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『80年代』に山田真さんの名前が

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 『80年代』(野草社1982.1.1発行)13号の目次です。片づけをしていたら押し入れのなかからでてきました。『80年代』を全冊段ボールの箱に入れてとってあったのです。私の文章が載っていたはず、とみてみたら、なんと目次の私の名前の隣りに山田真さんのお名前がありました。わお!

 「にわか障害者の思ったこと」はこちらです。

 スリーマイル島の原発事故が1979年ですから『80年代』ははじめから反原発、「くらしをかえよう」というテーマではじまっています。私が参加した福島原発見学会も野草社の関係で行われたものでした。1980年、私は26歳でしたが、野草図鑑という読者からの投稿欄は10代、20代の若者からの投稿で埋め尽くされていました。野草社は私より7、8歳年上の全共闘世代の2人(IさんとOさん)が中心になってつくった出版社で、いま読むと『80年代』は学生運動が挫折したあと、「からだ」「くらし」「はたけ」などのやわらかい方向に目が向けられていった様子がよくわかります。政治的なテーマはほとんどありません。(チェルノブイリの後は懐かしい高木仁三郎さんの文章がでてきます)。

 それでも「くらし」派のIさんと政治的要素も持ち合わせていたOさんのバランスでつくっていたのですが、何年後かにIさんが共同体に入る決心をして、Oさんと決別し、「田舎暮らし」のテーマが多くなっていきました。これも偶然なのですが、山田さんのお話にお名前がでてきた高橋晄正さんがDr.Kとの対談で、学生運動が田舎暮らし(この言葉ではなかったが)の方向に流れて行ったことを批判しています。

*****

近藤:市民運動が自然食運動に食われてということは、どんな意味ですか?

高橋:市民運動が素朴自然主義に食われていったんです。例えばいまのパック入り牛乳はほとんど120度で2秒とかで殺菌(超高温瞬間殺菌)している。しかしそれではタンパク質が変性するから、やっぱり65度で30分の熱処理でやったほうが安全だという運動があって、その運動は昔ながらの殺菌法をする企業と結びついていたりもした。結局、半年かけて世界中の文献を調べたんですけれども、やはりヨーロッパではそれ(超高温瞬間殺菌)の安全性を確認している。牛乳はヨーロッパ人にとって日本人の味噌汁と同じように大事なものですから。

 それと、素朴自然主義のもう一つのグループは反近代という形で、殺菌法そのものを批判している。こうした議論をする中で、私の会を支援してくれていた自然主義グループが離れて行いったという経緯があります。

近藤 それは、ありがちな話ですね。不幸な話ですよ。

高橋 そうなんです。加藤登紀子のダンナ(藤本敏夫さん。いわゆる新左翼の元リーダー)も、自然食農場ですね。結局、全共闘も科学との対決がなかったために「自然」にのめり込んだ。

近藤:科学との取り組みを回避したんでしょうね。

高橋:そうでしょうね。そういう形で素朴自然主義に入ってしまった。

近藤:市民運動みたいなものが、反近代を掲げて自然回帰になっていく問題については、がん治療にもおなじような問題があります。ぼくががん治療には危険性が伴い、必ずしも生存率を改善しないと言うと、「それは分かった」となって、今度は自然食だ民間療法だなんてほうに行きがちなんですね。こういうことって、どうしたらいいんだろうって思ってしまう。そこで自分の論理を貫けば、どうしても彼らを批判せざるをえない。。。・

高橋:それはやっぱり、科学にゆだねるという発想がないんですよね。ヨーロッパ人やアメリカ人は、科学にゆだねるという発想があると思うんですよ。科学を作った民族だから。だけど日本人の場合、市民も、官僚も曖昧にして通れるという発想がある。そう言う点は、儒教文化圏が持っている宿命ではないのかな。フランス革命で女王の首を切ったのがよかったかどうかは分からないけれど、日本は戦争の処理も曖昧ですから。

(「がんと闘うな」論争集 265ページ)

*****

 私も反近代を掲げることが科学的に証明されていない民間療法やスピリチュアル系に吸い寄せられていくことを、おかしいと思っている一人です。
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by lumokurago | 2011-10-25 18:41 | 昔のミニコミ誌より
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