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がんサポートの書評

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 がん患者向けの雑誌『がんサポート』が書評を書いてくれました。

 乳がん 後悔しない治療

 ある意味で「異端」の闘病記だ。著書は40歳のとき、直径5ミリほどの超早期乳がんを自分で発見。ところが、慶應義塾大学の近藤誠医師との出会いが運命を変える。「がんは悪性度が高いとすれば、直径1ミリでも転移するため、いつ治療しても余命は変わらない。悪性度が低いとすれば、経過観察でも問題ない」と考え、何も治療しない道を選んだ。結局、がんは6年後に4センチ大になり、リンパ節にも転移。しかし、乳房全摘手術ではなく、温存療法を選ぶ。

 後遺症が多い腋窩(えきか)リンパ節郭清(かくせい)や、被曝リスクが大きい高頻度のCT検査は必要か―ジャーナリストである著者は、“過剰”ともいえる現在のがん医療に疑問を抱き、体の負担が少ない治療を、自分で納得したうえで受けた。

 彼女は、骨や肺、肝臓にがんが転移しながらも、必要最低限の対症療法で16年生き延びた。異論はあるだろうが、がん治療に対する視野を広げてくれる1冊であることは間違いない。(野)

*****ここまで

 この号は乳がん特集で、乳がんの新『薬物療法ガイドライン』について解説、また術後補助化学療法(手術した後に全身に散らばっているかもしれない微細な転移を叩くために行われるとされる)としてTC療法(抗ガン剤療法の一種)が推奨されたという記事が載っています。私の本によれば(近藤誠医師によれば)これらの治療はすべて不要となるというのに、書評をよく載せてくれたなあ・・・。

 ついでに言うと、この号には「次々に明らかになった乳がんの不要な検査と治療」という記事があります。米国臨床腫瘍学会で、センチネルリンパ節(見張り番リンパ:このリンパ節だけ切除してがん細胞があるかどうか調べる)にがん細胞がある患者を2群に分け、片方にはリンパ節郭清(リンパ節をねこそぎ切り取ってしまう)を行い、もう一方は何もしないという臨床試験の結果、局所再発率(乳房および腋窩)にも、全生存率にも有意差はなかったという報告があったそうです。こんなことは大昔にわかっていたはずなのですが、いまごろ何やってるのか? それにこの演者は「センチネルリンパ節を切除するだけで、腋窩リンパ節郭清と同様の良好な局所コントロールが得られ、生存期間も同等であった」と述べたとのことですが、それならばセンチネルリンパ節の切除も不要では? 

 近藤先生とA外科医の治療方針は、私が治療した2000年にはすでにリンパ節はできるだけいじらないという方針で、腫れているリンパ節だけ切除し、腫れているリンパ節がない場合はセンチネルリンパ節生検も行っていませんでした。世界は遅れていますね。もうひとつ、今頃、マンモグラフィ(乳がん検診で行う乳房レントゲン検査)のエヴィデンス(科学的な証拠)が下がったという記述がありました。(乳がん検診に意味がないことはDr.Kがさんざん書いていました)。

 この雑誌にはほかにもいろいろ意見を述べたい記事がありましたが、ここでは省略します。そうでした。一つだけ大事なことがありました。

 スーザン・ソンタグさんが命を落とした骨髄異形成症候群ですが、「抗がん剤投与後約2~10年の間に、2割弱の人が骨髄異形成症候群を発症することが疫学調査によってわかっている」「因果関係が特定されているのは今のところ、抗がん剤だけだ」そうです(監修:通山薫 川崎医科大学検査診断学教授)。恐ろしいですね! ソンタグさんは乳がんその他のがんを抗がん剤で治療しているので、その副作用でこの病気になられた可能性があります。2割弱もの人がこの命を奪う病気になる可能性があるということを抗がん剤を使う際、医師は説明しているのでしょうか? (だいたいこのことを知っているのかさえ疑問)。

【追記】でも、よく考えてみれば、抗がん剤投与後に2割弱の人が骨髄異形成症候群を発症するのであれば、骨髄異形成症候群はもっとメジャーな(患者の多い)病気になっているはずですよね。変だなあ。
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by lumokurago | 2010-09-27 21:38 | 医療
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