暗川  


写真日記
by lumokurago
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負けた日に

負けた日に  1986.2.14


負けた日に
ころげるように笑った

こころがぽっかりして
サーッとやってきた冷たい白い霧にまかれて
消えていくような
かたくて比重の大きな黒いかたまりが
またひとつ沈んでいくような

「ずうん」という音がする

みんなといて、たのしかったよ
さいこうに

だから笑ったんだよ
声をたてて

ねえ、いったいどこに戻ればいいのだろう

風景が色あせてみえる

ほんとうはもうそんなものはないのかもしれない

戻れない
戻りたくない
戻らなくていい
戻れるはずもない

前進あるのみ
なんちゃって
ふふふ

みんな だいすき


友だちの詩を読んでいたら
彼も「青」にこだわっていて

昔の『クリーム』のロックが
“Strange Blue”とくりかえして

高校生の頃
春の八が岳に行って
歩きながら 雪にピッケルをつきさすと
その細い穴が
のぞきこむと 不思議な水色で
その水色は透明というよりも 不透明な水色だったことを
ふと 思いだす

海の波に洗われた
水色のまあるいガラス玉のような

きっとそれはビンのかけらかなにかだった

まあるい不透明な
きれいな水色の
そこに空全部をひきうけてしまったような

きれいな不透明な水色のブランデー・グラス がほしい
それを手にとって
手のなかで
力まかせに割ったら

赤い血が流れる

そして
水色のかけらがずっときれいになっていく

空だけじゃなくて
海全部もひきうけてしまったように


雲は
もともとひとひらのちいさな結晶にすぎないのに
空は
あとからあとから何千何万何億何兆・・・
いつまでもいつまでもおとしてくるから
つもる つもる つもる
いつのまにかまっ白に
みえるかぎりのすべてのものをおおいつくし

ひとひらひとひらが舞いながら
音という音を
すいとる

とおくで
耳ざわりなかん高い金属音が
キーンキーンと響いているのに
雪の日にはそれも消えている

雪はただ音をすいとり 白く静かに拒絶する

昼は
音がキラキラと光る

雪は音をすいとるから美しい

春がくれば その音は
ポトポトと
サラサラと
ゴーゴーと
力となってあふれ出す
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by lumokurago | 2011-10-08 17:12 | 昔のミニコミ誌より
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