暗川  


写真日記
by lumokurago
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
検索
リンク
ご感想をお寄せ下さいmailto:lumokurago@yahoo.co.jp

嫌がらせコメントは削除させていただきます。

必ずしもリンクするHPの意見、すべてに同調するわけではありません。ご自分で情報を選んでください。

原子力資料情報室

小出裕章非公式まとめ

沖縄タイムス

暗川メインページ
私の下手な絵などを載せています。

杉並裁判の会
私たちの裁判の会です

ポケットに教育基本法の会

「つくる会」教科書裁判支援ネットワーク

もぐのにじいろえにっき
もぐちゃんのページ

プロテア
リリコおばさんの杉並区政ウォッチング

鬼蜘蛛おばさんの疑問箱
松田まゆみさんのページ

熊野古道の路沿い
鈴さんのページ

風に吹かれてちゅちゃわんじゃ
小笠原父島で農業をやっているサエちゃんのブログ

三宅勝久さんのブログ
杉並区在住のジャーナリスト

カテゴリ
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

人類はゴミで滅びうる モノ増やさぬ社会考えて

 人類はゴミで滅びうる モノ増やさぬ社会考えて  養老孟司  朝日新聞2002.1.8

 ――どうも人類の未来が気がかりです。

 「21世紀の課題は、環境問題に尽きると思います。人は都市を造りたがるが、都市文明はエネルギーを使ってモノに付加価値をつけることで成り立ちます。だから、資源が枯渇すれば文明は滅びる。古代の四大文明も、木材を消費し尽くした時点で消滅しました」

 「こんな前例があるから、世の中は20年前、石油がもつかと心配した。ところが、20世紀末になって分かったのは、問題は石油の埋蔵量ではなく排出物、つまりゴミだということでした。今や人類は、資源ではなくごみで滅びる可能性が高い。こうした経済構造をいつまで続けるつもりなのか。経済界の人たちは、ことの深刻さに気づいているのでしょうか」

 ――日本は再び頂点に立とうと、経済の立て直しに必死です。

 「明らかに供給過多なのに、これ以上モノを作ってどうします。人間は人工的なシステムによって需要以上のモノを生産してしまう。日本の労働生産性は80年前の約20倍。20人でやっていたことが1人でできるようになったのだから、あとの19人は遊んでいてもいいはずなんです」

 「失業率が上がることがなぜ問題なんでしょう。働かないと食えないというが、家や車が買えないだけで、食い物がないわけじゃない。働かなくていい社会のあり方を考えるべきですよ」

   ■  ■  ■

 ――かがくや技術の力で克服できませんか。

 「そもそも、社会が『脳化』していることが問題じゃないですか。脳化とは、ああすればこうなると考えることです。すべてが意識のもとにコントロール可能だと思いたがることです。でも、肝心の人間は自分の死期さえわからない、不確定性に満ちた存在でしてね。自分が不確かである程度に不確かな自然世界が一番暮らしやすい。

 ――とはいえ、未来の情報がないと不安です。

 「情報とは、一度だれかの頭を通過して言葉に置き換えられたものだから、現実との間に必ずズレがあります。事実は多面的で、そのままそっくりは再現できない。インターネットといえども情報の行き来にすぎず、そこから知識を得る作業も単なる情報処理。人間が本当にものを学のは現場からです。ことの本質は、五感を通じて入ってくるものに直面し、そこからつかみ取るしかないのです」

 「現場から情報を起こすのは、ある意味で命がけです。例えば戦争における特殊部隊の活動で、現場主義の英国は米国より死亡率が高いんです。目標にミサイルを撃ち込むことは技術的に簡単でも、その目標が攻撃に値するかどうかを見定め、無駄撃ちしないためには、現場で情報を掘り起こす必要がある」

 「権威ある自然科学雑誌の名前も、米国の『サイエンス(科学)』に対し英国は『ネイチャー(自然)』。現場から学ぶ姿勢がにじんでいます」

  ■  ■  ■

 ――ところで日本は?

 「いまだに国土の7割が森林で、歴史上の大地震の5%、大噴火の20%が起きる国です。自然は思うようにならないと肌にしみている。だから、自然に手を入れて折り合いをつけてきた。里山的な生活です。こうした伝統的な生き方を取り戻さないといけない。自分はどんな生き方をしたいのか。脳で考えるのではなく、身体で感じて謙虚に生きる方法を取り戻さないと、本当に手遅れになりますよ」

 (聞き手=高橋万見子)

*****

 ラミスさんや加藤登紀子さんと違って、私は養老孟司さんの本は読んだことがなく、どんな人なのかいっさい知りません。たとえ話に戦争における特殊部隊をだしてきたところ以外、この記事には共感しましたが、ここに記事を掲載したから養老さんご自身を信頼しているというわけではありません(どんな人かわかりませんので)。
[PR]

by lumokurago | 2011-08-27 15:22 | 社会(society)
<< 今日のチャーちゃん 八重山教科書:石垣・与那国、育... >>