暗川  


写真日記
by lumokurago
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
検索
リンク
ご感想をお寄せ下さいmailto:lumokurago@yahoo.co.jp

嫌がらせコメントは削除させていただきます。

必ずしもリンクするHPの意見、すべてに同調するわけではありません。ご自分で情報を選んでください。

原子力資料情報室

小出裕章非公式まとめ

沖縄タイムス

暗川メインページ
私の下手な絵などを載せています。

杉並裁判の会
私たちの裁判の会です

ポケットに教育基本法の会

「つくる会」教科書裁判支援ネットワーク

もぐのにじいろえにっき
もぐちゃんのページ

プロテア
リリコおばさんの杉並区政ウォッチング

鬼蜘蛛おばさんの疑問箱
松田まゆみさんのページ

熊野古道の路沿い
鈴さんのページ

風に吹かれてちゅちゃわんじゃ
小笠原父島で農業をやっているサエちゃんのブログ

三宅勝久さんのブログ
杉並区在住のジャーナリスト

カテゴリ
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

戦争を学ぶ・戦争から学ぶ

 戦争中、疎開体験のある友人(70代)がお子さんたちが小学校のときのPTAで知り合ったかたたちと、いまだに(おそらく35年以上)読書会をつづけています。彼女たちは山住正巳さん(元都立大学長・故人)と一緒にPTA活動をされていました。その読書会で戦争について学ぼうということで、半藤一利さんの「昭和史」2冊を読み、私にもまわしてくれました。

 学校では歴史の授業を縄文時代から始めるため、時間がなくなり、近現代史をまともに習ったことはありませんでした。「つくる会」教科書採択騒ぎがあって、ようやく「未来をひらく歴史」(中国・韓国・日本の歴史家が共同でつくった教科書)を読んだりして、近現代史を勉強しはじめた私にとって「昭和史」はたいそうおもしろく、勉強になる本でした。メル友してたDr.Aも読んでいたため、「Dr.Aとの往復メール」にはこの話題がでてきます(ちょっと探すのが大変)。

 その後、同じ半藤さんの「ノモンハンの夏」「日本で一番長い日」を読み、「ガダルカナル」(五味川純平)を読みました。ノモンハンで無謀な戦闘を起こした張本人の「辻」という軍人が、ノモンハンから何も学ばず、ガダルカナルで同じことを繰り返したあげく、戦後は議員になったことも知りました。「ガダルカナル」のあとがきに五味川さんが書いておられたように、日本人というのは客観的判断ができず、精神主義でなんでもできると思いこみ、過去から何も学ばず、同じ過ち(それも取り返しのつかない)を繰り返して平気でいる人種のようです。

 戦後処理については、ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて(上下)」が大部で読むのが大変ですが、とてもすぐれていると思いました。非常にたくさんの資料に当たり、当時のアメリカの思惑や日本の一般市民の感じ方なども的確に把握していると思います。天皇制については、天皇の側近にも退位やむなしとする意見もあったにもかかわらず、おもにマッカーサーの意向で残されたことがわかりました。戦争放棄・軍隊の不所持を謳った平和憲法も、敗戦後のほんの一瞬とも言える間隙に可能になったこと、そのあとすぐに朝鮮戦争がはじまり、アメリカから再軍備を求められた経緯もよくわかりました。東京裁判についても公平な立場から書かれています。(シベリア抑留体験のある父の友人にこの本をまわしたところ、彼も「いい本だ」と言っていました)。

 高校で「昭和史」や「敗北を抱きしめて」を教科書として学び、討論すれば、戦争に対する日本人の認識も変わってくるのではないでしょうか。

 もう1冊、戦争から学ぶためにはお勧めの本があります。「終らない旅」(小田実)です。帯には次のように書いてあります。

 「だから、愛するきみに告げよう。私たち小さな人間は、けっして殺されてはならないのだとーー。大阪大空襲、ベトナム戦争、そして「9.11」・・・。戦争の悲しみを見つめ続けた著者が描きあげる。人間のすがた、愛のかたち」

 この帯にある通り、小田実が体験し、見つめつづけた戦争を追い、生涯をかけて考えつづけてきた戦争に関する思想の集大成だと思います。この本も教科書にするといいですね。縄文時代などやらなくていいから、1年かけてこの本を読んだほうがよっぽど考える力が身につくと思います。

 推薦本 「昭和史」半藤一利、「敗北を抱きしめて」ジョン・ダワー、「終らない旅」小田実
[PR]

by lumokurago | 2011-11-21 09:45 | 平和
<< 「日本を滅ぼす電力腐敗」 三宅勝久 八重山教科書問題のその後 >>