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近藤誠医師に聞く(自分の行動は自分で決める。そのために情報を)

 2011年4月20日、原発事故による被ばくについて近藤医師に質問しました。

渡辺:チェルノブイリの事故の影響でがんが増えていると言われていますが、データはあるんですか?

近藤:それはないんだよ。

渡辺:お医者さんが増えていると言っているけど、データにはなっていないのですね?

近藤:うん。彼ら/彼女らの言っていることはほんとうだと思うけど、データはない。だからこのことについてはあまり言いたくないんだ。

渡辺:今朝、文科省の発表で福島の小学校について、年間20ミリシーベルト(Sv)以内ならいいということで、一日に直すと3.8マイクロSvとなって、それ以上の線量の学校では一日に1時間以上は屋外にでないようにということでした。この値はどうなんですか?

近藤:20という値にどういう根拠があるかというと、そこに格別な根拠はない。従来は1ミリSvだったのを突然20にしたわけで。問題はね、子どもの場合にはデータがはっきりしないということと、大人よりも影響を受けやすいだろうというのは確かにある。

 どう行動するかを判断するのは子ども自身か、あるいは親であって、ぼくは行政がそういうことを決めるのはよくないと思っている。大切なのは20ミリSv被ばくしたら、どういうことが起きるのかという見積もりであるはずで、その見積もりが示されればみんな自分で判断して行動することができる。

 たとえば20ミリSvの被ばくよりはタバコのほうがはるかに発がん率は高い。1日10本20本吸ってたらね。でも自由に吸ってるわけで、自由に行動するということは自由主義社会の原則だよね。それを強制力をもって制限するというのは法治国家ではないんだよ。

渡辺:さっきもそこで話していたんですけど、政府は自分たちで判断できるような材料をださなくちゃいけないけど、いまはぜんぜんそれをやってない。全部隠して、特にこんな専門的なことはみんなはぜんぜんわからないわけだから。

近藤:ぼくはいまその作業をしてる。たぶん来月の文藝春秋に載ると思う。短いけどね。

渡辺:わかりました。とにかく自分たちで判断できるようにということですよね。

 それから先生のネットの記事の最後に「どんなことがあってもここにとどまる」と書いてあったけど、その気持ちはどういう気持ち?

近藤:個人的なことだけど、どうでもいいってことだよ。

渡辺:なんだ、つまんない。もっと何かあるかと思った。

近藤:ここで日常的に放射線を扱ってきて、放射性物質の入った注射器だって、若いときからべつに鉛の筒に入れるとかそんなことしないで手づかみでやってきたからね。それはたいして気にはならない。

渡辺:そういう意味ですか。

近藤:ま、いろんな意味があるんだけどね。がんになってもいいと思っているし。

渡辺:作業員の被ばく量が最初100ミリSvだったのを、250ミリSvに変えたのはどうですか?

近藤:それも根拠ないよ。いい加減なんだ。ICRP(国際放射線防護委員会)の政治的な体質があらわになったということでしょう。

渡辺:というのは?

近藤:やっぱり100で大丈夫で250でだめっていうように勝手に線引きするというのはおこがましいんだよ。それも作業員が自分で判断するようにすればいい。

渡辺:何ミリSvを浴びたらどうなるかっていうのははっきりわからないんでしょ?

近藤:信じるかどうかはべつにしてデータをみせてやらないと。たとえば原発労働者40万人の調査結果とかあるんだよ。それからその推定された数値というのがあってね、何ミリSvをあびれば将来がんがどのくらい増えるという推定もあるわけ。最低限そういうのがあるから、それを知ったうえで行動すればいいと思う。知らないでああだこうだ言っていてもね。一番の問題は知らせないで勝手に基準を変えちゃうことだね。

渡辺:それもさっきと同じ問題があるということですね。

 あとこれは先生の専門じゃないけど、いま地球温暖化CO2の説について、それが原発推進の理由に使われているということで、懐疑論がでているのですが、どう思いますか?

近藤:ノーコメント。よく勉強してないから。

渡辺:じゃあ、私とおんなじか。

近藤:ま、全体として地球温暖化は止めようがないと思ってる。だって、人間、不況になったら大騒ぎするじゃない。結局経済成長をつづけていけっていうことだよね。ということはどこまでも温暖化しろって言ってるわけだからどうしようもない。

渡辺:私も同じ意見です。

*****

 私はDr.Kの言いそうなことだし、データを公開し行動は自分で決めるのは当たり前としか思わなかったのですが、友人にこの話をしたところ、「渡辺さんの本を読んでも自分はがんじゃないから『自分で決める』ということが実感としてわからなかったが、この話でとてもよくわかった。感動した。近藤先生はすごい。どうしてこういう考えになったのか知りたい」としきりに言っていました。

 
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by lumokurago | 2011-04-22 09:47 | 原発
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