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裁判官の独立を侵す暴挙 宇都宮地裁所長が“第4の裁判官”として出廷

日本の裁判所はこれほど堕落しています。
多くの人に知っていただきたいです。

裁判官の独立を侵す暴挙 宇都宮地裁所長が“第4の裁判官”として出廷

2005年8月に栃木県大田原市で「新しい歴史教科書をつくる会」主導の扶桑社版歴史・公民教科書が採択された件で、採択の取り消しを求めて裁判を行っている“栃木教科書裁判”の原告らは、7月19日、栃木県庁県政記者クラブで記者会見を行いました。

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 栃木県庁合同庁舎
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 記者会見に臨む原告
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 栃木県弁護士会館

 原告代理人の生田暉雄弁護士は、「本日は第3回口頭弁論期日だが、宇都宮地裁でいまだに信じられないような暴挙があったため、7月17日付で担当裁判官3名を忌避し、その結果が出るまで本件は停止され、口頭弁論はなくなった」と述べました。そして以下のように忌避の理由を述べました。

宇都宮地裁所長が裁判の独立を侵害

 「週刊金曜日」2007年6月29日号5頁、および「週刊朝日」2007年7月20日号33頁~35頁によれば、2007年2月21日、宇都宮地方裁判所における民事審尋(当事者から事情を聞く)において、正規の裁判官3人がそろっているにもかかわらず、宇都宮地裁所長・園尾隆司は、裁判所法26条3項に反し、第4の裁判官として違法に出廷した。園尾はこともあろうにさらに20分間にわたり尋問までした。他の3人の正規の裁判官はこれを一切制止しなかった。この3人は本件(教科書採択取り消し)の担当裁判官でもある。

 上記内容の記事を読んだ時、にわかには信じられず、「まさか」と思い、記者に電話して事実かどうか確かめた。「ありえない」と思ったが、事実だった。4人目の裁判官が座るとは見たことも聞いたこともない。裁判の究極の使命は裁判の独立であって、これは裁判官の独立を規定した憲法76条3項違反の暴挙である。もとより所長といえども、個々の裁判に干渉することは裁判の独立の侵害となり許されない。

 1969年、当時の札幌地裁の平賀健太所長が判決直前、同地裁の福島重雄裁判長に「一先輩のアドバイス」という私信を送ったことが大問題になった。これに対し最高裁は、平賀所長の行為は「裁判官としての節度を超えるもので、裁判の独立と公正について国民の疑惑を招き、誠に遺憾である」「いやしくも係属中の事件に関し、裁判の干渉とみられるおそれのあるような言動はもとより、その疑いを招くような行動をすることも、厳に慎まなければならない」とした。今回の園尾所長の行為はこの平賀書簡の程度を大きく超えた暴挙である。

 園尾所長は最高裁の民事局課長、民事・行政局長の経歴を有する裁判官で、平賀事件を知らないはずがない。所長がなぜ平賀事件を大きく超える暴挙に出たのかと考えてみると、日本の裁判所ではこのような裁判干渉が実質的には日常茶飯事となっているため、裁判の独立の侵害に麻痺してしまったのではないか。つまり所長には「裁判干渉である意識」「裁判の独立を侵す暴挙である認識」もないのであろう。従って最高裁も所長の暴挙に一顧だにせず、何らのコメントすら出さないのである。誠に由々しき事態が、現在の日本の裁判所で進行していると見なければならない。

採択取り消し裁判においても所長の暴挙が?!

 本件・所長の暴挙は、整理回収機構による破産事件である。このような一破産事件においてさえ裁判干渉の暴挙を行う所長である。「教科書採択違法事件」は行政権とのかかわりが深く、見方によっては破産事件とは格段に重要度を異にする。重大な事件であればあるほど、所長の裁判の独立干渉の暴挙はあり得るのであって、我々の事件を振り返ってみると、干渉があったことを推測させる事態が起こっている。

 今回忌避した裁判長は、採択取り消し裁判の第1回口頭弁論期日には、非常に柔軟な訴訟指揮をし、原告の要求する自己紹介にも応じ、第2回口頭弁論に1時間をあてる旨約束した。ところが、第2回口頭弁論期日には第1回とは打って変わった硬直した訴訟指揮をし、予定の1時間のうち約40分間を、次回にまわしてもよい原告提出書証の確認にあて、実質的な弁論をさせないようにした。これは誰が見ても第三者から裁判干渉がなされ、裁判長は拒否できずに、予定の1時間を時間のロスに費やしたとしか思えない。その拒否できない「第三者」とは所長である園尾しか考えられない。

現在の宇都宮地裁は日本国憲法に則った日本の裁判所ではない

 憲法76条3項は裁判官の独立をうたっている。憲法76条1項は、すべて司法権が最高裁及び下級裁判所に属することを明言している。憲法76条1項を受けた裁判所法、下級審事務処理規則に則り、日本国及び最高裁は憲法76条3項を満たした下級裁判所を設置する義務がある。ところが現在の宇都宮地裁には裁判官の独立がない。これは明らかに憲法のいう下級裁判所ではない。これは国民に対する詐欺行為ともいうべき行為である。

 原告らは憲法の明言する裁判の独立のある地方裁判所として、宇都宮地方裁判所に本件「採択取り消し事件」を提訴した。しかし宇都宮地裁は裁判の独立のある裁判所ではないので、忌避以前の問題であるが、宇都宮地裁の裁判官の裁判を受けることはできないという意味において、担当裁判官3名の忌避をする。

 原告らは憲法32条によって、正当な日本国の裁判所における裁判を受ける権利を有する。裁判の独立の保障がない宇都宮地裁の裁判官の裁判は、明らかに民訴法24条1項にいう、「裁判の公正を妨げるべき事情」に該当し、当該3裁判官は忌避されるべきである。

 そして正常な法常識では全く考えられない、裁判の独立を平然と侵害する園尾所長が在任する限り、宇都宮地裁において裁判の独立は全く保障されず、民訴法24条1項にいう「裁判の公正を妨げるべき事情」が存続し、忌避理由は存在し続けるといわざるを得ない。

“土俵が崩れた”状態

 会見で、記者からは「忌避」について2、3質問がありました。忌避は同じ裁判所の裁判官が行うので、裁判官同士かばいあうことになり、忌避が認められた例というのは今までに1件か2件位しかないそうです。また、弁護士は別の事件でいじわるされたくないので、「原告が忌避したい」と言ってもなだめる例が多いそうです。

 戦後のドイツではたくさんの忌避を行ったことが司法改革をもたらしたそうです。「日本では弁護士の意識が問題だ」と生田弁護士は批判しました。忌避の結果が出たら(通らない場合)、高裁に抗告し、高裁で却下されると、停止していた裁判は再開されるそうです。忌避についてはその後、最高裁に上告し、裁判官の訴追を求める弾劾裁判、裁判官を被告とした国家賠償まで行います。

 「教科書裁判の方はどうなっているのか」との質問には、Sさんが答えました。6月22日付で被告(大田原市ほか)に出した当事者照会書(事実関係を被告に質問するもの)につい一昨日、回答が届いたとのことで、20項目中ほとんどは「回答する必要が認められない」とし、全く内容のないものだったとのことです。

 5月31日に新聞報道された「つくる会」と扶桑社の絶縁について、扶桑社が「つくる会」と絶縁する理由を「現行の『新しい歴史教科書』に対する各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が取れないから」としているが、版元自らがこう言っている教科書でいいのかと質問したが回答はなかったとのことです。Sさんは「“つくる会”と扶桑社が分裂したチャンスなので本当なら追及したいところだが、裁判所という土俵が揺らいでいる以上、まずは土俵をしっかりさせなければならない」と意見を述べました。

 最後に生田弁護士が担当裁判官3人を忌避したことについて、「余りにも異常な事態なので最高裁に通知したが、忌避を最高裁に知らせるのは初めてである」と述べ、「宇都宮地裁の取材を続け、マスコミのみなさんの力で日本の民主主義を守ってほしい」と訴えました。

忌避報告会

 午後1時30分から口頭弁論があると思って傍聴に集まった方々も交え、栃木県弁護士会館で報告会が開かれました。

 「週刊朝日」によると、園尾氏は取材に書面で回答を寄せ、“珍しい事件”なので「研究心から『書記官の補助者』という立場で事件に立ち会ってみることにした」と述べているとのこと、「研究心からとはいえ、軽率だった」と認め、「裁判体の判断に何らかの影響を与える意図はなく、‥‥質問内容も‥‥判断に影響するようなものではありませんでした」としています。最高裁は記者の取材に対して「コメントできない」の一点張りだったそうです。

 生田弁護士は「最高裁のトップクラスにいた園尾所長のような人が平気でこのようなことをやるということは最高裁自体がやっているとしか思えない、「本来ならありえない」と強調し、「日本全体が復古調に走っている今、蛸壺である最高裁がこんなことをやっているとは非常に恐ろしいことだ」とし、「民主主義以前の問題だ、少しでも阻止の一助になればということで、今回忌避した、採択の違法性をやっている場合じゃない」と危機感を募らせました。

 また、ヒラメ裁判官(最高裁の方だけを見ている裁判官)問題、判検交流など、裁判官の独立と深く関連する問題もあると指摘されました。判検交流とは裁判官が検察に異動して検察官を務めたり、検察官が裁判所に異動して裁判官を務めたり、と人事交流することで、「3月まで戦後補償裁判で検事として国側に立った人間が4月から裁判官に戻るなど、むちゃくちゃである」と述べました。

 会場からは、行政権の肥大化を止める方法がなく、マスコミ含めて、裁判をやっても「どうせ勝てない」「しょうがない」とマインドコントロールされている、などという感想が述べられました。また、「今までも実質的に裁判に介入していたものがこのように表に出たということは、逆に言えばチャンスだ、チャンスを利用してがんばろう」という意見や、「自分が変わらないとまわりも変わらない、個々に活動することが時間はかかるが早道だろう、こういう裁判で時間はかかるが裁判所も変わる、日本人も変わるだろう」という感想も出されました。

生田弁護士懲戒処分事件報告

 なお、以前JANJANでも記事になった生田弁護士に対する香川県弁護士会による業務停止3月という「懲戒処分」(2006年10月12日・参照記事「懲戒処分に対する異議申立審査(日弁連)傍聴記」)は日本弁護士連合会・懲戒委員会によって撤回されました(2007年5月24日)。このことについて生田弁護士より報告とお礼がありました。

 生田弁護士は「日弁連が懲戒処分を撤回する場合、普通はまわりくどい穏便な文章でひっくり返すものだが、今回はこれがなんで懲戒なのかというビシッとした文章で出してくれた、こんなことは日弁連始まって以来ではないか」と述べ、「多くの人の支援があれば不当なことは通らないということが証明された」としました。そして「何千名の署名、個人名の長文の手紙を日弁連に提出してもらったことについて感謝する」と述べました。

筆者の感想

 筆者は、東京都杉並区の教科書採択に関して、同様の“教科書裁判”を行っていますが、最近2つの裁判ともに不当な結審をされてしまいました。

 一つの裁判の担当裁判長大門匡氏は世田谷の婚外子差別裁判で、出生届が受理されなかった婚外子の住民票作成を命じた判決を出した裁判長であり、特に悪い人には思えません。もう一つの裁判の担当裁判長・松井英隆氏も第2回口頭弁論期日までは原告に一定の理解を示していました。それが両裁判長とも、第3回口頭弁論期日に手のひらを返すように、または原告をだまして一方的に結審しました。これはやはり第三者からの干渉があったと思えば、納得できるできごとです。或いは干渉がなくとも自粛してしまう、より情けないヒラメ裁判官なのでしょうか?

 法廷に正規の裁判官3名の他に第4の裁判官がいたとは、裁判を行っている原告としては率直には受け止めることのできない“裁判の否定”そのものですが、宇都宮地裁のこの例は現在の日本の裁判を象徴したものであると思え、これ以上堕落しようもないほど堕落した日本の裁判所に対して、主権者は認識を新たにして闘っていく必要があると思いました。

 以下、生田弁護士による忌避理由書をつけておきます。
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平成19年(  )第  号 裁判官忌避申立事件

[基本事件平成18年(行ウ)第11号扶桑社版歴史及び公民教科書採択違法確認等請求事件]


忌 避 理 由 書

2007年7月19日
申立代理人・弁護士 生田暉雄

宇 都 宮 地 方 裁 判 所  御 中



1、事実関係

 週刊金曜日2007年6月29日号5頁、週刊朝日2007年7月20日号33頁~35頁は、以下のように報道している。

 2007年2月21日、宇都宮地方裁判所における民事審尋の手続において、事件の担当裁判官でもなく正規の裁判官3人がそろっているにもかかわらず、宇都宮地裁所長園尾隆司は、裁判所法26条3項に反し、違法に第4の裁判官として出廷した。

 そして、違法に第4の裁判官として出廷した園尾は、こともあろうにさらに20分間にわたり尋問までした。他の3人の正規の裁判官はこれを一切制止しなかった。

2、裁判官の独立を規定した憲法76条3項違反の暴挙である。

 裁判の究極の使命は、裁判の独立である。

 裁判は、行政、立法の機関から干渉されてはならない。のみならず、司法内部においても、司法行政権の行使等、他の裁判官に干渉されてはならない。もとより、所長といえども、個々の裁判に干渉することは裁判の独立の侵害となり許されない。

 戦前の大津事件においてさえ、裁判の独立の侵害か否かが問題とされているのである。

 戦後では、有名な平賀書簡事件がある。

 1969年、当時の札幌地裁の福島重雄裁判長に判決直前、当時の札幌地裁の平賀健太所長が福島裁判長あての「一先輩のアドバイス」という私信を送ったことが、大問題となった。

 これに対し、最高裁は、平賀所長の行為は「裁判官としての節度を超えるもので、裁判の独立と公正について国民の疑惑を招き、誠に遺憾である」「いやしくも係属中の事件に関し、裁判の干渉とみられるおそれのあるような言動はもとより、その疑いを招くような行動をすることも、厳に慎まなければならない」とした。

 今回の園尾所長の行為は、最高裁のいうところの「裁判の干渉とみられるおそれのあるような言動」を通り越して、「裁判の干渉」そのものである。「その疑いを招くような行動」を通り越してその「疑いを招く行動そのもの」である。本件は書簡を渡した平賀書簡の程度を大きく超えた、第4の裁判官として出廷し、長時間尋問をした暴挙で、これが日本の裁判所での出来事かと疑いたくなる、誠に信じ難い出来事である。

3、なぜこのような「裁判の独立の侵害」の暴挙が生じたか。

(1)
 平賀書簡のように、事件に関し、担当裁判官でない所長が先輩の手紙を渡すこと自体でも、裁判干渉となる大問題である。

(2)
 本件はそれどころではなく、現実に法廷に違法な第4の裁判官として出廷し、長時間尋問さえしているのである。そして、他の正規の3裁判官は園尾の行為を全く制止していない不思議な事件である。

 園尾は、最高裁の民事局課長、民事・行政局長の経歴を有する裁判官で、平賀事件を知らないはずがない。その裁判官が、なぜ、平賀事件を大きく超える本件暴挙に出たのか。本件暴挙は、かかる裁判干渉自体が実質的には現在の日本の裁判所では、日常茶飯事になっているため、裁判の独立の侵害に麻痺してしまって、園尾には「裁判干渉である意識」「裁判の独立を犯す暴挙である認識」も無いのである。

 最高裁も従って、園尾の本件暴挙に一顧だにせず、何らのコメントすら出さないのである。このように考えない限り、我々の正常な意識を納得させることは全く出来ない。誠に由々しき事態が、現在の日本の裁判所で進行していると見なければならない。ヒラメ裁判官問題、判検交流等、裁判官の独立、裁判干渉と深く関連する問題の存在も、本件の底流として無関係であるとは思われない。

(3)
 少なくとも園尾所長の宇都宮地方裁判所において、裁判干渉が日常茶飯事になっていて、裁判の独立の侵害に対する意識が麻痺していない限り、今回のように、所長が第4の裁判官として出廷し、尋問するということはあり得ないのである。そのように考えて初めて、他の3裁判官が、園尾の行為を全く制止できなかったことも、合理的に理解出来るのである。

4、扶桑社版歴史及び公民教科書の採択違法確認等請求事件(平成18年(行ウ)第11号)(以下「採択違法事件」という)と園尾所長の裁判干渉

(1)本件園尾所長の暴挙は、整理回収機構による破産事件である。
 このような、いち破産事件においてさえ裁判干渉の暴挙をする園尾所長である。行政権とのかかわりが深く、見方によっては、破産事件とは格段に重要度を異にする「採択違法事件」については、当然に園尾の裁判干渉が及んでいると見なければならない。日常茶飯事として裁判干渉、裁判の独立が犯されているからこそ、園尾の本件暴挙があると見る以上、重大な事件であればあるほど、園尾の裁判干渉、裁判の独立の侵害の暴挙はあり得るのである。

(2)「採択違法事件」についても、園尾による裁判の独立侵害の暴挙があったと推認すべき事態が発生している。被忌避裁判長は、採択違法事件の第1回口頭弁論期日には、非常に柔軟な訴訟指揮をし、原告の要求する、裁判官を含む訴訟関係者全員の自己紹介にまで応じ、自ら被告代理人の自己紹介を求めた。そして、第2回口頭弁論期日には約1時間をあてる旨約束した。

 ところが、第2回口頭弁論期日には第1回口頭弁論期日の訴訟指揮とは打って変わって硬直した訴訟指揮をし、小声で、明解な訴訟指揮をせず、予定の1時間の約40分間も、次回に回してもよい、法段の上での3裁判官による原告提出書証の確認にあて、予定の1時間をほとんど意味のない時間にあてる等の行為に出た。

 これは誰が見ても、第1回口頭弁論の柔軟な訴訟指揮に対し、第三者の裁判干渉がなされたとしか、理解できないものである。被忌避裁判長は、拒否出来ない裁判干渉を受け、止むを得ず、予定時間を時間のロスに費やしたとしか考えられないのである。被忌避裁判長が、第2回口頭弁論期日にかかる異常な行動に出ざるを得なかったのは、園尾の裁判干渉をおいて他に考え難いのである。

5、具体的忌避理由

(1)現在の宇都宮地方裁判所は日本国憲法に則った日本の裁判所では無い。

 憲法76条3項は、裁判官の独立を謳っている。そして、憲法76条1項は、すべて司法権が最高裁及び下級裁判所に属することを明言している。

 憲法76条1項を受けた裁判所法、下級審事務処理規則に則り、日本国及び最高裁は憲法76条3項を満たした下級裁判所を設置する義務がある。

 ところが、現在の宇都宮地方裁判所は、裁判官の独立が無い。これは、明らかに、憲法のいう下級裁判所では無い。日本国及び最高裁は、憲法、裁判所法、下級審事務処理規則に違反して、憲法の明言する下級裁判所の設置を怠っており、宇都宮地方裁判所と銘打ちながら、実質は憲法の明言する裁判の独立のない「裁判所」を置いているのであって、これは、国民に対する詐欺行為ともいうべき行為である。

 いずれにしても、原告らは、憲法の明言する裁判の独立のある地方裁判所だと思って、宇都宮地方裁判所に本件「採択違法事件」を提訴した。

 しかし、宇都宮地方裁判所が憲法のいう裁判の独立を保障した下級裁判所ではないので、原告らは騙されたのである。

 いずれにしても、裁判所ではない「裁判所」に提訴したので、忌避以前の問題であるが、宇都宮地方裁判所の裁判官の裁判を受けることは出来ないという意味において、担当裁判官である被忌避裁判官3名の忌避をする。

(2)宇都宮地方裁判所の裁判官には裁判の独立の保障が無い。

 宇都宮地方裁判所長・園尾隆司は、破産審尋事件の担当裁判官でもないのに、正規の3人の裁判官の外の違法な第4の裁判官として出廷し、長時間尋問した。このことは、裁判干渉が日常茶飯事となっていて、裁判干渉、裁判の独立の侵害の禁止が規制事由となっていないことを明白に意味する。

 まして、本件「採択違法事件」は、行政権との重大なかかわりのある事件で、裁判としては、一破産事件とは質的な違いを有する事案である。園尾所長による、日常的な裁判干渉が行われていて、破産事件においてさえ、違法な第4の裁判官として出廷して裁判の独立を侵害する宇都宮地方裁判所において、本件「採択違法事件」について、裁判干渉がなされない保障、裁判の独立が侵害されない保障は全く無い。

 原告としては、このような、裁判ではない「裁判」を受けるつもりは、全く無い。原告は憲法32条によって、正当な、日本国の裁判所における裁判を受ける権利を有するのである。

 従って、裁判の独立の保障が無い宇都宮地方裁判所の裁判官の裁判は、明らかに、民訴法24条1項にいう「裁判の公正を妨げるべき事情」に該当し、被忌避3裁判官は忌避されるべきである。

(3)宇都宮地方裁判所長園尾隆司が所長在任中は、裁判の独立が侵害され続け、忌避理由が存続する。

 園尾が日常茶飯事として、裁判干渉、裁判の独立を侵害し続けていること、さらには、裁判の独立の侵害に麻痺してしまっていることは前記に詳述した。

 日常茶飯事として、裁判の独立の侵害をしていて、これに麻痺しているからこそ、違法な第4の裁判官として出廷し、長時間尋問が出来るのである。

 しかし、このようなことは、およそ日本の現在の裁判所として考えることも出来ない超異常事態である。

 このような、正常な法常識では全く考えられない裁判の独立を平然と侵害する園尾が所長として在任する限り、宇都宮地方裁判所において、裁判の独立は全く保障されない。

 園尾が所長として在任する限り、民訴法24条1項にいう「裁判の公正を妨げるべき事情」が存続し、忌避理由は存在し続けるといわざるを得ない。

以上
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by lumokurago | 2007-07-23 16:58 | JANJAN記事
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