暗川  


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カテゴリ:原発( 204 )


「日本を滅ぼす電力腐敗」 三宅勝久

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 わが杉並在住のジャーナリスト三宅勝久さんが3.11以降、過去60年間も溯って調査した、経産省、東京都、裁判所、大学などからの東京電力をはじめとする電力会社、さらに東芝、三菱など関連企業への天下り。この本にはその全員が実名で載っています。電力会社副社長の報酬は年額1500万から2000万。(追記:これは間違いで「年額5000万から6000万プラス退職金?億」でした。三宅さんのコメントより。あまりに高額なので信じられなくて間違えたのでしょう)。

 青森、宮城、福島の各県議会議長・副議長経験者(自民党議員77名ー1954年から2001年)のなかから、東北電力役員になり、月1回の役員会にでるだけで、月額20万もの報酬を得ています。県会議員の年収は議長・副議長加算額を加え、政務調査費も入れて1500万から2000万円。それに東北電力の役員報酬年額200万円以上も入る。これを聞いて怒らない庶民はいないでしょう。
 
 こいつら(役人、議員、裁判官、御用学者)はごくごく少数の例外はいるかもしれないが、国民のことは放射能モルモットとしか思っておらず、カネのことしか考えていない。三宅さんはいつも言う、「すべて、カネですよ」。

 年間500万円は生活費として(これで十分に裕福な暮らしができるよね)、残りの1000万から1500万(副社長では4500万から5500万)はいったいどうやって使っているのか? とてもとても使いきれないと思うのは庶民のかなしさか。「酒、女、ギャンブル」に使っているのかな? これは小説やドラマの世界のことではないんだろうね。私にはまったくわからないけれど。

 まったく気が知れない。

 ここまでが第5章まで。(第1章は伊方原発の危険について現地の人が語っている)。カネ、カネ、カネ・・・カネまみれだよ。

 第6章 「原発安全」判決書いた最高裁判事が東芝に

 東電天下りの元最高裁判事は味村治。味村氏が最高裁判事時代にかかわった原発裁判は2件。「四国電力伊方原発1号機訴訟」「東京電力福島第2原発1号機訴訟」。下級審ももちろんひどく、審理不尽のまま結審、「格納容器は絶対に壊れない」「スリーマイル島原発事故があっても『我が国』の原発は安全」「地震で原発が壊れることはない」等々、いまさらながら司法の罪は重いことを知らされる。

 二つの原発訴訟の最高裁判決は同日に下された。1992年10月29日のことだ。判決文には、チェルノブイリの「チ」の字もなかった。

 P.222より

 「1審福島地裁の審理の最後で、原告はこんな訴えをした。
<福島県においては、世界に類のない(原発の)大型化・集中化の計画も振興している。もしもこのまま進行するならば福島は現在の産業公害と同様、あるいはそれ以上のものとして、放射能公害の一大実験場に化することは明らかである>

 原発は安全だとお墨付きを与えた1992年の最高裁判決から20年近くが経ち、原告団が危惧したとおり福島は「一大放射能実験場」と化した。
 
 さらに、世界一の地震列島に多くの核施設がひしめく中で、人々は第二第三の「フクシマ」の危険と不安にさらされている。こんな社会にしてしまった原因の一端は間違いなく司法にある。税金から高給をとりながら、天下りの役得に浴し、勲章をもらって得々としている。無責任かつ国民の幸せにとっては無能で危険な裁判官。彼らが裁かれる日は来るのだろうか」

 (注:2009年9月に行った「裁判所アクション」で裁判所や裁判官を皮肉る川柳の人気投票を行いましたが、トップは「裁判官 裁いてやるぞ いつの日か」でした)。

 エピローグ「『大和のための大和』から『原発のための原発』へ」で三宅さんは、条約に違反し、燃料の見通しもないままに作られた時代遅れの戦艦大和を勝算のない作戦に出撃させ、何千人もの兵士を死なせた狂気と、原発は何も変わらないと述べている。原発がこの国を破滅させる日は遠くない。そのまえに狂気の暴走を止めることができるのか? それは国民一人ひとりの自覚と行動にかかっている。


 ぜひ多くのかたにお読みいただきたいと思います。カネと無縁なフリージャーナリストを応援してください。
 
 
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by lumokurago | 2011-11-22 11:46 | 原発

緊急国際署名:日本政府は原発輸出推進政策を即刻止め、世界の脱原発をリードしてください

FoE Japan、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、インドネシア民主化支援ネットワーク、高木仁三郎市民科学基金、メコン・ウォッチ、原子力資料情報室、グリーン・アクションは、以下のような署名を呼びかけています。ぜひご協力をお願いします。

◎日越首脳会合前のベトナム原発輸出反対署名とは別の署名で、日本の原発輸出政策全般を問うものです。
◎日本政府に「原発輸出は国民の支持を得ていない」ことを示す大切な署名です。ぜひ、ご協力ください。

 詳しくはこちらをご覧ください。署名サイトもあります。
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by lumokurago | 2011-11-17 18:42 | 原発

民族派新右翼、当局に「(脱原発)テント撤去するな」と要請

 田中龍作ジャーナルより

 原発を止めるのに右も左もない。イデオロギーは糞くらえだ。街宣車右翼とは一線を画す民族派新右翼が16日、経産省に「(脱原発)テントの撤去を慎むよう」要請した。

 要請行動を起こしたのは「統一戦線義勇軍・中央委員会」。同会は東電福島第一原発の事故発生以来「麗しき山河と子供たちの命を守れ」と訴えて『脱原発デモ』などを展開している。公安の手先となって左翼運動を潰すことしか能のない街宣車右翼とは趣を180度異にする。

 原子力ムラの総本山である経産省を訪れた義勇軍の一行は、大臣官房広報室の中野大樹係長に面会し、枝野幸男大臣あての要請書を手渡した――

 「テントは既に国民の声を政治、行政に伝える場として存在している。平時は不法占拠となるが、原発事故の完全な終焉までは非常時である」として「国民に与えられた緊急避難の権利に準拠して撤去作業を慎んで頂きたい」などとする内容だ。

 統一戦線義勇軍の針谷大輔議長は「福島から一般の人が来て(テントでの座り込みを)やってますから、その思いを受け止めてほしい」と付け加えた。

 つづきはこちらです。

*****

 鍼で足の坐骨神経痛と背中の肋間神経痛が治まっていたところ、昨日は胸(肋骨)が痛くなりました。どうなることかと思っていたのですが、これまたDr.Aが「なるべく飲まないように」と言いながら処方してくれたリン酸コデインを飲んだところ、いまのところ治まっています。でも「なるべく飲まないように」だからなあ。ヤクが切れたらどうしよう・・・。

 最近、午前中はなんとか起きて原稿を書いたりしているのですが、午後は横になって本を読んでいるうちに眠ってしまいます。
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by lumokurago | 2011-11-17 08:52 | 原発

内閣総理大臣 野田佳彦 殿

今日、東日本大震災復興構想会議は、同会議の管轄外として、福島の子ども達を守る行動を起こしませんでした。しかし、総理大臣には行動を取る権限があり、私達の嘆願書は爆発的な勢いで広がりを見せています。総理大臣を動かす数の署名を集め、総理大臣が緊急行動を起こしてくれるまで、大臣とメディアに、署名数を発表していきます。今すぐ署名してください!

今現在、福島市とその付近では、数千人の地元住民が、高レベル汚染地区に閉じ込められています。黒い雨が空から降り、地元の農作物は汚染され、津波によって住む場所をなくした家族やその子供達は避難することもできません。それでも政府は彼らを助けることを拒んでいます。

そこで福島の女性たちが動きだしました。日本中から数百人のサポーターが集まり福島の子供たちが避難するための支援を野田総理大臣に求めるため、東京の経済産業省前に座り込み、訴えています。私たちも彼女達と供に訴えることができます。

これは事実上、彼らの命をかけた行動です。放射能汚染の真只中にいる子供達には、時間がありません。 プレッシャーを感じ始め、日本政府は24時間後に緊急会議を開催する予定です。福島の母と子供たちをサポートしよう!下記の緊急署名嘆願書に署名の上、このEメールを拡散してください。嘆願書は、会議前に、首相官邸に直接届けます。

http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children_1/?clIbkcb

AVAAZについて

Avaaz.orgは世界の人々の声や価値観が政策決定に反映されるよう世界規模でキャンペーンを行う非営利団体です(Avaazは様々な言語で「声」を意味します)。Avaazは政府や企業から一切資金援助を受けず、ロンドン、リオデジャネイロ、ニューヨーク、パリ、ワシントンDC、そしてジュネーブを拠点とするスタッフにより運営されています。 +1 888 922 8229
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by lumokurago | 2011-11-11 09:45 | 原発

山木屋(計画的避難区域)のモデル除染に6億円

 昨日うちに来た山木屋の菅野浪男さんの話です。

 6軒しか家がない地区の除染に6億円かけるんだそうだ。除染しても線量は半分にしかならないとわかっていて、半分でちょうど年間20ミリシーベルト弱になるであろう地区を除染する。それで帰宅できると言うのだろう。除染したら田んぼや畑の土の表面が削り取られるから、田んぼや畑としては使えなくなってしまう。反対してもモデルケースだからと言われてしまう。1軒1000万円もらうほうがどんなに助かるか。

 放射性廃棄物は3年間は近くに保存して(地下に埋め)、3年後に中間保存施設(30年)に移すと言っている。3年も地下に埋めたらどうなるか。ちょっと考えればわかるだろう。

 川俣町の町長は全員一緒に帰れるようにしますなどと言っているが絶対に無理。山木屋小学校を再開したって子どもは帰ってこない。現実的にできることを考えてほしいが、「国に要請しました」などと言っているだけで何もしない。議員も全員役に立たない。

 山木屋地区の人びとの意見をまとめたいが、みんなバラバラに避難している。避難所にいる人の平均年齢は71歳。彼らはみんな帰りたがっている。しかし若い人は帰らないだろう。放射線の影響の少ない年寄りは帰して、生活できるようバスを通したり、移動売店を出すなど工夫すべきだ。人びとの意見を聞き、よく考えればできることはある。

*****

 とにかく、行政がまったくだめだと言っていました。議員や町長になるのは、どうしてバカな人ばっかりなのでしょう? 普通に考えればいいのに、それができないのですから。

 除染なんてできっこないってわかっているはず。年寄りと子どもを同じ基準で考えるのもおかしい。子どもを安全な場所に逃げさせなければ・・・。年寄りは残ってもいいのです。それに子どもや若い人は新しい場所にも適応しやすく、年寄りは故郷に固執するものだ。

 普通に考えればできない除染のために1軒に1億円かけるなら、引っ越し資金を用意したほうがいい。本人たちが1000万円もらうほうが助かると言っているのだから。結局のところ、除染が新たな利権になっているのかなーと思いました。

 山木屋とはこんなところです。
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by lumokurago | 2011-11-08 16:24 | 原発

「原発いらない福島の女たち」経産省交渉2011.10.27


Video streaming by Ustream

「福島の女たち」100人による経産省前座りこみの1日目(10月27日)。代表30名が「原発廃炉・再稼働反対・避難の権利・電源3法の廃止」などを求めて、経産省交渉を行った。

福島の女たちの切実な声をどうぞお聞きください。
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by lumokurago | 2011-10-30 16:29 | 原発

経産省前座り込み

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 突然、友人に誘われて、痛みも落ち着いていたので行ってきました(もちろん自転車ではなく車です)。教育基本法改悪反対で国会前に座り込んでいたとき、大分からいらしていた益永スミコさんも元気に参加されていました。

 死んどるヒマはない  益永スミコ86歳  ビデオプレス作のDVDです。
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by lumokurago | 2011-10-28 17:38 | 原発

山田真医師講演会報告 その2

Q&Aの報告です。

Q:将来子どもにでてくる影響はどんなものがあるのでしょうか?

A:わかりません。被ばく2世には影響はなかったと言われているが、健康調査があって、その結果を国会で各党にまわす直前に被ばく2世から相談がありました。医師で統計学の大家、薬害告発の先駆者である高橋晄正さんのところに行ってデータを見てもらったら、なんともないとはいえない、影響はあると言われました。それで厚生省に話しに行ったら、結果はもみ消されました。それは検査の数値の異常ではなく、だるいとか漠然とした訴えだったのですが、被ばく2世が何人か集まって話すと体の状態が似ていて、肥田さんに「ぶらぶら病」と言われるものです。アメリカの研究者も自分たちのところにも同じような症状の人がいると言っています。

 被ばくした放射線は多かれ少なかれ体のなかにたまっていくので、一生の量が問題になります。胎盤から子どもに行き、代々量が増えていきます。しかしどんな影響がでるかということではっきりこれといえるものはありません。

Q:被ばくを除染できる食品などはありませんか? ペクチンがいいと聞きますが・・・。

A:はっきりと勧められるものはありません。医学書ではアルギン酸、チキンキト酸、ペクチンがいいと言われていますが、片方に与え、もう一方には与えない方法で1万人規模で調べないとわかりません。チェルノブイリではペクチンが使われていたので、まあ、いいのかな?程度です。味噌、きのこがいいと書いてあるが、きのこにはセシウムが集まっているので危険で逆効果ですね。大量に被ばくしたあとの除染は薬物で行ないます。

Q:子どもの腹痛や目の下のクマが気になります。定期的な検査を受けたほうがいいですか? がん検診も受けたほうがいいですか?

A:レントゲンでも被ばくするので、とくに子どもは検査を受けないほうがよい。福島の子どもを500人診てきて精密検査の必要な子はゼロです。セシウムの検査にはお金がかかるし、福島の子どもを助けることを先に考えてほしいと思います。東京と福島では不安の度合いが違います。福島の子が全体にきちんと検査を受けられるようにしてほしいです。福島は安全と言っていますがほんとうは危険なので、私たちは助けなければなりません。

 検査は不安産業で、日本は検査しすぎの国です。やたらに検査を受ければいいというものではない。早期発見と言って儲けている者がいるのです。この機会にたくさん検査して儲けようと思っていることでしょう。出版社でも以前から原発の本をだしてきたのはいまにもつぶれそうな小出版社で、事故が起こってから急に売れるようになって罪悪感を感じているところもあります。

 ぼくは長い間「障害をもった人と共に生きる運動」をやってきました。だから環境問題はやりたくないという気持ちがある。なぜかというと環境問題には障害は悪いものという感覚があり、障害をもっていてもいいじゃないかという考えから離れていくからです。遺伝的な影響を言うと、病気や障害を差別することになるのです。病気や障害をもった人は福島を動けません。こういう状況では世の中の差別があらわにみえてくるものです。病気や障害が悪いものだという意識をもつことは危険なことです。

Q:広島・長崎と今回の違い、共通点はなんですか?

A:広島・長崎は核分裂が一瞬に起こる爆弾の被害で、放射線は一瞬にでる。残留はあるが。それに対して福島は水素爆発で一辺にでたが、その後も持続的にでている。チェルノブイリでもこんなに長くはでていません。それに水の汚染ははじめてのことで、ほとんど言われていません。東京のホットスポットが話題になっているが、3月15日頃のものが残っているのか、それ以降も飛んできたのかはわからない。つまり福島は持続的に低線量を浴び続けている状態です。しかし放射線被ばくについて使える資料は広島・長崎のデータしかありません。

 数年前に日本の医療被ばくについてヨーロッパから警告されたが、日本は広島・長崎と医療の問題はまったく違うと切ってしまいました。広島・長崎では爆心地からの距離に比例してがんが増えている。福島はまったく新しい事象とみたほうがいいと思います。

Q:汚染した廃棄物の管理はどこですればよいでしょうか? 

A:ぼくが答える問題ではないが・・・。除染の問題では児玉龍彦さんが有名になりましたが、南相馬では児玉さんが除染幻想をふりまいているという声も聞いています。農地は除染したら使えなくなってしまう。というのは表土を大事にして土づくりをしてきている、その表土をはぎとってしまうので。使えないなら使えないとはっきり言ってほしいという意見もあります。除染で戻れる、効果があるという説を疑っている人が多いのです。

 原発から何10キロは捨てられた土地になるので汚染物はそこに捨てることになるでしょう。そのかわり、その土地から離れた人の補償をしなければなりません。

 子どもの疎開についてもしたいけれどできない人が多いです。どういうことをすれば疎開できるのかを考えなければならない。一斉にと言ってもそれでは強制疎開になってしまうので、きめこまやかに個別の事情を考えて対応しなければならないと思います。

Q:年配者は汚染された食品を食べろという小出さんの考えをどう思いますか?

A:小出さんは日本全体が汚染されたから、あとは分配の問題だという考えだと思います。野菜は北海道産を選ぶなど考えられるが、肉は選びようがないですね。かといって外国産がいいかというと、外国産のものは放射線がかかっているものが多い。日本で放射線をかけているのはじゃがいもだけですから、日本という国は食品の安全性の高い恵まれた国だったのです。

 でもこうなってしまいました。まず子どもを助けましょう。うちでは普段の食事は気にしていませんが、孫が来る時に孫に食べさせるものは別にとってあります。吉祥寺に来た時などに安全なものを買っておくのです。

 福島では給食に福島の食材を使っています。福島の安全を言うために子どもが犠牲になっています。福島産のものを食べると福島は安全だということになりますが、これはどうなのでしょうか。安全だと認めていいのかどうか、ぼくは疑問に思います。福島産は危険だから食べないようにしようと言うのか、福島産のものを食べることが福島のためになるのか、それぞれの考えだと思います。

Q:今年は放射線被ばくで免疫力が落ちていると思うので、普段は受けていないインフルエンザの予防注射を受けようかと思うのですが?

A:予防注射の話になると2時間は話さなければならないことになります。インフルエンザの予防注射は効かないので自分は行なっていません。

Q:原発をなくすために何をすればいいですか?

A:ぼくに聞かないでご自分で考えてほしいですね。原発事故のあとであっても、石原があれだけの票を取ったということで、投票して勝てるという気はしません。多数を取って勝つということのしにくい国だと思います。多数を取るということでなく、勝つ方法を考えるしかないと思います。

 チェルノブイリで事故があった1986年のあとはいまよりもっとデモがありました。しかしあれも風化してしまいました。風化させないためにはどうすればいいのか、みんなで考えましょう。

Q:事故の前にヨウ素剤を飲んだのは三春町、川俣町だったということですが、ほかの地域では飲むことはできなかったのでしょうか?

A:南相馬のお母さんに聞いた話ですが、11日から14日まではほとんど何の情報もなく、14日の午後になって突然「逃げろ」と言われ、どっちに逃げろとも言われなかったので伊達のほうに逃げたらかえって線量が高かったということです。3日間、子どもを連れて外で給水を待っていたと言っていました。ヨウ素剤については11日以前のことはわかりませんが、12日に保健所に集めたそうです。

甲状腺はヨウ素を取りこんでホルモンを作りますが、すきまがあると放射性ヨウ素が入ってくる、だからヨウ素剤は放射性ヨウ素が入るすきまをなくすために、それを吸うまえに飲まなければならない。ヨーロッパでは一人ひとり持っています。日本のように逃げるときにもらいにいくのでは遅すぎて役に立たないのであって、各家庭にもっているべきです。三春町では町長の判断で配ったら国から注意があった、おかしな話です。福島大の職員は飲んだそうです。一番必要な原発周辺の人は事故を隠されていて飲んでいない、少し離れたところの人が飲んだということになります。いまは一定の場所に備蓄されているだけで、その場所も明らかにされていないし、まったく役に立っていません。

Q:うわさかもしれませんが、生理不順がひどいというサイトがありました。 放射能と関係あるのですか?

A:下痢や生理不順は心理的影響も大きいです。基本的にはそういうことについて調査しなければならないのです。今年、手足口病の大流行があり、それもみんな放射能の影響じゃないかと言われる。被災地とそうでないところで同じような流行であれば、放射能の影響ではないだろう、その程度のことしか言えません。

Q:テレビで北海道でもセシウムの値が高かったと言っていましたが?

A:マスコミの言うことは信用しない方がいい。首都大学がコメントしたことも信じていません。結局は自分たちでやるしかないが、実際には測定はむずかしい。行政に測定しろと要求するよりも、市民が管理し、行政に援助させるのがよいと思います。ベラルーシに注文すれば食品測定器が120万くらいで手に入ります。本当はすべての食品を毎日調べなければならないがそんなことはとても無理ですね。
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by lumokurago | 2011-10-24 17:24 | 原発

山田真医師講演会報告 その1

 昨日の講演会をメモをもとに報告します。JANJANに掲載する場合は一度目を通していただき、許可を得ますが、個人ブログなので山田さんに連絡は取っていません。

*****

 山田です。まず言っておきたいのですが、ぼくが福島の子どもたちの相談に行くようになってから、いろいろな質問を受けるようになりました。そのなかには魚の汚染がどのくらいかとか自分で調べられるものがあります。自分で調べられることは人に聞くのでなく、自分で調べてください。また、放射能というものはどれくらいまでなら大丈夫でどのくらいになれば大丈夫でないということはわからないのだということを覚えておいてほしいと思います。

国際会議の欺瞞 データの隠ぺい

 日本医事新報という雑誌に福島県立医大の長谷川医師のリポートが連載されています。放射能というものはそんなに恐れることはないのに、怖いというからいろんな差別が生まれるという論調で書かれています。私たちは放射能以外に交通事故とかいろんなリスクのなかで生きていて、そういうリスクはゼロにしろとは言わないのに、放射能だけゼロにしろというのはおかしい。科学ではリスクはゼロとは言えない、多少リスクはあるが覚悟して生きればいいと言っています。この考えが福島で蔓延しています。

 福島で国際会議が開かれましたが、事故からたった6ヶ月しか経っていないのに「たいしたことなかった。直後の対応がよかった。一人の死者もでなかった」と言っています。一人の死者もでなかったというのはウソですね。少なくともゼロではない。それなのにこれからについても心配ないと宣言しました。この会議には日本財団からお金がでています。日本財団というのは戦犯である笹川良一が作ったもので、朝鮮戦争に船を送って金儲けをしました。競艇の元締めで、福祉の分野に寄付もしていますが本質的に右翼です。

 アメリカ、イギリス、ロシアの専門家が集まって発言しましたが、これらの国は核保有国です。低線量被ばくの研究者はアメリカにもいることはいるのですが、大きな出版社は彼らの本はださず自費出版ですし、研究費を打ち切られ学会から追われてしまいました。ロシアはもっとひどく、汚職事件をでっちあげられて投獄されました。チェルノブイリの事故を危険だと言った医者は追放され、彼らがECRR(ヨーロッパ放射線防護委員会)を作りました。結局、この国際会議はアメリカの核実験やチェルノブイリを大丈夫だと言ってきた御用学者の集まりでした。

 広島・長崎から被害を小さくみせる作業が行なわれてきました。被ばく者と認定されない被ばく者の問題を肥田舜太郎さんがずっと言いつづけてきました。ABCCでデータを取りましたがアメリカが持って行ってしまい非公開です。治療の研究はほとんど行なわれておらず、データを残すことだけをしました。広島・長崎の原爆は戦争で核を使うための実験でしたが、非人道的だと人気が落ちたので、核の平和利用(原子力)へと目先を変えたのです。アメリカでは原爆は大いなる成果だが、被害を小さく見せなくてはということで、爆心地から2キロ以内の被ばく者だけを認定し、原爆投下後に現地に入った人の被ばくなどを認めず、低線量被ばくや内部被ばくの問題を隠しています。

 チェルノブイリの被害も公式発表とECRRの調べたデータには大きな差があります。日本からもジャーナリストが行って調べていましたが、途中で終わっているし、きちんとしたデータが隠されているのでほんとうのことはわかりません。福島の場合もICRPのだしている資料は低線量被ばくや内部被ばくを隠ぺいしています。多くの学者がそれが正しいとしていますが、アメリカのいいなりになっていてまったく信用できません。

 福島のデータは隠されていてウソばかりです。いま出されているデータも信じられない。国際会議では放射線恐怖症が一番問題だという結論にしています。チェルノブイリでの人工中絶も恐怖症のせいだとしています。

「ここ(相談会)に来たことがわかると村八分にされる」

 ぼくは6月19日にはじめて福島に行って健康相談を受けました。そのあと1回上京してもらい、7月と9月にまたこちらからでむき、11月3日に4回目を行ないます。はじめて福島に行ってびっくりしました。放射能が不安だとか危険だとか言えなくなっているのです。復興のため大丈夫と言わなければ、と県レベルで提唱していました。ある先生は子どもが長時間校庭にいたので「早く教室に入れ」と言ったり、長袖を着るようにと言っただけで、退職に追い込まれました。ほかにも放射能の授業をやって退職させられた先生もいます。福島では放射能が日の丸や天皇になっているのです。まるで戒厳令が敷かれ、死んでいるようなものです。「死の町」と言って大臣の椅子を追われた大臣がいましたが、「死の町」と言うことはタブーになっているのです。みんな開き直って「大丈夫」だと思いこんでいます。とてもそう思えない人はバッシングを受けています。

 7月に行ったときは状況はもっとひどくなり、本当に不安な人は福島をでていました。6月に福島をでたいがなかなかでられない、夏休みの数週間だけでもでるのはどうかという質問がありました。いいことだろうと思います。実際、フランスに頼んで10人の子どもの尿のセシウムの量を測ったところ、2ヶ月後、福島からでた9人のセシウムの量は減っており、1人だけ福島に残った子どもでは増えていました。

 相談会に来る人は2回目、3回目と少なくなっています。福島からでていける人はだいたいでて行ったと思います。つまり不安な人はどんどん少なくなっているわけで、そういう人はますます生きにくくなっています。「ここ(相談会)へ来たことがわかると村八分にされる」と言っていました。そういう厳しい状況のなかで生きているのです。

人によって感受性が違うのでどこまでは安全とは言えない

 国際会議では、科学的事項についていろいろな意見があるのはよくないとしていましたが、医学の分野では特に、ほとんどのものについて多様な考え方があるのです。人間の体についてはわかっていないことが多く、いま正しいと思っていても、10年後間違いになることがたくさんあります。常に疑問をもっていないと科学というものは危険なものです。

 放射線と比べて、突然タバコや添加物をもちだして放射線より発がん性が大きいとか言っていますがおかしなことです。タバコは何本まで安全と言わず、ゼロか吸うかどちらかです。基本的に人によって感受性が違うので、危険性は1本でも5本でも10本でも同じなのです。肥田さんは被ばくしているのに94歳まで生きているので、被ばくした方が長生きすると言っている人もいるようですが、タバコに強い人もいれば、ほんの数本で肺がんになる人もいるというくらい感受性が違うのです。だからここまでは安全でここからは危険という基準はないのです。

 ICRPも普段は浴びなければ浴びないほどいいと言っていますが、いったん事故が起こると、基準がどんどん変えられていきます。原発労働者に関して一生涯に1シーベルトならいいとか言おうとしているようです。一般と労働者では違うのですが、共通して安全な基準というとかなり低くなります。日本では食品の安全基準を500ベクレルとしていますが、ドイツでは子どもが4ベクレル、大人が8ベクレルで、それ以上は危険としています。日本にはすでにそれ以下の食べ物はないかもしれないので、全体が汚染されているなかで基準を少し上げることは仕方がないとしても、500なんていう数値はまったくおかしいと思います。

 「検出せず」となっていてもそれは基準以下ということでゼロではない。表示の仕方が間違っていると思います。国、県、区や市はあてにできないので、私たち自身で測るしかないと思います。しかし測ってみてどこまで安全かと聞かれても困るのです。

 ホールボディカウンター(WBC)で測定した数値をもって相談に来た子どもがいました。困りましたが300以下は許容としました。その数字に根拠データがあるわけではありません。WBCも一部の放射線しか測れません。測れるのはガンマ線のみです。だから測ったところであまり参考にならないし、低かろうが高かろうがこれ以上被ばくしないようにということで、食品測定器を買ったほうがいいと思います。

 ECRRは、ICRPは原発推進派がやっているということで、ヨーロッパはチェルノブイリの影響があったので自分たちを守るために作った組織です。ECRRが資料提供してくれましたが、県などは無視しています。

疫学、公衆衛生学の遅れ 

 福島にいま、危険な状態の子どもはいないと思います。鼻血と下痢を気にする人たちがいましたが、今のところ放射線によるとはいえません。福島は初めての事例で、チェルノブイリに似ていると言っても放射線の浴び方が違うので、いまのところ被ばくして数か月以内にでる急性症状が福島ででるとは思えません。数年経ってから、というのはだいたい4、5年ですが、晩発性障害として子どもの甲状腺がんがでてきます。鼻血や下痢が有名になったのは、広島で2.5キロ以内で被ばくした人が2週間後くらいからその症状が出始めて、脱毛、嘔吐、次には歯茎から血がでて、2、3ヶ月後に血液の病気を発病して亡くなったりしたからでしょう。いま、福島で起こっているのは一時的なものでそれとは違います。劣化ウランで被ばくしたアメリカの女性兵士の例をテレビで見ましたが、何年も下痢がつづいています。短い期間なら放射線のせいではありません。

 ちゃんと調査すべきですが、欧米で医学の中心になっている疫学や公衆衛生学の分野が日本では非常に遅れています。甲状腺がんが増加したとして、放射線の影響かどうかは福島と大阪で調べればわかります。一人ひとりの子どものがんの原因は今の医学ではわかりません。がんが増えたのでそのなかに放射線由来の子どもがいるだろうということになります。どの子がそうなのかわからなければ、全員に補償すべきですが、加害者は因果関係は証明できないのでだれも補償しなくていいという論理になります。公害問題で公衆衛生学の果たした役割は大きいのですが、日本で公衆衛生学を研究しているのは岡山大学だけで、森永ヒ素ミルク事件では青山医師、水俣病ではツガ医師が貢献しました。

 チェルノブイリでは半年後に調査が始まったが、日本ではまだです。3月以降の子どもの様子を調べる必要があります。行政は36万人を対象にした調査をしたりしているが、それはムチャな話で、優先順位というものがあります。

 ぼくは4県の養護教諭に小学校1年生の鼻血の割合を報告してもらっていますが、福岡県では38%でした。鼻血というのは結構でるものなのです。花粉症や鼻炎があるとよけいにでます。小樽では18%、岩見沢では7%でした。これは北海道では花粉症がないためだと思います。こういう形で調査してみないとわからないものです。粘膜から血がでるというのは放射線アレルギーがあるかもしれません。

 甲状腺の検査は18歳まで2年おき、19歳からは5年おきに行なうとしていますが、甲状腺がんは何年先にでてくるかわからないので、先へ行って検査を縮小するのは困るのです。国際会議がいまの段階で結論をだすのはおかしいことで、晩発性障害について医学的には手探りの状態なので、どこまで安全かは言えません。「大丈夫」と言っている人には「そんなことはない」と言いつづけるしかない現状です。

見捨てられた福島

 福島は現実的には見捨てられていると思います。安全だと言わなければ差別から逃れられない。義援金60億円を返したという記事をみましたが、被害者には100万円がでただけで、あまりにもわずかな額です。県は建物に損害が少なかったと返したとのことですが、必要としている人は山ほどいると思います。

 まわりの人たちは福島は危険だと思っているのです。マスコミは女性支局員を引き上げ、若い人は福島にはだしません。相談会に大手のマスコミは取材に来ません。地元の福島民報は来ますが、「大丈夫」路線で報道は偏っています。一部の独立系ジャーナリストもだんだん少なくなっています。東京新聞と共同通信は独自取材を行なっていますが、それ以外は現地に入っていません。情報が少ないと安全と思いがちですが、福島の悩み、深刻さは日増しに強くなっています。

 放射線は決してあなどってはいけませんが、移るものでは決してありません。それなのにいろいろな差別が起こっています。福島に17歳までいて、東京にでてきた青年がいるのですが、まわりの人によびかけても応じてもらえないそうです。福島出身の子どもは幼稚園から断られたという話も聞きました。福島ナンバーの車は傷をつけられるそうです。外国からみれば日本全部が被災地にみえるでしょうが、日本には福島を差別し切り捨てていく構造があると思います。荷物になったので切り捨てたいのです。6月に福島駅が南千住にみえました。つまり山谷にみえたのです。ぼくは大晦日から正月の3日くらいに山谷で診療していました。南千住でも山谷の反対側は山谷を切り捨てて忘れて、みないようにしています。そこにあるのは山谷を切り離したうえでの平和です。

 福島の街中で人びとは平然と歩いています。マスクをしている人も東京より少ないほどでした。みんな、考えないようにして、安全な情報を信じたいと思っています。長崎大学の山下俊一が福島医大の副学長になり、言いたい放題言っています。山下はABCCの手先の弟子です。福島では安全だと言ってくれる人が求められているのです。

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by lumokurago | 2011-10-23 17:33 | 原発

亡くなった友人の息子がハンスト

経産省前ハンスト完結 「原発はおカネが降ってくるけど、町づくりの産業は育たない」 (田中龍作ジャーナル)

 上関原発反対のため山口県庁前でハンストしていた若者のなかに、40代で亡くなった友人の息子がいました。今度は経産省前のハンストにも参加していました。激励に行けなくて残念。

 その友人は職場の同期で、所属も近かったため、よく行き来していました。一緒に山登りもしたりして、仲良くしていたのですが、考え方の違いから疎遠になってしまいました。彼女は職場は数年で辞めて、館山で養鶏の仕事を始めました。

 私が乳がんの治療をした頃、肺がんで余命いくばくもない状態だったのですが、最期までご両親にも知らせず、共通の友人が亡くなる少し前にホスピスに会いに行きました。私がそこに参加しなかったのは、友人らが乳がんのことに気を遣って知らせるのを遠慮したせいでしょうか。私は会えなかったことをいまでも悔やんでいます。

 息子さんの元気な姿が見られてうれしいです。上関のハンストのとき、顔がそっくりなのですぐにわかりました。今回は名まえも載っていて、確実です。
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by lumokurago | 2011-09-26 18:07 | 原発