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ターミナル(終末期)に輸液は必要なのか

 母を在宅で引き受けてくださるという在宅医は「高カロリー輸液(IVH)を行えば1年は生きられる」と言っており、IVHは当然行うものとしていました。いまの病院では在宅でIVHを行うために「ポート」を入れると言うので、考えさせてくださいと言って、Dr.A(在宅医)にメールで相談しました。次は回答です。

 「ターミナルケアにおける輸液ですが、賛否両論があります。脱水もある意味では緩和に貢献するのでやらなくてもよいという意見がある一方、これに反対する意見もあります。この場合は皮下輸液でもよいとされています。Vポートがあると輸液をするのでしたら便利ですね。この場合もカロリーは入れずに水の補給だけにするとよいと思います。このことについて以前ある本にまとめましたのでコピーをお送りしたいと存じます」

 と、コピーを送っていただきましたが、経験がないので判断はむずかしいです。

 「在宅医療でIVHを行うことは、比較的まれである。患者の多くとは長年のつきあいであり、彼が自然な死を望んでいることを在宅医は知っているのである。家族もまた無意味な延命を望まないのは、患者の気持ちを察してのことであろう。末期の患者に関して、IVHが寿命を延長させたという研究結果はない。また諸症状を改善したという実証的研究結果もないのである。したがって、在宅ではIVHは行われ難いと言える」

「ところで日本では、死に赴く患者の家族の90%以上が輸液すべきかどうかの決定過程に参加し、患者の53%もこの決定に加わるといわれる。これに対しイスラエルでは、家族の15%、患者の3%しか関係しないという。アメリカ合衆国はこれらの中間とのことである。大変興味深い文化の違いがあるように思われる。
 日本における疾病末期患者への輸液施行がなぜ多いのか、原因の一つはこのようなところにあるのかもしれない。日本では一見、患者や家族の自主性が重んじられているようではある。しかし、現実には医療への信仰心あるいは依頼心が強いことが疑われるのである。宗教心を失った日本人は、死を受容できず医療にすがりたいのかもしれない。また医療側からの誘導も否定できないようである」

「最後に再び、在宅医療は老人医療であり、終末期医療であることがほとんどであるということを強調しておきたい。そこでは、延命至上主義のもと治癒を目指す医療は無力であるといわざるを得ない。その自覚が在宅医療を行う医療者にとって重要である。また、老人や終末期の患者は、ホームという老いの施設や病院という死の施設に、隔離され管理されることを望んでいないという事実を知らなければならない。彼らは地域でそして家で老い死んでゆく自由を求めている。われわれは彼らの願いに応えるべく在宅医療に携わっているのである。そこにおいては、看護や介護が主要な役割を担っているのである。医師も当然のことながら、看護師やホームヘルパーなどと協力して、患者の生を充実させるための世話(ケア)に全力を傾けるべきである。それは患者に安らかな貴い死を迎えてもらうことにほかならない。この観点から輸液を考えていただきたいと切に願う次第である」(網野晧之)

 いまの病院の医者もただポートを入れると言うだけでなく、ポートを入れるとどうなるのか、入れないとどうなるのかの2つの選択肢を示して、双方のよい点、悪い点を説明して、患者に決めさせてくれればいいのにと思います。
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by lumokurago | 2010-07-05 21:06 | 父・母・介護
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