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長続きするケアの方法

 網野晧之医師の仲間、長野県武石村で長年地域医療を行ってきた矢嶋嶺医師の著作『医者が介護の邪魔をする!』を読みました。そのなかに次のような記述がありました。このブログの読者には介護をなさっているかたが多いようなので、ご紹介します。「わかってくれるのか」と救われる気分になりますよ。

*****

長続きするケアの方法

・老親を施設へ入れる

 なにがなんでも自宅で老親をケアする、などと考えないことだ。自分の人生がなくなってしまう。とくに動き回る認知症老人は、自宅でのケアは絶対無理だ。進行の度合いをみて自宅に連れ戻し、それから親孝行しても遅くない。

 認知症老人は愛を必要としている。そして、施設のプロのほうがずっと愛情を持ってケアできる。一定期間を置いて家族が訪問できるよう、施設が自分の住む地域内にあることは、必要不可欠な条件だ。

・自分が家を飛び出せ

 精神的なストレスは、肉体的ストレスよりダメージが大きい。ヘルパーでも親戚でも近所の人でもよいから、老親の面倒を頼んで、1週間に1日は家を飛び出すこと。そんなことはちっとも親不孝じゃない。そのほうが老親に対する思いやりは深くなる。好きなことをやってストレス発散をするのだ。介護を24時間続けるのは止めよう。介護が生活のすべてというのは間違っている。介護は生活のすべてでなく一部にしよう。そのために工夫すべきである。

・介護労働を賃金化しよう

 病院に入院していれば1年間に数百万円、老人保健施設では、たとえば要介護3で280万円、老人ホームでは250万円の保険給付がある。ところが、家に帰ったとたん、デイケア週3回で3万円ほどとなる。在宅ケアを厚生労働省がすすめる理由がわかる。

 だったら、主婦が自分の老親をケアして、賃金をもらえばよい。場合によっては折り合いの悪い姑の介護はよその主婦に任せて、自分は相性のよい老人の介護を行なう。そして政府から賃金をもらうのだ。そのような制度があってもよいのだが、いまの相場なら1時間1000円ぐらいはもらってもよいのではないか。そうすれば主婦も労働者だ。納税者にだってなれる。内需の拡大にもなる。もちろん自分の老親をケアしたときも、ケア料金は政府からもらう。これくらいの制度があってもよいではないか。

・子どもは心の交流をしよう

 先頃、岡本祐三先生の講演で、デンマークのスライドを見せてもらった。

 ヘルパーが老親の着替えをしているそばで、娘がポケットに手を入れたまま見ている。介護労働はプロがやっているのだ。日本だったら、「この親不孝娘が! そばにいて手も出さない」ということになろう。肉親でも2~3日の間ならいざ知らず、1ヶ月過ぎると負担になるのが普通だ。必要不可欠なのは世話をすることではなく、親子の心の交流なのである。

・女性が家庭外で働く

 私は形式的な女権拡張論者ではないが、「女性は家庭で」というのは、男性のノスタルジック(郷愁)な願望ではないかと思う。しかし、家庭から外へ出てもらわなければ、近代化は成立しないのではないか。

 夫婦単位の家庭生活と、女が外で働くことが当たり前の社会では、女性に高齢者の介護労働を任すことはできない。ドイツを視察したとき、「女性は家庭で年寄りを世話したもんだ。それがいまは老人病院などへ押し込んで困ったもんだ」と施設の医者がぼやいていた。日本とて同じだ。「女性よ、外に出よ。老人は社会的にケアせよ。そして老親を大切に」これがいまのテーマではないか。後略。

*****

 いちいちもっともだなあと思います。ただ、受け入れてくれる施設が少なすぎる。動きの激しい問題老人はどこも受け入れてくれない。特養は独居老人や同居の子どもが乳がん末期というような特殊な事情がなければほとんど入れないし、老人保健施設は費用が高いうえ、3ヵ月でたらいまわし。療養病床も高いし、第一削減されている。有料老人ホームとなれば目玉の飛び出るようなお金がかかる。思いやり予算など早くやめて、老人福祉に使わなければ、もうすぐ痴呆老人があふれ、どうしようもなくなります。そのときになってからでは遅い。(今も十二分に困っているのです)。

 でも、お医者がこう言ってくれているだけで、心理的にほっとできますよね。介護で大変なかたがたへ。
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by lumokurago | 2011-02-06 20:31 | 父・母・介護
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