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福島の子どもたち 放射線の影響と健康状態は?



 ゲストは山田真さん(小児科医)です。聞き手は上杉隆さん。山田さん登場まえの上杉さんのコメントも貴重です。山田さん登場は4分ころから。(3)まであります。福島の子どもの被ばくについて具体的に話されています。いま一番ほしい情報だと思うので、要点だけ書きとめました。

 山田:私はこの事故のまえ1年間ほど、「母の友」という雑誌に医療被ばくについて連載してきました。日本ではもともとレントゲン被ばくが多く、とくにCTが始まってからの医療被ばくはたいへん多く、欧米から批判されています。広島・長崎の経験があるのにあんなに放射線に無防備なのはなぜだろう、レントゲンの取りすぎでがんになる人がかなりでるだろうと言われている。それに対して日本の医学者たちは広島・長崎の被ばくとレントゲンの被ばくはまったく違うので、広島・長崎を根拠に言われても取り上げる必要はないと言っていた。そのことを連載していた。

 そんなときに事故がおこり、非常に残念。原発を推進している人たちはあまり反省もせず悔やんでもいないのに、反対していた人間のほうが落ち込むというのもへんな話だが、ぼくもかなり落ち込んでちょっとうつ状態。なにかしなければと思うが、なにをすればいいか。そんなときに福島から子どもたちの状態をみにきてほしいという話があった。個人ではしょえないくらい大きな話なので、ネットワークを立ち上げて、できるだけ多くの人が福島へ行き、子どもたちや親たちの実情をみて、全体に伝えていきたいということでやってきた。
 
 一番びっくりしたのは福島の人たちがものが言えなくなっていること。不安だけれど口にだしてはいけない雰囲気が広がっている。近所の医者に行って子どもの調子が悪いけど、放射能のせいじゃないかというと、笑い飛ばされたり、いやな顔をされる。それは医師会全体でやっていることかわからないが、原発安全神話はくずれたが、県が一丸となって放射能安全神話をアピールしている。そういう状態では、どんなに不安でも言いにくい。

 日本がチェルノブイリのようになるかどうかは、実際にいまどのくらいの放射能がもれ、どのくらい被ばくしているのかがわからないので予想が立てにくい。少なくとも子どもたちに影響がないはずはない。心配な状況ではある。ぼくらが心配しているのは晩発性障害で、急性障害はほとんどないだろうと思っている。しかし先入観を持ってはいけないので実情を見ようとした。肥田先生が鼻血と下痢に気をつけろと言ったので、心配になるのはわかるが、鼻血で心配なのは30分も40分も止まらないとか、口からもでる異常な「出血傾向」と言われるもの。白血病の前兆となるもの。でも今回はなかった。例年鼻血のでる季節。心配な鼻血ではないし、急性障害はないだろう。

 放射線障害は治療法がない。甲状腺がんはがんのなかでは治療がうまくいくがん。早くみつければかなり助かる。白血病もかなりの率で治る。個々の病気についていえば早期発見すればある程度の治療はできる。予防する方法はない。(渡辺注:近藤誠医師によれば、甲状腺がんは「がんもどき」が多い。チェルノブイリの子どもの甲状腺がんもそうなのかどうか今度聞いてきます)。

 外へでるのがこわくて窓を閉めて閉じこもっている状態が数カ月つづいている。たいへんな状況で子どもたちはよく耐えている。大きなストレス。外部被ばくはある程度避けられないし、いろんなデータを信じれば被ばく量は少なくなっているだろうから、雨などに気をつけながらある程度外にでて、内部被ばくを気をつけようと。それがいいと言っているが、福島産のものを福島で一番食べている。自分たちが食べてみせるしか安全と証明する方法がないので、自分たちががんばって食べている状態。給食についてほかのところで取れたものを使ってほしいと言うと、白い目でみられる。いままで公害で患者さんが地域の恥みたいにいじめられてきたが、今度は総体が被害者というなかでみんな被害者じゃないというふうにふるまわなければいけない状態、非常にきつい。牛乳飲ませたくないというお母さんが保育園などでそう言うとすごくおこられる。ふだんから牛乳栄養神話があって、一般的に牛乳を飲まないと言うとバッシングされる傾向はあるが今回はそれがひどい。

 普通検査で大人と子どもでは基準を変えるのに、そういうことがまったく言われていない。ということは子どもを守る気はまったくない。(チェルノブイリでも3ミリ、日本は20ミリ、WHOは1ミリ。子どもを守るために食べ物で気をつけなければならないことは?)

 福島のものは食べない。法律で決めるわけにもいかないが、危険なものは60歳以上が食べるようにとか、この範囲の人はこの程度の汚染は大丈夫とか発表すべきである。うちでも孫には気をつけるが自分は福島のものを食べるようにしようと思っている。

 本来はだれでも安全なものを食べたほうがいいが、いまみたいな状態だからこういうことになる。福島の人でも野菜をつくってみて汚染しているから売れないとか、安全だと言っても買ってくれないという不安がありながらしょうがなくて作っている。作らなくても生活できるように保障するとか買い上げるとかが必要。

 (自分たちが将来被ばく者として保障を受けるために必要なことは?)

 私が小児科医として関わった最初の運動が森永ヒ素ミルクで、そのあと水俣病などをみてきた。健康診断は保障を少なくするため、被害を少なくみせるためにやっている。被害者と認定されるためには記録を取っておくことが必要。ネットワークで生活手帳を作った。3.11から始まっている。所在地、行動、体調、食事メモ。自分の身は自分で守る。

 ツイッターでの質問:イギリスではけがや病気をしない限りレントゲンなど一生やらないときいた。海外では健康診断をやらないのか?

 やらない。やっているのは日本ぐらい。人間ドックも日本ではじまった。日本には健康診断神話がある。

 質問:子どもたちの髪の毛を取っておくのはどうか?

 証拠になると思う。
 
 質問:ほんとうのことを言ってくれるお医者さんはどうやって探す?

 ネットワークに連ねてもらっているが、当面急性症状はでてこないと思うので(いまは医者はいらない)、なるべく被ばくをしないように気をつける。国が言っている基準値などを信じられなくなっている人が非常に多い。こんなにいいかげんに基準値を変更しているのも、それほどたいへんなことが起こった証明ではある。ちゃんとした値をきちんとだしてほしい。みんなが自分で測らなければほんとうの値はわからないと思っているのは異常。国がきちんとだして何が危険かを言ってほしい。

 参考 被曝した福島の子供たちが東京で健康診断
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by lumokurago | 2011-07-06 16:03 | 原発
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