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JANJANコメント欄のつづきです。途中が抜けてもなんとなくわかると思います。
***** 山口さん、遠山さん お返事、ありがとうございます。山口さんのおっしゃる通り、日本では諸外国に比べ「男女平等」が進まないのはなぜでしょう? 職業選択における「障害者差別」や「在日差別」その他も日本ではなくなりません。日本人は人権意識そのものが低いのでしょうか? 自分のことしか考えない人が多く、社会全体のことを考えて発言する人が少ないのでしょうか? 例えば、私の勤めていた杉並の学童クラブで、障害児の受け入れについて枠をもうけていましたが、私は枠をなくすべきだと主張しました。でも、障害児は手がかかるので、当局はむろん組合すら私の主張には賛成しませんでした。労働条件との兼ね合いはありますが、障害児であっても健常児と同じように学童クラブに入る権利があるにも関わらずです。 また、遠山さんのおっしゃる「インターネットと女性」ですが、ネット上では女性は圧倒的に意見を言わないことを私も感じています。顔の見えない世界ですので、やはり女性の方が不安を感じると思います。女性は「筋力」の面で弱いことがこんなところにも影響しているのです。 元記事はこちら ***** 学童クラブの「障害」児受け入れについて、もう少し書きます。 当時、「障害」児が入会すると、受け入れ人数や「障害」の程度に応じて、パート職員が加配されました。ある時、人工肛門をつけた重い「障害」の子どもが他の学童クラブから移されてきました。元いたクラブに「障害」児が大勢入会を希望したため、学年が上だったこの子が追い出され、隣の私のいたクラブに移されたのです。このこと自体、不当なことでした。 この子にはパート職員が一人つきました。それなのに館長(隣の児童館と兼務だった)は、隣にいた時は火曜日と木曜日しか受け入れていなかったので、こちらでもその曜日しか受け入れないと言ったのです。特に水曜日は健常児がたくさん来るので、受け入れられないと言いました。 私は怒りました。当然全部の曜日に受け入れるべきだと主張し、そのようにさせました。また、人工肛門の処置は医療行為なので、保護者しかできないということで、特に夏休みなど、1日に何度も保護者を呼びつけていたのですが、私たちは職員ができるとして、保護者を煩わせることをやめました。 (ちなみに以前はヘルパーも行っていた高齢者の痰の吸引も、今は医療行為とされ、看護師か家族しかできなくされました(特養などの施設ではヘルパーも行っています)。その結果、父のように夜中にも痰の吸引の必要な高齢者は自宅で介護することがほとんど不可能になりました。看護師は手が足りず、昼間でも訪問看護に来てもらうことはむずかしく、ましてや夜中は来てもらえません。ならば家族が毎晩夜中に何度も起きて吸引するのか? できるはずありませんね。自宅ではみれません。ではどうしたらいいの? 病院? ところが、これから療養病床が20万床も削減されるのです。高齢者はいったいどこに行くのでしょうか?) 「児童の健全育成」をお題目とする児童館・学童クラブにおいてもこのような差別がまかり通っていました(一応過去形にしておきます)。この館長は健常児の「健全育成」のことばかり考えていたので、「障害」児にまで頭がまわらなかったのかもしれませんが、このような明らかな差別に気付かない人は、きっと「健常児」の中でも差別していたことと思います。
by lumokurago
| 2008-04-06 23:03
| 社会(society)
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