暗川  


写真日記
by lumokurago
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
検索
リンク
ご感想をお寄せ下さいmailto:lumokurago@yahoo.co.jp

嫌がらせコメントは削除させていただきます。

必ずしもリンクするHPの意見、すべてに同調するわけではありません。ご自分で情報を選んでください。

原子力資料情報室

小出裕章非公式まとめ

沖縄タイムス

暗川メインページ
私の下手な絵などを載せています。

杉並裁判の会
私たちの裁判の会です

ポケットに教育基本法の会

「つくる会」教科書裁判支援ネットワーク

もぐのにじいろえにっき
もぐちゃんのページ

プロテア
リリコおばさんの杉並区政ウォッチング

鬼蜘蛛おばさんの疑問箱
松田まゆみさんのページ

熊野古道の路沿い
鈴さんのページ

風に吹かれてちゅちゃわんじゃ
小笠原父島で農業をやっているサエちゃんのブログ

三宅勝久さんのブログ
杉並区在住のジャーナリスト

カテゴリ
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

クライストチャーチからのメール

 先日地震で大きな被害を受けたニュージーランドのクライストチャーチに住んでいるイレさんからのメールです。

*****

 東北地方を中心とする大地震が起こってもう4日なのですね。容子さんは慌てて外に出たので東京でもやはり大きく揺れたのですね。とにかく無事で何よりでしたが、友人や親戚の方達は大丈夫でしたか? 記憶が曖昧ですが、お父さんが福島(か東北)の出身ではなかったかと思い出し、それなら知り合いの方達が多くて心痛されているでしょう。

 先月の地震以来行く所のなかった留学生が先々週まで家に滞在して帰国した人の中に、関東付近だけでも数名いたのに彼女達が大丈夫だったかも判りません。とにかく親御さんの元に帰るまでは元気なままで送り届けようとだけ思ってメールも連絡先も聞いてなかったので今になって悔やまれます。

 その日はたまたま友人がベビーシッターをかってくれたので、久しぶりに夫婦2人で外出して、帰ってきてしばらくしてから地震の事を知りました。その友人が茨城出身で混線して家族となかなか連絡がつかず、彼女はかなり不安になっていましたが、本当に3人とも呆然として脱力してしまいました。映像を目の当たりにしてもどうしても信じられず、瞬時にして被害は大きくなるばかりで、こんな時にただ祈るしかないのでもどかしいです。

 こちらでも放射線漏れの危険性が特に大きなニュースとなっていますが、素人の私でも日本の報道では避難地域の距離や危険性について軽視されている感を受けました。東京で働く友人が会社の社長から放射能が心配だからみんな出社するなと言われたと言ってましたが、それは一部だけなんでしょうか。何かあってからでは遅いのに。

 天災なので地震や津波で誰かを責める訳にはいきませんが、原発となると国の責任ですね。安全を謳い文句に芸能人をCMにも使って安心させてきたのは現行の政府ではないと言っても、それがこの地震で覆されて即時にきちんと対応すべきは現政府。第二の人的災害になるとは思っていないのか、大混乱を恐れているのか…

 阪神・淡路大震災の時の子供達が恐怖から赤ちゃん帰りしたり、精神的に不安定になってそれが暴力の形になって現れるのをボランティアして実際に見ましたが、これから多くの子供達に影響が現れてくるでしょうね。悠里を含めて周囲の子供も何らかの変化があり、これは時間が経つしかないと思ってはいました。悠里は何があったか状況的には理解していないはずなのに1人になるのを極端に恐れて泣いて、昼間はずっと私にくっついています。

 この地震で1瞬にして多くの子供達が親を無くして孤児になったとこちらでも言われてましたが、その後は判りません。土地はまるで戦後のよう、行方不明者の数も甚大なので、いくら救援者やボランティアがいても確認が追い付かない状況だとは想像していますが…

 NZにいる私ですらこっちの人から実家や友達は大丈夫かと連絡が入ってくる位なので、容子さんにも終日友人や知り合いの方から、連絡が入っているでしょう。そしてこんな時だからこそ容子さんが人々に本当の事を知って欲しいとブログに発し続けるでしょう。私には体調や余震にもくれぐれも気をつけて下さいとしか言えなくて、すみません。そう言えば、余震が来ても外へ出られない人々は屋内でただ震えるしかないのでしょうか。これ以上の被害が広がらない事を願いつつ。

イレ

*****

返信

 イレさん、メールどうもありがとう。NZの地震があってすぐのことで、NZで亡くなった日本人の遺体がみつかったというニュースが毎日のように新聞の片隅に載っています。ひとつの悲しみも冷めやらぬうちに、また惨劇が起こってしまいました。

 いま、TVに原発で白煙があがっている映像が流されています。現場では放射線が強くその場所に近づけないため、どうなっているのか何もわからない様子です。スリーマイル島の事故についても起きたときにはメルトダウンはしていないとされていたが、10年後にやっと何が起こったかがわかったそうです。使用済み核燃料までが再度熱が高くなって危なくなるのですから、原子力というのは想像を越えてものすごいものだと再認識させられました。そこに地上から水を入れると言っていますが、間に合うのか。それに作業をする人は文字通り命がけです。放射線が高く作業は1分交代で行われているそうです。また亡くなる方がでるでしょう。こんなものを作ってはいけなかったのだと今さらに思い知らされます。

 津波による恐ろしい惨状には呆然とし、目を覆うばかりです。また何百年後かに同じような惨状が起こることを思えば、今後住宅はすべて高台に作るしかないと思います。

 このような悲劇が起こったというのに、産業(経済)界は「できるだけたくさん作って売って儲ける」という姿勢を考え直す気になったとは思えないのが残念です。むかしからそのような産業(経済)観は間違っていると思っていましたが、この地震が起こったからにはみんなが考え直すのではないでしょうか。いままでと同じではやっていけないことは明らかです。いまこそ産業、経済を縮小し、貧乏でいいから心豊かな生き方を求めることができると思います。

 さて、父の故郷は福島で、東北にはおおぜいの親戚知人がいます。まだ電話のつながらない人もいますが、一番ひどい地域ではないので大丈夫だろうと思っています。心配なのはやはり原発で、惨状は目に見えないけれど、もし目に見えるなら、津波に襲われたところと同じような状態になっているでしょう。子どもだけでも早く避難させるよう、政府から指示してもらいたいです。事が起こってから避難するのでは遅い。早く避難していてなんでもなければ「よかったね」ということになるだけなのだから。でもこの原発の制御不能状態は長くつづきそうです。こんな不安な日々がつづくことを思うと、原発を止められなかった自分たちの無力さにいやになってしまいます。

 では、そちらもまだ復興途中だと思います。お互いに被災者の人たちが1日も早く安心して眠れるよう祈りましょう。

 容子
[PR]

by lumokurago | 2011-03-17 09:30 | 原発
<< 庭の雪割草 高木仁三郎さんの最後のメッセージ >>