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広河隆一さん講演会・2

・爆弾というものはどうしてあんなにどんどん残虐化するのか。クラスター爆弾はまず2つに割れ、それから何百という2mm位の粒の爆弾になって飛び散る。2mm位でも壁に穴があくほどの威力。(スライドを指して)この男の子の体にはその2mm位の爆弾がたくさん撃ち込まれた。
なぜこんな爆弾が作られたかと言うと、どこに逃げたかわからないパレスチナ「ゲリラ」を殺すため、広い範囲に爆弾が飛び散るようにした。ひとりの「ゲリラ」のためにまわりにいる市民、子どもたちが大勢犠牲になる。しかしアメリカはそんなことなんとも思っていない。(もちろん「ゲリラ」を撃つことだってよくないこと)。

・ベトナム戦争でナパーム弾が使われた。人間の体に入ってから拡大し、これでもかと傷を大きく深くする爆弾・・・
さらに、今は水をかけても消えない爆弾、包帯をして1週間経っても、包帯を取ると煙の出る爆弾があるそうだ。その爆弾が市民や子どもたちをも襲っている。

*****(ここまで広河さんのお話)

どうして人間はここまで残酷になれるのだろうか?人を殺したいんでしょう。殺せばそれでいいじゃない。それよりも怪我だけでいいじゃない。その人はそれでもう反撃はできないのだから。爆弾が炸裂したその一瞬で十二分に苦しむ。その上、ただただ苦しめることを目的としたような爆弾を作るのは一体なぜ?しかも、それが苦しめるのは市民や子どもたちなのです。

日本という国はこういう戦争に賛成し、自衛隊を派遣している国です。

by lumokurago | 2005-12-02 20:31 | 社会(society)
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