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山田真医師講演会報告 その2

Q&Aの報告です。

Q:将来子どもにでてくる影響はどんなものがあるのでしょうか?

A:わかりません。被ばく2世には影響はなかったと言われているが、健康調査があって、その結果を国会で各党にまわす直前に被ばく2世から相談がありました。医師で統計学の大家、薬害告発の先駆者である高橋晄正さんのところに行ってデータを見てもらったら、なんともないとはいえない、影響はあると言われました。それで厚生省に話しに行ったら、結果はもみ消されました。それは検査の数値の異常ではなく、だるいとか漠然とした訴えだったのですが、被ばく2世が何人か集まって話すと体の状態が似ていて、肥田さんに「ぶらぶら病」と言われるものです。アメリカの研究者も自分たちのところにも同じような症状の人がいると言っています。

 被ばくした放射線は多かれ少なかれ体のなかにたまっていくので、一生の量が問題になります。胎盤から子どもに行き、代々量が増えていきます。しかしどんな影響がでるかということではっきりこれといえるものはありません。

Q:被ばくを除染できる食品などはありませんか? ペクチンがいいと聞きますが・・・。

A:はっきりと勧められるものはありません。医学書ではアルギン酸、チキンキト酸、ペクチンがいいと言われていますが、片方に与え、もう一方には与えない方法で1万人規模で調べないとわかりません。チェルノブイリではペクチンが使われていたので、まあ、いいのかな?程度です。味噌、きのこがいいと書いてあるが、きのこにはセシウムが集まっているので危険で逆効果ですね。大量に被ばくしたあとの除染は薬物で行ないます。

Q:子どもの腹痛や目の下のクマが気になります。定期的な検査を受けたほうがいいですか? がん検診も受けたほうがいいですか?

A:レントゲンでも被ばくするので、とくに子どもは検査を受けないほうがよい。福島の子どもを500人診てきて精密検査の必要な子はゼロです。セシウムの検査にはお金がかかるし、福島の子どもを助けることを先に考えてほしいと思います。東京と福島では不安の度合いが違います。福島の子が全体にきちんと検査を受けられるようにしてほしいです。福島は安全と言っていますがほんとうは危険なので、私たちは助けなければなりません。

 検査は不安産業で、日本は検査しすぎの国です。やたらに検査を受ければいいというものではない。早期発見と言って儲けている者がいるのです。この機会にたくさん検査して儲けようと思っていることでしょう。出版社でも以前から原発の本をだしてきたのはいまにもつぶれそうな小出版社で、事故が起こってから急に売れるようになって罪悪感を感じているところもあります。

 ぼくは長い間「障害をもった人と共に生きる運動」をやってきました。だから環境問題はやりたくないという気持ちがある。なぜかというと環境問題には障害は悪いものという感覚があり、障害をもっていてもいいじゃないかという考えから離れていくからです。遺伝的な影響を言うと、病気や障害を差別することになるのです。病気や障害をもった人は福島を動けません。こういう状況では世の中の差別があらわにみえてくるものです。病気や障害が悪いものだという意識をもつことは危険なことです。

Q:広島・長崎と今回の違い、共通点はなんですか?

A:広島・長崎は核分裂が一瞬に起こる爆弾の被害で、放射線は一瞬にでる。残留はあるが。それに対して福島は水素爆発で一辺にでたが、その後も持続的にでている。チェルノブイリでもこんなに長くはでていません。それに水の汚染ははじめてのことで、ほとんど言われていません。東京のホットスポットが話題になっているが、3月15日頃のものが残っているのか、それ以降も飛んできたのかはわからない。つまり福島は持続的に低線量を浴び続けている状態です。しかし放射線被ばくについて使える資料は広島・長崎のデータしかありません。

 数年前に日本の医療被ばくについてヨーロッパから警告されたが、日本は広島・長崎と医療の問題はまったく違うと切ってしまいました。広島・長崎では爆心地からの距離に比例してがんが増えている。福島はまったく新しい事象とみたほうがいいと思います。

Q:汚染した廃棄物の管理はどこですればよいでしょうか? 

A:ぼくが答える問題ではないが・・・。除染の問題では児玉龍彦さんが有名になりましたが、南相馬では児玉さんが除染幻想をふりまいているという声も聞いています。農地は除染したら使えなくなってしまう。というのは表土を大事にして土づくりをしてきている、その表土をはぎとってしまうので。使えないなら使えないとはっきり言ってほしいという意見もあります。除染で戻れる、効果があるという説を疑っている人が多いのです。

 原発から何10キロは捨てられた土地になるので汚染物はそこに捨てることになるでしょう。そのかわり、その土地から離れた人の補償をしなければなりません。

 子どもの疎開についてもしたいけれどできない人が多いです。どういうことをすれば疎開できるのかを考えなければならない。一斉にと言ってもそれでは強制疎開になってしまうので、きめこまやかに個別の事情を考えて対応しなければならないと思います。

Q:年配者は汚染された食品を食べろという小出さんの考えをどう思いますか?

A:小出さんは日本全体が汚染されたから、あとは分配の問題だという考えだと思います。野菜は北海道産を選ぶなど考えられるが、肉は選びようがないですね。かといって外国産がいいかというと、外国産のものは放射線がかかっているものが多い。日本で放射線をかけているのはじゃがいもだけですから、日本という国は食品の安全性の高い恵まれた国だったのです。

 でもこうなってしまいました。まず子どもを助けましょう。うちでは普段の食事は気にしていませんが、孫が来る時に孫に食べさせるものは別にとってあります。吉祥寺に来た時などに安全なものを買っておくのです。

 福島では給食に福島の食材を使っています。福島の安全を言うために子どもが犠牲になっています。福島産のものを食べると福島は安全だということになりますが、これはどうなのでしょうか。安全だと認めていいのかどうか、ぼくは疑問に思います。福島産は危険だから食べないようにしようと言うのか、福島産のものを食べることが福島のためになるのか、それぞれの考えだと思います。

Q:今年は放射線被ばくで免疫力が落ちていると思うので、普段は受けていないインフルエンザの予防注射を受けようかと思うのですが?

A:予防注射の話になると2時間は話さなければならないことになります。インフルエンザの予防注射は効かないので自分は行なっていません。

Q:原発をなくすために何をすればいいですか?

A:ぼくに聞かないでご自分で考えてほしいですね。原発事故のあとであっても、石原があれだけの票を取ったということで、投票して勝てるという気はしません。多数を取って勝つということのしにくい国だと思います。多数を取るということでなく、勝つ方法を考えるしかないと思います。

 チェルノブイリで事故があった1986年のあとはいまよりもっとデモがありました。しかしあれも風化してしまいました。風化させないためにはどうすればいいのか、みんなで考えましょう。

Q:事故の前にヨウ素剤を飲んだのは三春町、川俣町だったということですが、ほかの地域では飲むことはできなかったのでしょうか?

A:南相馬のお母さんに聞いた話ですが、11日から14日まではほとんど何の情報もなく、14日の午後になって突然「逃げろ」と言われ、どっちに逃げろとも言われなかったので伊達のほうに逃げたらかえって線量が高かったということです。3日間、子どもを連れて外で給水を待っていたと言っていました。ヨウ素剤については11日以前のことはわかりませんが、12日に保健所に集めたそうです。

甲状腺はヨウ素を取りこんでホルモンを作りますが、すきまがあると放射性ヨウ素が入ってくる、だからヨウ素剤は放射性ヨウ素が入るすきまをなくすために、それを吸うまえに飲まなければならない。ヨーロッパでは一人ひとり持っています。日本のように逃げるときにもらいにいくのでは遅すぎて役に立たないのであって、各家庭にもっているべきです。三春町では町長の判断で配ったら国から注意があった、おかしな話です。福島大の職員は飲んだそうです。一番必要な原発周辺の人は事故を隠されていて飲んでいない、少し離れたところの人が飲んだということになります。いまは一定の場所に備蓄されているだけで、その場所も明らかにされていないし、まったく役に立っていません。

Q:うわさかもしれませんが、生理不順がひどいというサイトがありました。 放射能と関係あるのですか?

A:下痢や生理不順は心理的影響も大きいです。基本的にはそういうことについて調査しなければならないのです。今年、手足口病の大流行があり、それもみんな放射能の影響じゃないかと言われる。被災地とそうでないところで同じような流行であれば、放射能の影響ではないだろう、その程度のことしか言えません。

Q:テレビで北海道でもセシウムの値が高かったと言っていましたが?

A:マスコミの言うことは信用しない方がいい。首都大学がコメントしたことも信じていません。結局は自分たちでやるしかないが、実際には測定はむずかしい。行政に測定しろと要求するよりも、市民が管理し、行政に援助させるのがよいと思います。ベラルーシに注文すれば食品測定器が120万くらいで手に入ります。本当はすべての食品を毎日調べなければならないがそんなことはとても無理ですね。
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by lumokurago | 2011-10-24 17:24 | 原発
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