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カテゴリ:和田中夜スペ裁判( 34 )


控訴審最大の山場 傍聴願い

 当日までTOPにだしておきます。
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 拡大してご覧ください。

 和田中夜スペ裁判控訴審も第7回を迎え、証人尋問が行われます。ご都合のつく方はぜひ傍聴してください。

 日時:10月20日(木)午後2時から4時半 (途中入室、途中退室可)
 場所:東京高等裁判所 424号法廷(4階) 
     地下鉄丸ノ内線霞ヶ関駅下車A1出口すぐ (地裁と同じ建物です)。

 証人:井口順司 (元杉並区教育委員会庶務課長) 
     安本ゆみ (元杉並区教育委員)
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by lumokurago | 2011-10-20 09:20 | 和田中夜スペ裁判

控訴審第6回口頭弁論

 本日、7月12日11時30分より和田中夜スペ裁判控訴審第6回口頭弁論が、東京高裁第825号法廷(節電のため変則法廷)にて行われました。

 控訴人らは準備書面(16)~(18)を陳述しました。(16)では本件目的外使用許可処分(私塾SAPIXに公立学校の教室を無償で貸す)は、日本国憲法89条「公の財産の支出利用制限」に違反することなどを述べました。同条文は「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便宜若しくは維持のため、または公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」としています。前回提出した教育社会学者藤田英典氏の意見書に、たとえ夜スペ運営主体が地域本部であるとしても「公の支配」を行使する団体ではないとあり、実質的には私塾SAPIXが実施主体であり明らかに営利企業であると述べられています。

 (17) では藤田意見書のなかから、競争に勝つための教育(夜スペ)は子どもたちを孤立・分断して荒れさせることについて何点かとりあげて述べました。

 (18)では夜スペ実施の事実経過として、教育委員、文教委員も2007年12月の新聞報道ではじめて夜スペを知ったのであり、事前になんの相談もなかったこと、1月12日開始予定であったが都教委から中止指導がでたため対応を迫られ、夜スペの位置づけを変え(「学校教育内」から「学校教育外活動」へ)、辻褄合わせのために急きょ5日間で後付けの書類を作成したことを乙号証(被告から提出された証拠)を使って述べました。お粗末な地域本部とSAPIXの「覚書」(契約書に当たるもの)や教室を無料で貸すという書類(目的外使用許可)までが都教委の指導によって遅れた実施のたった2日前に作られたのです。つまり夜スペは藤原前校長の独断専行によるもので、都教委からの中止指導がなければ、なんの書類もないまま、なあなあで行われたことになります。

 控訴人の口頭での陳述が終わると、裁判長は証人申請について、被控訴人の申請した井口順司氏と控訴人の申請した安本ゆみ元教育委員を取り上げると言い、尋問時間を決め、次回期日を決めて閉廷しました。

 次回期日 10月20日(木)午後2時
        東京高裁 424号法廷

 控訴人は被控訴人の申請した井口順司氏よりも地域本部の実態に詳しい中村一郎氏を申請しましたが、中村氏は取り上げられませんでした。しかし安本ゆみ氏だけでも取り上げられたことは、本人訴訟の裁判として画期的と言えると思います。

 残念ながら訴訟指揮の丁寧さと判決が結びつくことは期待できません。裁判長は地裁判決があまりにもお粗末なので、説得的に区側を勝たせるために必要な論理がほしいと思っているのだと思われます。しかし、生田暉雄弁護士によれば、まずは1回、1回の弁論期日を勝ち取ることが目標だということなので、ここまでよくやってきたものだと思っています。

  
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by lumokurago | 2011-07-12 17:37 | 和田中夜スペ裁判

控訴審第5回口頭弁論

 本日4月21日、11:30から東京高裁424号法廷にて、和田中夜スペ裁判控訴審第5回口頭弁論が開かれました。

 第3回から証人尋問にだれを呼ぶかを審理しています。被控訴人は陳述書をだすことで尋問を逃れようとしましたが、裁判官はそれを許しませんでした。それで被控訴人は当時の教育委員会庶務課長・井口順司氏の証人喚問申請を行いました。それに対して控訴人側は元教育委員・安本ゆみ氏と当時の教育改革推進課長・中村一郎氏を要請。

 今日の控訴人の口頭陳述はまず、和田中で起こった教員による生徒へのわいせつ事件の処理の不透明さ、不適切さを厳しく指摘。和田中に巣食う藤原和博氏が民間人校長になったときからの(いまの校長は民間人として2代目・同じくリクルート社出身)自分に都合のよいことは大々的に宣伝する代わり、都合の悪いことは徹底的に隠ぺいするという汚さ、和田中への教委の特別扱い(藤原氏のやることはなんでもOK)、藤原氏の独断的トップダウンの運営について述べました。

 藤原氏は目立つことをやりマスコミに華々しく登場する裏で、重大プール事故を隠蔽(マスコミにかん口令)、校長会から脱退、PTAも廃止しました。その代わりに地域本部に自分のいうことを聞く人や教育産業を集めダミー団体としました。そういったワンマン体制が、地域本部の会計疑惑を招き、校長が交代してからもわいせつ事件の対処法まで誤らせたのです。(藤原氏は最近某紙でわいせつ事件の教員を擁護したとのこと)。

 このように普通の公立中学校ではありえないことが和田中では日常的に起こっていたこと、つまり和田中は異常だということを裁判官にわかってもらおうという目的でした。

 次に教育社会学者の藤田英典氏が書いてくださった16枚におよぶ意見陳述書について説明しました。地裁判決は教育の専門家ではない裁判官が、証拠として提出した藤田氏の論文を「執筆者の推論・予測である」と却下した一方で「杉並教育ビジョン」を無批判に賛美しています。そのような偏った判決を許さないために、控訴人は藤田英典氏の証人喚問請求を行いましたが、却下されたため、意見陳述書を書いていただいたのです。陳述書で藤田氏は、教育の専門家として「夜スペ」の問題点を指摘され、そもそも「公共性」「公益性」があると言えるのかと述べています。

 高裁では地裁判決のように裁判官が教育について判断するようなことは許さないという意志表示として行いました。

 前田順司裁判長は、被控訴人に対し、中村一郎氏を証人とすることについて意見を述べるように、控訴人には安本ゆみ氏がどういうことを知っていてどういうことを証言するのかを知るため、陳述書を用意するようにと言い、次回期日を決めて閉廷しました。

 次回期日  7月12日(火)11:30 
       東京高裁424号法廷

*****

 あれれ、また引き延ばし・・・裁判官は何考えてるのかな? つまんない事件にこんなに時間使っては出世できないよ。
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by lumokurago | 2011-04-21 15:08 | 和田中夜スペ裁判

生田暉雄弁護士の言葉

 和田中夜スペ裁判控訴審第4回口頭弁論に対する生田暉雄弁護士のアドヴァイスです。こういうものは普通公表しませんが、今回は極秘にすべき内容でもないので、向学のために掲載しますね。行政裁判とはどういうものなのかよくわかります。

*****

 「裁判長は、区側の証拠・主張が弱いと見ていると思います。区側は、裁判所は味方だと思って、いい加減な訴訟をしています。

 多くの訴訟で、ここまではたどりつきます。

 そして、勝ったと思っていたところ、裁判所が、これまでの態度に反して区側に味方して、敗訴となるのが、多くの行政訴訟の通例です。

 裁判所は公平な態度を装っていただけで、勝敗はまた別の視点で、ということになります。

 気を緩めないで、最後まで全力投球をして下さい。

 もう一度、区政の変化、区側の欠陥の準備書面と、控訴人側の証人申請をすることが、ベターと思います。」
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by lumokurago | 2011-02-20 16:41 | 和田中夜スペ裁判

控訴審第4回口頭弁論

 昨日、2月15日、11:30から東京高裁424号法廷にて、和田中夜スペ裁判控訴審第4回口頭弁論が開かれました。

 前回口頭弁論で前田順司裁判長は被控訴人に対し、本件目的外使用許可処分(公立中学校である和田中の教室を私企業であるSAPIXに無料で貸し出す)について区側のしかるべき人に証人尋問を行いたい、次回までに意見を述べるようにと訴訟指揮しました。

 ところが、被控訴人は本件許可処分を行った責任者である、当時教育委員会庶務課長だった井口順司氏の陳述書を提出したのみで、証人尋問については、行うか行う必要はないのか、何らの文書もだしませんでした。陳述書のみで勘弁してくれというならいうで、訴訟指揮についてきちんと意見を述べるべきです。

 裁判長は被控訴人の「黙っていても忖度してくれるだろう」という不誠実な態度にさすがに腹を立てたのか、「陳述書では証人尋問に代えられない。次回までに証人尋問には井口さんが適当かどうか検討せよ。控訴人も考えるように」と訴訟指揮しました。

 すばらしく民主的な裁判長ではあります。(判決には結びつかないとしても)。

 そのほか、控訴人が提出した準備書面(8)~(14)について口頭で陳述しました。とくに、ⅰ月23日に産経新聞で報じられた和田中教員による生徒へのわいせつ事件について、藤原前校長時代に起きたプールの重大事故(児童には重い障害が残った)の隠ぺいなど、藤原和博氏独裁体制をかばう区の姿勢が問われると追及しました。

 次回、第5回口頭弁論は4月21日(木)11:30から、東京高裁424号法廷です。


「夜スペ」の和田中教諭 補習中、生徒にわいせつ 停職6月 
   
2011.1.23 02:00

 大手進学塾講師による有料授業「夜スペシャル(夜スペ)」で知られる東京都杉並区立和田中学校(代田昭久校長)の男性教諭(56)が数学の補習授業中に同校3年の女子生徒の下半身を触るなどのわいせつ行為を繰り返し、東京都教育委員会から停職6カ月の懲戒処分を受けていたことが22日、分かった。すでに教諭と女子生徒の保護者の間で示談が成立しているが、わいせつ行為が行われたのは女子生徒が高校受験を直前に控えた時期だけに、同校の指導体制が改めて問われそうだ。

 都教委や関係者によると、教諭は平成21年12月下旬、当時中学3年の女子生徒に数学の補習授業を行った際、生徒の下半身を触った。さらに、昨年1月上旬の補習時にも、同じ女子生徒の太ももを触る行為を繰り返した。教諭は補習授業を重ねるにつれ、生徒のスカートの中に手を入れて触るなど行為が執拗(しつよう)になっていったという。

 杉並区教委などの調査では、教諭の補習授業は、いずれも同校の放送室や印刷室などの“密室”で行われていたことも判明。女子生徒には、わいせつ行為の口止めも行っていたという。生徒の保護者の訴えで教諭の行為が発覚した。

 教諭は、数学の担当で30年以上の教職経験を持つベテラン。同校勤務は5年目で生活指導を担当していたといい、「真面目な先生で生徒との大きなトラブルもきいたことがない」(保護者)との評判だった。

 和田中では、公立中学の成績上位層の学力を積極的に上げることを目的に20年1月に大手進学塾と提携。派遣された講師による有料授業(月額2万4000円)を補習として行う「夜スペ」を続けている。

 先駆的な取り組みで全国的に注目を集める一方、有料ということに賛否の声があがったり、公共施設の目的外使用として区民から提訴されるなど波紋も呼んでいた。

 同校の代田校長は産経新聞の取材に「こちらでは、一切お答えできない」と説明。また、杉並区教育委員会は、「このような事故が発生しないよう服務の厳正についての指導を強化徹底していく」と答えた。

© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110123/crm11012302010050-n1.htm

 ★ 前田順司裁判長は「1票の格差」裁判で違憲判決をだした裁判長であります。(選挙自体は有効として請求を棄却)。ま、どうってことないんですが、ご参考まで。(裁判官に少しでも期待するとあとで裏切られるからね)。

 1票の格差:7月の参院選「違憲状態」の判決…東京高裁 (毎日新聞)
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by lumokurago | 2011-02-16 11:40 | 和田中夜スペ裁判

高裁裁判官、自ら証人尋問を提案

 本日、東京高裁424号法廷にて、和田中夜スペ裁判控訴審第3回口頭弁論が開かれました。今回は、前回控訴人が提出した準備書面に被控訴人からなんらの反論がなかったので、裁判官が反論を促して開かれたものです。被控訴人の準備書面を要約すると・・・

・和田中地域本部(夜スペ主催者)の実態があやふやであっても(墨塗りの「連絡名簿」しか存在しない)、杉並区教委はその実績を把握しているのだから、目的外使用許可処分(教室を無料で私塾SAPIXに貸すこと)は裁量権の逸脱、濫用ではない。

・控訴人の求釈明事項は本件になんら関係ないので答える必要性を認めない。

・本件地域本部の会計処理に一定の劣った点があったとしても、そのことから直ちに不明朗な会計ということはできず、本件許可処分の違法性について影響を及ぼすことにはならない。

 控訴人はこの準備書面には次回反論するのですが、別な視点からの準備書面を陳述しました。山田宏前区長がこの7月に行われた参院選に出馬するため区長職を途中で投げ出し、選挙の結果田中良新区長が誕生したことによって、杉並の教育行政は180度方向転換しつつあるのです。その事実を明らかにするために、田中新区長になってからの変わり様を証拠として提出しました(新聞記事、所信表明、議会答弁など)。

 杉並区では田中新区長になってから、教育行政に限ってみても、区独自の教員養成機関「師範塾」(教育勅語を教えている)を廃止、(判決文が夜スペの根拠とした)教育ビジョン推進計画は全面見直し、山田前区長発案の教育憲章も策定の必要性含め検討のしなおし、区立小中学校へのクーラーの設置(山田前区長は子どもは我慢させなければならないとクーラーを設置しなかった)などなど、大きく変わろうとしています。控訴人はこの点を強調し、夜スペが山田前区長の支持のもと、藤原前校長の独断によって進められたものであることを再度指摘しました。

 控訴人の陳述が終わると、裁判長は控訴人が要求した教育社会学者・藤田英典氏の証人申請を却下すると言いました。この証人申請は、控訴人が地裁に証拠として提出した藤田英典氏の論文を「独自の見解」などとして退けたのに対して要求したものです。地裁判決の裁判官独自の教育論を審理するためには藤田氏の証人尋問は必要なはずだと意見を言いましたが、裁判長は受け付けませんでした。

 しかし、そのあとで裁判長は被控訴人に向かって、「区教委が(地域本部の)会計についてどのように扱っていたのか、目的外使用についてどのように処理したのか、教委のしかるべき人を証人喚問したい」と持ちかけ、控訴人、被控訴人双方に次回それぞれ考えを述べるように言いました。

 被控訴人に聞いてもあいまいな答えしか返ってこないので、とうとう責任者を呼びだして一切を質そうということです。少なくとも地裁よりはきちんと審理しようという気があるということです。

 さて、高裁で第4回を迎える夜スペ裁判、おもしろくなってきました。次回は見逃せませんよ。

 次回 第4回口頭弁論は 来年の2月15日(火)11:30 
 東京高裁424号法廷です。

 おまけ:今日の法廷に藤田英典氏その人が傍聴に来てくださいました。夜スペ、藤原和博氏を批判する論文を書いていらした氏はこの裁判について、全国の人に広く知ってほしいとおっしゃっていました。

【参考】田中良新区長の発言より

 田中区長は所信表明において、「前区長が力を入れたと思われる事業の中には、その妥当性や継続性になどに問題があるものが見受けられ、その要因は多分に独断的な運営が行われてきたことにあると言わざるを得ないのであります」、「区政運営の手法と言動、独自の歴史観や道徳観、イデオロギー色の強い主張の積極的な表明など政治メッセージの発信には、少なからぬ危惧の念を抱いていました」と表明、区議の質問に答えて、「トップダウン型の組織運営が続くと、組織活力の低下を招く。前区長による独自の歴史観等の主張は、職員がその後の対応等に苦慮する場面も多かった。区民の多様な意見と現場の職員の声に耳を傾けリーダーシップを発揮し、より良い区政の実現を目指す」とも発言しています。
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by lumokurago | 2010-11-30 19:28 | 和田中夜スペ裁判

控訴審第2回口頭弁論

 昨日11:30~12:00、東京高裁424号法廷にて和田中夜スペ裁判控訴審第2回口頭弁論が行われました。私が陳述した準備書面(5)を掲載します。わかりやすいですのでどうぞお読みください。和田中前校長藤原和博氏のうさんくささがよくわかると思います。

*****

 今回こそ結審だろうと思っていたら、何も反論してこなかった被控訴人が反論するとのことで第3回もあり。裁判長から「次回は反論しなくていいですよ」と控訴人に言われたので、「その次に反論すればいいんですね」と聞いたら、「反論の必要があればそうします」と言うのです。つまり第4回もありってこと? 本人訴訟の裁判ではとにかく1回、1回口頭弁論を勝ち取ることが目標なので、「すごい」ということになります。喜ばせておいて、あとでばっさりやるつもりだろうけどね。

平成22年(行コ)第165号 目的外使用許可処分違法確認等請求控訴事件
控訴人 選定当事者 渡辺容子 外1 
被告 杉並区長 外1

準 備 書 面(5)
2010年10月8日
東京高等裁判所第21民事部 御中

被控訴人への認否の求めと求釈明等    

1、寄付金会計を明朗にせよ。
 藤原和博和田中前校長は、テレビ番組、講演、自身のホームページなどで、地域本部には多額の寄付金があったことや自分の講演料は地域本部に寄付したことを明言している。その会計について求釈明したが、被控訴人は本件と関係ないので答える必要がないと主張している(準備書面6)。しかし藤原前校長は自身の講演料を100万円であると公言しているので、企業などからの寄付を除いても多額の寄付金があったはずである。このように多額な金がまったくの不透明のまま放置されていること自体、本件地域本部には公益性・公共性がなく、藤原前校長のダミー団体であることを示している。被控訴人が寄付金会計を明らかにせず、本件地域本部に公益性・公共性があると主張することは社会通念上通用しない。さらにこれは藤原前校長の脱税の可能性をも示唆する重大な争点である。寄付金の出所、金額、用途を完全に明らかにするよう釈明を求める。

2、退職祝金5万円、退職祝花束2万円の根拠は?
 本件地域本部会計報告【甲31号証】に退職祝金5万円、退職祝花束2万円(計7万円)という支出がある。これについて被控訴人は「それまでの藤原氏の本件地域本部に対する貢献、支援等に照らせば、儀礼の範囲として、社会通念上認められる額と考える旨もきいている」(準備書面6)と主張するが、この支出の根拠となる会計規約はない。この金額はいつどこでだれが、何を根拠に決めたのか。釈明を求める。

3、4年間も規約なしだった地域本部
 地域本部はH16年1月に発足したということだが、規約ができたのは夜スぺ実施直前の平成20年1月8日とのことである(この規約には日付がなく、被控訴人の主張による)。それまで4年間は規約なしで運営していた。4年間も規約も作っていないということは、公益的団体(公共的団体)とは到底言えないが、被控訴人は何も反論していない。本件地域本部は4年間も規約のないいい加減な団体だったことの被控訴人の認否を求める。

4、サポーター人件費のなぞ
 夜スぺ開催日以外にサポーター人件費が払われている【乙38号証】(準備書面27参照)。これについて被控訴人は「打ち合わせその他の夜スぺの運営に関し必要な作業を行なった」と主張するが、証拠はあるのか。平成20年1月26日(土)は「夜スぺ開始の日であり、見学者、取材等が多く、従事するボランティアの数も、実行委員を含めて13人にまでのぼるほか、本件地域本部の他の事業のボランティア講師等の協力も得て対処した」「このため、これらの者約40名に対し、昼食として単価180円の弁当を購入し」たと述べている(準備書面6)が他の事業の講師が約27人もいたのか。氏名の公表を求める。

5、地域本部役員選任の不透明さ
 高木弘子証人の証言で明らかになったように、本件地域本部には事務局長の高木弘子でさえ知らない役員がおり、そのうえ役員の所属を知らないとの証言があったが、社会通念上考えられない。地域本部役員選任方法を明らかにせよ。

6、特定の教育産業関係者の会社の教材を生徒に購入させていることについて被控訴人はなんら反論していない。この事実の認否を求める。

7、地域本部の構成員に保護者がいるのかいないのか
 判決文は「現PTAのメンバーはいない」という学校支援本部ホームページの記載を、「PTAの役員はいない」という意味であると恣意的詭弁をつかっている(判決文P.87)。ほんとうにその意味なのか被控訴人に釈明を求める。

8、「相当程度把握していた」証拠を提出せよ。
 判決文はP.114に「区教委に本件地域本部、本件補習授業について判断する材料が一切なかったとは認められない。区教委が本件地域本部についておもな構成員、役員や組織・運営の方法を相当程度把握していたと認められる」と書いている。被控訴人は証拠を提出せよ。

9、SAPIXへの支払いの不透明さ
 特別補習事業(夜スペ)実施に係る覚書【乙22号証】の4.費用の支払い(SAPIXに対して)は同夜スペ実施要綱に定める費用を支払うとなっている。この実施要綱6.費用②【乙第19号証】では、「地域本部は、事務経費などの必要経費を差し引いた残額を、教材費及び講師派遣の交通費として、私塾(SAPIX)に支払う」と規定している。
  契約関係とは言えない非常に曖昧な対価支払いで、和田中地域本部は経費をどうにでも扱えることで、塾への支払いを操作できることになる。金額の中身は全く見せない方法である。
  実際の処理はどうしているか、被告らの提出してきた陳述書(和田中地域本部副本部長高木弘子・平成21年8月31日付)【乙43号証】によれば、生徒からの会費収入からサポーター人件費、夕食費、保険料、消耗品費、通信費、振替手数料を差し引き、教材費と講師の交通費としてSAPIXに支払ったという。
  このとおりとすると、一体保護者・生徒は何の対価を払っているのか?
 和田中地域本部が、経費操作により、例えばサポーター数を必要だからという理由で恣意的に増減できる。それは収益の迂回でもあり、利益の配分にも使える手法となる。控訴人らのこの主張に対して、一審では被控訴人からなんら反論および反証がなかったので、控訴人らの主張を認めていることになる。この認否を求める。

結語
 よって控訴の趣旨のとおりの判決を求める。

以上
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by lumokurago | 2010-10-22 19:46 | 和田中夜スペ裁判

文科省「熟議カケアイ」

 遠くに住んでいらっしゃる方から数人の手を経てお手紙が届きました。びっくりするようなことが書いてあったので、かいつまんで紹介します。

 文科省HPに「熟議カケアイ」という国民からのメールを文科省の政策の参考にしていくというサイトがあるそうです(ドライアイのため未検索)。そこに和田中前校長の藤原和博氏に心酔する学生さんからの投稿があり、それに対して数人の方からの藤原批判があり、その後ある方の批判コメントに私のブログから和田中夜スペ裁判の記事が資料として添付されていたそうです。それを読んだかの学生さんは「真実は何か、自分の目で確かめていきたい」と投稿されたそうです。その後、少しずつ流れが変わり、鈴木寛文科副大臣のブレーンと言われていた藤原氏の名前が文科省のHPから消えたそうです。

 藤原氏は口八丁手八丁のやり手でマスコミの利用のしかたも上手ですから、みんなだまされてしまいますが、彼が考えているのは自分の名誉と権力とお金のことだけで、子どもや教育のことなどこれっぽちも考えていません。彼の書くものや講演内容にだまされず、自分の目で確かめて本性を見抜いてほしいと思っています。
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by lumokurago | 2010-10-12 19:00 | 和田中夜スペ裁判

控訴審第1回口頭弁論

 今日、11:30から東京高裁424号法廷にて和田中夜スペ裁判控訴審第1回口頭弁論がありました。裁判長は前田順司氏です。陪席裁判官は橋本昌純,原敏雄,山口信恭氏のうち二人ですが、時間節約のため自己紹介を求めなかったので、そのうちの誰かはわかりません。

 控訴人は4人で順番に控訴理由書のポイントを陳述、11:35陳述開始で12:10になったところで、裁判長が「約束は20分だったがもう40分経った」と注意。最後に陳述していたKさんが短くまとめて終わりました。裁判長は「控訴人は約束を守ってください」と言い、次回期日を決める話に!! 結審だと思っていたのでその当然のような進行に驚きました。
 Tさんが準備書面で新証拠を出す旨、進行協議を求めていたのですが、その効果もあったのでしょう。合議もしなかったので、はじめから結審はなかったことになり、ほんとうにどういう風の吹きまわしか・・・、裁判官は3人とも定年間近という年配に見えました。
 次回期日は10月21日(木)11:30となりました。

 本人訴訟の裁判らしい、Sさんが自分の言葉で書いた控訴理由書を載せておきます。豊前環境権裁判で松下竜一さんが主張していましたが、市民は素人、裁判官は法律の専門家ですから、市民の訴えに真摯に耳を傾け、訴えの内容が法律に違反しているかどうか公平中立な立場で判断し、市民にわかりやすい判決を書く義務があります。

控訴理由書 
                           
はじめに

 私には小学校6年の孫がいます。杉並区は学校選択制をとっているので、どこの中学に行くかを考える時期にきております。和田中とは別の地域ですが、もともと地域を無視してなりたっている和田中は当然孫の選べる対象でもあります。幸い孫もその両親も和田中を選ぶことなど眼中にありません。でももしかしたら選ぶこともあり得るこの和田中がどのような中学で、鳴り物入りで始められた「夜スペ」がどのようなものなのか関心をもってみていました。それが裁判につながりました。

 裁判を通じて知った和田中の真実は自分の想像以上のもので、藤原前校長と杉並区の癒着はまったく市民感覚からずれた、企業論理を公教育に推し進めようとするものでした。市民の常識を逸脱したものを、こともあろうに行政がやめさせるどころかなんとか進めようという方向でした。これは絶対におかしい、主権者無視のこの事態を裁判官が正してくれるものと大いに期待しました。原告陳述、証人喚問その他で、いろいろなおかしな事実が証明され、この事実は裁判官も当然理解しているものと思っていました。

 しかしこの判決をみて愕然としました。裁判官はなにを聞き、なにを調べ、なにを根拠にこのような判決をだしたのか、全く理解できません。行政に加担し、住民をおとしめることは裁判官としてあるまじき姿だと強く思います。

じっくり読んでも理解できない判決文

 私は法律に関して全く素人です。私にはこの判決文はものすごく難解なものでした。125ページにわたる長文の判決文は、ほとんどすべてが被告を正当化するためだけの詭弁としか思えない、偏見と悪意にみちたものと感じられました。どの項、どのページをみても意味のない言葉で被告を守ろうとしている。これは被告を有利に導くために無理に難解な長文にしているのかと疑ってしまいます。

 私は三十数余年家庭文庫(注参照)を主宰してきました。そこで子どもたちに本を読み聞かせ、本を薦め、ことば(日本語)を大事にすることを続けてまいりました。その思いからみても裁判官の判決文は日本語として非常に粗末なものだと感じてしまいました。

 一文は非常に長く何行にもわたり、意味のない理屈をこねまわしているだけで、何を言おうとしているのか理解するのが大変です。しかもほとんどが繰り返し同じことに終始していて肝心の内容がありません。この判決文が法律界の何らかのテーブルにだされたら、どのような評価をうけるのでしょうか? それとも判決文とはこのような不明快、不明瞭なものが普通なのでしょうか? 裁判は司法関係者にわかればいいというものではありません。あくまで訴えた住民に対して、わかりやすく、誠実な態度でのぞむべきです。当然判決文の書き方に配慮すべきで、この判決文はその点でも再考に値すると思います。
 
 注:家庭文庫とは普通家庭の主婦などが絵本や児童書を収集して、自宅などのスペースを地域の子どもや親たちに開放しているミニミニ図書館のようなもの。

 たとえばp99 a『原告らは、本件補修事業が当初から1年間という長期で提案されており、その実施が既に2年目に入っていること、土曜日も入れれば、週に4日、学校の1日の授業コマ数の半分程度に当たる3コマの授業を行っていることからして、教育財産管理規則16条8号にいう「短時間使用される場合」には到底当たらないと主張している(原告ら主張(6)ク』)に対する判決文として以下のように書かれています。

 p100 『b しかし、同条は、「短時間」(同条8号)を「短期間」(同条5号から7号まで)と別の概念としていることが明らかであるところ、同条5号から7号までの規定内容に照らして、「短期間」が日単位あるいはそれ以上に長い時間で継続する間を指すものと解されることと対比して、「短時間」は、1日のうちのある程度継続する間を指すものと解され、他方において、同規則17条に使用許可の期間を原則として1年間に限定があることを加味しても、同規則16条8号にいう「短時間使用させる場合」との規定の趣旨は、1日のうちの使用させる時間の長短を問題とするまでであって、そうした使用が数日間あるいはそれ以上にわたって継続・反復することを問題とするものではないと解されるので、本件補修事業が1年間という期間の取組として提案されたとしても、以上の観点からは特設の問題があるとはいえない(なお、本件補修事業の実施が既に2年目に入っていることは、本件許可処分における使用許可期間に照らしても、明らかに本件許可処分後の事情であるといわざるを得ないから、本件許可処分の無効事由の有無の判定には関係しない事業であるというべきである。)。そして、同条の規定が、教育財産は、本来、学校その他の教育機関の用に供されることが基本であることを前提に、その用途又は目的と異なる使用(目的外使用)を許可することが許容される場合を定めるものであると解されることにかんがみれば、同号が「短時間使用させる場合」に使用許可ができるとした趣旨は、学校施設を前提とすれば、本格的な用途あるいは目的である学校教育に使用し又はその可能性があるのに、目的外使用許可がされた結果、本来の学校教育のための使用ができないことになって支障を来すといった事情が生じないように、目的外使用許可によって使用させることができる時間を制限しようとしたものと解することができる。そうすると、「短時間」とは、学校教育のための使用に支障が生ずる可能性がない範囲の時間を意味するものと考えられ、この場合に、「短時間」であるか否かは、目的外使用許可の対象とする施設の具体的な内容やその一般的な使用状況、許可をする時間帯、曜日等に応じて、その時間に目的外使用を許可する結果、学校教育のための使用に支障が生ずる可能性がないか否かの観点から個別具体的に検討されるべきものと解される。・・・・』

 「短時間」「短期間」の裁判官の勝手な解釈だが、問題ないとするための詭弁としか思えないが、それにしてもこのような文章は難解で全く理解に苦しみます。

内容で著しく疑問に思われること

 前述のとおり、ほとんど全文が被告援護のための、もってまわった言い回しで、おかしいと思うところは数知れません。その中で特にこの項を問題にしたいと思います。

 p119 『本件補修授業の取組の目的が、学力の低い生徒の学力を挙げるという意味での学力底上げに必ずしも資するものでないとしても、広い意味で学年全体の平均水準を上げるという意味での学力底上げの趣旨を含むものと解する余地もあるものと考えられ、・・・、これが「公共若しくは公益上の目的のための事業」・・・』の判決は裁判官が自分の教育論を論じたものだとすれば、とんでもない過ちといえるでしょう。全体の学力をあげて、個人のなんの得になるのか? それは友人間、さらに学校なり、地域なりの単なる競争心の増強にしかならず、教育に不必要な格差をつくりあげてしまいます。しかも本当の意味の学力向上にはなんの意味もなく、かえって教育、子どもの人格形成に悪影響を及ぼすことはいうまでもありません。たとえ新教育基本法にのっとったものとしても、被告区教委さえも言っていないこのような教育問題を裁判長が勝手に判断していいのか非常に疑問です。

 裁判(裁判官)は本来公平公正中立であって、すべての人の人権を護るべきものです。それにもかかわらず、このような教育観が裁判で認められるとしたら、今の子どもたちの将来は実に恐ろしいものになると思わざるを得ません。子どもたちの健全な将来を思うとき、子どもの人権を護ろうとしないこのような判決はとうてい納得できません。

 住民に信用される裁判を取り戻すためにも、貴裁判所の良識ある裁判を期待します。以上の観点から訴状の趣旨のとおりの判決を求めます。
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by lumokurago | 2010-08-10 18:54 | 和田中夜スペ裁判

控訴理由書 その3

★ 裁判官の詭弁
  ――被告から反論がないのに証拠もなしに裁判所が勝手解釈した点

 ア、後追いで「つじつまあわせ」で作った書類を弁護
 夜スぺについては「12.9の新聞報道を受けて教育委員会事務局が調査を行い、12.12教育委員会で取り組みの概要を報告」(判決文P.62)と、藤原前校長の独断専行で行なわれ、教育委員会には何の相談もなくマスコミ発表されたことは判決も認めている。しかし、教育委員会事務局が後付けであわてて調査を行ったことについて、それでよいとしている。
 
 夜スぺ実施直前に後付けで急きょ作成(つじつまあわせ)された何種類もの書類についても、すべて同じ立場で判決文を書いている。それで何が悪いと居直っている。「後付け」でおこなわれた「つじつまあわせ」をそれらの「作成作業」は「本件許可処分の前提とされ、実際に実施されることとなった本件補修事業の具体的内容を形成・確定するものであったと言うべき」などとこれこそ「後付け」で「つじつまあわせ」を行っている。また「この作業が約1ヵ月間(注:5日間!事実誤認)に急いで行われたとしても、そのこと自体を違法とする法令の規定は何ら存在しない」と述べ、さらには覚書に齟齬があっても、事故対策にも触れていないことも覚書の有効性になんら問題はないと、居直っている(判決P.110)。これも被告からの反論はなんらなく、裁判官が勝手に弁護している。

 夜スぺが当初予定されていた1月9日から開始されていれば、後追いで作った書面はすべて存在しなかった(準備書面(6)参照)のであり、このことは監査委員も指摘している。

イ、使用料免除についても弁護
 判決文P.118では、本件補習授業は区教委がその実現を目指す地域による主体的な取組であって、その活動支援を重要施策としており、4教室の使用料を徴収することになれば収支が成り立たなくなる可能性があった。使用料免除に裁量権の逸脱、濫用は認められないとある。なぜここまで弁護するのか? これも被告は何も反論していないのに、裁判官が弁護している。

ウ、「短時間」「短期間」の詭弁。被告反論なし。
判決文P.100では「『短時間使用させる場合』との規定の趣旨は、1日のうちの使用させる時間の長短を問題とするまでであって、そうした使用が数日間あるいはそれ以上にわたって継続・反復することを問題とするものではない」とし、「本件補習授業が1年間という期間の取組として提案されたとしても・・・特段の問題があるとはいえない」としている。

 しかし、杉並区教育財産管理規則第17条には「区教育財産の使用許可の期間は、1年を越えてはならない」と規定されているのである。

エ、専門家を排除し持論を展開
 判決文は、原告提出の雑誌記事【甲23,51】に対して「多分にその執筆者の考え方や物事の見方を反映した推測・予測を主たる内容とするもの」とし否定している(判決文P.104)。専門家の批判に耳を貸さない裁判官はこれに続けて、原告も被告も一言も触れていない教育基本法を持ち出して勝手に持論を展開している。

 それによれば、「教育を受ける機会の付与に関して一定の範囲で能力に応じた区別がされること自体は許容されている」とし、「むしろ本件補習事業は本件地域本部がそれまでに実施してきた補習事業と合わせて、より多くの生徒に対して。その能力に応じた多様な学習機会を提供しようとするものの一環である」と勝手解釈している。これは原告・被告の主張を法的に判断したものではなく、教育には素人である裁判官の「考え方」にすぎず、法的根拠はない。

 オ、「できんものはできんままでけっこう」の思想
 判決文P.119には、「本件補修事業の目的が学力の低い生徒の学力底上げに必ずしも資するものではないとしても、広い意味で学年全体の学力の平均水準を上げるという意味での学力底上げの趣旨を含むと解される」という言葉がある。この表現は、原告やこの判決を読んだ者たちが最も強い怒りを覚える部分である。

 その理由は、三浦朱門氏がかつて「できんものはできんままでけっこう」と言った発想と同じだからである。成績のよかった裁判官には「できない」者の気持ちはわからず、「できない」者は「できない」ままでよい、「できる」ものがより「できる」ようになれば平均点は上がる、と言っているのである。このような差別的詭弁まで用いて、「夜スぺ」を評価する裁判官とは何なのであろうか? 
 裁判長の岩井伸晃氏は、この判決(2,010年3月30日)を言い渡した後、最高裁上席調査官に出世された。和田中を手本として、全国の中学校に地域本部の設立が求められ、文科省から予算が50億円つけられた。そんな地域本部を否定することはできず、文科省のおぼえをよくするためには、地域本部にお墨付きを与えるほかなかったのであろう。

結語
 いくら文科省の施策のモデルとなっている地域本部の事業であっても、本件目的外使用許可処分は違法なのである。貴高等裁判所においては、ここまで述べてきた地裁での脱漏、事実誤認、審理不尽の点を真摯に審理し、真実を究明し、証拠によらない裁判官の恣意的解釈を排除し、公正に判断されることを求める。控訴の趣旨のとおりの判決を求める。

以上

追記:この控訴理由書は8通のうちの1通で私の担当分です。
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by lumokurago | 2010-07-13 20:19 | 和田中夜スペ裁判