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家族の介護には給料を

 以下のようなメールをいただきました。

*****

 介護の問題は深刻ですね。お金がなければどんなに大変でも介護のすべてを家族がしなくてはならず、そうなれば充分な介護は望めませんし、介護する側の生活は破壊されてしまいます。そんな例が世間にはいっぱいあってやりきれない気持ちになります。

*****
 
 Dr.Aは医学部を卒業後病院勤務をされていたときは、延命治療を積極的に行う医者だったそうです。しかし、その後長野県泰阜(やすおか)村の診療所長として勤務し、老人を間近で診るにつれて、延命治療は必要ないどころか、医療は老いを治せないことに気づき、老人に必要なものは医療ではなく福祉だと確信したそうです。

 また、村では胃の集団検診を行っていたのに胃がんで亡くなる方が相次ぎ、検診には見落としが多いことに気づきました。そこで検診が有効なのかどうか論文を調べたところ、有効であるという証拠はないことがわかったのです。それで村にはたらきかけ、集団検診を廃止しました。その代わりホームヘルプサービスなどの福祉を充実させ、在宅医療を確立しました。(『みんな家で死にたいんだに』網野晧之著・日本評論社)

 その後、泰阜村では特別養護老人ホームを建設、老人の意志に反して収容し始めたため、Dr.Aは診療所を辞め、東京都池袋で開業しました。最近の新聞によれば、豊島区は東京都のなかでも最も老人が多い区だということで、Dr.Aによれば池袋には「村」に似た要素が残っているということです。

 そんな町でDr.Aは企業の協力を得て、電気ポットで独居老人の安否を確認するシステムを考案(コンピュータシステムによって電気ポットを使えば元気だと伝わるというもの)。これはいま全国に広まっています。また、介護保険は要介護度によって使える金額の上限が決まっているため、介護保険では足りないときのために、地域の人々の協力を得て「おたすけクラブ」というボランティアグループを立ち上げました。使う側が負担を感じなくてすむように無料ではなく、1時間100円としました。家事援助でも身体介護でも通院の付き添いでもなんでも同じ料金です。(『やっぱり家で死にたいんだ』網野晧之著・日本評論社)

 Dr.Aは家族が介護している場合は給料を払うべきだと言っています。賛成です。介護のために仕事を辞めざるを得なくなり、生活に困り、自殺(心中)した例もあります。親が元気で長生きしポックリ逝くのか、長期間にわたり介護が必要になるのかは、「自己責任」ではなく「たまたま」のことです。介護が必要になり、仕事を辞めざるを得なくなるのは「自己責任」ではありません。介護は「たまたま」親が元気な人たちも共に支えるべきものであり、つまり社会が保障すべきものなのです。
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by lumokurago | 2010-08-04 13:33 | 父・母・介護
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