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なぜ沖縄で育鵬社公民教科書?

 沖縄戦でヤマトの犠牲になり、「戦後」も日本国憲法の拉致外で米国の植民地として虐げられ、「復帰」後は米国に加えヤマトの植民地同然の扱いを受けてきたオキナワで、なぜ育鵬社公民教科書を採択してしまったのか? 石垣市中山義隆市長、教科用図書八重山採択地区協議会玉津博克会長らは米国に魂を売ったのか? プロテアさんのおっしゃる通り、なぜ全国紙はこの大変なニュースを記事にしないのか?

 

 [公民教科書選定]推薦ないのに、なぜ? (沖縄タイムス)
2011年8月24日 09時06分


 協議会が選定した公民教科書は、教科に精通した教師ら調査員が推薦したものではなく、「新しい歴史教科書をつくる会」の流れをくむ育鵬社の公民教科書だった。

 十分な説明や議論もないままの突然のルール変更、調査員が推薦していない教科書の選定―。全ては、このためだったのかと結論ありきの感が拭えない。

 石垣、竹富、与那国の3市町の関係者で構成する「教科用図書八重山採択地区協議会」(会長・玉津博克石垣市教育長)が、2012年度から4年間、同地区の中学校で使用する公民の教科書に育鵬社版を賛成多数で選んだ。

 歴史教科書には、八重山で多くの被害を生んだ戦争マラリアに関する記述が唯一ある帝国書院の教科書を賛成多数で選んでいる。

 育鵬社の「新しいみんなの公民」は、どのような内容か。

 日本の安全と防衛について「戦後の日本の平和は、自衛隊の存在とともにアメリカ軍の抑止力に負うところも大きい」と積極的に評価している。一方で、在沖米軍基地に関する表記は欄外で「在日米軍基地の75%が沖縄県に集中しています」とある程度。県民の過重負担や米軍普天間飛行場移設問題などに触れていないところに意図的なものを感じる。

 世界平和への貢献についても、自衛隊の海外派遣の意義を強調し、軍縮へのリーダーシップなど、軍事力に頼らない平和への努力や憲法9条が果たしてきた役割は、ほとんど記述されていない。

 教科書採択の流れは次の通りだ。協議会は3市町教委から諮問を受け選定作業を始める。会長が教科ごとに委嘱・任命した調査員が精査・報告し、協議会は9教科15種目を選定する。その結果を地区教委に答申し、それぞれの教委が最終決定する。

 玉津会長は「しっかりと研究を重ねて、教科書を選定できた」と述べたが、制度を大きく変更した以上、選定会議でどのような意見が交わされたのか、説明責任をきちんと果たすべきだ。

 国境に近く、古くから近隣の国々と交流を重ね、友好関係を築いてきた八重山の子どもたちが学ぶのに適した教科書か、疑問符が付く内容だからだ。

 認識の偏りなどから、「つくる会」系の教科書を採用している自治体は、全国的に見ても少ない。

 その中で、なぜ八重山で唐突な動きがあったのか。次々と明らかになる同地域への自衛隊の配備計画と、今回の教科書の問題が見えないところでつながっているのではないか、懸念を持たざるを得ない。

 同地区での教科書採択は、これで決まったわけではない。協議会は今後、選定結果を3市町の教育委員会に答申し、それぞれの教委で審議する。

 このうち竹富町の慶田盛安三教育長は、協議会開催に先立ち、「つくる会」系教科書を協議会が選定した場合でも、町教委で不採択を提案する考えを明らかにしており、混乱も予想される。

 教科書は誰のためのものか。内向きでなく未来に開かれたものでなければならない。



[大弦小弦]なぜ、なぜ、なぜ―。八重山で…  (沖縄タイムス) 2011年8月24日 09時06分


 なぜ、なぜ、なぜ―。八重山で教科書選定をめぐって起きた一連の問題の根っこを、考え続けている

▼住民を巻き込んだ地上戦がなかったから。尖閣諸島沖で中国漁船の衝突事件が起きた国境の島だから。一部に自衛隊誘致の動きがあるから…。どれも一見、言い当てているように見えるがどうだろうか

▼八重山は米軍の上陸こそなかったが「戦争マラリア」があった。敵軍ではなく、日本軍によってマラリア有病地帯に疎開させられた明々白々の事実は、譲れない一線。だからこそ歴史教科書は、唯一マラリア記述もある帝国書院版が選ばれたのだろう

▼日本最西端の「国境の島」という特質を生かす与那国は、台湾・花蓮市と修学旅行などで交流を深めている。石垣でも、台湾を含む中国系の住民らと地域で共に助け合い、穏やかに暮らしてきた

▼その中で、公民は識者らが問題点を指摘している育鵬社版が選ばれた。在沖米軍基地は欄外に短く記して問題に触れない一方、イージス艦やF15戦闘機の写真、国防費比較のグラフを載せて「日本の防衛の課題」にも踏み込んでいる(市販本)

▼歴史は、今と将来の選択を誤らないために学ぶ。その今と将来の社会を映すのが公民。生徒たちのためにも足元の社会変化を直視し、「なぜ」を問い続けなければならない。(与那嶺一枝)




[教科書採択]混乱収拾の責任果たせ  (沖縄タイムス)
2011年8月28日 09時19分

(24時間25分前に更新)

 石垣、与那国、竹富の八重山3市町で2012年度から使用される中学校公民教科書の採択作業が異常事態に陥っている。

 市町村立の小中学校で使用される教科書の採択権限は、市町村の教育委員会にある。ただし、複数の自治体が採択地区を設定し、共同で教科書の採択を行っている場合、その地域内では同一の教科書を採択することが教科書無償措置法で定められている。

 この法律の規定を揺るがす事態が八重山地区で起きているのだ。

 3市町の教育関係者らで構成する教科用図書八重山採択地区協議会は23日、多数決で「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社の公民教科書を選定し、各委員会に答申した。

 石垣市教委は26日、3対2で育鵬社の教科書を採択。与那国町教委も同日、全会一致で育鵬社の教科書採用を決定した。しかし、竹富町教委は27日、全会一致で育鵬社の教科書を不採択にした。

 教育委員会の決定が協議会の答申内容と異なる場合、県教育委員会の指導・助言に基づいて協議会の役員会で再協議することができる、と協議会規約はうたっている。

 しかし、協議会の玉津博克会長は、今のところ再協議そのものに消極的である。確かに、会議で正式に決定した以上、各教委とも簡単に結論を変更することはできないだろう。ならば、どうするのか。混乱が長引けば地域社会に亀裂を生み、生徒にも不安と動揺を与える。早急に再協議し、打開策を話し合うべきだ。

 実際に教科書を使うのが現場の教師である以上、現場の意見を参考にするのは当然である。協議会委員が対象になるすべての教科書を念入りに読み込むのは困難だ。それだけになおさらのこと、調査員の役割は大きい。

 なのに玉津会長は、調査員の推薦のない「つくる会」系の教科書を選定・採択するため、終始、主導的な役割を果たした。

 育鵬社の教科書は、考えが復古的で、国際協調や平和への努力よりも、中国の脅威を強調し軍事抑止力を前面に掲げているのが特徴だ。基地の負担軽減を求める県民の願いにも触れていない。

 多くの団体から反対要請が相次ぎ、協議会でも石垣市教委でも、育鵬社の公民教科書に反対する委員は、いた。

 にもかかわらず玉津会長は、協議会での選定理由についても市教委での採択理由についても、依然として詳しく説明していない。

 教科書問題には大きく分けて、「検定」のあり方をめぐる問題と、検定を通過した教科書の「採択」をめぐる問題がある。これまで県内でクローズアップされてきたのは「検定」問題だった。「つくる会」系の教科書採択をめぐって、今回のような事態が県内で表面化するのは初めてだ。

 なぜそうなったのか。誰が、何を目的に、このような「仕掛け」を行ったのか。

 今回の問題は「教科書の内容」と「採択制度の問題点」「政治的背景」の各面から検証する必要がある。




公民教科書採択 もう一度議論すべきだ (琉球新報)
2011年8月27日

 石垣市と与那国町の教育委員会が中学校公民の教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社の教科書を採択した。
 特定の政治的意図に巻き込まれ、一方的な内容の受容を強いられるのでは、中学生が気の毒だ。
 両市町教委の採択は、教科用図書八重山採択地区協議会(玉津博克会長)の選定を踏まえている。その協議会は歴史教科書で「つくる会」系を選定するかどうかをめぐって激論を交わした。公民はその狭間(はざま)で特段の議論もなく採決されたと聞く。
 教育内容を規定するという事の重大性からすると、しっかり議論するのが当然だ。今からでも遅くはない。採択地区協議会は公民教科書についてもう一度、公開の場で議論を尽くすべきだ。
 今回の選定は、過程から見て「つくる会」系選定という結論ありきだったのが明白だ。玉津会長は選定手法を変更したが、「つくる会」系の教科書を推す団体が推奨している手法に酷似した手法への変更である。7社ある教科書出版社のうち、2社がつながる団体だ。特定の会社に肩入れするのに近い。
 その変更で、現場の教員が務める調査員が推薦しない教科書も選定できることにした。「つくる会」系教科書の推薦はないと見越した上での変更と見るのが自然だ。
 玉津氏は、その、推薦のなかった「つくる会」系の育鵬社の教科書に票を投じた。その姿は中学生の目にどう映るだろうか。
 育鵬社の公民教科書は、在沖米軍基地に関して本文で何も言及せず、欄外に「75%が集中しています」と記すだけだ。人権侵害など基地がもたらす弊害や住民の反対は記述しない。その教科書で、中学生に沖縄の置かれた人権状況をどう学べというのだろうか。
 中国については不信感、敵対心をあおる記述に終始する。国境に近く、古くから近隣の国々と交流を重ねてきた八重山の中学生にふさわしい内容とは言い難い。
 現憲法は連合国軍の押し付けと記述し、憲法9条の平和主義が果たした役割は記述しないのでは、一方的過ぎる。
 まして、徴兵制を積極的に紹介し、大日本帝国憲法は全文を掲載するのでは、首をかしげざるを得ない。
 今回の採択は先島の自衛隊配備へ向けた地ならし、との見方もある。それなら大人が議論すべきことだ。教科書は生徒のためのものであることを忘れてはならない。
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by lumokurago | 2011-08-29 10:00 | 沖縄
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