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「悪あがきのすすめ」辛淑玉さん語る

6月23日に松山で行われた「辛淑玉さんとともに」の報告を書きました。
ぜひどうぞ・・・

「悪あがきのすすめ」 辛淑玉さん語る

松山市で6月23日、作家・辛淑玉(しん・すご)さんの新刊「悪あがきのすすめ」(岩波新書)の出版を記念し、集会「辛淑玉さんと共に」が開かれました。

 前座で愛媛教科書裁判の原告らによる寸劇「なんちゃって教科書裁判」を上演しました。従来の「陳述しますか」「はい」「次回期日はいついつ」という数分で終わる裁判と、原告らが自由に意見を述べる愛媛方式の裁判を比べるもので、1ヶ月間の稽古を重ね(といっても回数は4回)、小道具も準備して行ったものですノリノリで演技する人、緊張気味の人、普段通りの人と様々でしたが、全体としては「本物の裁判の方がリラックスしてる」との評でした。お芝居は1日やったら止められない! 味を占めた原告らは、裁判を放り出して全国にドサ回りに出るかもしれませんので、皆様、お楽しみに!  

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 辛淑玉さん
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 寸劇「なんちゃって教科書裁判」
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 講演会の後、外で歓談

 ではお待ちかね、辛淑玉さんのお話です。辛さんは歯切れ良く表情豊かに、時には満身に怒りを込めて話されました。文章にするとその様子が全く伝わりませんが、あらすじを追うということでお許し下さい。

ダニと言われている人たち

 数日前に「悪あがきのすすめ」という本を出版しました。本の最後に「小さな個人が集まって、大きな力になる―愛媛のオヤジ・パワー」として、愛媛教科書裁判のことを書きました。

 私は17、8年前に初めて愛媛に来ました。その時Tさん(原告の1人)に会ったのですが、清く正しく美しく、本しか読んでないまじめなお坊ちゃまっていう印象でした。それが2005年12月に再会してびっくりしました。昔の顔じゃない。時代劇の切られ役みたいな悪人顔になってて、「いいな」と思いました。この時代にニコニコして生きていられるのは特権階級のお坊ちゃんの安倍(晋三首相)とか純ちゃん(小泉純一郎前首相)だけ。Tさんはみごとに人相が悪くなって、きっとまともな生き方してるんだろうなと思いました。

 私が愛媛のことを知ったのは海外でです。韓国やアメリカやあっちこっちで評判を聞きました。面白い話があるよというので、初めはテレビドラマかと思っていました。そのうちサンフランシスコで「愛媛の裁判は権力から『ダニ』と言われている」と聞き、会ってみたいものだと思いました。愛媛のたたかいは、国際的なたたかいになってるんです。国際的なたたかいっていうと普通スマートな感じなのに、会ってみたら「なんだこのおっちゃんたちは」って感じで、「何しに来たの?」と言われたので、緊張してドキドキして「ダニと言われてる人に会いに来ました」と言ったら、「ギャハー」って大笑いで、みんなが好き勝手にしゃべるんで、インタビューになりませんでした。詳しいことは本を読んで頂きたいのですが、こういう集団に会ったのは初めてでした。普通はやっぱり賢そうに見えるものですが、ここは統率が取れてなくて、話があっちこっちに飛ぶのです。この人たちと権力は闘ったんだと思うと、権力側は悩まされてるだろうなと同情してしまいます。いろんな色、いろんな言葉、いろんな人がいて、本当にびっくりしました。

 この本の校正でも「堪忍して」と思ったのは、何人もの人からメールやファクスが来て収拾がつかないので、「どなたか1人にまとめて下さい」と言ったのですが、「みんなそれぞれなので、まとめるようなものじゃない」と言われ、普通は1回ですむ校正が5回、6回、7回かかりました。岩波の中でも「面白いね、愛媛のおやじたち」という反響でした。お仕着せでない自分たちの言葉で自分たちの思いで闘っている姿は、多くの人に感動を与えると思います。

 アメリカの小さな勉強会でお借りしたビデオテープ(01年の採択時、教育委員会との交渉場面のビデオ)を上映しました。アメリカでは「日本てヘン」「変な国」と思われています。一人ひとりの顔が見えてこないので。でもこのビデオでは一人ひとりが自分の人生をしょって、さまざまな歴史、個性をしょって闘っているので、拙い通訳にもかかわらず、終わったら拍手が起きました。多くの人に通じるメッセージが言葉以上のもので、ありました。

「女は産む機械」は全体主義

 さて、今日、私は少し時間を頂いているので、日本に戻ってきて、この社会で何を感じ、今どういう状況にあって、人々はどのように闘っているのかをお話したいと思います。

 1月の終わりに日本に戻ってきて、TVで最初に見たのが小沢(一郎)さん、菅(直人)さん、鳩山(由紀夫)さんが出てくる「船が沈没するぞ」とかいう民主党のCMでした。今時、なんで男ばっかりなのか。「私たちは支えます」って言ってるけど、何を支えるのか。党首支えてどうするって感じで大笑いしました。なんか変よねと思ってたら、やってくれました! 柳沢のおっさん。「女は産む機械」発言です。

 個人的な質問に答えてもいいという男性の方、いらっしゃいますか? 目があうと「ああ」って感じでそむけられちゃうんですけど……そこの方、質問していいですか?

 あなたはかつて性行為をした時、1度でも「いたーい! たまらない!」というつらい思いをしたことがありますか? (男性)「ありません」「おとなりの方どうですか?」「ありません」そうですね。男は性行為で1度も痛い思いをしたことないんです。女は12、3歳から月経が始まって、月のうち4分の1は痛かったり具合が悪く、初めての性行為は痛くて痛くてたまらないもので、妊娠すればどれだけ気持ちが悪いか、つわりだなんだで、その上出産は痛いどころか命がけで行うわけですよね。ずーっと女は痛い思いをしてるんです。1度も痛い思いをしない男が、なにが「産む機械」だ! それに子どもは2人産むのが健全だとかなんとか言ってましたね。子どものいない安倍や1人産んで離婚した小泉に言ってみろ! 自分の上司には言えないんですよ。

 柳沢厚生大臣は実はとてもいい人で、孫の面倒見がいいそうです。それが政治家になった時に、あんなふうに言ってしまった。ああ思っている人はたくさんいるけど、政治家は言わないんですね。柳沢大臣がなぜ言ってしまったかというと、普段は言わないことなんだけど、安倍政権には言ってしまってもいいという空気があるのだと思います。歴史認識が欠落しているのです。かつて女は産む機械と言った国があります。ナチスドイツと日本です。「産業用雌馬」「産業用機械」とか言ってました。この歴史を知っていれば口が裂けても言えないはずです。このことを全体主義と言います。全体主義が何かということを、アメリカでめぐり合ったある運動から考えてみます。

強いものには逆らうな

 アメリカ西海岸でこの小冊子(会場に見せながら)を何回も受け取りました。中には1人ずつの顔写真があります。この中に久しぶりで会った人がいます。後ろの方は見にくいと思いますが、イラクで殺された香田証生です。みなさん、記憶にありますか? イラクで24歳の青年がつかまったと報道された時、私は国会にいたのですが、国会内では「プー太郎だよ……プー太郎だよ……プー太郎だよ……」という言葉が飛び交いました。1人の人間が殺されるかもしれないのに「プー太郎だよ」って言うのはなんだろうと思いました。私は「どんなことがあっても助けよう」と言い続けたけれど、社会は静かで「行っちゃいけないのに行った、短パン姿で100ドルしか持っていなかった、行くやつがいけない」という反応でした。こんなことを報道する必要があったのでしょうか? 助けなくてもいいというお墨付きを与えたかったのですね。

 小泉は彼が人質になってすぐに「自衛隊は撤退させない」と即答しました。これは「助けない」と言ったと同じです。誘拐事件の初動捜査では犯人に「あんたの言うことは聞く」と言っておいて、時間を稼いでおきます。まず、命を守って、交渉していくのです。香田証生の場合は殺してもいい命とされて、死刑宣告されたのです。宣告したのは日本の首相です。彼の死刑執行の場面はインターネットで流され、私は10回以上見ました。私は助けられなかった。私が殺したんだ。殺したのは私だしあなたです。あの子、何か悪いことしたのかな?

 「ここからここまで」という枠から飛び出していくのが子どもの特権です。飛び出していくから新しい時代が、新しい価値観が生まれるのです。「仕方ねえな」とその子の尻を拭くのが大人の仕事です。高遠菜穂子、今井紀明、郡山総一郎が人質にされた時、「自己責任」という言葉が使われ、彼らが帰ってきた時、「バカ死ね」「戻ってくるな」といった言葉が投げつけられました。フィリピンで人質が帰って来た時は英雄、イタリアでは祝杯をあげました。日本では生きて帰ってきた彼らを許さなかった。「辱めを受けたら死んで帰って来い」です。3人の中で高遠菜穂子と今井紀明が叩かれました。女子どもだから叩かれたのです。女子どもが自らの意志を持って発言すると、「強いものには逆らうな」と叩くのです。

「人道支援」は嘘

 いろんな集会に行くと、「教え子を戦場に送るな」という言葉が聞かれます。でも日本は今、戦争してるのです。朝鮮戦争、ベトナム戦争、インドシナ侵攻、アフガニスタンへの侵攻、湾岸戦争、イラク戦争……日本は戦後一貫して戦争をし、人を殺してきました。憲法が変えられようとしている中で、9条、24条、そして教育基本法というのは3点セットで、24条は両性の平等、そして教育基本法は子ども、9条は男を戦争に駆り出す。それは一貫してこの国の政府が進めようと思ってやってきたことです。

 奥克彦、井ノ上正盛という外務省の2人が爆殺されましたが、唯一この事件だけ犯行声明は出ていません。米軍の誤爆だった可能性があります。彼らの出身大学は早稲田と熊本大学でした。この学歴を見ればですね、あ、そうなのだと。東大出は現地には行かないのです。東大出でなければクズと一緒。今、東大に行けるのは両親の収入が年収1000万(円)以上で私立学校出身者が6割、高校の私立の数というのは8%か7%。一割切っているのです。塾に高い金を払える金持ちの子どもです。金持ちの子は東大に行き、命を永らえる。彼らは「惜しい人を失くした」と言う。そう言うんだったらおまえがイラクへ行け。あの時亡くなったのは3人だった。後の1人はイラク人運転手です。私が知る限り日本人のために死んだイラク人に涙を流した政治家はいなかった。涙一つ流さず、「人道支援」だなんてよく言えるもんだ。嘘に決まってるだろ。それを何の疑いもなく流していく日本のメディアって一体何?

 香田証生は正義のために殺されてもいい命だった。全体主義とはこういうことです。柳沢発言がなぜ最低なのかと言ったら、柳沢発言の行き着く先は、香田証生の死だからです。国のために命を捧げろということです。個人などありません。彼の死を日本では忘れたけど、アメリカの名もない人たちが小冊子に顔写真を載せて「忘れない」と言っています。香田証生を忘れないだけじゃない。こんなひどいことをやった馬鹿なブッシュを決して忘れないと言っています。安倍首相はアメリカに行って旧日本軍の性奴隷の件でブッシュに謝った。バカじゃないの! ブッシュに謝ったってしょうがない。謝るんだったら当事者に謝れよ。

 ブッシュが国連で演説した翌日に、(ベネズエラの)チャベス大統領が同じ場所で演説しました。チャベス大統領はまず「クンクン」とにおいを嗅いで、「ひどいにおいがする。24時間前にここに悪魔がいた。お祈りして悪魔祓いしよう」と言ったので、会場は大騒ぎになりました(笑)。こういう場面がテレビで放映され、私は見ていたのですが、国連に来ていた各国の代表団は喝采しました。アメリカの代表は難しい顔をして一生懸命筆記していました。エクアドルの大統領候補は「ほんとに失礼だ」と批判しました。悪魔に失礼だというのです(拍手)。チャベス大統領はアメリカに来てこう言ったのです。安倍たちも強制がなかったとか言うなら、中国行って言ってこいよ、韓国行って言ってこいよ(拍手)。

今までと違うたたかい方を

 日本が天皇の国だと実感したできごとがありました。過疎の村から「辛さんにぜひ来てほしい」と言われて行ってきました。平均年齢が65歳位で50世帯位の村でした。辛さんが来てくれる、どうやって迎えようかと考えてくれて、なんと手作りの日の丸で歓迎してくれました(笑)。まあ、いろいろあるよ。辛さんが来てくれたからと神社も開けてくれたのですが、日の丸が掲げられ、「つくる会」の教科書が飾ってありました(笑)。ホテルがないから、どこの家がいいか、ここがいいということになったら、元警察官の家でした(笑)。そして通された部屋には大正天皇の写真、辛さんのためと植樹祭までやってくれて(笑)、みんないい人なのです。いい人が苦しくなった時、貧乏になった時、国家・天皇にすがるのです。棄てられた過疎の村がそんな状態です。今までと違うたたかい方をしなくちゃと思いました。

 軍用性奴隷に反対して世界同時デモがありました。アメリカでは10代の子たちがやったのですが、プラカードは「Shame on Japan」(恥を知れ、日本)なんです。「What do we want?」(私たちは何が欲しいんだ?)と叫ぶと、「Justice」(正義)と答えるんです。日本では「正義」なんていうと気恥ずかしいものがありますけど。そして「When do we want it?」(いつ欲しいんだ)には「Now!」(今だ)。日本領事館から人が出てきて「責任者は誰だ?」と言ってくると、ついつい私なんかは出て行こうかと思っちゃうわけですが、彼女たちは「責任者なんかいないわよ。あたしは人に言われて動くんじゃない」と言うのです。

 責任者なんていない。愛媛みたいだと思いました。なぜ愛媛がかっこいいか? みんな個人で自分のリズムでやるからです。討ち死にや集団自決なんかやってた国で、みんな個人でいいんだと言っているんです。国際的に勝っているたたかいは個人でやっているたたかいです。5人とか10人が国家を動かすのです。

 例の軍用性奴隷に関する日本人が出した広告でアメリカは爆発しました。「日本は馬鹿じゃないの」と。日本政府は謝罪せよという決議案は、日本が得意のわいろとかやっていたから通っていなかったのですが、今まで一番右だった議員まで賛成に回り、もうすぐ決議されるでしょう。日本の中の偏狭は国際社会では通用しない。愛媛は日本では偏狭だと言われていますが、国際社会では通じています。

 今の日本政府は、集団自決に軍の強制はなかったなどと自国の民の歴史まで改ざんし、(沖縄・)辺野古では新基地建設を身体をはって止めようとしているおじいやおばあや市民に対して、今までは海上保安庁だったけれど、5月末に軍隊(自衛隊)を派遣した。市民に銃口を向けた。これがこの国の姿です。そして中央のメディアはこのことを全くといっていいほど報道しません。メディアも権力となっています。

 私は「革命」という言葉はあまり好きではありません。一度権力を持てば、またそこで権力争いが起こるからです。一番大切なことは権力の暴走をいかに食い止めるかということです。教科書裁判は教科書の中身の話ではありません。権力の暴走を食い止める話です。教育基本法が改正されてもあきらめない。今までは結果が出たら、あきらめていました。これが日本の最も重大な悲劇だとアメリカの研究者が分析しています。愛媛の人たちがこれほど長い間、権力に対して言い続けている。裁判、知る権利はお上のためにあるんじゃない。自分たちのものなんだと実践している、いつまでたってもあがき続ける。「ダニ」と言われ「ヘビ」と言われ、よく見たらそれが田舎のただのおじさんだということが素敵です。世界を引っ張っていく人たちなんだなと思います。

 質問:メディアも権力だということについて、もう少し具体的に詳しく聞きたい。

 テレビや新聞が事実を伝えることはむずかしいのです。というのは、組織維持が目的だからです。経済が弱肉強食であるのは資本主義だから仕方がないけど、弱者救済が政治のはずなのに、その政治も弱肉強食になっています。民営化というとよさそうに聞こえるかもしれないけれど、より安いところに投げる競争社会によってJRの事故も起きています。弱い者が金を儲けるためには強い者から取れないので、より弱い者から搾取する世の中です。メディアも同じでお上に逆らうものを取り上げるとリスクとなるので、取り上げようとしません。

 私の仕事は企業内研修や人事の下請け会社です。そこで見ていると、金持ちしか東大に入れません。父も祖父も東大です。テレビ局も広告代理店もいずこも東大で、能力もあってコネもあるという人がのしあがっていき、そこでサロン化します。

 あの5000円のミネラルウォーターで自殺した人、松岡さんは地方の国公立大学から官僚になった人です。東大でなければ差別は歴然で、東大閥に入れないよそ者です。一度失敗したら次がないんです。サロンに入っている人だけが許されるのです。遺書に安倍首相万歳と書いたそうですが、天皇陛下万歳と同じで哀れなことです。

 あらゆるものが特権階級のサロン化しているのです。特権階級は生まれてから1度も泣いている人とかかわったことがない。私は小沢さんにこう聞いたことがあります。私は在日朝鮮人で3代続いた江戸っ子で韓国籍です。私がイラクでつかまったら助けてくれますか、と。小沢さんは「世論が支持しないでしょ」と言いました。もう1度「あんたは助けてくれるのか?」と聞いたら、「助ける努力はすると思う」と言いました。日本語では「助けない」ということです。小沢さんは私のような者を知ることはなかったのです。朝鮮人のことなど何も分からないのです。特権階級は弱者に対してかかわりを持ちたくないと思っています。楽しいことだけやって、ホームレスもいない、ネットカフェ難民もいない、しょうがい者も朝鮮人もいない、「美しい国」です。

 少年事件がおきると少年法を厳しくし、死刑にしろという話になりますが、死刑という言葉を止めて「殺すべきだ」と言えばいいのに。アメリカの死刑廃止運動にも違和感を感じました。死刑囚がとても変わった、贖罪してるのになぜ殺すというのです。自分たちの望むいい人になったから助けるというのはおかしいんじゃないか。人間は人間を殺してはいけないんだと思います。悪い奴は殺せ、悪い奴は国家が決めるのです。腐った国家の成れの果ては死刑をもって国を統治する国で、更に腐ったのが戦争をする国です。戦争をするためにはメディアを使ってだます。教育を使ってだます。利益を得るのはいつも国境を越えた特権階級のサロンです。

 私は新聞もテレビも見ません。何か問題があったら当事者に直接聞くことにしています。いつも権力から叩かれる側に目をむけ、その人たちに会って学ぶ、それが私のたたかいです。

筆者の感想

 筆者は「運動」や組織が大嫌いな人間ですが、杉並で「つくる会」教科書が採択されそうになった時、やむにやまれず採択反対の「運動」に加わりました。そこでも「運動」っていうのは「みんな」じゃなくて「一人ひとり」「バラバラ」でいいのではないかと思っていました。そんな筆者は愛媛に行って、愛媛の人たちが見事に「一人ひとり」「バラバラ」であることに感動しました。辛淑玉さんのお話を聞いて、辛さんが私と同じことを感じていたのだとわかり、とてもうれしかったです。
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by lumokurago | 2007-07-09 15:33 | JANJAN記事
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