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歴史的違憲判決に立ち会う(池田香代子)

以下は違憲判決の法廷にいらした原告の池田香代子さん(杉並在住)のレポートです、転載、転送歓迎。
*****

実質勝訴。
2008年4月17日、名古屋はうれし涙雨でした。

厳粛に静まりかえった法廷に、淡々と判決文を読み上げる裁判長の声が響き始めてしばらく、満員の法廷のあちこちからすすり泣きや鼻をすする音が聞こえ始めると、誰かが外に飛び出していきました。

一瞬開いた扉の隙間から、外の雨の中で待っていた人びとの「わあーっ!」という歓声が法廷内まで伝わってきました。
飛び出した人が掲げた紙には、

「画期的判決」
「自衛隊イラク派兵は憲法違反」

ふたつとも閉廷後の集会のときに張り出されたのですが、急遽もうひとつ、

「平和的生存権を認める」

が追加されました。
そこまで踏み込んだ判決とは、弁護団も予期していなかったのです。

法廷は終始、すすり泣きの声に包まれていました。わたしは、裁判長に向かって左の原告席の後列にぎゅう詰めになって座っていました。前列には、弁護団がやはりぎゅう詰めで並んでいました。目の前の、老弁護団長の背中が小刻みに震えていました。嗚咽をこらえていたのでしょう。

わたしは天木元レバノン大使の隣の隣に座っていましたが、天木さん、胸を張り、腕組みをして瞑目のうちに耳を傾けていました。天木さんのことが読み上げられている間、陪審の一人(女性)は、ひたと天木さんを見つめていました。

国に楯突いた裁判官たちのこれからの人生は厳しい。彼女は天木さんのことが他人事とは思えなかったのでしょう、無言の連帯と覚悟のまなざしでした。まるで法廷ものの映画を見ているようでした。外務省は天木さんに嘘をついた、退官願に署名した無念と怒りを理解する、と裁判所が認めたのです。裁判官と同じ元国家公務員として、言いしれぬ思いがあったのでしょう、閉廷後、天木さんは何度もわたしに握手を求めました。裁判官たちが退廷するときは、「ありがとう」の声が飛び交いました。

判決後の報告集会では、女性と男性、いずれも若い弁護士が、みごとに判決を解説しました。大塚英志さん(民俗学者、漫画原作者・評論家、吉祥寺在住)は、閉廷してから「1時間も泣きっぱなしだ」、と、涙でぐしゃぐしゃになりながら語りました。

帰りの新幹線車内、電光ニュースが判決を伝えるたびに、憲法に照らして戦争を否定できる幸せをかみしめ、歴史的瞬間に立ち会えた幸運に感動しました。

(池田香代子)
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by lumokurago | 2008-04-18 13:08 | その他裁判関係
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