暗川  


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戦争に反対することは文字通り命がけ

昨日、安倍裁判第3回口頭弁論が行われました。

昨日は追い詰められた安倍政権の悪あがきを見せられたと同時に、司法の腐敗、モラルハザードの深刻さを思い知らされる一日でした。(傍聴者より)

地裁ロビーで集合して、エレベーター前で傍聴者に出会い、「この裁判は受付にある表(今日の裁判の案内)に載っていませんよ」と言われましたが、とにかく行ってみよう、といつもの法廷に行くと、ちゃんと書いてありました。「え? なんで表にはなかったの?」
これが前兆でした。

開廷すると、全体で15分のはずだったのに、急に「陳述時間は15分取ります」と言われました。「え?」と思ったけれど、事前に書記官に交渉した際、「じゃあ忌避しかないわね」と匂わせた効果かな? と思い込み、お礼など言ってしまいました。

裁判長は準備書面を一つずつ陳述するように言い、さらに口頭弁論調書への異議申立まで陳述をゆるしたので、ますます「なんかおかしい」と思ったけど・・・

その上、陳述をしぶっていた「意見」を述べた準備書面2つのうちの一つも最後に「時間が余ったから」と陳述させ、いよいよおかしいと思いつつも、若い原告が陳述できてよかったなどと思っていました。そして次回期日を決めるだろうなと手帳を出していたところ・・・

裁判長は突然声が小さくなり、ぶつぶつ言って、原告の一人が「忌避します」と言いました。彼女は自分で裁判をやっているので、裁判に慣れており、裁判長が「口頭弁論を終結・・・」と言いかけた声を聞き取り、これは「結審」だと悟って「忌避」の声をあげたのでした。

裁判官が「閉廷」の挨拶もなしに、逃げ去っていく背中に他の原告も口々に「忌避します」「聞こえませんでした」「もう一度言って下さい」との声をあげました。騒ぎがおさまってから、書記官が「8月31日11:30判決です」とだけ言いました。

その後も書記官に「もう一度裁判長を呼んで、聞こえるように言って下さい」などなど頼んでいましたが、聞き入れられず、職員は出て行きました。原告と傍聴者の大部分は傍聴席に残っていました。

5分後位に次の裁判が入っていましたが、裁判官はなかなか現れず、時刻を5分以上過ぎてから、次の裁判は開始。その裁判が終わって、私たちは繰り返し裁判長に呼びかけましたが、裁判長は「傍聴席は静粛に」と言っただけでした。

もう一つ別の裁判が終わり、同じことが繰り返され、これでこの法廷で行われる裁判は終わりでしたが、まだ原告と傍聴者10人位は傍聴席にとどまっていました。

裁判所の職員が来て、法廷を閉めるので退廷するようにと何度も言いましたが、私たちは裁判長の声が聞こえなかったので、もう一度言って下さい」「説明する責任があるでしょう」などと何度も繰り返していました。職員は「43部の書記官室に来てください。そこで説明します」と繰り返しました。それに対して私たちは「主権者は私たちです。こっちに来てください」などと繰り返しました。

途中で職員は電気も消してしまいました。傍聴者が電気を消したことに対して抗議していました。暗闇の中でしばらくの間、すわっていると、職員は自分が消したのに、「暗くて危ないので出てきてください」などと意味不明のことを言ったりしていました。

その後、職員は「強制退去してもらいます。何時何分」というのを何度か繰り返し、「根拠法は?」と聞くと、裁判所庁舎管理規定だと答えました。

2時45分頃、衛視がたくさん入ってきて、私たちは生まれて初めて「強制退去」させられました。法廷から出されただけではなく、普段は閉まっている裁判所の裏門(横門)から敷地外に出されました。私は泣き真似していたら、本当に涙が出てきました。

私たちが傍聴席にとどまっていた間に、傍聴者が記者クラブに行って、こんなことが起こっているからすぐに来てくださいと記者たちに言ったそうです。幹事社(TBS)は放送で各社の記者を呼び、傍聴者の説明を聞いたそうですが、被告が安倍と聞くと、記者たちのほとんどはきびすを返し、部屋に戻ってしまったそうです。現場に来た記者もTBSを含め、1人か2人はいたらしいです。

また、裁判所の受付にある裁判の表をもう一度見たら、安倍裁判だけ書いていなかった43部の分をページごと抜き取ってあったとのことでした。ホチキスを止めなおした後があったそうです。

その後、日比谷公園に行って食事しましたが、職員が「43部に来れば説明する」と言っていたことを思い出し、もう一度行ってみることにし、原告5人で戻りました。

ところが対応に出てきたのはあの場にいなかったという年配の書記官で、あの場にいた若い書記官はすぐそこに座っているのに、出てきませんでした。このことが一番おかしいと思いました。

職員が「43部に来い」と言っていたのに、年配の書記官は「なんですか?」と言い、「あの裁判で何がなされたのか教えてほしい」という私たちの質問に対し、口頭弁論調書の謄本を取ってくださいと言うのみ。調書がいつできるのかもわからないとし、問い合わせるようにと言います。

「聞こえなかったのだからもう一度言ってほしいのだ」というのに対して、「都合の悪いことは聞こえないのでしょう」という暴言も! 思わず「名誉毀損で訴えます」と言ってしまいました。

この時、法廷にいた司法修習生が来て、ずっとそばに立っていましたが、「ちょっとお話したいので」と言うので、私が話を聞きました。彼女が言うには、他の修習生とも話したが、こんなやり方で平和を守ろうとすることができるのかと感動したとのことで、裁判所のやり方はどう見てもおかしいが、ここで書記官を個人攻撃するのでは逆効果になってしまうのではないかとのことでした。

ここにTBSの人も見に来たので、彼女との話は中途になってしまいましたが、このことについての自分の意見はまた書きます。TBSの人は詳しく聞きたいというので、あらましを話し、資料がほしいというので訴状と被告の準備書面などを渡しました。

感想

・私たちは「善意」すぎる。それを反省し、次回はもっと警戒するけれども、今回、生まれてはじめての裁判で、裁判所のこのような「悪意」を予想するのは無理だった。

・それにしても「国」というものはすごいなあ・・・でもこれは安倍らから圧力があったというわけではなく、裁判官の「自粛」かもね。自縄自縛という言葉があった。

・戦争中、戦争に反対することなど誰にも(ごく少数の獄につながれた者らを除き)できなかった。あの時ととてもよく似ている。裁判所も学校もどこも同じ。戦争に反対することは命がけ、職を失ってもいいという覚悟がいる。こうして職にしがみついているということは戦争に加担していることと同じ。こうやって戦争はすすんでいく。やはりもう止められないなあ。

でも理論的には国民投票で過半数が反対する可能性はある。投票に命や職をかける必要はないから、これならありうる。でもこんな裁判をやっている裁判官らが改憲に反対の票を入れるということはあるのだろうか? 日の丸、君が代に従っている教員、人事考査制度を認め、自己申告書を提出している教員、その他、その他、仕事上今の政府に反対の意思表示をしない人間が、国民投票の時になれば、改憲に反対の票を入れるだろうか? 

彼らは一体どういう気持で仕事をしているのか? 給料のためと割り切って、何の痛みも感じないのだろうか? 人間なら痛みを感じたら病気になってしまう。もう人間ではないのか? そうなのかもしれない。極限になれば隣に寝ている仲間の兵隊を殺して、その肉を食べる。裁判長のしたことは、それと同じことだ。

こうやって戦争になっていくんだなあと、改めて実感している。(戦争といってもアジア太平洋戦争とは違う形だけれど)

戦争を止めるためには、命、職をかける人間を一人ずつ増やしていくしかないと、今、はっきり思う。今、もうそこまで来ている。

逆に言えば、命や職をかけなくても戦争に反対できる社会を私たちは壊しつづけてきたのだ。今、命がけでなければできないまでにしてしまったのも自分たちの責任である。

司法修習生の彼女が「個人攻撃」と言ったけれど、個人が自分の命、職をかけて、反対するしか方法はないと思う。この年配の書記官にしても、若い方の書記官を呼んで説明させることをなぜしないのか? この場合、その程度のことで左遷されるのだろうか?やはり? 

しかし、戦争を止めるためにはそうするのがこの年配の書記官の責任である。この人にも子どもや孫はいるだろうし、いなくても世界中の子どものために、一人の大人として自分が問われているはずである。そうしなかったことで、確実にこの書記官は戦争に加担した。こういう一つ一つの物事に対する一人ひとりの行動の積み重ねが戦争を呼んでいるのだ。
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by lumokurago | 2007-06-02 14:47 | 安倍裁判
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