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2010年 11月 16日 ( 1 )


Dr.Aとのメールより その17

 「その16」のあと、しばらくの間、個人的な話題が多く掲載に適しませんので省略します。次のメールもがんの手術を受けた人たちについてで、遺族や死者を批判するのは申し訳ないと思うのですが、一般論としてお読みください。

渡辺より  10.17

 (前略)近藤先生は先日の取材のとき、医療改革はもう無理だと思うとおっしゃっていました。でも、こんな話(原発がんを切除し、転移がんも次々に切除した)を聞くとそうも言っていられません。やっぱり患者が声をあげるのが一番だと思います。けど、その話をしてくれた人(遺族)もそれらの手術をしなければ(患者は)もっと早く亡くなったと思うと言っていました。手術しないほうがよかったのでは、とはとても言いにくいです。けれど、言わなければなりません。近藤先生はずっとこういうことを言い続けてきたので、やっぱりすごいと思います。(後略)

Dr.Aより 10.17

 (前略)癌はもどきかどうかが問題なので、それが判るとよいのですね。そして、真性であろうともどきであろうと放置でよいということが理解できればなおよいのでしょう。ただ、QOLの観点から手術が必要な場合があるかも知れませんが、治癒を目指す手術は無謀です。このあたりが認められていくと医学もだいぶかわるのですが。素人さんには説明するのは困難でしょう。医療信仰が根強いですからね。

【注】12月に近藤誠医師の『あなたのがんはがんもどき』が刊行されます。ほんもののがんはごく初期に転移するものは転移し(これが命取りになる)、転移しない「がんもどき」はいつまでたっても転移しない(命に別条なし)、という説を信じられない方はぜひお読みください。

★話題は変わりまして、Dr.Aが長野時代の医者仲間で早い忘年会があったそうで、その返信から。

渡辺より  11.9

 こんばんは。ちょうど、東京新聞に佐久総合病院地域ケア科医長・色平哲郎さんの記事が載っていました。先生の話を聞いているので佐久病院はどうなのかなと思いますが、色平さん自身はおもしろい人のようです。世界を放浪し、「途上国と日本ではどちらが貧しいのか、豊かなのか」と思ったそうです。医学ではなく、もっと社会がよくなればという思いで地域医療に身を投じ、長野県の南相木村の診療所で10年を過ごした後、佐久病院へ。佐久病院というのはひっかかりますが、一応記事をお送りします(郵便)。

 東京新聞といえば、もうひとつおもしろい記事がありました。「時代を読む」というコラムで浜矩子さんの執筆です。かの国とこの国の民主党の大敗をくらべ、同じ「こんなはずじゃなかった」という構図に見えるが、質的には正反対ではないか。この国の民主党の場合は、「こんな」の中身は「言ってたことと違うじゃないか」ということで、「大いなる変革に大いなる期待をかけた人びとは、次第に旧態依然のふちにずり落ちていく政治家たちの姿にがくぜんとした」。それに対してかの国では「医療制度改革に、金融制度改革に、イランとの関係改善の試みに、核廃絶に。旧態依然どころか、次々にちょっと前までのアメリカとはあまりにも違う方向性を持った変革へと突き進んでいく」。「言っていることとやっていることがあまりにも一致しすぎているから、人々の怖気を買った」。

 そして浜さんはかの国を(ティーパーティの台頭を許したことで)、「徹底的に自分のことしか考えない一国主義。強い者が勝ちさえすればいいと思いこむ市場原理主義」と言い切るのです。読んですかっとしましたよ。

 オバマ大統領については核廃絶を言いながら、核実験を行っており、浜さんの評価にはにわかに賛成できないところも多いのですが、ブッシュよりましなことは事実です。ティーパーティはあまりにも自己中であり、民主党が大敗したことは残念です。そしてこちらの国の政治家のあまりの無能力、幼さには絶句するしかありません。

Dr .Aより  11.9

 こんばんは。色平という人物は一度だけ話をしたことがあるのですが、よく分からないというのが本当のところです。彼の原点は東南アジアの仏教かな。私が違和感を持ったのは、二項対立の図式で日本と東南アジアを比較し、優劣をつけていることです。そのまま現地で出家したほうが良かったのではないかと思います。彼には社会性が欠けているから、佐久病院OK検診OKと、医療に問題が存在することは分かっているでしょうが、否定は絶対にしないのですね。私に言わせれば、「頑張らない」の鎌田と同じくずるいやつで風見鶏ということになります。

 日本の民主党も風見鶏がトップにいますので、あちこち向いていますね。菅には哲学が欠けているので、元全共闘で毛沢東野郎のでしゃばりを許している。哲学はなくても国民に隠さなければ良いのですが、中国に媚びるのは私の世代の一部に見られる困った現象です。

 アメリカのオバマは現代の閉塞状況を抜け出すために支配層によって選ばれたのだと思っています。国民皆保険は当然必要で、今まで通らなかったことがおかしい。ロックフェラーなどの支配層と取引したのでしょう。国民のことはどうでも良い支配者たちは、経済がうまく運ばないので、すでに次の大統領を誰にするかを考えている。まず、オバマはだめだとしなければならない。中間選挙で決定的になりましたね。アフガニスタンは失敗したので、次はどこが戦場と決まるでしょうか。朝鮮かビルマか尖閣諸島か。

 日本もやばくなってくるでしょう。戦闘の機械化で兵は若い必要はないから、徴兵制を復活させ団塊の世代を戦場に送り込むと良いかも知れない。人口問題が一気に片付くというわけです。(後略)

渡辺より  11.10

 こんばんは。色平さんにお会いになったことがおありなのですね。記事、必要なかったかもしれませんが、郵送しました。佐久病院に行ったのでは診療所の体験が生かされていないような気がします。

 鎌田さんですが、高校が私と同じで、同窓会の便りにでていたことがあります。苦学したというような話だったと思います。興味がなかったので「がんばらない」は読んだことがありませんが、イデアフォー(乳がん患者団体)の松村さんとの往復書簡の載った本を読んだことがあります。松村さんはすでにあちこちに転移していたのですが、鎌田さんは「治らない」という事実を認めず(あるいはごまかして)、何か治る方法(民間療法含む)がないかと模索?!し、希望をもたせようとしていて、とてもとても違和感を感じました。というよりもあきれはてました。これで医者と言えるのか?

 私だったら文通を途中でやめたと思います。そういえば、このあいだの『がんサポート』にも対談が載っていました。「がんばらない、あきらめない」というコーナーです。「あきらめる」を信条とするのはやはり少数派のようですね。(中略)

 アメリカについてはそうですね。おっしゃる通りと思います。性悪説だと言っていながらやはり人がいいので、ついつい忘れてしまいがちですが、支配層が戦争をやらずにいられない国だということがすべてだと思います。オバマ大統領個人のほんとうの考えはわかりませんが、本気で核廃絶に進めば暗殺されてしまう。というよりも穏便に落選でしょうか。

 アメリカが自由な国だとか、民主主義だとか、行ったことがないのでほんとうのところはわかりませんが、支配層の欲する戦争をやめさせることができないというその一点で、日本のほうがましかなと思います。日本も戦争に加担していて、やめさせることはできないけれど、少なくとも自分からしかけているのではありません。でもこれから危ないですね。過去のことを考えると、いつなんどき同じことを繰り返すかわかりません。ばかで危ない国民なので! アメリカをみているとどこの国民も同じかな?

Dr .Aより 11.10

 こんばんは。色平さんは最初佐久病院にいたのではなかったかしら。病院の支配下にある南佐久の自治体立の診療所にいた頃会いました。当時、南佐久の自治体は佐久病院にお伺いを立てないと診療所の医師を決めることもできなかったのですね。検診はヘルススクリーニングといって佐久病院が専門に行っていたでしょう。若月という左翼崩れの帝王が君臨していました。そういう体制や、検診を批判できない医師は医療幻想も結局は肯定するのではないでしょうか。

 鎌田さんが同窓とは驚きました。苦学したのだろうけど、当時は裕福な家庭はごく一部でみな貧しかった。優秀であっても大学に行けない子もいましたが彼は立派に東京医科歯科大を出ている。しかし、大衆迎合的な姿勢はいただけません。人々が医療を欲しているのではなく、医療者側が押し売りしていることが彼は理解できていない。医療性善説の人なのですね。それでチェルノブイリやイラクにも出かけたのでしょう。

 虚栄心はみな持っていますが、彼は特に強い。最初にそれを感じたのは、彼の立派な豪邸の写った年賀状をもらったときです。今、彼の講演は一回80万円とか、先週会った長野の連中が言っていました。医者じゃなくタレントだからいいでしょうがね。何故か、批判になってしまいました。立派な先輩をけなしたりしてごめんなさい。(後略)
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by lumokurago | 2010-11-16 13:38 | Dr.Aとの往復メール