暗川  


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いまどきの子どもたちと私 その3

 『暗川』第27号1990.1.1より

★ 冬休みの1日(1989年12月)、『負けるな子どもたち』にでてくるS君とその仲間たちをスケートに連れていきました。おもしろかった。

 まずは駅に着いたら違う方に走って行ってしまう。「待てえ! ストップ! そっちじゃないぞ」と追いかける。スケート場に着けば、私が貸靴はどこかと探しているあいだに、ゲタでリンクに降りて「すべる! すべる!」と騒いでいる。「やめろ! おこられるぞ」と飛んでいく。

 そしてスケート靴をはいてリンクに降りると、スケートがはじめての子も(3人ははじめて。総勢5人)てすりになんてみむきもせずにリンクを走り、ステンステンと豪快にころぶ。ころび方があんまりなので監視のお兄さんから、頭を打ったら危ないからヘルメットをかぶるように注意され、5人ともヘルメットを借りてかぶる。すると今度は「オレたち、ヘルメット軍団だ」とますます調子づく。

 今日が暮れでみんな忙しいからお客さんが少なくてよかった。メチャクチャ走ってころぶから、お客さんが多かったら危なくてしょうがないところだった。私はステンステンところぶ姿がおかしくて、大声で笑いっぱなし。本人たちも騒ぎに騒いでいるし、私が「危ない! やめろ!」などとどなるので、さぞかし目立ったことだろう。児童館が移ってきたみたい。監視の人も「客が少ない日でよかった」と思ったに違いない。

 そんなふうにこわいもの知らずで元気いっぱいの上、もともと運動神経が発達しているので、めきめき上手になり、ころぶ回数もどんどん減っていき、やがていっちょまえにそれらしくすべるようになってきた。一安心。

 ところが「ナンパする」と言っては知らないお姉さんに声をかけたり、プロ野球の池山選手が来たと目ざとくみつけ、つきまとったり・・・目が放せない。スケート靴のブレードですみの氷を削って雪玉を作って投げたり、出入り口でないリンクの周りの策を上って出入りしたり・・・休んでストーブにあたっているときに、他の人もいるのに突然「セックスってなあに?」と言ったり・・・。

 上手なおじさんに声をかけて、私だってそのおじさんほどではないにしろ相当うまいのに、私の言うことはほとんど聞かず、おじさんに教えてもらっている。そんなこんなで10時半からなんと5時半まで滑り続けたのです。7時間も。

 さいごの頃にはすごくうまくなり、おにごっこをして私がオニになり、ぶつかると危ないと思っているので本気ではないにせよ追いつけない位になった。S君を追いかけていたらとうとう彼はころび、私もころんでしまった。危ない! けどおもしろかった。私もスケートが好きなので子どもたちと一緒にすべりつづけていたけど、さすがに疲れたよ。それでも子どもたちはスケート場から駅までの道をじゃんけんしておんぶしあっていたのです!

★ 『落とし穴』にでてきた5年生のK君はこの9月に私立小学校から転校してきた子です。悪さをして追い出されてきたといううわさが立っていた。すっごいワルでキザ。8月にはじめて児童館に来たときから、暑い中、黒の長ズボンに紫のTシャツという服装。いつも黒いワイシャツとか来てて、学芸会のときは、みんなが黒い服装のなか、黒いトレーナーから赤い衿をだしていた。いまは子どものくせに皮ジャン着てます。女の子からすっごいこわがられているワルです。

 でもこんなことがありました。児童館の秋祭りに手作りの品物の店をだすため、クラブの女の子たちが折り紙の傘を作っていました(開くことのできる精巧なもので作るには根気がいる)。K君たちがクラブ室に入ってきて折り紙を取るので、「あんたたちも作りたいんでしょ。教えてあげるよ」と言うと「作りたい」と言うので教えると一生けんめい作っています。他の子が「こんなの、つまんない」とつっぱって言うのに、K君は「オレ、けっこうおもしろいよ」とまじめな顔で言うのです。そして作り上げた傘を、その日は雨が降っていたのでぬれないようにビニールの袋に入れ、大事に持って帰りました。

 K君は折り紙で鶴を作って私にくれたりもしたのですよ。

 K君が生意気なことを言うので、私が「あんたなんかいつだって泣かせてやる」と言うと、「オレ、空手習ってるんだぞ」と言うので、私は「私はS君(学校で一番足が速く、たぶんケンカも一番強い。少年野球チームのキャプテンでピッチャー。K君より1つ上の6年生)も泣かせたことある」と言う。K君は「オレ、S君より強い」と言いかけ、「かもしれない」とつけ足す。ざまあみろ。
 私ってなんで“ワル”の子を好きになるんだろう。言葉が悪くなる一方だ。
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by lumokurago | 2011-05-06 11:46 | 昔のミニコミ誌より
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