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カテゴリ:原発( 204 )


映画「ヒバクシャ」

鎌中ひとみさんの映画「ヒバクシャ」を観ました。詳しく書く余裕はないので、少しだけ・・・

広島で被爆した85歳の医師肥田先生が、日本にある55基の原発を中心に半径200kmの円を描いて、円内と円外のガン死の死亡率を比較しようとしたら、日本全国がどれかの円内に入ってしまったので、比較のしようがなかったと。

同じく肥田先生が全国の乳がんと白血病の死亡率を調べたら、突出して高い年があった。原因はチェルノブイリの事故しか考えられないと。

アメリカのハンフォードプルトニウム工場の風下の農場地帯では、がんが多発。政府は故意に大気中に放射能を排出していたことを認めたが、賠償はしていない。その農場でできたジャガイモやリンゴが日本に輸出されているのです。

湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾については前にも書いたので、繰り返しませんが、地球の水と空気が循環しているため、放射能汚染には国境など関係ないし、一度ばらまかれた放射能は気の遠くなる未来まで消えることはないのです。

「がん」を「生活習慣病」などと呼んで、予防しようとしたり、早期発見して治そうなんて、なんと愚かなのでしょうか。

すでに地球上にばらまかれた放射能だけで、十分に人類は滅亡に向かっています。その上、もっともっと汚染をひどくしようとしている人たちがいるのに、ほとんどの人は何も知りません。

知らないといえば、日本の電力は原発なしでまかなえるということも知っている人はわずかでしょう。ほとんどの人が原発がなければ、電力が足りないのだと思っているでしょう。
原発は一度動かしたら止めることができないので、火力発電所や水力発電所を止めているのです。火力発電所や水力発電所を止めずに稼動すれば、原発なしで日本の電力はまかなうことができます。

京都議定書のレベルに達するには、1995年頃の生活レベルに戻ればいいだけだと知って、驚いていた友だちがいます。「そんなこと簡単じゃない?」って。たった10年ちょっと前ですものね。

私は生活レベルは1960年代で十分だと思います。あの頃だって、テレビ、冷蔵庫、洗濯機はありました。そして、なによりも「時間」がたっぷりありました。

いずれにしてもこのままでは人類が破滅することは確実です。子どもや孫のことを何も考えずに、ただただ目先の享楽のために生きる人間はなんと哀れなのでしょうか。
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by lumokurago | 2007-02-08 22:53 | 原発

スウェーデン原発事故

スウェーデン 北欧最大の原発で火災 安全性への不安拡大  2006/11/16 07:45
 【ロンドン15日高田昌幸】

スウェーデン南西部にある北欧最大の原子力発電所、リンハルス原発で十四日朝、火災が発生し、原子炉の運転を緊急停止した。電力会社側は「安全上の問題はない」としているが、同国では七月末にも別の原発で深刻な事故が発生しており、国内外で安全性への不安が広がっている。

 地元紙などによると、火災は原子炉から約七十メートル離れた変圧器で発生。数時間後に消し止められたが、火災は爆発を伴い、変圧設備は全損したという。同原発は最低でも二週間、運転を停止し、原因究明や技術検査を行う。

 一方、今年七月末の事故は、同国東部のフォルスマルク原発で発生。この事故では原子炉を制御するための主電源が故障した。後になって、主電源の故障時に使用する予備電源も約二十分間にわたって作動していなかったことも判明した。

 このため、環境保護団体などは「紙一重の差でメルトダウン(炉心溶融)に至り、チェルノブイリ事故と同等の被害を引き起こした可能性があった」と指摘している。

(以上、国内で最初に報道した北海道新聞より)

ついにスカンジナビア最大の経済国であるスウェーデンは、原子力発電の段階的停止を計画することとなる。

(Bloomberg com より)
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by lumokurago | 2006-11-19 10:55 | 原発

六ヶ所村再処理工場と劣化ウラン(鎌仲ひとみさんのお話を交えて)

青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場は、2006年3月31日から使用済み核燃料を使用したアクティブ試験(本格的稼動試験)が始まってしまいました。
再処理工場では全国の原発から出た使用済み核燃料を再処理して、プルトニウムとウランを取り出します。年間7トンのプルトニウムができます。しかし、このプルトニウムを使うはずだった高速増殖炉「もんじゅ」は事故で止まり、プルサーマル計画は頓挫しています。プルトニウムの使いみちはありません。(鎌仲さんのお話では、研究者が50年後!位には「もんじゅ」が使えるようになるだろうと言っているらしい)。

再処理工場からは、たった1日で原発1年分の放射性廃棄物が出ます。その量は4万7000人分の経口致死量に当たります。これを空と海に撒き散らします。当局は「薄めるから大丈夫」と言っています!!

先日、六ヶ所村に行ってきた友人の話では再処理工場の作業員の衣服を、村のクリーニング店が洗濯し(!服についている放射能はどうなるの?下水から川へ、それから海へ)、地中に埋めて処理しているそうです(放射能はいつか地中にもれるよね)。

村の人々は放射能に関する知識があまりにもなさすぎるのではないでしょうか?
報道されただけで、もうすでに2回の事故がありました。作業員がプルトニウムを吸い込んでしまったそうです。新聞は「健康に影響はない」と報じました。鎌仲さんは朝日新聞に電話して、「こんなことを書くと、20年後に肺がんになった時労災が使えない。(プルトニウムは100万分の1gの微粒子を吸い込んだだけで肺がんを誘発するといわれています)」と怒りまくったそうです。

プルトニウムは半減期が2万5千年。その半分になるために更に2万5千年。その半分になるためにまたまた2万5千年・・・・・とどんなに長い年月がたっても決してなくなりません。最後は1個の原子になって残るからです。

ちなみに劣化ウラン(ウラン238)の半減期は45億年です。

再処理工場の放射性物質の通るパイプの長さは1,500kmに及び、つなぎ目は約40万箇所、バルブの数はなんと20万個。しかも、使用済み核燃料は金属の腐食を起こしやすい硝酸溶液で溶かされるのです。これらをすべて放射能が漏れないように安全に管理することなど可能でしょうか? 事故は起こるべくして起こったのです。そして被爆するのは六ヶ所村の人です。

鎌仲さんはなぜこんなものを稼動させるのか全く理解できないとおっしゃっていました。危険なプルトニウムを作り出す、その利用の目途はない(核兵器は作れるよ)、高レベル廃棄物は大量に出す(再処理しない場合の10~40倍)、空や海に大量の放射能、ひとたび事故が起きれば、日本は壊滅状態に、稼動自体に莫大な金がかかる・・・メリットはひとつもないからです。

イギリスではチェルノブイリ事故の影響で現在も深刻な被害が続き、ヨーロッパで核兵器を使うことはあり得ないとして、核開発はやめようという議論になっているそうです。20年後には今ある23基の原発を3基に減らすという計画ができています。湾岸戦争症候群(劣化ウランによる)の兵士が勝訴もしています。

ところが、アメリカでは国民全体に核に対する知識がなく、核はいいものだと思っているとのこと。劣化ウランで被曝した兵士の訴えも医学的に証明できないし、研究予算もつかない状況だそうです。政治的にもWHOの学者が劣化ウランは危ないと言ってクビになったり、核兵器、放射能兵器を使いたい勢力が台頭しているとのこと。劣化ウランの被害を認めてしまうと、内部被曝を認めることになり、あらゆる核兵器が認められないことになるので、認めようとしないのだということでした。

劣化ウランが初めて使われたのは1991年の湾岸戦争、その後コソボ、アフガニスタン、イラク戦争で使われたが、遠いイギリスでその同じ日にウラン238が検出されるそうです。内部被曝は症状の個人差が大きく、劣化ウランの被害で非定型性症候群が世界中に広がっているのではないかと指摘する人もいるそうです。(イギリスでは10秒に1人が乳がん死、アメリカではタバコ人口が減少しているのに、肺がんが増えている等)

こんな恐ろしい話を聞いて、あなたはどうしますか?
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by lumokurago | 2006-07-05 21:00 | 原発

鎌中ひとみさんのお話・1

鎌中ひとみさん(映画監督)のお話を聞きました。

幌延(北海道)に行ってらしたとのこと。
再処理工場(六ヶ所村)の高レベル核廃棄物処理場として、実験的に掘った。300m掘ったが、泥炭層のため、地下水の噴出がすごく、その中には砒素などの有毒物質が含まれていた。掘るだけで38億円かかった。今は残土を埋めようとしている。噴出した地下水は日本で最も美しい川のひとつの手塩川に流そうとしている。その川には「イトウ」(魚)がいるそうです。(掘らなければ砒素などが地表に出ることもなかったのに・・・)

高レベル廃棄物も300年おけば多少毒性が薄まるので、埋めようとしているらしいです。300年・・・。その間にドラム缶など(?)廃棄物を保存した入れ物が腐食し、放射能がもれ出しますよね。

幌延ではこんな理不尽な「実験」が行われたにもかかわらず、処理場を受け入れようとする勢力もあるとのことでした。目先の「金」がすべての人がいるのですね。
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by lumokurago | 2006-07-03 23:33 | 原発