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カテゴリ:沖縄タイムス( 42 )


[仙谷氏「甘受」発言]政権の不真面目を憂う

沖縄タイムス2010.12.15の社説です。沖縄の声を聞きましょう。

*****

 【甘受(かんじゅ)】「さからわずに甘んじて受けること」(広辞苑)。「やむをえないものとしてあまんじて受け入れること」(大辞泉)

 仙谷由人官房長官は記者会見で、米軍普天間飛行場を名護市辺野古へ移設するとした日米合意を履行する考えを明確にした上で、次のように語った。

 「日米同盟深化の観点から、沖縄の方々に誠に申し訳ないが、甘受していただくというか、お願いしたい」

 沖縄の負担軽減の具体策は何ら示すことなく、ただ一方的に、新基地建設を甘受してほしい、と言うのである。

 県内の一連の選挙や県民大会で示された民意を無視するものであり、到底許せるものではない。「県外移設」を掲げ再選したばかりの仲井真弘多知事も県議会で「理解できない。誠に遺憾である」と厳しく批判した。

 仙谷氏は「私の徳島県を含めて、自分のところで引き受けようというような議論は国民的にも出てないわけですね」とも発言している。

 よくそんなことが平気で言えるものだと思う。他府県の「ノー」には耳を貸すのに、なぜ沖縄の「ノー」には応えないのか。なぜ基地政策だけは公正な行政が実現できないのか。

 沖縄は地上戦で破壊し尽くされ、戦後もずっと、過重な基地負担を負い続けてきた。県民に対して新たな基地建設を「甘受せよ」と主張するのは、ウチナーンチュの尊厳を踏みにじるものである。

 仙谷氏はきのうになって発言を撤回したが、米軍基地をめぐる「構造的差別」の根は深い。

 1994年9月、当時の宝珠山昇防衛施設庁長官が「沖縄は、基地と共生、共存する方向に変化してほしい」と発言し、県民の猛反発を買ったことがある。

 さらにさかのぼれば47年9月の天皇メッセージがある。米国による沖縄の25年から50年ないしそれ以上の軍事占領を希望する、などと米国側に伝達した内容である。

 米海兵隊は最初から沖縄にいたわけではない。本土各地で反基地運動が激しくなり、1950年代半ばに、日本政府の意向に沿って、沖縄に移駐してきたのである。日米両政府の「政治的判断」が働いた結果、沖縄に基地が集中することになったのだ。

 仙谷氏の「甘受」発言は、戦後日本の安全保障体制のいびつさを浮き彫りにした。

 先月行われた県知事選で仲井真知事は「県外移設」にかじを切った。民意に従い、条件付き県内移設から転換せざるを得なかったのである。再選直後には、公約に基づき菅直人首相に日米合意を見直すよう求めている。

 仙谷氏の発言は民意を否定するばかりか、仲井真知事に対しては、選挙公約の破棄を公然と勧めているようなものだ。民主主義の否定、地域主権の否定である。

 なぜ、こうも、言うこととやることがかい離するのか。

 菅首相が17日に来県する。沖縄の「甘受」を求めるのが目的ならば来る必要はない。
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by lumokurago | 2010-12-19 10:45 | 沖縄タイムス

北朝鮮の砲撃 真相はどこに

 沖縄タイムス投書欄より  2010.12.8

 北朝鮮の砲撃 真相はどこに  下地 良男

 11月23日に起こった北朝鮮による延坪島砲撃は、まさに青天のへきれきであった。「危険極まりない北朝鮮」というイメージはこれで確定したといえる。普天間基地辺野古移設をもくろむ日米両政府には、沖縄県知事選直前というタイミングもあって、よい追い風となったはずだ。

 だが、砲撃は真珠湾攻撃のような奇襲だったのだろうか。明るみに出たのは、韓国軍が北朝鮮の度重なる警告を無視して延坪島西北海域で大規模な軍事訓練をしていたという事実である。韓国軍はこの日計3657発の実弾射撃訓練をしていた。つまり、挑発していたのは韓国側であったのだ。

 北は韓国軍陣地を狙って砲撃したはずだが、不幸にも、基地内にいた民間人作業員2人が巻き添えになった。テレビは砲弾が住民地区に着弾して大きな損害を与えている様子をも映し出していた。韓国内で対北強硬論が台頭したのは当然である。

 だが、このような一触即発の緊張状態が意図的につくり出され、それが辺野古移設に関する米政府の対日世論工作だった、としたらどうだろうか。

*****

 私は陰謀論者ではありませんが、過去の戦争では陰謀が随所に認められますね。日本が中国に戦争をしかけたのも相手が先に攻撃してきたことにしていたし、アメリカは日本の暗号を解読し、真珠湾攻撃を知っていたのに国民の戦意を高めるために自国民を見殺しにしたとの説もあります。ベトナム戦争もベトナムが先に仕掛けてきたとアメリカは主張して戦争を始めました。イラク戦争では実際にはなかった大量破壊兵器があると言い張りました。

 戦争をしたい人たちはどんなことでもするのです。そしてマスコミの報道はまったく信用できません。少なくとも報道を疑うことを忘れてはいけません。戦争中の大本営発表ではありませんが、真実はそう簡単には知らせられないのだということを覚えておきましょう。ちなみに、アメリカは自由と民主主義の国とされていますが、いろんな国の新聞を読み比べていたイザベルが、アメリカの報道統制はひどい、ヨーロッパのほうがまだましだと言っていました。

 最近の読者のかたは、北朝鮮についての辺見庸さんの記事をぜひお読みください。コメントが68もついています(笑)。
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by lumokurago | 2010-12-13 19:34 | 沖縄タイムス

[こっこタイム。](9)生まり島

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大抵の人は「沖縄好き」をアピールする。

「私も沖縄大好きなんですよお」

「いいですよねぇ」

「いいなぁ」

私はそれを冷ややかに聞いている。

でしょ?いいでしょう?とは言わない。

「うらやましいぃ」

ふうん、どこが?

熱狂的ファンが、にわかファンを鼻で笑う感じによく似ていると想(おも)う。

「人があったかいし」

おや?空港から近距離でタクシーに乗ってみな。本当にみんないい人だといいね!

「海がきれいだし」

おやおや、君が見たのは観光客目当ての埋め立て人工ビーチですね?

「癒やされる」

それは現実逃避の限られた時間の中で、無責任に甘えられるからだろ?

どんな時も、三線弾いて歌って?

悲しみの上に咲く笑顔が素敵(すてき)?

はい、大変きれいではありますが。

選択肢がなかったから、もう笑うしかなかっただけの話。

沖縄は「怒り」を忘れやすい。

そうでなければ生きられないことを知っているから。どうやってでも明るく笑おうとする。

そして、そのいじらしい県民性は、全国的にも市民権を得た。

だから、どうせ笑って許してもらえると、どこかで想われている。

「怒り」を忘れられない人は「ただの怒っている人」になってしまう癒やしの島だ。

私はきっと「島の怒りん坊」。

「なんとかなる」がひとつもない。

「なんとかしたい」がいっぱい。

にわかファンの、軽い共感や同情は、私の怒りを逆撫(さかな)でする。

うん。ありがたいよ。

ちょっと前までは、パスポート所持の「裸足(はだし)の原人」とさげすまれていたという沖縄人が、今や憧(あこが)れのウチナーンチュ。「なまり」も、「沖縄風」も大ヒット。

ちっぽけな島がこんなにも愛されて、もてはやされる存在になった。そう、とんだ事態。

でっかい責任だ。

誰も気にとめない場所じゃない。

皆が見ている。

好きだ好きだ大好きだ、と言われ続ける。

自信が欲しい。

だろ?最高だろ?って言える自信。受け入れる強さと、反論できるだけの理性。賢さと力。

世界各国、全国各地。

それぞれが郷里を背負って立つ日まで。

精進あるのみ。(歌手)

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-07_9944/
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by lumokurago | 2010-09-13 06:56 | 沖縄タイムス

「すさみ受容」の思想 辺見庸

 2010.9.2の沖縄タイムス文化欄より引用 (東京新聞にも載ります)。

 水の透視画法  辺見庸 「すさみ受容」の思想  千葉景子さんと絞首刑 

 (前略ー千葉さんの「おしゃれ」についての描写)みずからサインした死刑執行命令書により、その朝、刑場で二人の男がくびり殺された。千葉さんはそれにわざわざ立ち会った。ロープが首の骨を砕く音を複数回耳にし、四肢がひくひくとこまかにけいれんするのを眼にしただろうその足で、あでやかに記者会見にのぞんだ千葉景子さんは、まったく大した人ではないか。

 皇居での認証式だったか、びっくりするほどすてきなドレスをつけていて、まるでオペラハウスの招待客のようだった。その拳措まことにうやうやしく、禁中にあって千葉さんくらいふさわしい貴人はないようにさえおもわれた。いつも鏡のなかのじぶんにうっとりと見ほれているにちがいない。ハレにはハレのケにはケの、祝儀不祝儀万端においてあるべき装いをしっかりとこころえていて、頭から手足のさきまで身づくろいにはおさおさおこたりない。肩を傲然といからせたりはしない。演技なのか無意識なのか、謙虚めかしてからだを内側にすぼめるようにしたりする。そして眼。薄膜でしれっとなにをかくしているのか。小暗い水銀のたまりみたいなひとみの底は冷たいのかどれほどの毒なのか、なかなかはかりがたい。たぶん苦しい恋の一つや二つしたことがある人だろう。愛したり愛されたり殺したいほど憎んだり妬いたり。それが人というものだ。そうならそうと国家権力とまぐわいしたりせずに、ひとりの生身の女として温かな血のままに生きればよかったのに。

 千葉さんがいまさら考察にあたいする人かどうかわからない。「アムネスティ議員連盟」事務局長をつとめ、「死刑廃止を推進する議員連盟」にぞくしていたこともある千葉さんはかつて、杉浦正健法相が「信念として死刑執行命令書にはサインしない」と話したあとにコメントをとりさげたことにかみつき、死刑に疑問をもつなら死刑制度廃止の姿勢をつらぬくべきではなかったか、と国会で威勢よくなじったことがある。杉浦氏は発言を撤回しはしたけれど、黙って信念を貫き、法務官僚がつよくもとめる死刑執行命令書へのサインをこばみつづけた。他方、千葉さんはさんざ死刑廃止をいいながら翻然として執行命令書に署名し、おそらくなんにちも前から姿美と相談してその日のための吹くとアクセサリーをえらび、絞首刑に立ち会った。これは思想や転向といった上等な観念領域の問題だろうか。それとも政治家や権力者や政治運動化によくある「自己倒錯」という精神病理のひとつとしてかんがえるべきことがらなのか。

 弁護士でもある千葉さんはこれまでずいぶんかっこうのよい正義や人権をかたってきた。だが、わかりやすい正義とともに、晴れがましいことも大好きで、出世や権威にめっぽうよわく、おのれのなかの権力とどこまでもせめぎあう、しがない「私」だけの震える魂がなかった。だから、死刑執行命令書へのサインは「法相の職責」という権力による死のドグマと脅しにやすやすとひれふしたのだ。そう見るほかない。政治と国家はどうあっても死を手ばなしはしない。国家や組織とじぶんの同一化こそ人の倒錯の完成である。千葉さんだって若いことはそれくらい学んだはずだ。だが、老いて権力に眼がくらんだ。このたびの裏切りにさしたる謎はない。彼女の思想は、口とはうらはらに、国家幻想をひとりびとりの貧しくはかない命より上位におき、まるで中世の王のように死刑を命令し、じぶんが主役の「国家による殺人劇」を高みから見物するのもいとわない。そのようなすさみをじゅうぶん受容できる質のものであっただけのことだ。堕ちた思想の空洞を、ほら、見えないシデムシがはっている。ざわざわと。

 背信は彼女ひとりだけの例外的なものだろうか。どうもそうはおもえない。すさみとは、人がただ堕ち、すさみつくすことではない。自他のすさみについに気づかなくなること。熟れすぎたザクロのように、もろともに甘く饐(す)えたそれこそが、深夜、鏡のじぶんと凝然とむきあう。

辺見庸
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by lumokurago | 2010-09-05 17:51 | 沖縄タイムス

「つくる会」佐伯啓思さん

 以前も「つくる会」主導の「新しい公民教科書」の執筆者の一人である佐伯啓思さんの文章を紹介しましたが、またまともなことを述べていらしたので、さわりを紹介します。沖縄タイムス7.23『現論』より

 動揺する民意

 前半部分を要約します。
 
 先の参院選は民主党の大敗に終わった。今回の「民意」は何を示したのか。消費税引き上げは自民党も謳っていた。鳩山首相辞任後、菅新首相誕生で内閣支持率は急回復したが、その後急落した。それはどう解釈すればいいのか。あまりに頻繁に公表される内閣支持率が急激に乱高下すれば、支持率を頼む政治はいやおうなく不安定になる。(以下引用)

 「言うまでもなく『民意』や『国民の意思』といってもひとつのフィクションであって、何か確かなものがあるわけではない。

 実際には、多様な意見や情緒や思いつきの混合が『民意』を作っているのであった、それを支持率といういかにも単純化された尺度に、無理やりに押しこんでしまっているわけである。・・中略・・

 たとえば、今、日本にとっての緊要の課題は、経済の安定化、あるいは経済の先行きの問題であろう。(今後リーマンショック以上の大混乱に陥りかねないと述べた後で)

 しかも、日本は、人口減少、少子高齢化社会へ突入するとなれば、もはやグローバルな経済競争のなかで成長追求路線を続けることは、ほとんど不可能であろう。問題は、いまここでの景気浮揚や成長戦略ではなく、経済活動の水準を少しずつ落とし、国際的な投資資本から国民の雇用や資産をいかに守るか、という点に絞られてくるであろう。

 財政問題や消費財もそのような将来展望のなかで論じなければならない。これはかなりの痛みを伴う事態であるが、その痛みに直面しなければ将来の展望は開けてこないだろう。

 となれば、今日の政府は、この種の「痛み」を国民に訴えてゆくほかないのである。きれいごとで『民意』を得るという政治では、もはや立ちゆかない時代になっている。むろん『痛み』をできるだけ避けるのが政治ではあるが、同時に国民の側にもそれを覚悟する度量がなければならない。きれいごとの『民意を反映する政治』によって痛い目に会うのは、国民自身なのである。

 佐伯啓思 (京大大学院教授)
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by lumokurago | 2010-07-26 12:02 | 沖縄タイムス

[知事選に機密費?]双方、納得いく説明を

 2010.7.23 沖縄タイムス社説より  
 
 自民党の小渕内閣で官房副長官を務めた鈴木宗男衆院議員(新党大地代表)が1998年11月の沖縄県知事選で、自民党が推薦する稲嶺恵一氏陣営に官房機密費3億円が渡されたと証言した。21日放送のTBS「NEWS23クロス」のインタビューで「(官房機密費を)3億円使ったと聞いている」などと答えた。

 知事選は3選を目指す現職の大田昌秀氏と自民党が推す稲嶺氏が争い、稲嶺氏が大差で初当選した。

 大田氏は米軍普天間飛行場の移設先として名護市辺野古沖の海上ヘリ基地を拒否、政府と対立し経済振興策がストップしていた。稲嶺氏は15年の期限を付けた軍民共用空港を造ると公約し、冷え込んだ経済の活性化を前面に押し出していた。

 鈴木氏の証言が事実であれば、国民の税金である官房機密費を使って政権党にとって好ましい候補者にてこ入れしたことになる。民主主義の根幹をゆがめるものである。

 稲嶺氏の後援会の98年の政治資金収支報告書をめぐっては自民党本部からの寄付に関連し7000万円の出入りの齟齬(そご)が生じたことがある。当時も官房機密費流用疑惑が国会で取り上げられている。

 政府は官房機密費について「国の事業を円滑に遂行するため状況に応じて機動的に使う経費」と説明するが、領収書もいらず、使い道も明らかにされない。会計検査院もアンタッチャブルである。官房長官が管理するが、裏金的な要素が強く、国民の政治不信を招く要因になっている。

 最近になって官房機密費の使途を明らかにし始めたのは、小渕内閣当時、鈴木氏とコンビを組んでいた官房長官の野中広務氏である。

 野中氏は各種インタビューで官房機密費を毎月5000万~7000万円使っていたなどと答えている。引き継ぎ帳があり、野党対策として、自民党の衆院国対委員長と参院幹事長に毎月500万円ずつ、首相側にも1000万円渡していたという。

 政治評論家らに配られたことも明らかにしている。言論がゆがめられる恐れがあるゆゆしき問題である。

 一方、鈴木氏はインタビューで自民党の歴代首相に「夏1000万円、冬1000万円」配られたと証言している。その中で県知事選にも触れ「沖縄サイドからそういう申し出があった。やっぱり選挙は勝たなければならない中で、最終的に判断されたと聞いている」と言っている。

 当時の稲嶺氏の選挙責任者らは鈴木氏に名指しされたのも同然である。

 確かに鈴木氏の証言には具体性に欠けるところがある。しかし、鈴木氏は旧沖縄開発庁長官を務め、現在は衆院外務委員長の要職にある人物である。

 稲嶺氏本人は同じ番組で「お金にはまったくタッチしていないし、そのようなことは知らない」と反論している。

 ぬれぎぬなのであれば、今度は選挙を主導した責任者らが鈴木氏に答える番だ。鈴木氏にはもっと具体的に、稲嶺氏陣営には県民が納得できる説明をしてもらいたい。
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by lumokurago | 2010-07-25 10:22 | 沖縄タイムス

こっこタイム ⑦お耳汚し

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天罰が下ると想(おも)っていた。

悪いことをした大人や嘘(うそ)つきの裏切り者には、哀(あわ)れな最期(さいご)が待っていると想っていた。

こちらが手を下さなくとも、きっと天が裁いてくれると。

だから歯を食い縛って待った。

何なら中指を突き立てて、激しく罵倒(ばとう)することだってできたはずなのに、ぐっと呑(の)み込んで自分に言い聞かせた。

きっと「罪には罰が下される」と。

でも、つじつまを合わせた映画のように清々(すがすが)しいラストシーンなんて、そうそう見れたもんじゃない。

結構普通に、平気な顔して人は生き続けるものだ。

返ってこない信頼や時間を全(すべ)てあきらめて「しょうがない」と大人にならなきゃいけないのは、いつもこっちのほう。

そっと近付いて闇討ちするわけにいかないし、ばったり出くわして突き落とすわけにもいかない。

忘れられないことを「忘れちゃいなよ」なんて励まされながら、全部を押し殺して、また「しょうがない」って片づけるしかない。

心ない言葉に傷付くのは、心ない言葉を言わないほうで、だまされるのはいつだって信じたほう。

神様、一体どうなってんだ?

私は聖者じゃない。せこい考えだって、ひどい願いだってある。

でも、いつまでたっても天罰なんか下るその時は来ないし、ざまあ見ろってなラストシーンだって訪れはしない。

また「しょうがない」って呑み込んで、怒りの矛先を自分に向けるしかないんだ。

「私が馬鹿(ばか)だった」ってね。

ねねね、でもさ、神様。

私の島にこれ以上の「しょうがない」を言わせるのは、もうやめにしてくんねーか?

得意の「ナンクルナイサー」で、笑い話にすんなよ。

冗談じゃねー。

私は歌うたいだから、歌をうたう。「夢は叶(かな)う」なんて見えすいた綺麗事を唱えるほど夢見る乙女じゃない。

「叶わない夢がある」って、この島で学んだからね。神頼みはしない。

あんたのことだって、もう信じちゃいないよ。

時が解決すると想ったら大間違いだ。

なんくるならんことも全部、私は歌うからね、大きな声で。

どこに逃げたって聞こえるように。

耳を塞(ふさ)げないぐらい綺麗(きれい)な声でさ。(歌手)

元はこちら。
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by lumokurago | 2010-07-23 15:41 | 沖縄タイムス

自ら負担引き受けよ(大田昌秀)

 沖縄タイムス2010.5.29 『識者評論』より

 自ら負担引き受けよ 基地押し付けは明白な差別 大田昌秀(元県知事)

 前略・・・本土の軍事評論家や政治学者は安全な場所にいて日米安全保障が国民の生命・財産を守り国益にかなうとか、アジア太平洋地域の平和と安定を維持するため不可欠などと声高に論じながら、自らは日米安保から派生する責任や負担を一切引き受けようとはしない。

 日米安保条約や軍事同盟が、それを一心に負担させられている人々に具体的にいかなる影響を与えているかについて、一顧だにしようとはしない。国益をうんぬんする「お偉方」は、まず自分の所に基地を引き受けてから口を開くべきだ。

 日米安保によって基地を過重に負担させられている所では、人々の生命・財産が守られるどころか、日常的に生命の危険にさらされており、人間の受忍の限界を超える爆音で未熟児や難聴児が生まれるなど、人体への明白な悪影響が生じている。憲法に保障されている平和的生存権など享受できようはずがないのだ。

 こうした具体的生活の実情を無視して、またもや危険きわまる米軍の飛行場を沖縄県内に押し付けるとすれば、沖縄に対する不当で明白な差別であり、現行憲法下で到底容認できまい。

 沖縄は、いかなる意味でも主権国家の一部として処遇されていない。敗戦後65年たった今もって、まるで米国の戦利品か、占領下におかれたも同然の実情ではないか。自らは安全地帯で平穏な生活を享受しながら、やれ沖縄の経済は基地がなければ破綻するとか、実情も知らずに勝手な発言をする人々が多すぎる。

 基地の存在が地域社会の経済発展に結び付くのであれば、県内市町村の半分が過去半世紀以上も基地を抱えている沖縄が、なぜ全国最下位の貧乏県で、失業率も全国平均を大きく上回っているのか。吉が返され民間が利活用すれば、雇用は確実に十倍も確保できる上、所得も比較にならぬほど増大する実情を知るべきだ。

 沖縄の基地問題解決の混迷は、国会にその大半の責任がある。国会には衆参合わせて722人の議員がいる。そのうち沖縄選出議員は、わずか8人。圧倒的多数を占める他の県選出の国会議員が、沖縄の基地問題を真に自らの問題としてとらえて努力すれば、解決は早い。だが、そうはしない。しょせん、対岸の火事でしかない。その結果、多数決原理の民主主義の名において、沖縄はいつまでも差別される構造となっている。

 普天間基地問題の最善の解決方法は、米軍が02年ごろから着々と推進している再編絡みの「グアム統合軍事開発計画」に沿って、グアムや北マリアナ諸島、とりわけテニアンなどの強い要望に沿って、インフラの整備に協力していくことである。政府が本気で正面からその課題に取り組めば、安保条約の軍事面で役立つだけでなく、国内の政治的難問も氷解するに違いない。

*****

 私はグアムやテニアンが米軍基地受け入れを希望あるいは容認しているとしても、グアムやテニアンも米国の中では日本の中の沖縄と同じ位置にあることを考えると、安易にグアムやテニアンに移設することは疑問に思います。それよりは以前も書きましたが、米軍の利益(!)を享受する人が最もたくさん住んでいる東京で引き受けるべきだと思います。
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by lumokurago | 2010-06-01 08:56 | 沖縄タイムス

無視された国外・県外

 沖縄タイムス2010.5.26 「論壇」より

 無視された国外・県外  政府に「不都合な真実」か 大城洋

 昨年11月13にcに、橋下徹大阪府知事は記者クラブで「沖縄県民の負担を減らすために、国から話があれば普天間基地を関空へ受け入れることを検討する」と発言した。驚くべきことに、これほど重要な発言がマスコミに報道されなかった。

 4日後の17日にも衆議院の安全保障委員会で下地幹郎議員が北沢俊美防衛相と岡田克也外相に「橋下知事に働きかけるつもりがあるか」とただしたが、橋下知事の発言はマスコミに出てない。これを不思議に思ったフリージャーナリストの岩上安身氏は、同月30日、家電量販店で買ったカメラを持って橋下知事の囲み会見に乗りこんだ。そこで質問して知事の意思を確認した上で、結果をインターネットの動画共有サービスユーチューブに流した。これで日本中が大騒ぎになり、マスコミが取り上げて、首相官邸を「不都合な真実」で右往左往させた。

 このころから本土の一部のマスコミが、地図上に沖縄を中心とする同心円を示して、一分一秒を争う台湾・朝鮮の有事に対応できるのは距離の近い沖縄しかないという、抑止力論を強調するようになった。今月来県した鳩山由紀夫首相も、抑止力を理由に米軍普天間飛行場の県内移設を持ち出して県民をあ然とさせた。

 そもそも普天間の海兵隊は、基地反対運動で岐阜や神奈川から撤去させられて、1960年に米軍支配下の沖縄に移ってきたものである。決してそこが軍事的要衝だったからではない。今は、地上部隊が一分一秒を争ってオットリ刀で駆けつける時代ではない。イラクにカリフォルニアの第1海兵遠征軍が出動したのは空軍の爆撃の2カ月後。アフガニスタンでは1月後で、出動したのは第1海兵遠征軍とノースカロライナの第2海兵遠征軍。

 米本国でもいいくらいだから、北海道でも東北でも構わない。一部の偏向マスコミが抑止力を言い立てるのは、安保の恩恵はほしいがその負担は嫌だから沖縄に押しつけておけという、本土のエゴの代弁でしかない。

 去る10日に普天間の海兵隊を受け入れたいという首相あての親書を民主党・川内博史衆院議員や社民党・阿部知子衆院議員に託したグアム・テニアン・サイパンの知事が、13日に日本を訪れて鳩山首相と面会する予定だった。しかし官邸はこれを拒否している。

 不思議なことにこの事実もマスコミに出てこない。国外少なくとも県外にしたいが受け入れてくれる地域が無いので、申し訳ないが、苦渋の決断で、心ならずも、断腸の思いで、県内に移転するしかなくなったというごまかしを暴露する「不都合な真実」だからだろうか。

 (大城洋 沖縄市、フリーライター、64才) 

*****

 25日には、「自分が選出された県へ米軍基地を引き受けることを表明できない議員には、鳩山首相を批判する資格はない」「この際、南からでも北からでもいい、10年なら10年、15年なら15年、各県持ち回りで米軍基地を引き受ける決定をしてはどうか」との投書があった(岡山県の木村正昭氏)

 大賛成である。事ここに至っても「抑止力」にこだわり、安保が必要と言うのならば、各都道府県に米軍基地を作ればよい。国民全員が腹をくくって、引き受ける順番はくじ引きで決めればよい。ゼネコンも土建屋さんも大儲け、景気回復も夢じゃないよ!!
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by lumokurago | 2010-05-30 22:41 | 沖縄タイムス

アセス 基地の除外要望 防衛省、普天間念頭に

沖縄タイムス2010.5.21 1面トップ

【東京】環境配慮を拡充する「戦略的環境影響評価(アセスメント)」を義務付けることを目的とする環境影響評価法改正案をめぐり、省庁間での法案調整段階で、防衛省が新たに義務付けられる「配慮書」の手続きから、米軍基地を含む防衛施設に関係する事業を適用除外とするよう求めていたことが分かった。

 照屋寛徳衆院議員(社民)が入手した内部文書で明らかになった。改正案は4月21日に参院を通過し、週明け以降に衆院審議が始まる。

 改正案は基地の除外は明記していないが、「国の利害に重大な関係がある」事業は政令で除外が可能との項目を現行法に追加。環境省は基地建設も国の利害に関係する事業に含まれるとする一方、「防衛施設を想定しての追加ではない」と説明している。

 防衛省は3月2日、米軍基地を含む防衛施設に関係する事業を、計画段階での配慮書を策定する新たな義務付けから除外するよう求める意見文を環境省に提出した。

 防衛施設整備事業で配慮書策定を導入することについて「極めて困難」とし、「高度に秘匿を要する情報の開示、地元の混乱や反対運動の生起を招く」ことを理由に挙げている。

 同16日に環境省がまとめた改正案には基地の除外を直接盛り込まず、「国の利害に重大な関係があり、災害その他特別の事情で緊急の実施を要する事業」との項目を追加した。

 防衛省は同日、「緊急の」とする表現を削除するよう再度意見を提出し、「今後予定される普天間飛行場移設およびFCLP(空母艦載機の陸上空母離着陸訓練)施設建設計画が後々制限を受けないようにしたい」と理由を説明。普天間移設で今以上に環境配慮を課題としたくない姿勢をにじませている。環境省は同日段階の案を変更せず、19日に閣議決定し参院に提案した。

 照屋氏は「防衛省が普天間の代替施設建設で新たにアセス実施する場合を想定して働きかけたのは明らか。環境の時代に軍事優先の論理はあるべきでない」と指摘している。

[ことば]

 戦略的環境アセスメント 現行の環境影響評価(アセスメント)法は、事業予定地や規模など事業内容が決まった後で最初の手続きとなる方法書の策定に入るため、環境保全への配慮が不十分との意見があった。改正案は「戦略的環境アセスメント」を義務付け。方法書の前に事業計画が一定固まった段階で複数の案を公表し、住民や専門家の意見を踏まえて比較、検討する配慮書を策定する新たな手続きを経て計画をまとめる。

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 最近の沖縄タイムス1面トップは当然ですが普天間飛行場問題

 5.20はこちら 日米「普天間」28日合意 辺野古 現行アセス内

 5.21は上記

 5.22はこちら 日米、普天間移設月内決着を確認 「合意後、沖縄の理解」

 よくまあ平気で辺野古に戻せるなあ。人間無視、民主主義無視、恥知らずの最たるものだ! アメリカもやっぱり「民主主義の国」ではないことが露見した。ほんものの「民主主義の国」なら「地元が反対しているのだからやめるべきだ」と日本政府に進言しろよ。

 社会通念上(裁判でも使えることばだそうです。昨日教わりました)、こんな事態が起これば内閣総辞職でしょ??
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by lumokurago | 2010-05-22 21:34 | 沖縄タイムス