暗川  


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阿由里農場への便り

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 農場の入り口にあるヤマボウシ
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 窓辺のイングリッシュガーデン
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 向こうが草地 (写真は2000年7月のもの。この年は私が乳がんを治療した年で、抗がん剤治療の合間に東北旅行に行ったとき、寄りました)。

 お手紙どうもありがとうございました。いまどんな気持ちでおられるかと思うと、なんともことばがでてきません。いまごろは浪男さんのイングリッシュガーデンが美しく花を咲かせていることと思います。

 私は事故以来なにも手につかず、毎日ネットに流されている後藤政志さん(元東芝技術者)や小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の解説を聞き、取り残された家畜、犬猫のことを考えて泣いています。もちろん子どもたちにはまったく責任がないので被ばくしてほしくありませんが、子どもたちも所詮人間。もっと大きく考えると、人間はもう絶滅しても仕方がないと思うのです。しかし家畜やペットは人間の食糧として、あるいは人間の都合で飼われているもの。自分が突然捨てられた理由もわからない。動物が取り残され、餓死したり殺されていくことのほうが理不尽だと思います。

 私も蕾子さん(浪男さんの友人)ほどではないかもしれないけれど、原発に反対でした。機械は必ず故障し人間はミスをするので、大きな事故が起こらないのはただ運がいいだけと思っていました。でも社会にはあまりにたくさんの問題があるので、いつも原発のことを考えていたわけではないし、まさか自分の生きているあいだに、こんな破滅的な事故が起こるとは思ってもいませんでした。

 事故は収束の見通しもたっておらず、長期に渡り放射性物質をだしつづけるだろうと思います。空気も大地も海も汚染されていくでしょう。人間の力で制御不可能な怪物を、目先の欲望に負けて作りだしてしまった。なんて愚かなことでしょう。それに人間は自然に勝つことはできない。人間は自然の一部でたまたまいま生かされているだけ。いつかは絶滅します。人間の傲慢が、科学技術はすべてのことを人間にとって都合よく解決するに違いないと思いこんでいるだけです。

 おっと、こんなことは浪男さんにいまさら言うことではありませんでしたね。

 阿由里農場は私にとっても心のふるさとでした。花咲き、鳥の鳴くでんでら野にすると書いてくださいましたね。私が死んだら骨をまいてほしいと思っています。5月中に川俣に行きたいと思っていましたが、以前のように身軽ではないので、思い立ったらすぐというわけにもいかず、あっという間に日々が過ぎていきます。

 帰宅は自由にできるのですか? 草刈りや植物の手入れに行くことはできるのですか? すぐに帰れるとはとうてい思えませんが、1日も早く帰ることができるよう、ただただ祈っています。

 2011.5.22

 ゆうべ電話したところ次のように話していました。

 今日の計測で土の上で8マイクロシーベルトあった。3月15日に地面においた蜜蜂の箱の蜜蜂が死んだ。1m上においたものは死んでいない。蜜蜂を調べるよう日本大学や昆虫学会に頼んだが、「自分たちの手に負えない」などと言って調べる気がない。自分は素人だが、最も弱いものを直撃したと思う。15日は雪が降り、爆発で飛散し風に乗って飛んできた放射能が土の上に落ちた。今度学者が来るそうなので調べてもらう。川俣は一部避難地域なので町役場などは残っており、町ごと避難したところより調べやすいらしい。

 政府は「避難しろ」とだけ言ってほかのことは何も考えていない、老人であるか子どもであるか、働き手の仕事はどうするかなどによって、一家離散が起こっている。自分はもう現役ではないので被害は少ないが、子どもを育てている世代にとってはほんとうに大変なことだ。校庭の土を入れ替えたりしているが、取った土の持って行き場がなく、校庭に積んだりしており、それではよけいに子どもたちを不安にさせる。将来がんになる危険性などより、今現在の不安をなくすことのほうが大事だと思う。

 荷物を取りに行くなどで帰宅することはできるので、そのときに草刈りなどもして、1年経ったら帰るつもりだ。たまに草刈りしても1年以上放置したら、あの家には住めなくなってしまう。

*****

 彼は酪農家ですが画家でもあり、現在川俣町で個展をやっています。見に行きたかったのですが、だいぶ日が過ぎてしまったため、6月に福島市でも展覧会をやるというので、そのときに見に行くことにしました。
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by lumokurago | 2011-05-23 10:35 | 原発
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