暗川  


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Dr.Aとのメール 番外編 その2

渡辺より  7.26

 (前略)人間の本性はやっぱり「悪」なんでしょうか? 私は最近、そちらの考えに傾いてきています。杉並在住の友人たちが区議会議員の政務調査費の使途を調べ、監査請求しています。家族に給料を払ったり、自宅を事務所にして家賃を払ったり、どこに行くにもタクシーを使ったり、お菓子を異常にたくさん買ったり、使途不明のスイカを買ったり、それはそれはひどいものです。初めは居直っていたのですが、今年は監査請求も3年目、裁判を起こされたら困ると思っているらしく、区議会事務局が返還させています。しかし、議員はそれに対抗して、自分たちの給料を上げる法案を通そうとしています。数年前も、現業職員の給料を減額する法案を通した、その同じ議会で自分たちの給料だけ増額しました。このご時世によく恥ずかしくないなあ。

 こんなことは一地方行政の重箱の隅のできごとで、中央ではもっと大きな不正があるでしょう。権力は腐敗する・・・本来は国民がチェックすべきということになっていますが、膨大で絶対に無理。1998年の沖縄県知事選で稲嶺陣営に官房機密費が3億円渡ったという証言もでてきました。
 ・・・・・・
 杉並の友人たちは監査請求に精力を使い果たし、あまりにひどいのでストレスもものすごく、去年は病気になった人もいます。私は「もうやめれば」と親しい人には言っています。権力と市民のあまりの格差・・・力もお金もまったくない状態で、ない知恵をふり絞ってやるしかない。彼女たちがやめてしまえば、議員はますますのさばるだけ。でも犠牲が大きすぎます。

 これで裁判がまともなら、裁判に訴えてただすこともできるのですが、裁判官はヒラメばかりでまったく機能していません。それどころか権力側にお墨付きをだすばかり。最近は、「民主主義」の論理には人間の本性は「悪」であるという認識がないんだなあと思います。(中略)

 医者の数について、前、近藤先生に聞いたら、人気のある科に殺到するからバランスが悪いとおっしゃっていました。無駄な医療を減らすことはもちろんですが、時代が変わったので労働条件を若い人に合わせないと足りない部門はなかなか埋まらないでしょうね。近藤先生も子育てはまったくしてないとおっしゃっていましたが、これからはそれではすまされないし、365日休めないというのでは若い人は逃げてしまうでしょう。私が関わっていた自立援助ホームも以前は独身の寮母の犠牲的精神で成り立っていましたが(週5日泊まっていた)、いまの若い人には無理なので、体制を替えました。子どもたちと関わる中身は薄くなってしまいますが、仕方のないことでしょう。

Dr.Aより  7.26

 こんにちは。私は性悪説に何年か前から傾いています。職業政治家はいらないのですね。また、政治家になることを目的に生きてきたやつも嫌いです。マックスウェーバーは資本主義の成立にはプロテスタンティズムが不可欠であったといっていますが。人間は自らを律する精神的支柱がないと、すぐ安易でおかしな方向に行ってしまうのですね。ただ儲けるだけじゃ資本主義は成り立たないとウェーバーも考えたのでしょう。

 政治の場合どうすべきかですが。私は、基本的に議員にふさわしいか市民が試験を行うべきだと思うのですね。議会に試験問題を配ったらどうでしょう。受けない議員が殆どでしょうけどね。それと、直接民主主義の仕組みが必要です。大事な問題は住民投票で決めるのがよいのです。

 スイスの研究データーですが、スイスのなかでも直接民主主義の%の高い州ほど住民の幸福感が強いと出ています。間接民主主義は住民にフラストレーションが溜まります。医者の場合も現在の自由開業制はよくないのです。何の哲学もないような人は、医師ではなく商人として頑張ってしまいますからね。やはり、人間の根本は悪ですね。これは脳にそういう仕組みができている。人間は悪へと向かいやすいのです。

渡辺より  7.27

 やっぱり。政治家とか医者とか裁判官とか弁護士とか・・・を見てしまうと、「性悪説」になってしまいますね。私は50歳まで非常にまじめな児童館(学童クラブ)という職場にいて、非常にまじめな(意地悪な人や怠ける人はいましたが、特に「悪い」人はいなかった)人たちの間で生きてきました。公務員で給料は年功序列で平等に上がっていき、当時は競争もなかったのです。政治の世界などについて、一般的に「ひどい」とは思っていましたが、特に関わりもなかったので、そのまま過ぎて行きました。しかし、仕事を辞めてから裁判などで具体的に詳細に知ることになって、「本当にひどい」と実感することになりました。

 日本以外では地方議員はボランティアのところが多いそうです。お金のためでなく、世のため人のために役に立ちたいという人がやるというのがいいですね。「試験をする」というのもいい考えだと思います。選挙ではなく試験で選んだらどうなんでしょう。行政についてどのくらい勉強しているのかを試験すればいいと思います。何も知らない何も勉強しない議員が多すぎなので。

 直接民主主義についても同感です。弁護士の生田暉雄さんが裁判をその一つと位置付けています(私の追悼文集に書いています)。選挙で選ばれたといっても一々の議案について議員にすべて下駄を預けるのはおかしい。一々についての考えを聞いて投票したわけではないし。でも、せっかく住民投票をしても日本政府は平気で無視しますからね(名護市民は住民投票で辺野古の基地建設に反対した)。結局、国民なんか虫けらとしか思っていないわけです。

 それにしてもこういうことに気づいて立ち上がった人というのは、とってもとっても大変で、「よくやってるなあ」と他人事のように思ってしまう私です。

Dr.Aより  7.27
 
 (前略)性悪説で生きていきますと、あきらめてしまいがちになりますね。話せば分かりあえるとはよくいいますが、無理ですね。結局、好き嫌いの住み分けになってしまう。人間はそれほどお利口じゃないのですね。正論は通じない。結局ヒットラーの勝ちになるのですね。間違った求刑をした検察官や、誤判決を下した裁判官を罪に問う仕組みも必要ですが、これらは国の権力機構なので変わらないでしょう。せめて、取り調べの可視化でも実現できればよいのですが。生田さん伊佐さん(注:伊佐千尋氏)達、戦う人はすごい。酒も強いし。彼らはアルコールを燃料にペンで戦っていますね。生田さんは禁酒中とのことですが、みなさん頑張ってほしい。

渡辺より  7.27

 (前略)「性悪説」のことですが、私は完全に近くあきらめています。できることはやっていますが、あきらめつつやっているのです。自己満足かもしれないけれど、やらないよりはましだろう、というだけですね。

 みんなのやっていることは何の役にも立たなそうだけれど、悪くなる速度を遅くしているとは思います。良くすることはできないまでも。ああ・・・気が遠くなります。ただ私が注文をつけるのは、中高年の「運動」に関して、「自分の子どもとも話せない人が他人に言葉を届けられるわけがない」ということです。9条の会などのほとんどの人は「自分の子どもには通じない」と嘆いています。でも、でも、「自分の子どもと話せる」という人の子どもは現在の日本社会にうまく適応できずにいる例が多いです。まったくなんという社会なのでしょうか。(後略)

Dr.Aより  7.28

 こんにちは。いわゆる良識派とされる、昔レフトがいまひとつ説得力に欠けるのは、性善説の立場で行動するからでしょう。私は子供がいないのであまり大きなことは言えません。ですので比較的静かにしているほうですが、人間の本質とでもいうべき部分から、論争を挑んでくるライトとも話をすることができます。私は競争や闘争は好きではないのですが人間が本能としてこれらを持っているのも事実です。

 日本人が民主主義を自ら手に入れたのではないこともですね。しかし、憲法は日本国民の潜在的力で作ったと強弁する人が昔レフトに多いのではないでしょうか。人間に闘争本能がある限り戦争はなくならない。9条は幻想であるというほうが若い人には分かりやすいのかもしれない。国民投票で象徴天皇の部分と9条について賛否を問うのがよいのかもしれない。日本はこれらの部分からやり直さないと、国民主権といっても絵に描いた餅で終わってしまうように思います。(後略)

*****

 この後、議論は佳境に入っていくのですが、非常に残念なことにブログに公表するには適さないので、番外編はここで終わります。いつか本にするか、冊子にすることがあればお知らせしますね。
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by lumokurago | 2010-10-14 19:38 | Dr.Aとの往復メール
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