さなことがら一つひとつに対してきちんと話をしていこうと思っています。ほんとうは子どもたちだけの問題ではないから「話をする」ことでわかるとも思えない面もあるのですが、それしかできないからしなければなりません。一番大切なのは、大人たちがいまの生活を変えることだと思います。それなのに自民党が大勝してしまって、気がめいってしまいます。大人たちが変わらなければ子どもも変わらない。大人たちはこの子どもたちの危機的な状態をいったいどう思っているのでしょうね。
[PR]

by lumokurago | 2010-06-07 20:29 | 昔のミニコミ誌より
<< 「『オニ』のつぶやき」に 「『オニ』のつぶやき」へのお便り >>