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カテゴリ:杉並教科書裁判( 45 )


すてきな書記官

「杉並の不当な教科書採択取消裁判」の関係で地裁に行ってきました。本当は裁判官を忌避するつもりだったのですが、ちょっと間違えて(とにかく素人が弁護士なしでやっているので)、「却下」されてしまいました。(裁判はこれで終わりになってしまったのだ)。

書記官にそのことをすべて話して相談したところ、いろいろ知恵を出してくれました。

そして、こんなケースは初めてなのでわからないと言っていたことについて、その後調べて、私の携帯に3度も電話してくれ、私は他の裁判の傍聴でまだ地裁にいたので、また、書記官のところに行って、助言を聞いたのでした。(教育基本法改正案国会上程差し止め訴訟の時も「こんな裁判は前例がない」と言われた。うっふっふ)。

裁判所の職員にも組合の人がいて、そういう人ならば影に日向に協力してくれると聞いていたのですが、この書記官はまさにそうでした。すっかりファンになってしまった。また提訴する時はこの書記官を指名したいです。(お礼の手紙を書くつもり)。
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by lumokurago | 2006-07-27 00:16 | 杉並教科書裁判

愛媛での陳述

平成17年(行ウ)第20号 中学校歴史教科書採択取消等請求事件

陳 述 書
2006年5月29日
原告 W.Y 

 私は、東京都杉並区在住の原告です。昨年の中学校の教科書採択で、全国583ヶ所の採択地区の中で、たった2ケ所、栃木県大田原市と杉並区だけが、「つくる会」教科書を採択しました。その杉並です。

 私は杉並区で28年間、児童館・学童クラブで仕事をしていました。毎日、子どもたちとつきあってきて、「つくる会」教科書を絶対に子どもたちに渡したくないと思い、「つくる会」教科書採択反対の運動をしてきました。ここでは、子どもたちがこの教科書に対してどんな風に考えているのか、その一端をお伝えしたいと思います。

 昨年8月、私たちは区役所前で「つくる会」教科書採択反対の集会を開きました。その翌日、ある児童館に行ってその話をしていると、6年生の女の子が話しかけてきました。「その集会、昨日テレビで見たよ。何か、教科書に反対してるんでしょ?どうして反対してるの?」私は次のように答えました。

 「あの教科書にはたくさんの問題があるんだけど、ひとつだけ簡単に言うね。アジア太平洋戦争は日本が中国や東南アジアの国を侵略した戦争だったのに、あの教科書は『侵略』という言葉を一言も使っていないの。あの戦争は日本を守るための戦争だったとか、東南アジアの独立を早めるきっかけになったとか、間違ったことを書いているんだよ。まるで子どもたちに戦争はいいことだ、戦争はかっこいいと教えようとしているの。そんな教科書は絶対にみんなに渡したくないから、反対しているんだよ」

 すると、その6年生の女の子は、「戦争は悪いことだよね。私、そんな教科書で勉強したくない。そんな教科書を使う中学に行きたくない」と言いました。そのうち男の子たちも集まってきて、「おれも戦争はいやだ」「戦争はよくない」「そんな中学には行きたくない」と言い始めました。ひとしきり、戦争と平和の話になり、学校で平和を願う絵を描いた話や、戦争で象がいなくなった国(クロアチア)に象を送った話などが出ました。子どもたちはこのようにごく自然に「戦争はいやだ」と言い、平和を願っているのです。

 この子どもたちは、今、中学1年生になり、「つくる会」教科書を渡され、授業も始まっているかもしれません。子どもたちの願いを踏みにじる「つくる会」教科書を採択した大人たちの責任は非常に重いと言わざるを得ません。

 もう一つ、子どもに関るエピソードを紹介させていただきます。この話には前段もあります。

 杉並区は韓国ソウル市ソチョ区と友好姉妹都市関係を結び、長年に渡り交流を深めてきました。昨年5月に、私たちはソチョ区の区長さんとソチョ区選出の国会議員さんをお招きして、「共通の歴史認識を求めて」というシンポジウムを行いました。その場に杉並区の山田宏区長も招きましたが、山田区長は参加を拒否しました。国会議員さんは外務省を通じて正式に面会を求めましたが、山田区長はそれも拒否しました。もし山田区長が自分の考えは正しいと信じているならば、堂々と面会して意見を開陳し、議論すればいいと思います。それができないのはどこかにやましい気持ちがあるからとしか思えません。

 さて、杉並区とソチョ区は毎年夏に中高生の交流事業を行っています。昨年は杉並区の中高生がソチョ区を訪問するという事業でした。これは8月9日から12日に予定されていました。
 採択を審議する教育委員会はこの事業の前の8月4日でした。この日に「つくる会」教科書を採択したら、ソチョ区側が反発し事業に影響が出るのではないか、そんなことになったら山田区長に傷がつくと考えたのでしょう。4日の教育委員会では歴史の審議を紛糾させ、慎重な審議を求めるという名目で社会科のみ採択を延期したのです。延期された教育委員会で「つくる会」教科書を採択したのは12日でした。

 この日に韓国から帰国した中学生のある子どもは、「つくる会」教科書が採択されたと知って泣き出してしまったそうです。ソチョ区の中高生たちと交流し、日本と韓国の架け橋になるのだと決心して帰国したのに、杉並で「つくる会」教科書が採択されたと知ったら、友だちになった子やホームステイ先のお父さん、お母さんたちがどんなに悲しむだろうと考えるとつらくてたまらない、と言って・・・。

 そして最近お母さんに聞いたところによると、今年はソチョ区から杉並に中高生が来るけれど、その中学生は「杉並区」の行事には二度と参加しないと言っているそうです。大人たちの心ない仕打ちによってその中学生がどんなに傷ついたことか、考えてみて下さい。

 杉並区教育委員会は歴史教科書に限り、教員の評価の最低だった「つくる会」教科書を採択しました。他の教科はすべて、「先生方の推薦しているものでいい」ということで決まったのです。なぜ歴史だけ、そうならなかったのか。それは政治的な意図が介入したからとしか考えられません。愛媛でも加戸知事が「つくる会」教科書推薦の発言をしたと聞いています。政治が教育に介入することは教育基本法10条違反であり、決して許されることではありません。

 政治が教育に介入すれば、教育は国家によって統制され、戦前と同じように国家のために命を捧げる子どもたちを育てることになります。

 杉並でも「つくる会」教科書採択取消しを求め、裁判を起こしています。愛媛でもこの採択の違法性を認め、採択を取消すようどうぞよろしくお願いします。
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by lumokurago | 2006-06-19 21:57 | 杉並教科書裁判

「つくる会」教科書採択無効求め杉並区民提訴

ルポライターの星徹さんが「週刊金曜日」「金曜アンテナ」に記事を書いてくださいました。星さんは「世界」2月号(「世界」のバックナンバー参照)にも杉並の教科書問題について書いてくださっています。商業誌だけれど転載を許してもらえると思います。

「つくる会」教科書採択無効求め杉並区民提訴

東京都杉並区の住民8人が9日、昨年8月に行われた中学校歴史教科書採択の取り消しと損害賠償を求め、区と区教育委員会を東京地裁に提訴した。

訴状によると、社会科教諭の意見をふくむ教科書調査委員会の評価がきわめて低い扶桑社版歴史教科書が区教委に採択されたのは、採択過程に不正・違法な行為があったためとし、処分を求めた。

同歴史教科書は「新しい歴史教科書をつくる会」が主導し、「日本の侵略戦争や植民地支配を正当化している」などと国内外から批判を浴び、全国採択率は約0.4%にすぎなかった。杉並区では、現場教師や保護者の間で不信と反発の声が広まり、4月からの同教科書使用に向けて混乱の動きが強まっている。

原告は、同教科書を使用する生徒の保護者、採択反対運動の中心メンバー、区議など。記者会見で原告の奥山妙子さん(区議)は「採択手続きの不当性を裁判で訴えたい」とし、同・渡辺容子さんは「黙っていれば区教委の不正を黙認することになると思った」と胸の内を語った。今後も原告の数を増やしていくという。

(星徹・ルポライター)
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by lumokurago | 2006-02-17 20:19 | 杉並教科書裁判

2月9日提訴

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 「何の取材かな?」と思ったら、なんと私たちを待っていてくれた報道陣(TBS、日テレなど)でした。(東京地裁前) 9日の夕方のニュースで流してくれたそうです(目撃者あり)。
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 これから地裁に入るところ(原告と支援者)
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 司法記者室を開けたら、大勢の記者たちがいて、別の記者会見をやっている最中と早合点、思わず「失礼しました」とドアを閉めようとしたら、手招きされました。
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 一段高い記者会見席と照明の明るさに、みんな緊張気味。

40名を越える記者が集まってくれました。この間の記者会見としては最高の集まりで、10日に毎日、読売、産経、共同通信が、11日に朝日が書いてくれました。

しかし、これからが。。。こんなにのん気でいいのか。。。いいわけない。。。
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by lumokurago | 2006-02-11 14:41 | 杉並教科書裁判

裁判

2月9日東京地裁に採択処分取り消しと損害賠償1000円を求めて、杉並区を被告に提訴しました。私も8名の原告の1人になりました。詳しくはこれからさまざまな手段でお伝えすることになると思いますが、以下に共同通信による報道を載せておきます。

採択取り消し求め提訴 扶桑社教科書で杉並区民

 東京都杉並区が、中学歴史教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した扶桑社版を採択したことをめぐり、同区の住民8人が、採択の過程で著しい不正があったとして、区に採択取り消しなどを求め9日、東京地裁に提訴した。
 訴状によると、杉並区教育委員会は昨年8月12日、採択を決定。原告らは社会科教師が同教科書についてマイナス評価とした報告書を、校長が書き換えて提出するなどの不正があったとしている。
 また、子どもに希望する教育を受けさせる機会を奪われたとして、原告1人当たり1000円の賠償も求めている。
 杉並区教育委員会は「教科書採択は法令などに基づき適正に行われた」としている。
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by lumokurago | 2006-02-10 20:45 | 杉並教科書裁判