暗川  


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『戦争童話集』 野坂昭如

 1971年に『婦人公論』に連載された作品だそうです。出版は1975年中央公論社。野坂は「ホタルの墓」で有名ですが、こちらも傑作だと思います。

 1、小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話
 2、青いオウムと痩せた男の子の話
 3、干からびた象と象使いの話
 4、凧になったお母さん
 5、年老いた雌狼と女の子の話
 6、赤とんぼと、あぶら虫
 7、ソルジャーズ・ファミリー
 8、ぼくの防空壕
 9、八月の風船
10、馬と兵士
11、捕虜と女の子
12、焼跡の、お菓子の木

 「昭和20年、8月15日」で始まる12話中7話に動物がでてきます。何の責任もない、意味もわからない戦争で命を落とす動物たち。人間の子どももそうです。特攻隊の青年(少年?)にも責任はありません。責任のまったくない、戦争の意味もわからない動物たちや子どもたちが犠牲になるのが、もっとも理不尽です。もっとも理不尽なものを表現すれば、もっとも人びとの心を打ちます。この動物たち、子どもたち、青年たちはなぜ死ななければならなかったのだろう? 登場人物(擬人化した動物も含め)があまりにもやさしい。戦争さえなければみんなどんなに幸せな人生を送ることができただろうか。戦争が憎い。
 
 私たち(市民の芝居作りのあつまり)はこの童話集を紙芝居にしました。勤務していた学童クラブのお楽しみ会などに読み聞かせしました。今回、この紙芝居を含め、山木屋の菅野浪男さんの作った童話集から子どもたちが絵を描いて紙芝居にしたものなどを、地域の文庫に寄付しました。子どもたちに読み聞かせていただければうれしいです。余裕がなくて写真を撮れなかったのが残念。写真があればここに載せられたのにね。

 ところで、何かに似ていますね。そう、「原発さえなければ」です。

 非常に言いにくいのですが、冷酷な性格の私ぐらいしか言う者がいないと思うので思い切って言いますね。動物たちは別として、子どもたちにはいまは責任がないけれど、成人すれば、いまの大人たちと同じように、ある人びとは「原発ムラ」をつくり、戦争大好きになり、人を人とも思わず金儲けばかり考える人間になるのです。そのときに、彼らにだまされずに自分の頭で考えて、戦争や原発を止める力をもった子どもたちを育てなければならないのです。そのためには大人が変わらなければならないし、教育を変えなければなりません。それができなければ永遠に同じような残酷なことを繰り返すことになるのです。
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by lumokurago | 2011-12-11 15:47 | 本(book)
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