暗川  


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Dr.Aとのメールより その23

 間が少しあいています。クリスマスの集まりで下手なピアノを弾くという話のなかで・・・。


Dr.Aより  12.15

 (前略)月光ソナタは第一楽章がいいですね。偶然you tubeでピアノにソプラノのハミングとシンセが入っているのを見つけて聞いていました。演奏されるのなら、第一楽章だけでいいんじゃないかしら。

 私は左手がだめなので、うちのバンドに演奏してもらおうと思っています。そのための楽譜を作りたいですね。バンドはピアノ、フルート、サイドギター、ベースギターで構成されています。これに、ソプラノハミングとシンセのストリングスを加えます。嫌だよと言われてしまうかもしれない。


渡辺より  12.15

 こんばんは。先生は結局ギターをあきらめてしまったんですか? エレキギターは?

 月光ソナタ、弾いてみました。が、スピード狂の私は自分が弾くには速い曲が好きなので、物足りませんでした。月光で好きなのは第三楽章です。むかしも速さに追いつけないし、間違えてばかりいましたが、いまじゃもうぜんぜん弾けませんでした。悲愴なら第一楽章が一番好きです。これはもう少し練習すれば間違えなくなるかも。でも、今度は月光第一楽章を弾きます。聞く人が喜ぶかもしれないので。

 ピアノの練習と原稿書きで緊張感が少し戻ってきました。先生のギターをご招待したいですが、バンドのみなさんまで来ていただくとなると、無理でしょうね。

   
Dr.Aより  12.16

 こんばんは。激しい曲が好きなのでしょうかしら。私も20代まではそうでした。30代からゆっくりがよくなり、バロック特にバッハが好きになったのです。ベートーベンの月光は第一楽章がギター向けにも編曲されていまして、10代のころひいた記憶があります。ギターは利き手の爪を伸ばすので医者には向かない楽器です。こっそり伸ばしていたのですが。医者になって切りました。

 長野でお年寄り向けのバンドを作ったときエレキギターを少しかじりました。リードギター、ベースギター、ドラムを覚えながら職員に教え、ベンチャーズでしたら、数曲演奏できるようになったのです。

 脳梗塞になって左がだめで、前のようには弾けません。特に和音が難しく二弦を抑えているつもりが一弦に触れていたりしています。あきらめたわけではありませんが納得できる音がでないとね。

 9月は回復が急ピッチでしたので、これは弾けるようになると錯覚したのですね。ところが、いざ人前で弾くと不完全なこと甚だしく、やはり無理かとなってしまったのです。残念ですが。ピアノもバイエルなら弾けると思っていたのですが、どっこい難しく、鍵盤二つを1本の指で叩いてしまいます。バンドはピアノ教師が参加してくれていますので、問題は旋律を弾くギターの音にあります。エレキは弾きやすいのですが、不満ですね。という結論になりました。ですので音楽会の参加は無理でしょう。リコーダーも微妙に左の親指がズレてしまいます。完全に諦めてはいませんが、指先の感覚が戻らないとだめでしょうね。今年は、おそらく何もしないで過ごすでしょう。

 少し暇になりましたので、競馬でもやろうかなと思ったり、ギャンブルも面白いかなと考えたり。子供のころ祖母に連れられてよく競馬場へいきました。つまらなかったという記憶しかないのですがね。家の中にはハズレ馬券がいっぱいありました。運試しにとりあえず宝くじを買いましたよ。当たったら、どうしましょう。欲しいものを考えておいてください。


渡辺より  12.16

 こんにちは。うちのピアノの椅子が背もたれのない丸椅子だったので、背もたれのあるピアノ用椅子を友人からもらいました。背もたれにクッションをおいて寄りかかりながら弾いているのです。ときどき左手が休みのときはピアノにつかまって体を支えています。でも夢中になると思わず体が前に出るので疲れてしまいます。なかなか大変です。ベートーベンのピアノは激しいのが好きなんです。私もバッハが好きです。やさしいモーツアルトも好きです。ピアノではドピッシーやリストかな。

 たしかご本にもベンチャーズの曲のことが載っていましたよね。読んだときそんなにむかしじゃないのに、なぜベンチャーズ ?と思いました。エレキギターらしいから? お年寄りの反応はいかに? 診療所の先生は不良だと思われませんでしたか? (笑)

 前にも書いたと思いますが、母の一人目のヘルパーさんが50代で脳梗塞を起こし、1年間も伊豆の温泉で休養し、リハビリして、いまでは普通に働いています。回復に1年かかったそうです。だからまだまだですよ。

 母の二人目のヘルパーさんが競馬の話をしていました。彼女はどん底から一番上の暮らしまでしたことがあるそうで、71歳なのについ最近まで大きな外車を乗り回していたそうです。コンクリートミキサー車も運転します。病院で付添婦として働いたときの話がおもしろいので、本にしたいという話(『付添婦は見た』ーひどい病院ばかり)もあったのですが、ちょっとそこまではという感じかなあ。一応うちの母で引退して長野に帰った(駒ヶ根です。泰阜村をご存じでした)のですが、私の最後のときは上京して面倒をみてくれるように頼んでOKをもらっています。一人目の人も二人目の人も24時間のヘルパーさんというのは海千山千だと言っていました。話を聞くと、私や私の周辺の人たちからは考えられないような暮らしでした。一人目の人も亡くなった夫がお金持ちで、桃がおいしいと言えば山梨まで車で買いにいったり、何がおいしいと言えばしょっちゅう遠くのレストランまで食べに行っていたそうです。二人目の人は3ヵ月くらい車で寝泊まりしていたこともあるそうです。

 ところでピアノ演奏(月光第一楽章)はみんなにほめられました。すでに酔っぱらっていたことと、椅子が低かったこと、ピアノが古く普段使っていないらしかったことなどで、途中でひっかかり、上手にできませんでしたが、がん患者ということで感動を呼んだようです。いいことか悪いことか、などと意地悪なことは考えず、素直に気持ちを受け取っておくことにします。(後略)

 ★ 少し間が飛んでいます。


Dr.Aより  12.20

 今晩は。毎日眠く、一日3回睡眠を取ります。脳のダメージの影響でしょうか。

 少し考えたのですが、癌の問題はいろいろです。そのなかで、渡辺さんたちは体験を通して早期発見・早期医療の誤りを指摘しようとしている。これは理論的には近藤先生の多くの著作が明らかにしています。しかし、どういう病理所見があれば癌もどきかなどということには、読者は興味を持たないでしょう。そこで、現実にそういう症例があるということが説得力があるし、面白いとなります。

 分類は早期発見したが遠隔転移していた、晩期発見だが非転移、もどきと非もどき、これらの症例提示。そして、無治療でも充実した人生を歩むことのできることなどでしょうか。症例が豊富であれば大変面白い本になると思います。その中に理論を含ませればなおよいでしょう。患者側からのケーススタデイーですね。

 夜の睡眠時刻となりました。一日12時間も眠らなければなりません。リズムが乱れていますね。メラトニンの過剰分泌があるのかもしれません。今年の残りは眠りを楽しみます。


渡辺より  12.21

 こんばんは。今日は皆既月食なのに、空をのぞいたら、赤っぽく濁っていました。以前にも書いたかもしれませんが、『奇跡の脳』という本に、脳卒中後はものすごく眠いとありました。眠っているあいだに脳が回復しているのだから、眠いときは眠ったほうがいいということでした。38歳で左片麻痺の教え子のお母さんにその本をあげたら、息子も昼間から眠ってばかりでどうしたのかと思っていたが、理由がわかってよかったとおっしゃっていました。先生もそれかもしれません。

 患者側からのケーススタディはおもしろいと思いますが、そんなに多くのケースをみつけることがむずかしいと思われます。これも以前書いたかもしれませんが、近藤先生に聞いたところ、無治療の患者のほとんどは民間療法をやっているので、藪蛇になるので紹介できる患者は数人しかいないとおっしゃっていました。(後略)
 

Dr.Aより  12.22

 こんにちは。私の場合、睡眠によって脳が回復しているのかどうかわかりませんね。発症前もひどく眠くて寝てばかりいました。眠るために食事をし生きている感じです。眠ることが唯一の楽しみです。本日、驚いたことは、左手の手袋をしたまま手を洗ったことです。感覚の低下が続いています。

 本の構成ですが、無治療の外に早期発見無効例や、早期発見癌もどき例があったほうが良いと考えました。そのほうが書きやすいかなと。無治療だけでもよいでしょうが、死の問題などすこし重くなるように思います。勝手に構成を考えていますが無視してください。


渡辺より 12.22

 こんばんは。今日は杉並オンブズによる政務調査費に関する住民監査請求の意見陳述があったので、傍聴に行ってきました。このときぐらい行かないとオンブズのみんなに申し訳ないので。まったくひどい話ばかりですが、ショックを受けていると病気になってしまいますので、「人間なんてこんなもの」とやりすごそうとしています。でも、国政レベルではもっと大きなカネが動いているのでしょうね。気が遠くなってしまいます。性悪説がますます深まった一日でした。

 話は変わりまして、先月生田弁護士が上京されたときに弟さんががんで入院している、渡辺さんの元気にあやかりたいとおっしゃっていました。無理な治療をしてはいけないと「がんもどき」本を送ってさしあげたのですが、あれから1週間で亡くなられたそうです。いまごろ送ってほんと間が抜けています。(中略)なんでものんびりしていては間に合わないとまた思いました。自分のこともそうですしね。

 でも先生はのんびり眠ってくださいね。眠れることはいいことです。というのは私はうつ病で眠れない苦しいときがつづいたから。私もいまはよく眠れるので、ほんとうに幸せです。おやすみなさい。


渡辺より  12.23 

 こんばんは。昨日監査請求の傍聴に行って疲れたのか、ただ眠かっただけなのか、ゆうべの9時からさきほどまで断続的に眠っていました。まえにも眠いという話をしたと思いますが、なんでしょう。先生のがメールで移ったのかな? 眠って気持ちがいいけど、ここまで眠ってばかりだと大切な1日だったのにもう真っ暗になってしまったと後悔してしまいます。

 手袋をしたまま手を洗ってしまったとは、びっくりしました。まえにサンダルをはいたまま居間にいたとうかがったことがありましたが、いまひとつピンとこなかったのですが、今回は状態がわかる気がします。素人考えですが何かチクチクする素材のものを触って訓練するとかだめですか。


Dr.Aより  12.25 

 こんにちは。昨日は戴いたビールを飲んで寝てしまいました。やけによっぱらうなと思ったらアルコール濃度が10%と大変高く味も濃く、楽しめるビールでした。ありがとうございました。熟睡したためか、今日はあまり眠くありません。

 先週から今週にかけて脳の調子が落ちていたのでしょう。回復してきたのかもしれません。昨日の睡眠時間は7時間ですみました。少し意欲的になってきましたかね。今朝、スキーのことを考えたり、やはり本を書こうかと思ったりしました。揺れ動いていますね。実行できればいいのですが。


渡辺より  12.26

 おはようございます。昨日は「ご近所」のクリスマス会がありました。(中略)Y新聞の記者も来ました。彼は中間的考え方で、検診で救われる人もいると思っているとのこと。私ががんを放置したことがやはり理解不能みたいで、転移がわかっても淡々としているということにも目を丸くしていました。記者でもそうなんですね。

 彼もがんで死にたいそうです。ぼけることが一番いやだと言って、世間の人たちが自分だけは80、90までぼけもせず元気に生きると思っていることが信じられないとおっしゃっていました。ここは似てますね。また、私が次の本を企画しているという話をして質問したところ、手術死の患者さんや医療ミスの患者さんについて、やはりほとんどの遺族は語りたがらないそうです。間違いを認めたくないのだそうです。

 その人たちの気持ちはわかるけど、日本人てそんなものなのかと残念です。もちろん戦争とは問題が違うけれど検証して間違いを率直に認め、それを今後に生かすという作業を行わないというところはそっくりだと思います。戦死した夫や息子の問題と思えば似ている面もあるかな。「靖国問題」(高橋哲哉著)によれば、靖国神社に祀られたことで「英霊の母」としてマインドコントロールされてしまう人も多いとのこと。手術死や医療ミスで亡くなった場合祀られるということはないけど、亡くなった人に情緒的に心を砕くばかりで自己を正当化し(戦争に反対しなかった自分や手術に反対しなかった自分にも責任がある)、真実をみないというところは似ていると思います。

 私からすれば真実を追求し、2度と同じことを繰り返さない努力をする方が亡くなった人が喜ぶと思うけど、こういうところでも世間の人はまったく反対なんですね。戦後処理をきちんと行った(いまも行っている)ドイツと比べ、日本人に特徴的なことなのでしょうか? (ヨーロッパも移民を排除する方向に向かったり、閉鎖的になっているようで残念ですが)。

 話はどんどん広がってしまうのですが、友人が貸してくれて「昭和史」(半藤一利)を読みました。なぜあの戦争に突っ走っていくことになったのかが詳しく書かれていてとてもおもしろかったです。これを読むと日本は戦後処理をしていないどころか、戦争をはじめたこと自体に理性的な方針などなにもなかったことがわかります。いやはや。

 先生が意欲的になられてうれしいです。スキーに行ってぞんぶんに滑ってきてください。障害者は片足でも滑っているのですから、いざとなったら左足はないことにして片足で。私は雪山を想像しています。


Dr.Aより 12.26

 (前略)昭和史は去年か一昨年に読んだのですが、確かノモンハン事件の日本軍の無謀な戦いや、指揮を取った奴が大本営の参謀になり、日本が泥沼の太平洋戦争に引き込まれていったというようなことが書かれていたように覚えています。これが本当なら、私の脳はまだ使えるかもしれません。違う場合、脳はやはり、壊れていると考えてください。確認しようと思ったのですが、本がどこにあるかがわかりません。記憶が抜けています。

 医学、医療は宗教ですから、その悪口はみな言わないのでしょう。検診の評価はRCT(無作為対照比較試験)で行うべきで、それも総死亡率で有効か否かを決定すべきですから、この理屈がわからないとその記者のような考えになってしまいます。宗教を否定することは難しいですね。信者はみな善人ですので。

 これから、ビールを飲みます。家で飲むのが一番です。火曜日例のドイツ料理屋でのみ千鳥足になりました。眠いと言いながら冒険をしています。

 明日、Oさんがネタ探しにいらっしゃるのですが、月曜日にY村へ行き、収穫が0だったと嘆いていました。在宅の村は消滅していたとのことです。私の予言通りになってしまいましたが、村長は住民教育が不完全なのでというような寝言を言ったとか。そういえば、村長とギクシャクし出したのは職員に自己啓発セミナーを受講させるかどうかでした。馬鹿じゃないかと私が怒って村中にビラをまいたのが始まりでした。子供じゃあるまいし、これはパブロフの犬と同じだよといったのです。健康教育も同じ理由で大嫌いなんですね。病気になろうがどうなろうが個人の自由ですよ。昔を思い出してしまいました。この記憶の部分の神経細胞は死んでいませんね。
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by lumokurago | 2011-03-09 18:34 | Dr.Aとの往復メール
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