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カテゴリ:Dr.Aとの往復メール( 55 )


Dr.Aとのメールより(緩和ケア編)

 緩和治療の参考のため、Dr.Aとのメールを載せておきます。私の状態を心配してくださっている方には、現状報告に代えさせていただきます。(ほかの話題もそのままにしておきます)。

*****

 こんにちは。昨日はなんと、経産省前の座り込み(福島の女たちによる)に行ってきました。痛みどめは塩酸モルヒネ(粉なので分量調節可能ー以前の残りです)、コデイン、ロキソニン、アセトアミノフェン、よりどりみどりでとっかえひっかえ飲んでいます。モルヒネだけで痛みが治まるときもあれば、プラスロキソニンかアセトアミノフェンが必要なときもあります。でもいまのところ何かを飲んで治まっているので助かっています。とっかえひっかえ飲んでいていいのでしょうか、それとも種類を決めたほうがいいのでしょうか? 
 また猫があつまってきたんですね。捕獲器をお返ししたほうがいいですか? チャー吉の去勢手術には友人が連れて行ってくれると言っているのですが、忙しいのでなかなかです。
 今日、社会新報の「無治療」の記事(注:『乳がん後悔しない治療』を読んでくれた山形の40代の方が無治療を選択されたという記事)などお送りしました。 検診推進の中川恵一さんがおもしろいことを書いていたのでそれも入れました(注:検診推進派の代表選手の中川さんが「過剰な検診」について書いている。詳しくはいま書いている「本」に書く予定です)。笑っちゃいますよ。
 渡辺容子  2011.10.29



現在の鎮痛メニューですと、種類は自由でよいと思います。
量の調節が難しいですが、効かなければ増やすしかない
でしょう。
座り込みとは激しいですね。無理しないほうがよいと思います。
体は大事に使いましょう。オキシコンチンは処方しなくてもよい
でしょうか。
網野  2011.10.30



 お返事ありがとうございます。ロキソニンは慶応の麻酔科医に1日4回までと言われています。アセトアミノフェンは1包0.5グラムを0.75グラムに増やしてくれて、たしか1日3回だったかな。いまはロキソニンとアセトアミノフェンを麻薬に足してほぼ順番に飲んでいます。ロキソニンは1日2回、アセトアミノフェンが1回~2回というところです。
 麻薬は副作用が心配なので少なめにして様子を見ています。麻薬は副作用さえでなければ増やしていいのですよね。オキシコンチンやオキノーム、モルヒネがたくさんあまっていますので、いまのところ様子を見ながら適当に飲んでいます。コデインはレスキュウ限定とのことなので(注:麻薬の副作用がひどいのでDr.Aに処方してもらったが、これも副作用が心配なのでレスキュウのみで飲みなさいとの指示あり)、いまはやめています。やはり麻薬が多いと昼間眠ってしまいます。吐き気はなくなりました。
 座り込みといっても椅子をだしてもらって1時間くらい座っていただけなので、ご心配なく。クッション持参しましたし。でも、これで最後にしますね。
 渡辺容子  2011.11.1



 こんばんは。
 ビデオプレスが映画の試作品をメール便でお送りしたそうです。それでご相談なのですが、タイトルを「容子からのメッセージー無治療・がんを生きる」とし、「無治療」の説明としてテロップで、「この作品で「無治療」というのは、手術や抗がん剤などの積極的な治療をできるだけ避け、緩和ケアを中心にがんと共存することを意味します」を考えているとのことです。
 先日、インタビューした人らで試写会をやり、「無治療」という言葉は「まったく何もしない」ことではないかと誤解を招きやすいという意見がで、また、見てもらえばわかるという意見もありました。むずかしいところですが、私はテロップはこれでよいのではないかと思います。先生のご意見はいかがですか?
 今度の「本」で、「健康診断にも意味はない」と主張していますが、編集者が家族性の糖尿病で、医師には薬を飲むように言われていますが、食事や運動療法で血糖値を下げて、薬は飲まずにすんでいるとのこと。それは早期発見したからではないか、糖尿病では健康診断に意味があるのではないかと言っています。どうなのでしょう?
 渡辺容子  2011.11.1


こんばんは。
無治療の意味ですが、私は行き過ぎた現代医療の拒絶と
考えています。
糖尿病について、早期発見の効果があるかどうかですが、
人間はこのことによって、糖尿病を克服できるのでしょうか。
人間を信じたい気持はわかるのですが、自然には克てない
ように思っています。すなわち人間は欲望に負けるのではな
いかと。さらに人間は自然の一部でよいと。病の器としての
人間の行きつくところは糖尿病であり、痛風であると。
網野  2011.11.2


こんにちは。
脳のダメージがひどいためか、言い忘れ
たことがあります。
早期発見の問題は対象となる疾病によって
区別する必要があります。
癌などは生命の延長、死亡率の低下を
目標にすべきでしょう。一方、糖尿病は
死亡率の低下だけではなく、QOLの向上
なども目的になります。問題は、個人ではなく
人間集団全体でどうかでしょう。
確か、カイザー財団の健康プラン会員を対象
とした健康診断では検診群と対象群の間に
死亡率の有意差がなかったと出ていますね。
(Friedman GD 1986)
QOLとなると主観的になりますが、たとえば、
糖尿病の治療で仕事の能率が上がることなどが
考えられます。ただし、研究結果があるかどうかは
知りません。一般的にカイザー財団の結果から、
いわゆる健康診断は否定されています。
網野  2011.11.2


 お返事ありがとうございます。編集者が食事や運動療法で血糖値を減らし、薬が不要でいられることはQOLに含まれますね。ただし、薬やインシュリンを使わないことが死亡率の低下や延命につながるわけではないのでしょう。いずれにしても検診は無駄ということですね。
 「無治療」の意味は先生のおっしゃる通りだと思います。しかし一般観客には分かりにくいので、テロップはあれでよいと思います。後半の糖尿病に関する記述は哲学的です。大事なことなのでなんとか「本」に生かしたいですが、一般読者に分かってもらうためには解説が必要ですね。TRYしてみます。
 静岡市の旧清水市立病院で乳がんでないのに乳がんと言われて乳房を切られ、裁判を起こした竹下勇子さんが、私の本を読んでメールをくださいました。最高裁まで12年も闘って負けてしまったのですが(ほんとうにひどい裁判所!)、彼女の結論として、「がんと言われてもすぐに切らず、ほんとうにがんかどうか経過観察したほうがいい。がんでないのにがんだとだます場合以外にも誤診がある。それを避けるためには経過観察しかない。また、検診は絶対に受けないこと」と言っています。この視点からも原稿を書いて、現在彼女にチェックしてもらっています。同じくひどすぎる裁判所相手に裁判をやっている者として、どうしても裁判のひどさの方が浮かび上がってしまったのですが、その辺はまた編集者が直してくると思います。彼女がチェックしたら先生にも送りますね。
 彼女が先週うちに来てくれたのですが、聞けば聞くほどひどい話ばかりでした。
 最後になりましたが、オキシコンチン5mgと塩酸モルヒネ(1包3mg)、ロキソニンを処方していただきたいので、どうぞよろしくお願いいたします。
 渡辺容子   2011.11.2


こんにちは。
本日ようやくビデオをみることができました。
渡辺容子という人間が理解できる構成になっていて、
大変よいと思います。無治療というセンセーショナルな
内容にも関わらず、全般に抑制的であるのもよかったと
思います。
本日、処方箋を郵送しましたが、ロキソニンの胃腸障害が
怖いので連用は避けたほうがよいでしょう。
網野  2011.11.3


 処方箋、ありがとうございます。ロキソニンの連用を避けるというのは1日1回も飲まず、間をあけたほうがいいという意味ですか? 私はいま、1日2回飲んでいますがアセトアミノフェンで代用して1回にしようかと思っているのですが。
 ビデオをみてくださり、ありがとうございます。みた人はみんな「よい」と言ってくれ、うれしいです。完全無治療のKさんも取材したのですが、顔をだしてくれるなということで、声だけで編集しようとしたが、声だけだとつまらなくなってしまうので、結局カットしたとのことです。
 乳がんでないのに切除されてしまった竹下さんのインタビュー記事を添付します。お時間のあるときに読んでみてください。
 渡辺容子  2011.11.3


ロキソニン一日一回一個なら大丈夫でしょう。
しかし、一個でも、胃粘膜が障害を受ける可能性は
あると考えます。なるべく少なめに。
医療被害は医療が存在する限り出現します。したがって、
医療に対して抑制的な社会を作るべきだというのが
私の考えです。
網野  2011.11.3


 こんにちは。ご無沙汰しました。私の痛みですが、2年前まで腰痛で通っていた浦和の鍼灸師のところにまたお願いして、まあまあ落ち着きました。先生も鍼をなさるのですよね。鍼は痛みには効果があると思います。浦和は遠いし電車で通えないとお金がかかるので迷っていたのですが、思い切って行ってみてよかったです。麻薬は少量でも集中してなにかをしているときにむかむかしてきて、いやなので、いまはたまにしか飲んでいません。ロキソニンもやめ、ごくたまにアセトアミノフェンを飲んでいます。
 肋骨や足の痛みは消え、一番痛いのは体を支えるためのお腹の筋肉痛になってきました。たまに腰が痛いときは横になって本を読んでいます。が、眠る時間が長くなってきました。気持ちがいいのでよしとしています。
 うちにもまた猫が集まりつつあって、まえに来ていたチャー吉以外の2匹がでっぷりと太って来ています。よそでご飯をもらっていたのに、戻ってきたのはなぜかな? 2匹のほうがでかいのでチャー吉はこわがっています。あのでかいチャー吉がですよ。穏やかでうちの猫ともうまくやれるチャー吉はオス同士では弱いのかもしれません。
 例の「本」は中途半端なので全部を見直しているところです。
 渡辺容子  2011.11.10


こんばんは。
今日は寒いですね。
野良猫にとっては厳しい冬が始まりました。
外の駐車場にいる猫には段ボール箱で巣を
造りました。ベランダの猫には物置に巣穴を
作ってあるのです。書斎の猫は女房に抱かれて
リラックスしています。
神経痛には鍼が効きます。それでもだめなら
神経ブロックという手もあります。たまには、
オキシコンチンも飲んで慣らしてください。
週末は競馬です。先週はついていまして土日で7レース
当てました。
網野  2011.11.10

*****

 tabuchiさん、ご心配ありがとうございます。背中を押していただいて遠い浦和まで鍼治療に行く決心がつきました。自分でもほんと貧乏性だと思うけど、お金のあるなしにかかわらず、世界中で子どもが餓死しているのに自分ばっかりお金を使っては申し訳ないという気持ちが私には強くあるので、浦和までタクシーで行くことなど考えられませんでした。だからといってお金をとっておいてもその子たちのために何もできないのにね。ほんとうにバカです。
 ちなみに鍼治療は消費税込みで7350円、タクシー代は時によって違いますが、障害者割引を使っても往復16000円前後かかります。でも、鍼のおかげでもうすぐ電車で行けるかも!
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by lumokurago | 2011-11-12 09:19 | Dr.Aとの往復メール

Dr.Aの子猫の死から考えたこと

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 うちにいたときのチビちゃんです。


こんばんは。
その後、猫ちゃんの様子はいかがですか。
当院、二階の3匹は元気です。一匹のメスは
相変わらず心を閉ざしていますが。
裏の駐車場の残りの一匹が昨日、医院前の
道路を横切ろうとして車に轢かれてしまいました。
いつでも捕まえられる情況ではあったのですが、
母猫のためにそのままにしておいたのです。
母猫は死んだ子猫のそばを離れようとせず、
区の係が運んでいった後も、子猫を呼び続けて
います。こんなことになるのなら捕まえておけば
よかったと思うわけですが。これも野良猫の宿命でrしょう。
仕方ありません。
ベランダの子猫の巣にその親猫が食事にくるのですが、
二階の子猫は母猫を見てもわからない様子です。母猫
にとっては、轢かれた子猫だけが子供なので、二階の子猫には
興味を示しません。
網野  8.1


 おはようございます。それはかわいそうでしたね。せつないです。が、運命でしょう。

 先日、ある友人と話していたら、突然「子どもが死ぬことは仕方がないのではないか」と言い出しました。そのときはため池で遊んでいた子どもがおぼれ死んだときでした。そういえば、子猫をもらった友人もよく「戦争中用賀に住んでいたが、子どもだけで多摩川に遊びに行き、よく子どもが死んだ」と言っていました。べつな友人は息子が種子島で子育てしているのですが、学校から「5時以降は子どもだけで外にでないように」と言われているそうです。でも自然のなかで子育てしたくて種子島に来たのだからと、なにがあっても学校の責任は問わないということで5時以降も子どもだけで海であそばせているそうです。ほかの子どもたちはみな家でゲームをしているのでしょう。せっかく種子島に住んでいるのに。

 30年ほどまえ、勤めていた学童クラブで障害児も差別なく受け入れようと、自閉症の子どもを付き添いなしで遠足に連れていこうとしたら、お母さんが話にみえて、「付き添いなしで遠足に連れて行ってもらうのははじめてです。死んでもいいです」とおっしゃいました。お母さんは万一事故が起こったときのことを心配されてそんなことをおっしゃったのでしょうが、子どもが障害児であるゆえの「子育ての覚悟」のようなものが感じられて、感動しました。子どもが健常だと、覚悟などもつこともなく、子どもにとって重荷になると思われるほど期待し、コントロールする親がほとんどです。むかしの親は子どもがけがをすると、「うちの子どもが悪いんです」と言いましたが、いまの親は職員の責任を問います。死ななければ、ちょっとしたケガぐらいしたほうがいいと思うのに。

 「子どもが死んでも仕方がない」というのは、子どもを管理せず、子どもの力を信じて子どもの自己決定権を尊重し、少しぐらい危ないことでもやらせるという、親のものすごい覚悟です。むかしの親がそこまで覚悟をもっていたのかどうかはわかりませんが(たぶんいまとは違った意味で忙しくてたんにほったらかしだったのかもしれません)、いまのようにがんじがらめに管理することはなかったので、子どもは生きる力を身につけることができました。いまの子どもは死ぬことは減ったかもしれないけれど、生きる力を身につけることができません。

 猫の交通事故からずいぶん話が離れてしまいましたが、本質的には同じだと思います。 猫も室内飼いにする時代ですが、過保護ですよね。長生きして猫の痴呆症になるまで室内で生きるのと、短くとも外にでて遊ぶのと、どちらがよいのかわかりません。

 チビちゃんは元気にしています。お医者さんに行ったら注射され、粉薬を飲んでいます。この猫は洋猫の血が混じっていて美猫になると言われました。

 野良猫は来ないのですが、妹がとても心配して外にエサをおいていて、なくなっているようです。


 書こうと思っていて忘れてしまいました。追伸です。

 先生にとってはあまり興味がないかもしれませんが、30年前は子どもがしっかりしていたので、付き添いなしで自閉症児を遠足に連れて行けましたが、いまとなってはとんでもありません。健常児と言われている子どもたちが自閉症児よりも手がかかり、いうことをきかないので、野外の遠足が少なくなっているほどです(遠足で科学博物館とか室内に行く。野外だとどこへ行ってしまうかわからない)。

 近藤先生が子どもがおかしくなったのはCTのせいだよと言っていましたが、ほかにも子どもの頭をおかしくする原因があるのでしょう。しつけのせいだけではなく。

 渡辺容子 8.2


こんにちは。
結局、母猫は子供の死んだのを分かったらしく、
当院二階のベランダに陣取っております。昨年、産んだ
成長した子猫と一緒にいます。どうも当院の飼い猫
になるつもりのようです。
二階書斎の子猫3匹は自由に遊ぶようになりました。
メスだけは私が怖いみたいですが。
おかしな子供の件ですが、私は自由奔放に親が育て、社会も
それを容認する全般的に抑制が効かなくなっている一つの社会現象かと考えています。
昔は、いろんな制約が家庭や社会にあり、自由を求めて子供たちは成長していったのではないでしょうか。
その反対に現代社会はなってきていると思います。
おそらく自由過剰状態でしょうから、この反対に振れるのが恐いですね。
自由の有り難さが分からず、自由から逃走するという。エーリヒ・フロムですね。
子供時代は不自由である必要がありそうですね。
ノラちゃんが戻ってこないと心配ですね。
網野 8.2


 こんばんは。妹が野良猫を心配しているので、チビちゃんは一時友人宅(1匹もらってくれた人)に預けてきました。これで野良が帰ってこなければ妹もあきらめがつくと思います。
 チビちゃんとお姉ちゃんは最初こそ警戒しあっていましたが、すぐに思いだしたらしく、プロセスに追いかけっこ、そして最後には一緒に寝ていました。かわいかったですよ。やっぱり猫は2匹以上飼わなくちゃね。先生のところには結局何匹いるのですか?

 子ども自由説について、明日反論します。(往復メールは終わりにしたのにどうしても言いたいので)。

 渡辺容子  8.3


 こんにちは。先生の現代の子ども自由説に反論します。私の専門(仕事)だったので言わずにおれず、ちょっと聞いてください。

 先生のおっしゃる、むかしは社会や家庭にいろんな制約があったということはその通りだと思います。しかし、現代が「自由」かというとそうではなく、子どもは不自由そのものだと思います。ただ、「わがまま」が許されるのですね。

 子どもが不自由だというのは、幼児からの早期教育にはじまり、塾の低年齢化(中学受験のためにむかしは5、6年生からだったのにいまでは小学校2年生くらいから塾通い)とおけいこごとの増大、学校の管理強化、土日も子どもだけの遊びではなく、大人に管理された少年野球やサッカークラブなどなど、ほとんどの時間を大人に管理され、子ども同士で自由に遊べる時間はないと言っても過言ではありません。塾やおけいこごとの合間にはゲームをしています。

 子どもが少ないので親は子どもに期待し、「いい学校」に入れようという傾向が強まっていると思います、学歴信仰はなくなるどころではないと思います。一方で、過保護、まるで「王様」のようにわがままいっぱいに育てます。これはある意味、自由過剰状態ともいえるのですが、本質的な自由ではありません。自分勝手なだけです。

 私は職場で子どもの自主性を大事にしたいと思い、大人がおぜん立てすることはせず、子どもが自分で遊びを作っていくことを援助するという立場に立っていました。この立場ですと、仕事はおもに子どもをよくみることとなります。よくみていて自分の感じたことを伝えていくのです。

 しかし若い職員は自分たちがすでに大人におぜん立てされた教育を受けてきたので、自分の仕事は子どもに遊びをおぜん立てしてやることだと思い込んでいます。私のようにみているだけ(たまに助言する)では給料泥棒のような感覚があると思います。つまり、若い職員はすでに「自由からの逃走」状態なのですね。たとえば、遠足に行くとすれば私なら郊外の公園を選び、プログラムは組まず、自由遊びにします。それに対して若い職員はなんと都心の建物の中を選び、半日外の公園で遊ぶにしてもプログラムを組み(課題を与え)、自由には遊ばせません。

 子どもが遊べなくなったと言われて久しいですが、だからと言って対症療法的に大人がおぜん立てして遊ばせるのでは、子どもに遊ぶ力はつきません。おぜん立てしたところで遊ぶだけなので、「指示待ち人間」などと呼ばれる状態になってしまうのです。

 だから話を戻すと、子どもだけで川や海に遊びに行き、たまにはだれかが命を落とすような状態が一番子どもを育てる力をもっていると思います。むかしは普通にそうなっていました。いま、その状態に戻ることはできないので、人間の生きる力は弱くなる一方だと思います。それは仕方がありません。しかしこのことを自覚しているのか、それとも小さなケガもさせまいと管理するのかではまったく違うと思います。

 すみません。子どものことでまた1冊、本が書けそうです。先生に差し上げた『負けるな子どもたち』を書いたとき、私が子どもの悪い点ばかり書くので、編集者に「希望がないと本にならない」と言われました。子どもに関してはいつも希望が必要です(皮肉)。でも、どう考えてもあの本を書いたころ(20数年前)より、ますます子どもは救いようがなくわがままで生きる力がなくなっています。しかし赤ちゃんが生まれた瞬間からどうかなっているはずがないので、やっぱり大人や社会の影響でこんなに悪くなっているのでしょう。私はもう仕事も辞めてしまったし、子どもから離れてしまったのでどうこう言う資格もないのですが、ほんとにほんとに大変な状態だと思います。いまほど子どもを育てるのが大変な時代もなかったと思います。この子ども大好きな私が、自分の子どもや孫がいなくてよかったと思うくらいのことなのです。大人や社会には危機感があまりにもなさすぎだと思います(いつも子どもとかかわっている教員などはよくわかっているのですが、マスコミが教員を叩くので教員も言えなくなっています)。

 あまり子どもと関係ない先生に読んでいただいてすみませんでした。
 
 渡辺容子  8.4


こんばんは。
お説ごもっともなので、反論はしません。
当院にはベランダに2匹、書斎に3匹の
猫がおります。それと、居間に1匹の犬
がいます。みな可愛いです。
網野  8.4

*****

 みなさまへ(言い訳)

 こんなことを書いていますが、私はほんとうに子どもが好きです。子どもは希望だと思いたいです。でもそうなるためには、大人が今の自分を、そして社会をなんとかしなければならないと思います。

 まずは原発の廃止ですね!
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by lumokurago | 2011-08-06 18:06 | Dr.Aとの往復メール

2011.6からのメール その4

Dr.Aより 6.10

 今晩は。菅首相は馬鹿じゃないのですから、保身に走らなければ、いい仕事をするのかもしれない。追い詰められて、全原発廃止の宣言をするのではないかと期待していました。ちょっとお利口でしたので普通にやめちゃいそうですね。

 猫ですが、本日親猫を一匹捕獲しました。避妊手術に行きました。他に弱っていた子猫2匹、入院です。明日、もう一匹の親猫を捕まえる予定です。今まで馴らしていたので意外にもかんたんでした。問題は他の4匹の子猫をどうするかで、とりあえず当院で飼うことにしました。時期を見て避妊手術です。

 明日また、競馬です。何が面白いのかわかりませんが、ギャンブルが好きなのでしょう。患者さんにサイコロを勧めるくらいですから。


渡辺より 6.11

 あれあれ、母猫は2匹いるのですか! 1匹だと思っていました。え? それとも両親のこと? 子猫2匹、入院ですか。子猫4匹も飼うなんて、想像するとかわいいけど大変すぎる。うちでは最盛期5匹飼っていたことがあります。母猫1匹、子猫4匹です。でも数年後次々にいなくなってしまいました。うちには猫はいつかないのです。いままでにいなくなった猫は10匹ほど(まだ年寄りではない)。死んだ猫は1匹だけです(これもたった2歳)。

 昨日、ペシャワール会の中村哲医師の講演会に行きました。杉並公会堂だったので。2009年にも「これが最後」と思って行きましたので、数年後にまた行けるかもしれません。

 やっぱり、みんななんとなしに似てるんですよね。網野先生、近藤先生、反原発の小出さん、それに中村医師。同年代だし。近藤先生に9.11のことを聞いたことはありませんが、きっと同じような考えではないかと思います。絶対アメリカ大嫌いですよ。中村医師が最後に「科学信仰はもうやめよう」と言っていました。みんな「反」がつきますね。

 原発は汚染水処理装置も水漏れでいよいよ終わりのようですね。ほんとうにどうなるのだろう。魚が食べられなくなるでしょうね。小出さんは第1次産業が成り立たなくなるので、汚染された食糧は大人が食べるべきと言っています。彼はチェルノブイリのときに反原発の運動体が汚染食糧の輸入基準を厳しくするように要求したのが承服できないと言っています。日本で輸入しなくなると、それらの汚染食糧は電気もない飢餓の国の人びとが食べることになるというのですね。むかし、有吉佐和子がカドミウム汚染された米のことで厚生省に行ったとき、厚生省は汚染米は途上国に輸出すると答えたと『複合汚染』に書いてあるそうです。でも、小出さんの考えを受け入れる人は少数派のなかでもごくごく少数だと思います。今日、3ヵ月目ということで反原発デモが行われていますが、デモに参加した人のなかに何人いるかというくらいだと思います。


Dr.Aより 6.11

 こんばんは。アフガニスタンはアメリカ抜きで解決に向かって欲しいですね。タリバン政権に戻したほうが良いのかもしれません。

 猫は避妊手術を終え無事に戻ってきました。子猫二匹も比較的元気ということで、退院し、当院診察室で寝ています。もう一匹の母猫は警戒していて捕まりません。罠は他の子猫のベッドになっています。三匹ですが成長が早く捕獲できないかもしれません。診察室の子猫は私を覚えているようです。

 原発問題を解決できる政治家がいないのですね。菅がやめれば解決できるとは思いません。もっとひどくなるような予感がします。


渡辺より 6.12

 こんにちは。アメリカ軍はアフガンで現地の服装をして中村医師の指導を受け、アフガン人に交じって水路をつくればいいのです。軍事費は蛇籠(中村さんは現地の人の手で補修できるようにと日本の江戸時代の技術を使っています。コンクリートで固めるのではなく、針金の籠に石をつめて積んで土手にする。そこに柳の木を植え、根がはることによって強固なものにする)に使えばいいのです。そうすればアメリカ軍の若者も人殺しをせずにすみ幸せになれるのにな。

 いずれタリバン政権に戻るのではないでしょうか。傀儡政権には現地の支持がないので。いずれにしてもアフガンでは中央政権が成立していないので、政権に関係なく村々でタリバンが人びとをまとめているそうです。

 少しまえの東京新聞に、菅降ろしが騒がれるようになったのは、浜岡を止め、エネルギー政策の見直しを宣言したからだという記事がありました。最近の記事では地下原発を言っているのも彼らだと。つまり原発推進勢力が菅降ろしだと。これからますますろくでもない奴がでてきそうですね。

 やっぱり母猫が2匹いたのですか! 妹が子猫を見に行きたいと言っていますが、見てしまったら飼いたくなる、そしたらいま来ている野良猫がかわいそうだと葛藤しています。


Dr.Aより 6.12

 こんばんは。9.11はタリバンやイラクのフセインが引き起こしたのではないわけで、アメリカはアフガニスタンから撤退し元に戻すのが道理というものですね。テロの原因は逆にアメリカにあるわけで、自ら招いていると言えます。

 何故原発に固執するのか。莫大な利権が絡んでいるからなのでしょう。国会の論戦を聞いていると福島瑞穂さんはまともだと思います。菅首相には、反原発を掲げて解散総選挙をやってほしかったですね。

 子猫は里親を探しておりまして、現在練馬区方面に貰い手がいるらしいとのことです。診察室から二階の書斎に住処を変えまして、成長を待とうと考えていますが、優先権は練馬区の方にあるかもしれません。他に少し大きくなった子猫が三匹います。餌付けしつつありますので、明日あたり罠にかかるでしょう。もう一匹の母猫も明日が勝負です。母猫二匹で毎年6匹産みますから、どうしても避妊手術が必要です。


渡辺より  6.13

 こんばんは。よくアメリカという国のことを考えますが、わからないですね。一般のアメリカ人がそんなに戦争が好きだとも思えないのに、なぜ戦争を支持するのか。9.11後、興奮状態のところにブッシュの演説にだまされたのかもしれないけど、なぜあれほど熱狂的になるのか。冷静な人(チョムスキーとか)もいるでしょうに、日本と同様報道統制しているのか。

 アフガン攻撃はたしか、アメリカがビン・ラディンを引き渡せとアフガン政府に言ったら、「証拠があるのか?」との返事だったんでしたっけ? うろ覚えですが、アフガン政府の対応はまともでしたよね。それなのに攻撃した。ひどいもんです。中村医師がおっしゃるにはただでさえ何万人もが餓死しており、人が集まっているところは結婚式とか葬式なのに、「タリバン」だとされ攻撃された。中村医師の用水路工事の作業現場も機銃掃射されたことがあるそうです。戦争犯罪を裁く公正公平な国際法廷があれば絶対有罪ですね。
 
 原発はなぜやめられないのか。利権もあるでしょうが、究極は核兵器がほしいからではないでしょうか。地下原発推進派(=菅降ろし)のメンバーをみるとそう思います。ネットのどこかで国連常任理事国の5カ国はみんな核保有国で、日本には核がないから常任理事国になれなかったという意見をよみました。そう考えるとちょっとやそっとデモをやったからってなくせるものではないのかと思います。日本人の国民性全体を変えない限り。つまり国民から天皇制廃止論を盛り上げていくとか、もっともっと自覚的自立的にならない限り。政治家が国民は無視できないと思うようにならない限り。たぶんドイツやスイスでは政治家はそう思っているのでしょう。日本の政治家は国民などバカとしか思っていない と思います。悔しいですが。

 このかんの先生のメールを総合して、結局、母猫が2匹いて、3匹ずつ生んだということ? うまく捕まりましたか?


Dr.Aより 6.13

 猫の話が一番大事でしょう。母猫が二匹。先週一匹避妊手術し、本日、もう一匹捕獲し、手術にいきました。少し成長した三匹の子猫は元気にあそんでいます。母猫が帰ってきましたので、このまま自然にまかせます。本日手術に行った母猫が産んだ子猫の中、二匹は当院の二階におります。他の一匹は比較的元気がよく母猫が安全な場所に隠している模様。明日戻ってきますので、ミルクを与えるでしょう。当院の子猫については里親が決まったとか。二階のベランダには母猫より大きくなった子猫がいます。猫騒動もここまでかな。あとはオス猫も捕獲して去勢するかどうかですね。

 原子力は人間にはコントロールできない代物ですね。しかし、将来、原子力宇宙船など考えているでしょうから進歩主義者は原発を維持したいでしょう。人類が火星に行ったとしても高が知れている。進歩主義との訣別が必要な時期に来ているように思います。


渡辺より 6.14

 母猫は無事戻ってきたと思います。猫騒動終わりとはほっとしました。でも今度子猫の避妊問題が・・・。ベランダの去年の子猫はオスですか? 雌ならそろそろ危ないかもしれません。去年死んだうちの雌猫は手術したとき、米粒くらいのが3匹おなかにはいっていました。3匹なら産ませてあげればよかったと後悔しました。

 今日、はじめての猫がきました。猫というのは集まってきますね。いつも来ているのは2匹ですが、たまに来る猫が3匹います。猫同士情報交換しているのでしょうか。

 イタリアの国民投票で94%が反対でした。すごいですね。日本で国民投票をしたらどうでしょうか。なぜ事故を起こした国がこれほど危機感がないのか、まったく不思議なことです。酪農家が自殺してしまいました。悲惨だとは思わないのかなあ。(ため息)。


Dr.Aより 6.14

 こんばんは。母猫無事生還し、周りをうろついています。捕獲できなかった子猫がお腹をすかして泣いています。乳がでないのか。餌は先に手術した猫の子3匹が食べ尽くすので、その子には回らないようです。母猫の母性が弱いようできちんと育てられるか心配ですね。二階の子猫二匹は元気にレスリング。ベランダの子猫は昨年手術を終えています。外から猫の子を覗いて啼いています。子猫も外を不思議そうに見ているようです。同類であることがわかるのですね。

 国民投票は無理ですね。与えられた民主主義ではね。国民が戦ったのは70年安保までかな。バカげていましたが勢いはありましたね。


渡辺より 6.15

 (前略)そうでした。12月に子猫に手をかまれたとおっしゃっていましたね。思い出しました。子猫のレスリング、かわいいだろうなあ。その猫がもらわれていくのですね。いいな。

 今日の話題、杉並区選出の大バカ者の石原のぶてる(イタリア国民投票に差別発言)、のぶてるの元秘書がこのあいだの区議選でトップ当選したんです。そいつはこのあいだの高円寺のデモについて、デモは迷惑だから今後公園を貸さないようにと区議会で発言。こんな奴らを選んで大バカな区民です。


Dr.Aより 6.15

 (前略)反原発を集団ヒステリー現象呼ばわりするとはひどい奴だ。イタリア国民は怒っているでしょう。と言うより、同じ日本人として、情けない。だから、自民党政治に戻って欲しくないのですね。菅は中曽根なんかを持ち上げるのではなく、反原発を掲げるほうが延命になると思うのですが。

 ★ 6.15 Dr.Aが改造した電気自動車でうちに来て下さいました。


Dr.Aより 6.16

 こんばんは。お元気ですので、私の出番はないのかもしれません。それならそれで大変結構です。年齢から考えますと私のほうが先かもね。発病一年目はクリアーしましたが、再発率が高いのでね。二回目は一気にあの世行きとしたいです。

 電気自動車は久我山へいくことを目標に改造したので、一度は行かないとならなかったわけですね。無事に往復できたという達成感があります。電池は中国から輸入したのですが意外にも安い割には性能が良いので驚いています。同じような仕組みで作ると安くてかなりよい車ができそうですが、なぜつくらないのか。規制があるからでしょう。今度改造した車は昨日の実験で100KM以上走ることが実証されました。東京で100KM走れば充分です。

 さて、往復メールですが、お互いの病気も一段落つき、人生に余裕が出てきたところで一旦中止ということにしませんか。秋ごろ状況確認をお互いにするということでどうでしょうか。


渡辺より 6.17

 久我山に来るために電気自動車を改造してくださってありがとうございます。せっかく改造したので、元気でもたまに往診にいらしてください。

 往復メール、かれこれ1年近くなります。大記録ですね。毎日毎日、お疲れになったことと思います。先生のことがいろいろとわかったし、自分も新しい分野に目をひらかせていただき、本もたくさん読みました。ありがとうございました。メールが日課になっていてなくなるとさびしいので、しばらくしたらまたメールするかもしれません。秋まで元気でいられるかなあ。(急に弱気になっている)。 (後略)


Dr.Aより 6.17

 こんばんは。こちらこそありがとうございました。脳が壊れた人間に付き合うのもたいへんでしたでしょう。おかげで一年間知的会話ができました。世の中を狭くしていましたので唯一の楽しみでした。秋、生きていましたらまたメールします。

*****

 これで終わりますが、掲載していないメールにおもしろいものがあればまた掲載します。
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by lumokurago | 2011-06-18 13:00 | Dr.Aとの往復メール

2011.6 からのDr.Aとのメール その3

渡辺より 6.6

 入院1周年ですね。あのときは心配しました。でも元気だから心配しないようにという内容のお手紙を医院よりいただき、安心しました。ずいぶんむかしのように思えます。この1年、あっというまのようで、けっこう長かったです。先生にとってはどうですか?

 前原がでてきそうで最悪です。首相というのはどうせろくでもないのだから、何もしない人のほうが害がないと思います。何事も現場にまかせ、めくらばんを押しているような人が向いていると思います。ほんとに。原発事故にしても官邸に連絡などせず、現場の判断でどんどん進めたほうがよかったのではないかと思います。でも、みんな権力者になりたいのでこんな考えは通用しませんね。

 なぜこう思うかといえば、むかしの区長はお飾りでした。それがだんだん権力をもつようになり、山田宏のようなファシストがでて、教科書も権力にまかせて「つくる会」に変えてしまったのです。石原や橋下も最悪。むかしは知事にそれほどの権力はなかったような気がします。

 昨日話した若者たちが北海道や佐賀県で子どもたち(と母親)を受け入れると名乗り出ていると言っていました。北海道なら酪農もできますね。父親も行けるかもしれません。私は避難は必要ですが一家離散になるのは大変な問題がでてくると思います。とくに子どもにとっては。

 ところで昨日教育テレビで「放射能汚染地図」の続編をやったあと、梅棹忠夫氏についてやっていました。梅棹さんは科学は人間の業だと言っていたそうです。人間の知的欲求はどこまでもどこまでも科学を進歩させたい。でもそれが人類を滅亡させると。「業」をコントロールしなければならないと言っていたそうです。番組は梅棹さんを先見の明があるとして取り上げていたのですが、悪いけどそんなこととっくにわかっていましたよね。

Dr.Aより 6.6

 こんばんは。去年は連休で充分休んだはずなのに疲れが取れず、眠くて女房に寝てばかりいると言われていたのです。ちょっと無理して早稲田に往診したら、何か変だったのですね。新聞の取材に熱が入らず、早々と記者さんに帰ってもらいました。血圧を測ると上が246。びっくりしました。慌てて薬を飲み下げたのですが、これがよくなかったかも。翌日夕方左手の薬指と小指に電流がはしったのです。まさか脳に来ているとは思わず揉んで治そうとしました。往診は自転車で行く自信が無く黄色の電気自動車にしました。ちゃんと運転できました。このとき血栓を溶かすとよかったのかな。しかし、経験からそうは問屋は卸さないことを知っていました。その場しのぎはうまくいかないのよね。ギターは弾けなくなっていました。しかし、頑張ってリコーダーは吹けたのです。紙を摘むことが難しくなっていました。

 その次の金曜日は一人在宅で看取り、新宿方面に往診もしたのですね。ただ、事故を起こさないよう運転には気をつけました。夜間診療も普通にこなし、自己診断では脳の出来事ではないと。翌土曜日も往診しましたが、これが最後と主治医替えをおねがいしました。そして、次の日曜日入院です。放置で何とかなるという自信が失くなっていました。残念でした。自然経過で行きたかったですね。
MRAで脳全体の動脈硬化が酷く、手術の適応であるとバカな脳外科医に言われ吃驚仰天しましたが、速やかに断りました。血管造影も勧められたのですが手術に持っていかれそうで、それも断り、脳外科というのはインフォームドコンセントも知らないのかと怒り。説明が足りないのですね。女房を説得したらしいけど。死んでもいいのだとごねました。

 脳外科に入院したのは、教授が高校の同期で、ともに酒を飲むという関係だったからで、特に脳外科を希望したわけでもないのに、ここは脳外科だからと脅しやがるので頭に来たこともありました。教授が親友でなかったらばかやろうと怒鳴りつけていますよ。3週間の入院でした。医者は私と比較すると出来が悪かったです。比較しちゃいけないね。何事も経験ですね。例の権力問題も、看護師を観ているとよく理解できるのですね。

 リーダーとなるべき人材がいませんね。誰がなっても同じなので官僚に任せたほうが間違いがすくないのでしょう。あるいは福島の原発のように現場に任せるのがよいのでしょう。北海道への移住は良いかもしれません。地球温暖化で住みやすくなったようですから。

 知的欲求を業と表現するのはよくないと思います。そう思いながら昨日途中まで観ていました。知的であることは良いと私は考えます。問題なのは知的装いの進歩主義的欲求ではないかと思います。そうではなく、知的に進歩主義を否定するべきなのです。私たちは既に、そうなっていると思いたいですが。


渡辺より  6.7

 こんばんは。ほんとうに去年はたいへんだったのですね。解説をお願いしたりしてすみませんでした。もう取り返しがつきませんが。(中略)

 「知的に進歩主義を否定するべき」、私もそう思います。径書房でパール・バックの『神の火を制御せよ』という本をだしています。マンハッタン計画で科学者たちが集まって原爆をつくりましたが、そこに女性はいませんでした。パール・バックは女性がいたらどうだっただろうと考え、架空の女性科学者を入れてこの本を書いたそうです。女性が原爆の製造に反対したので、「知的に進歩主義を否定する」とは違ったと思いますが、もう一度読んでみます。

 ちなみに径書房では同じくパール・バックの『津波』という絵本をだしていて、震災以来重版しました。ほんとうは『神の火を制御せよ』のほうが売れてほしいです。


Dr.Aより 6.7

 (前略)読んでいませんが、原子力は神の火ですね。人間の力でコントロールするのは無理ですね。しかし、日本では原発廃止には向かわないようです。菅が辞めると決まると大連立の大合唱ですから。

 先日間違ってnewsweekと書いたのですが、NewYorkTimesの論説でした。日本の国民性・地域性が原発を容認するし、草の根の反対運動などおこるはずがないという内容とのことです。直接読んでいませんので申しわけない。

 子猫は結局6匹生まれ裏の車庫で遊んでいます。捕獲して避妊手術を受けさせようと考えています。捕獲用の檻を手に入れなければなりません。親子とも私に慣れているので今がチャンスです。
明日は電気自動車の試運転です。環八の外、成増まで行き帰って来られると大成功です。試算では、100キロは走るはずなのですが、問題は他にもあります。スピードの出しすぎでヒューズが飛ぶ可能性があるのです。ですので、トンネルが怖いのです。環八荻窪の辺りに中央線などを潜るトンネルがあったように記憶しているのですがどうだったか。なんとかパスしていけるルートを考えます。


渡辺より 6.8

 今日近藤先生のところに行ったので、「無治療、ブームですよ」と言ったら「そんなことない」ですと。「がんもどき」本以来、TさんもMさんも取材に来たし、雑誌から原稿依頼もあったので、絶対「ブーム」だと思います。でも今日はものすごくこんでいた(いままで15分待ちだったのが2時間待ち・・・やはり抗がん剤本の効果でしょうか)のでおしゃべりせずに早々に退室しました。(中略)
 
 NEW YORK TIMESにそんなことを書かれるなんて、当たっているだけに「恥」ですね。今日外来で「渡辺さんですか」と声をかけてきた人がいて、ブログや本を読んでくれたということで一緒にお昼を食べてきました。菅首相のことを聞いたら(よく知っていそうだったので)、「もとは反原発だったはずだけど、権力をもって変節したのか」と言っていました。そんなところですか? いずれにしても大連立などになったらいまより悪くなりますね。日本、終わってるかも。
 
 子猫が6匹も生まれていたとは!! 猫算、大変だ。でもまだ子猫の避妊手術は早いのでは? 母猫は早くしなければですね。

 環8は西武新宿線もトンネルだと思います。とにかく気をつけてください。


Dr.Aより 6.8

 こんばんは。医学に疑問を抱き、無治療を望む人は少なからず存在すると思います。彼らは進歩主義を否定する知的人間でしょう。褒めすぎかな。(中略)

 猫は捕獲に慣れた協力者が現れまして、貰ってくれるところがあればベストですが、そうじゃない場合は飼い猫にして良い時期に手術と考えています。そうしないと猫だらけで、早晩苦情がくるに決まっています。

 菅は根本的思想がないのでしょうね。あれでよく今までやってこられたものです。現状は変節ではなく、元々何もなかったが正しい評価でしょうか。しかし、他にいい奴がいるかしら。破れかぶれで反原発の行動を起こしてくれたらよかった。

 電気自動車はイマイチでした。成増往復はできたのですが、2系統の電源が1系統しか使えません。配線ミスです。直します。
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by lumokurago | 2011-06-16 16:23 | Dr.Aとの往復メール

2011.6 からのDr.Aとのメール その2

Dr.Aより 6.3

 こんばんは。体制派は近藤先生を前面に出すことはできないのでしょう。そうなるとアンチになってしまいますから。

 人間、認められると年甲斐もなく嬉しくなってしまうのですね。いままで、否定され続けたからかしら。取り上げてくれたのは地方の医科大学でした。

 長生きできるかどうか分かりませんがもう少し生きられそうです。明日また、競馬のお楽しみです。天気が良さそうなので、勝てるかも。電気自動車できました。どのくらい走るか実験する必要があります。そのうち、お伺いします。


渡辺より 6.4

 こんばんは。このあいだ友人が近藤先生は一般の医者にとって認めざるを得ない存在になっているといっていました。それならいいけど、ほんとうにそうかな? 記者のMさんも医者たちは取材すると近藤理論を認めていると言っていました。でも、認めても治療方針を変えなければ意味がありません。近藤先生引退後、無治療を望む患者を診る医者はいるのでしょうか。私のまわりでは不安がっています。

 人間、認められるのはうれしいです。私も最近取材が多いし、原稿依頼も来て、近藤理論が浸透し無治療が少しは認められるようになってきたのかと。

 今日はいい天気でした。私は妹の友人が主宰した「アレクセイと泉」を国立まで観に行きました。まえにも1度観ていますが、抒情詩のようないい映画だと思います。チェルノブイリの汚染地帯にある村に住み続ける老人たちと一人の青年の暮らしを淡々と映しています。むかしながらの自給自足に近い暮らしで、人間が生きるということは自分で食べ物をつくり、糸を紡ぎ、動物を飼い、泉の水を汲み、森から木を切って薪割りをするという「毎日の暮らし」なのだと思います。日本ではすべてを金で買って消費するだけになってしまいました。幸せなのは「暮らし」のある生き方だと思います。

 電気自動車、気をつけてください。いらっしゃるときはご連絡ください。


Dr.Aより 6.4

 今晩は。良い天気でしたね。森の中を散歩するのにちょうどよいような。おかげで今日の競馬は勝ちました。明日はあしたの風が吹くでしょう。

 近藤先生を認めざるを得ないという医者はいるでしょう。しかし、本当に理解しているでしょうか。指標としては健診・検診をやめているかが大事ですね。儲けにつながる検査至上主義、薬剤信仰を否定しているでしょうか。なかなか難しいと思います。みな、儲けていますからね。自分の首を自ら締めるようなことはしないように思います。

 奈良県立医大の入試問題は私の文章を読んで、老人医療費の増加への対処法を述べよというものでしたが、医者を減らすと良いと書いた受験生はいなかったでしょう。医者になろうとする受験生ですからね。実は、私は医者は減らすべきだという考えです。近藤理論は突き詰めると馬鹿な医者は要らないとなるのですね。私も、不必要な医者ですが、今はお払い箱寸前ですのでよかった。

 その映画は感動的でしたでしょう。鎌田先生たちが作った『ナージャの村』は観ましたが、何がいいたいのかわからなかった。上映会をやって欲しいと言われたが、その気にならなかったです。『アレクセイと泉』はよさそう。


渡辺より 6.5

 こんばんは。今日は静岡在住の親友の姉が若者2人を連れて訪ねてきました。彼らは「オペレーションコドモタチ」という福島の子どもたちを避難させようという活動をはじめており、うちの別荘を使ってなにかやろうというわけです。親友の姉は画家なので、知り合いに声をかけて作品を寄付してもらい、展示即売会をします(売り上げを被災地に寄付)。

 彼らのひとりが「子どものころからくだらない政争をみせられつづけ、政治にはまったく興味がなくなった。いま思えば国民の興味を政治に向けさせないために、わざとやっていたのではないかとまで思える」と言っていました。若者たちが気づいたことはよかったです。自分たちの問題ですから、自分たちでがんばってもらいたいです。応援はしますが。

 近藤先生を認める医者は結局みずから廃業するしかないか。あはは。でも、いまだ少ないはずなので検査薬づけをしない清貧の医者としてがんばってもらいたいですね。前述の若者らに「原子力も医療も同じ。医療ムラだから」と言ったところ、「そうですね。それがわかってよかった」と言っていました。彼らも性悪説になったかな。

 「ナージャの村」は私もみたはずなのですが、ほとんど記憶にありません。「アレクセイと泉」はよく覚えていました。同じ監督ですが、どこが違うのかな。わかりません。

 原発とは関係ありませんが、人間の「暮らし」をていねいに描写したという意味では「水になった村」がとてもとてもよかったです。徳山ダムの底に沈んだ徳山村のお年寄りの、生活のすべてを自分で行なっている様子をそのまま記録しています。頭も手も足も知恵のかたまりなんですね。年代が下がってくるに従い、衣食住に関してできることはどんどん減って、いまの若者はお金がなければ食べることも着ることもできなくなっています。

 老人医療費の増加への対処法への受験生の答が知りたいですね。


Dr.Aより 6.5

 こんばんは。子供や若い人の避難計画を立てるべきでしょうね。それこそ、政治の役割です。鳩山もバカですが、菅はなんでしょうね。マスコミが騒ぐようにポジションにしがみついているだけなんでしょうか。私も議員総会の中継を見ていたのですが、辞めるとは一言も言わなかったです。鳩山が具体的な時期を言うのですが、菅を見ていると決めていないなとわかるのですね。若い人にとはいいましたが曖昧な表現でした。人材不足ですが、やりたい奴がいるのなら、どうぞといったらよいのに。アメリカにいきたいのかな。これほどのバカとは思わなかった。もう少しやると思っていたが、国民もだまされていたのでしょうか。

 福島からの避難は住民の生活丸抱えで行わなければなりません。これを実施に移せるようなリーダーが欲しいですね。北海道に産業を興し、村や町単位で移住したらいいですよ。明治時代に私の先祖が移ってきたように。土地は余っています。ふるさとの名前に新をつけています。例えば、新十津川なんていう町があります。私の生まれた町の川向うには、坂本竜馬の縁の一族が開拓した街があります。ですから、北海道民は移住に慣れているし、いわゆる村根性というものを持っていない。大喜びで迎えるでしょう。

 今日は昨日ほどは勝てませんでした。+ー=0という結果になりました。競馬はルーレットとそれほど変わりませんね。

 明日は入院一周年記念日です。再発はなかったようですね。新たな症状がないので。眠いのは発症前からです。仕事をしていないためか、体は非常に楽です。
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by lumokurago | 2011-06-13 10:54 | Dr.Aとの往復メール

2011.6月からのDr.Aとのメール その1

渡辺より 6.1

 こんにちは。菅首相は風見鶏でもほんとうは反原発なんですか? 先生は甘いのでは? 菅首相をみているとなんの考えもないのではないかと思わされます。平田オリザが浜岡原発を止めたのはアメリカから要請があったからだと口をすべらせました。すぐに撤回しましたが、彼がわざわざウソをつくメリットもないので、ほんとうのことだと思います。横須賀基地を守りたいからだとかいろんな説があるようですが、アメリカからの要請ならば菅の意見や手腕とは関係がないのでは? 

 自公や小沢がなっても悪くなるだけとは思いますが、いまのままいくとも思えません。アメリカに縛られている限り、誰がなっても同じでしょう。だれか米軍基地を撤退させ、思いやり予算やグアム移転費用を廃止して復興にあてるような英断のできる人がいれば別ですが。フィリピンは米軍基地を撤退させましたが、べつにアメリカから攻撃されてはいません。日本は勇気がないだけだと思います。

 そうですね。心理学は文学だから読み物としてはおもしろいのですね。私はユング派以外は知りませんが。自分がうつ病だったとき、これは「心の病」ではなく脳の病気だと強く感じました。何か頭を使ったことをしようとすると、脳がざわざわして苦しくてたまりませんでした。そんなときは横になっているしかありませんでした。最近認知行動療法がさかんになってきましたが、あの状態ではそれどころではないでしょう。起きあがれないのですから。セロトニンが不足していたのかなあ。でも薬もまったく効きませんでした。あのときの頭のなかをみてみたいです。

 話はずれましたが、夢分析とか描画療法はおもしろかったです。文学的な解釈といえばそうですが、解釈はけっこう常識的なところがへんにおもしろかったです。「普遍性」をみようとするので創造的であるよりも常識的になるのかな。


Dr.Aより 6.1
 
 真夜中に起き出して、インターネットで情報を収集しますと、目立ったのは立川の強盗の件と、自民党などの国会議員が中心となって地下式原発を提唱していることでした。怖いと思ったのは、立川の件で『1984年』を彷彿とさせるような、情報収集能力を警察が持っていたということです。悪いことはできないというよりは市民は監視されているという危ない社会に日本もなってきたという感想ですね。ジョージ・オーウェルの指摘は共産主義社会ではなく、高度の資本主義社会に当てはまりそうですね。

 地下式原発は言語道断です。だから、自民党政権に戻って欲しくないのです。空想的ですが、菅のほうがまだましかしら。NEWSWEEKに日本で原発反対の草の根の運動が起きないのは、原発依存の地域状況があるためだという論説が載っていたそうです。残念ながらその通りで、なんとかしたいですが行動に移せないですね。歳を取った卒中患者ではね。40代だったら、何かできたかもしれませんが。若い人に期待していますが、無理でしょうね。反原発・反貧困で行動すべきなのでしょうが、支配層に押さえ込まれていると思います。絶望的にならざるをえないですかね。

 今、ビールを飲んでいるので、そろそろ眠れるかもしれません。


渡辺より 6.1

 こちらにも返信します。監視社会ですね。『1984年』に監視するスクリーンがでてきましたよね。まだそこまで行きませんが、街中に監視カメラがあるようです。子ども相手の施設では不審者に敏感で、怪しい人がでたという情報が寄せられると保護者にメールで流していました。びっくりでしょう。凶悪犯罪が増えているという情報は大ウソなのに、新聞も宣伝するので親は増えていると思い込まされています。職員が「過剰反応ですよ。大丈夫ですよ」と言うわけにもいかず、子どもが心配という弱みにつけこんで汚いですね。

 地下式原発を推進しようとしているのは「たちあがれ日本」の極右ですね。西村眞吾が田母神らと一緒に飯館村に行き(東大のなんとかいう医者も一緒でその医者が低線量放射線療法とかいうのをやっている)、あのくらいの放射線はちょうどその療法になるので肩こりがとれ気分がすっきりしたとブログに書いていました。きちがいですね。

 不信任案、明日提出のようです。こんなときに何をやっているんだ、とみんな思わないでしょうか。とくに被災地の人たちは。


Dr.Aより 6.1

 こんばんは。そうですね。私は甘ちゃんかもしれません。菅は市民運動家なので、少しは考えていると思うのですが、哲学はないのかもしれませんね。単にアメリカの要請で浜岡を止めたのかな。ならば、国民にとって彼が首相である意味はありませんね。ドイツを真似て緑の党でも作ったらよいのに。そして、解散総選挙だ。

 欝ではセロトニンが相当涸渇しているでしょう。脳内のセロトニンルートが大分わかってきたので欝や神経症の理解が深まったのだと思います。一方ではドーパミン代謝も解明されています。統合失調症もドーパミンリセプターとの関係でかなりわかってきましたね。問題は治療法です。ドーパミンを抑えるだけでは解決にはならないのですね。

 ところで、私のwindows7に致命的欠陥のあることが判明しました。購入時からおかしいとおもっていたのですが、mediaplayerがサーバーのファイルを認識しないのです。その結果、映像をみることができないと。変だなとはおもっていたのですが、realplayerをダウンロードしてごまかしていたのですね。今回、分かったのは競馬の録画を見られないということからで、いろいろ工夫してみましたがなおせませんでした。mediaplayerは7についているものらしく、単独ではダウンロードできません。こういうところが7の欠陥だと思います。updateも相変わらずできないし。XPは自分で考えて操作できましたね。microsoftのホームページにアクセスしても修正できず、結局、購入したdellにメールして、訊いているところです。そちらのパソコンの調子はいかがですか。


渡辺より 6.2

 こんばんは。私は先生よりも性悪説の度合いが強いのですね。人間には絶望しています。でも自分は幸せです。菅首相の不信任案は否決されたけど、鳩山は6月中に辞めると思っているとか。それではやっぱり政界の権力争いは同じ。インタビューされた避難民もほかの人も怒っていました。緑の党、原発廃止だけをかかげて、いま作れば人気がでるかもしれませんね。どうしてこういうアイデアがでないのでしょう。日本人というのは何が起こっても旧態依然とした枠を壊すことができません。

 パソコンには同じ種類でも個体によって出来不出来があるみたいです。それ以前にmediaplayerがないなんて先生の7は不良品では? メーカーに言えばなんとかしてくれると思います。私のXPのパソコンを初期化して、どのくらい動くかみてみましょうか。あまりに遅いと困りますがそうでもなければ、さしあげます。一度も故障したことはありません。ネットの接続が遅かったのはADSL8メガのせいだったと思いますので。

 今日、いま近藤先生のところで放射線治療を受けている患者さんが遊びに来ました。同僚に近藤先生の本を読ませたそうなのですが、まったく理解せず、高齢のお父さんに抗がん剤治療を受けさせているとのこと。けいれんまで起こしたのにやめようともしていないと。それに彼女についても近藤先生の治療を受けるのは自殺行為だと言っているそうです。どうしてすぐにわかる人と全然わからない人がいるんだろうねと言っていました。常識の枠を壊せるかどうかだよと答えておきましたが、もっともっとわかる人を増やしたいとのこと。それはそうですが、こちらはいつも少数派なんだよと言っておきました。(後略)

 追伸です。今日、井の頭公園で野宿生活をしていたおじさんが亡くなったという連絡が入りました。公園に捨てられた猫の世話をしていたので、仲良くしていました。動物や植物についてとても博学なので、大学の先生かなにかしていた人かなと思います。おじさんがベンチに座ったまま亡くなっているところを、通りがかりの人が発見したそうです。突然死で苦しまなかったですよね。野良猫の寿命は5、6年だからおいしいものを食べさせてやりたいとおっしゃっていたので、ご自分の姿を重ね合わせていたような気がします。きっとこういう死に方を覚悟していただろうし、望んでいたでしょう。


Dr.Aより 6.2

 こんばんは。解散総選挙が怖いので否決になったのでしょう。根性なしですね。破れかぶれの反原発もなしですね。

『再発』(注:最後に私がでてくる本)届きました。よくできた本だとは思います。近藤理論をもう少し取り上げるとなおよくなったでしょうに。再発を幹細胞理論で説明していますが、これだけでは片手落ちです。著者は理解しているはずですが、意図的に無視しているのですね。

 XPのノートがありますので、大丈夫です。7はインストールのやり直しが必要と思います。メーカーが応じてくれるでしょう。

 今日はある出版社から幻冬舎から出した本(注:『在宅死のすすめ』)の一部を転載させて欲しいという依頼がきました。大学入試の小論文問題集を作るとのことで、過去問に私の文章があったとは驚きでした。大学の先生に読んでいただけ、入試に利用してくれたとは嬉しい限りです。分かってくれる人はいるのですね。しかし、小論文試験は難しそう。入試も考えさせるものになってきているのですね。

 近藤理論が理解できない人は、医学医療に信仰心を抱いている人ですね。信者とは議論しても無駄だと思います。(後略)

追伸:良い死に方じゃありませんか。羨ましい。自然に抱かれて死ねる、まさに動物本来の理想的な死と言ってよいと思います。本人の希望でもあったのではないでしょうか。


渡辺より 6.3

 (前略)ご本が問題集に採用されたとのこと、よかったですね。小論文試験は私のころからありました。お茶大の試験で子どもに関する文章についてでした。児童学科を受験しましたが、熱をだしていて落ちてしまいました。親友は合格しました。スピーチセラピストをやっています。でも結果的に早稲田に行ってよかったと思います。内ゲバだったけど、社会問題をいろいろ考えることができたので。(中略)

 井の頭公園のおじさん、先生のおっしゃる通りだと思います。そうなんだけど、まだときどき泣いています。両親が死んでもまったく泣かなかったというのに。やっぱり人は長生きしない方が大切に思ってもらえるんですね。ぼけて人間の尊厳を失えば、「やっと死ねたか、よかった」としか思いません。合理的な性格がでてしまいました。薄情でしょう。

 先生は私より長生きしてくださいね。泣きたくありません。
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by lumokurago | 2011-06-10 17:20 | Dr.Aとの往復メール

3.11以後のDr.Aとのメール その12

Dr.Aより 5.29

 原発事故は起きてしまいましたので、今後行うべきことは、すべての原発を止めることですね。これが未来への責任だと思います。日本は原爆被害を受け、原発事故も経験しました。絶対安全ということはありえないのですから、世界に発信すべきことは、原子力からのさよなら宣言ですね。

 サイコロの件はユング派の心理学者たちが行っている方法だそうで、河合隼雄の本を読んで、そのことを知り、以後患者さんに勧めることにしたのです。サイコロは振った時点では間違いがないのです。さきのことは当然分かりませんし、結果がどうなってもサイコロの責任にはならないのですね。医者の責任逃れという批判を浴びそうですが、医療に絶対はないのです。可能性を示して患者さんに選んでもらうのが医療のあるべき姿だと思っています。

 遺伝子は障害を受けても修復されますからね。被曝すると全部腫瘍化するものでもないとおもいます。放射線被曝による甲状腺癌にも色々な性質の違いがあるでしょう。しかし、今の医学の考え方で片っ端から切除しているのだと思います。あるいは、若い人にはがんもどきは少ないのかしら。近藤先生に訊いてみてください。

 本日の競馬は1レースしか当てることができませんでした。他は2着と3着ばかりです。負けました。明日からまた、日常にもどりましょう。


渡辺より 5.29

 ドイツは10年後に原発を全部なくすことに決めました。スイスもイタリアもそうです。事故を起こした本人がなにをやってるのか。日本という国は一度始めたことを止めたり方向転換することがほんとうに苦手ですね。破滅にむかってまっしぐらです。

 サイコロはユング派の手法だったなんて、初耳です。河合隼雄はずいぶん読んでいましたが、その後見限って、本を全部捨ててしまいました。わざわざ筑波大まで行って(場所は茗荷谷の元教育大)、カウンセリングを学びましたが、結局、臨床心理学というのは心を管理することだと気づきました(河合隼雄が「こころのノート」ー小中学校に配り心を管理する道徳教育教本ーをつくりました)。修士論文は乳がん患者についてやったので、とてもおもしろかったのですが、授業自体はくだらなかったです。大学院だというのに一般教養レベルで、来ていた人たちもみんな学歴目当てで、ろくな人間がいませんでした。研究室でいい年をした社会人がおおふざけしたり(私は途中退席)、クラス全体が社会の病理の縮図のようでした。カウンセリングを勉強しようという者が、実は患者だと言ってもよいと思います(患者になったほうがいい精神科医がいるとおっしゃっていましたね)。

 それと臨床心理士(河合隼雄ら提唱)は国家資格になっていませんが、筑波大では認定カウンセラーとかいう民間資格を作り、どちらが国家資格を取るか、派閥争いがものすごかったです。学問的にほとんど違いがないのに、どうして一緒にできないのか不思議でした。自分たちの学説が河合隼雄たちと違うということを強調し、それがこじつけなのではたで見ていて哀れなほどでした。国立大学の大学院がこれですから、日本の大学というものがどんなに程度が低いか想像できます。(ほんとにひどかったですよ。友人のできやすい私が一人もできませんでした)。

 話は変わりまして・・・不思議ですね。どうして検診の無効を言うお医者二人が二人とも「自分で決める医療」推進なんでしょう。検診とパターナリズムと何か関係があるのかな(笑)。


Dr.Aより 5.30

 原発について国民投票をやったらどうでしょう。ついでに日の丸・君が代となっちゃうから、薮蛇になりますかね。

 臨床心理士の存在を知ったのは、三歳児健診の問題を本で読んだときでした。早期発見早期療育の欺瞞を指摘した本でした。何派か知らなかったけれど、ずいぶん参考にさせてもらったことを覚えています。今や、心理学は文学になったのではないかと思います。一昔前は精神医学もそうでした。精神科志望だったのに進めなかったのは、この点がネックになっていましたね。また、先輩の医者もロクなのがいなかったし。ただ、ユング派がサイコロなど籤で決めるというのは面白いと感心しました。

 日本はスイスのようになると良いと思います。最近の国民投票では安楽死の継続が決まったそうですね。チューりッヒ大学の研究者が幸福度について調べていましたが、国民投票でなんでも決める州ほど幸福度が高いと出ています。幸福度と生活満足度の各国比較がインターネットに出ていまして、日本は幸福度は比較的高いが生活満足度になると、低いようです。これはバブル経済崩壊後の現象です。幸福度のほうが主観的要素が多いのでしょう。だから、高くでるのでしょう。

 去年の今頃は、疲れはてて寝てばかりいました。脳梗塞の前兆だったのでしょうか。今年は眠いけど、体は楽です。興味は競馬に向かっていますが、こう負けていては国に吸い取られるだけですね。庶民というのはこういうケースをいうのでしょう。

 パターナリズムというのは、本当に困ったもので、注意していないとそうなってしまうのですね。医者は大分克服して来ていると思いますが、他の職種に及んでいるでしょう。社会はそうなるようにできているようです。


渡辺より 5.31

 こんにちは。原発について国民投票をやろうという提案は事故後すぐにありました。提案者は弁護士らだったと思います。署名を集めていますが、私もあまり人に会わないのでそのままで、その後も広まっていないようです。もっと広まってもいいですね。

 昨日、日の丸君が代で最高裁で敗訴しましたが、原告の元教諭が南葛飾高校定時制の教員で、むかし面倒をみていた養護施設の子どもを入学させ(すぐにやめてしまったのですが)世話になった人でした。南葛飾高校定時制というのは大阪の湊川高校定時制とともに、在日の子や部落の子が多く、反差別などの教育実践で有名な高校です。その実践の中心になっていた教員です。ひさしぶりに名前をみて、がんばっているのだなあと思いました。でもこういう教員はどんどんいなくなってしまいますね。大阪でも橋下がとんでもない条例を作ろうとしているし。大阪は在日や部落の子が多いので全国のなかでも教員ががんばっているほうだと思います。いま全国で唯一、勤務評定に反対し裁判をやっています。だからよけいに橋下が抑えつけようとするのでしょう。

 臨床心理士は国家資格でないので保険も適用にならず、食っていくのが容易ではないのですね。そのためかどうか(私がかんぐっているのかもしれません)資格を取れる枠を狭めて、「指定大学院」(自分たちの派閥の教授がいる大学院を指定)をでていないと試験も受けられないようにしてしまいました。10年近くまえの話です。筑波大は別の派閥ですから指定されず試験も受けられなくなりました。筑波は筑波で認定カウンセラーとか学校心理士という資格を作っていましたが、河合隼雄たちが多数派です。私もばかだったのでせっかく大学院まででたのでと認定カウンセラーの試験を受け合格しましたが、学会費を払わないと認定しないということで、あきれてしまいました。金集めのためにやっていたのか。結局、派閥争いに巻き込まれたくないしばかばかしいと思い、お金を払いませんでした。筑波大はほんとくだらなかったです。学生も最低の人間たちでした。

 心理学は文学になったというのはどういう意味ですか? ユング派のこと?

 スイスのことですが、なんでも国民投票で決めるというのは、自分の意見が反映されているという実感があるのでしょうね。でも日本はまず国民一人ひとりが自分の頭で考えるようになることが先ですね。バブル崩壊後、生活満足度が下がったということですが、金があれば満足、物があふれていれば満足というのではあまりにも程度が低いと思います。ところで私もだんだん安楽死賛成になってきました。なんで変わってきたのかな。よく考えてみます。


Dr.Aより  5.31

 政界が騒がしいですが、他に適当な人材はいませんね。私は、菅首相には不信任となったら、反原発を掲げて解散総選挙にうって出て欲しいと思います。自公や小沢よりは菅のほうがまだリベラルだと思います。風見鶏でも反原発であることが重要です。そして、大事なことは国民投票で決めるという法律を作ってほしいですね。破れかぶれでやらないかな。期待するのが間違っていますかね。

 心理学は精神分析学によって文学として発展したように思っています。医学も精神分析が中心だったでしょう。エゴ、スーパーエゴ、リビドーで精神、心理のどんなことでも説明していったでしょう。ユングは原型でしたかね。私の好きなフランクルは実存分析と言いましたかね。その他メダルトボスという人が現存在分析とやらを提唱していました。が、みな文学的です。

 脳のことが全然分かっていなかったので、仕方がなかったとは思います。心の問題ではなく脳の問題であるとなると文学的ではなく、理解しやすくなります。脳波とMRI、さらに脳はグルコースの代謝が活発ですからPETも合わせてようやく近年、理解が深まったと思います。また、精神薬理学がようやく人間にも通用するようになってきました。ただ、脳が解りすぎても怖いような気がします。

 資格は医学の分野でも学会ごとにたくさんあります。私は何もありません。卒業してすぐに取った医師免許だけです。後は、長野に行くので必要に迫られて取った自動車運転免許ですかね。
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by lumokurago | 2011-06-06 10:24 | Dr.Aとの往復メール

3.11以後のDr.Aとのメール その11

 ご無沙汰しました。猫話のピックアップからはじまります。最初のほう、その他の話題は過激につき掲載不適当なので省略しています。


Dr.Aより 5.23

 ところで、子猫が二匹生まれました。本日裏の方で泣いているなと見てみたところ、母猫が散歩させていました。もうだいぶ大きくなっています体長十五センチくらいありますかね。可愛いです。隣で生んだらしく、母猫は当院で食事をし、通ってミルクを与えていたのでしょう。去年も同じような鳴き声が二階のベランダで聞こえていたのですね。入院する一週間前頃だったと思います。当院の猫(注:同じ母猫=野良猫が去年ベランダで産んだ子猫が居ついてしまい飼っている)は未だに親離れできず毎食事時に母猫の来るのを待っています。一度もベランダから外へ出たことがないので、世界のことが全く分かっていません。臆病で出ていかれないようです。


渡辺より 5.24

 子猫はよそで産まれたなら、先生の責任で飼わなくてもいいのですか。でもまたベランダに連れてくるかもしれませんね。困りますね。ベランダの猫(去年の子猫)もつかまえられないのでしょう? 今年の子猫もたぶんつかまらないと思います。このあいだ野良猫の世話をしている人に聞いたら、野良猫の母猫は子猫が生まれるとすぐ、人間は恐ろしいものだとしつけるそうです。つかまえるためにはえさを入れ、しかけをした檻が必要とのことです。大変です。


Dr.Aより 5.24

 猫はどこへ行くかしら。家の猫との相性で決まりそうです。ベランダが一番安全ですが、すでに当家の猫が陣取っています。犬もいますからね。バカ犬で猫が弱いと思っているのか、やたら追いかけるのです。そのうち痛い目にあうかもしれません。今、母猫をどのようにつかまえて避妊手術をするかという話にご近所でなっています。


Dr.Aより 5.27

 生まれた子猫は結局3匹で、当院の裏の駐車場に来るようになりました。母猫がしっかり見張っています。安全と判断しているようですが、捕獲するのは無理のようですね。

 痴呆と癌については、癌が先のほうがいいように思っています。私の母親が大腸がん、肺がんと続けて手術摘出して結局アルツハイマー病になりました。ガンもどきでなければよかったのですが。現在は寝たきりで、胃ろう。最悪の状態で生かされている。父親はそれでよいといっているのですが、困ったものです。感情移入していまして、呼びかけに反応があると思っている。父親は90歳なのですが、(私が)先に死ぬんじゃないのかと脅してきました。


渡辺より 5.28 
 
 こんばんは。猫が増えていよいよ猫医院ですか? うちならうれしいけど、野良猫はなつかなくて甲斐がないです。1匹だけなでさせるのですが、すぐにでていってしまいます。

 お母様はお父様がそう思いこんでいらっしゃるなら、それはそれでいいのではありませんか。それでも生きていてほしいと思っていらっしゃるのでしょう。夫婦の間には子どもも入り込めません。(なんちゃって、結婚もしていない私がこんなこと言うのは生意気ですね)。


Dr.Aより  5.28

 本日、競馬場は大荒れで、銀座に出かけている間にレースは終わり、1レースも当てることができませんでした。明日、パソコンにかじりついて頑張ります。ルーレットと同じですから、サイコロを転がして決めるのがいいのかもしれません。

 患者さんには迷ったときはサイコロがいいですなんて言っているのです。薬を飲んだほうがいいかどうか迷うような場合です。最終的に決めるのは患者さんですね。しかし、決められない場合はサイコロを勧めます。しかし、私は現実にはサイコロは振らないほうです。間違っているかもしれないと思っても、自分で決定し先に進む方です。

 福島原発の現場のトップは自分が一番だと思っているようですね。本社の馬鹿どもに言ってもしかたがないので自分で勝手に決めていったのでしょう。結果から見るとそれしか方法がなかったようですね。菅首相はせっかく浜岡を止めたのだから、全部廃止にすると言うと良いと思うのです。破れかぶれでね。自民党政権に戻ると、それができなくなるので、今がチャンスです。

 しりとりゲームのような文章になってしまいました。患者さんのなかには、広島へ逃げた人がいます。東京も実際はもっと高い放射線量のようですね。若い人は西へ移ったほうが良いかもしれませんね。


渡辺より 5.29

 雨降りでも競馬はあるのですか。原発のがれきなどの放射性物質が雨で流されます。海へと流れていくのでしょうか。もう爆発はないかもしれませんが、メルトダウンした燃料を閉じ込めることはできないでしょう。海の汚染は止められません。宮城や岩手の漁師さんたちは船を直したりして漁をつづけるつもりのようですが、汚染のせいでだめになるでしょう。これから空気の汚染より海の汚染が深刻になりそうです。

 文科省が20ミリシーベルトを撤回したようですが、福島市や郡山市の子どもは疎開させたほうがよさそうですね。でも最もひどい汚染はもう過ぎてしまいました(3月15日とか)。どのくらいかわかりませんが、すでにかなり被ばくしているでしょう。これから疎開させてもそれは取り戻せません。それに親から離すのもどうかと思います。メンタル面でのマイナスと被ばくと、どちらが影響が大きいのかはむずかしい問題だと思います。

 薬を飲むか飲まないかを決めるのにサイコロをすすめるお医者なんてはじめて聞きました。おかしいなあ。そこまでしても自分で決めさせるということですね。それなら納得です。私も決断は早いほうで、えいっと決めてしまいます。迷うということはあまりありません。やはり合理的な性格なのだと思います。

 ところで今日ご近所で話していたのですが、チェルノブイリの子どもの甲状腺がんはみつかれば手術しているようです(手術跡をチェルノブイリネックレスなどと呼ぶ言葉まである)。普通の甲状腺がんにはがんもどきが多いですよね。被ばくによる甲状腺がんはどうなのでしょうか? 今度近藤先生に会ったら聞いてみようと思いますが、「抗がん剤は効かない」をだしたためか、急に患者が増えた様子です(いま放射線治療中の患者の話)。(後略)
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by lumokurago | 2011-06-04 18:01 | Dr.Aとの往復メール

3.11以後のDr.Aとのメール その10

渡辺より 5.13

 こんばんは。本題への返信はまた明日しますが、今日、慶応病院に行って、近藤先生が医療被曝に比べれば原発事故などなんとも思ってないんだということがはっきりしました。医療被曝、それほどひどかったの、ということです。それから子どものCTについて次のようにおっしゃっていました。

 「いまの子どもがおかしいのはCTのせいだよ。これは冗談じゃない、本気で言ってる。数年前に(医療被曝について)読売新聞で取り上げられるまえは、被ばく線量がものすごく高かった。あなたが仕事してたのはけっこう昔でしょ。そのころの線量は多かった。子どもは小さいから特に。頭のCTでは知恵遅れになったり、頭がおかしくなる」 

 なんたることでしょう。(メール終わり)

【追記】近藤誠医師は私がブログに書くということを知っているので、話す内容には責任を持っています。書かれたら困ることは「書かないでね」と言います。だからここに書いたことはほんとうのことです。

【注】原発事故の被ばく量の説明に、胸部CTの被ばく線量(6.9mSv)が引き合いにだされているが、日常診療では最低10mSv、「造影CT」では20mSv。腹部・骨盤CTでは最低20mSv、造影なら40mSv、頚部から骨盤までの「全身CT」で造影剤をつかえば60mSvを超えかねない。機会を異にして何度もCTを受ければ100mSvなど簡単に超えてしまう。それらのCTの8~9割は不要。日本の各病院は毎月将来の発がん死亡者を何人も生み出している可能性がある(文藝春秋6月号より要約 by 近藤誠)

 ついでにみなさんにちょっと解説します。日本には世界中のCTの三分の一があります。大病院ばかりでなくそこらの町の開業医のところにもあります。高い機械を借金して入れればどうしても使いたくなりますね。それで被ばく者(発がん死亡者)が増えるというわけです。そういう医者と東京電力、どっちの罪が重いのでしょうか? まあ、比べられませんが、医者ががんを作っていいのか? 去年の夏、母の在宅医を決めるとき、Dr.AはCTがあるところはやめたほうがいいという意見でした。その医者には被ばくの知識がまったくない(あってやってるならもっと悪いし)、いらない検査をするもうけ主義ということがはっきりしているからです。みなさん、開業医にかかるときはCTのないところ、検診をやっていないところにかかりましょう(これがないんだけど)。


Dr.Aより 5.13
 
 こんばんは。今日は脳梗塞の患者さんを往診しました。私と反対の右麻痺でした。その患者さんは私が入院した3週間後に発症したのです。右の運動麻痺、知覚麻痺に加えて言語障害がありました。私も反対側がやられたら同じようになっていたでしょう。一応仕事ができますので、贅沢は言えませんね。ちょっとした違いですが、日常生活においては大違いです。私は、自転車に乗れるし、車の運転もできますからね。電気自動車は来週完成とのことです。

 昔のCTは時間がかかりましたからね。そうとう被曝したに違いありません。とにかく医療は診断が重要と教えられていますから、CTを撮りまくったわけです。おかしな子供が増えているのはそのせいとは気がつきませんでした。私がレントゲン検査を受けたのは小学校の頃、結核を疑われて間接レントゲンを撮られたのが最初でした。間接ですからかなり被曝しますね。当時から医者はレントゲンに頼っていたのですね。それからは、医者になって、勉強がてら、胃のバリウム検査を経験してみました。

 そして昨年、CTを3回。I131という同位元素を注射して脳血流を調べる検査と、だいぶ被曝しました。歳ですから関係ありませんが。脳血管造影はなぜか断り受けませんでした。手術に持っていかれそうでしたので死んでもよいとごねたわけです。頭蓋骨を割られて中をいじられるなんて想像しただけでも嫌ですね。(後略)


渡辺より 5.14

 こんにちは。近藤先生との1問1答を添付します。医療被曝と比べれば(原発事故が)ちゃんちゃらおかしいなんて、がっくりです。それはそうだろうけど原発の危険も言ってほしいです。

 (中略)乳がんの友人(女子医大)は全身転移の早期発見のために毎年CTを受けていたので、ずいぶん前に断るように言いましたが、断ったかどうかわかりません。原発作業員の限度をとっくに越えているでしょう。言いましたっけ? 乳がん患者MLでは半年おきにマンモとPETをやっているという病院がありました。やっぱり原発よりこわいかも。

 改めて鹿児島の金持ちの医者の病院に行ったUさん(注:放射線科医)の罪は重いですね。その病院ではPETを3台も入れて儲けています。被ばくについて知識があって批判しなければならない立場のUさんが行ってしまうなんて。Uさんを「後継者」だと言っていた近藤先生がかわいそう。

 話は変わりまして、杉並区職も大昔は社会党でしたが、途中から幹部が共産党に乗っ取られ、労使協調路線になってしまいました。児童館学童クラブにも人員削減攻撃がかけられてきたのですが、労使協調なので「日曜日休み」と引き換えにのんでしまいました。それ以来職場に非常勤、パート、アルバイトという人たちが入って来て不平等になりました。分会の勢力は共産党と半々か、こちら側が少し多かったのですが、組合上部はどんどん衰退していき、私が乳がんやうつ病で休んでいたあいだに労使一体の検討委員会ができ、一緒に民間委託を検討するまでにおちぶれてしまいました。3年後、私が復職したときは、学童クラブの民間委託を組合も認めたかたちで決定していて、全部いっぺんにやると目立って親からの反発も大きいとみたためか、年に数ヵ所ずつ委託することになったのです。自分で自分の職場の民託を認めたと知ったとき、分会をやめようとしましたが、人員削減のときに一緒にやっていた分会執行部の人が職場まで引き止めにきたので、もうどっちでもいいやとやぶれかぶれで残りました。2年後に仕事自体を辞めてしまいました。

 まえにも書いたような気もしてきましたが、共産党は「人民」の敵ですね。自分(の職場)を売るのですからね。人員削減のときの区職の書記長(のちの委員長)は定年退職して、すばらしいポストに天下ったとのことです。恥ずかしくないのか!! 


Dr.Aより 5.15

 医療被爆についてもう少し国民に知らせるべきですね。逆に、CT検査よりも被曝量が少ないので安全だと敵方の宣伝材料に使われています。健診・検診の害、レントゲン検査の害について知識を広める必要を痛感しますが、多勢に無勢です。残念ながら無力感だけ。独り近藤先生が頑張っていますが、多数派になれないという限界がありますね。結論は、理屈のわからないアホは死んでもしかたがない、ほおっておこうということになります。こうしてニヒリズムに沈潜するしかありません。

 組織が大きくなると保守的になります。レーニンは資本主義大賛成、いずれ社会主義になるからいいんだといいましたから、共産党であろうと、中核派であろうと容易に党幹部は支配層と手を握るでしょう。そして、貴族になっていくのです。これはアナーキストを除く左翼運動の結末です。でも、自分たちは人々のために正しいことをしていると思っている。おめでたい奴らだ。そして、特権意識を持つ。

 競馬は負けました。先週の付きは偶然だったのでしょう。アホらしいから競馬でもという感覚は庶民的で、許されるでしょう。


渡辺より  5.16

 こんばんは。近藤先生には原発の被ばくの恐ろしさについてもっと言ってほしいのですが、CTと比べられてはね。もちろん、医療被ばくの危険性を広く知らせるのが彼の役割なのでしょう。と言っても人びとは不安なので不安に乗じた検査はなくならないでしょうね。医療者の側は儲かるのでなくそうとは思わないでしょうし。困ったものです。ほんとうは原発と同じくらい恐ろしいものなのに、近藤先生の努力にもかかわらず、あまりにも知られていません。よく考えてみれば、よいものだと錯覚させられている上、被害が目にみえないだけに(強制避難もなく)原発より恐ろしいものかもしれません。いまになって近藤先生が「ちゃんちゃらおかしい」という意味がわかってきました。数的にはCTでがんになる人のほうが多いでしょうね。

 レーニンが資本主義賛成、いずれ社会主義になるなんて言っていたのですね。自信家だったのでしょうか。もう私は人間が人間である限りよい「国(社会)」なんてありえないと思うようになってしまいました。(後略)
 
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by lumokurago | 2011-05-17 13:27 | Dr.Aとの往復メール

3.11以後のDr.Aとのメール その9

Dr.Aより 5.7

 こんばんは。幹細胞の採取の問題ですが、こういう主張をする人は、なんでもプラグマテイックに対応しようとするのですね。そのためことの本質から離れていきます。おそらく原発をどうすべきなのか、賛成か反対か意見を持っていないでしょう。どのような社会性を持った医師として行動するのかは曖昧にさせたまま、幹細胞を採取保存しましょうという技術的な主張をするわけです。まるで、「安心して放射線を浴びてきなさい、治療法がありますから」と言っているかのようですね。哲学がないのですね。

 学生時代の事についてですが、若い頃はいろんな影響を受けやすいでしょう。私もマルクスなどの思想に影響されなかったら学問の道あるいは普通の医者の道に進んでいたのかもしれません。人間は論理に弱いですから、若いと勉強不足もあって、反論することができず、論理的敗北は主義主張の受け入れに繋がったと思います。しかし、そういう時代でしたので仕方ありません。やり直しは効きません。

 菅首相が浜岡原発を止めるよう言ったとか話題になっています。わたしは、高く評価してもよいのじゃないかと思いました。やぶれかぶれなのかもしれないが、全原発停止・廃止に持っていけると素晴らしいですね。


渡辺より  5.9

 おはようございます。ゆうべは早々と眠ってしまいました。夜中に野良猫が来て、「がたがた」と網戸をゆするので、起きてご飯をあげています。外にだしておくと、朝方カラスが来て食い散らかします。私はカラスが来てもかまわないのですが、普通は嫌われている鳥なので、近所に気を遣います。ほかに山鳩が来て催促するのでお米をあげています。冬のあいだは雀はまったく姿をみせなかったのですが、最近お米を食べに来ます。狭い庭でもいろんな動物が来て楽しませてくれます。

 そうですね。哲学。最近のキーワードですね(池田晶子さん)。それにしても高線量被ばくは幹細胞で治るのでしょうか? もちろん被ばくの程度によるでしょうが、JCO事故の医療記録をYOU TUBEで見ましたが、悲惨なものでした。ある時点であきらめて安楽死させたほうがよかったと思いますが、人体実験だったのでしょうね。

 先生は学生時代を否定的に見ているようですが、どうしてですか。私は大多数の転向者は高度成長を進め、諸悪の根源になったことと、セクトの争いから内ゲバになり、(「運動」というと)世間の人々から犯罪者同様に見られるようになったことを恨んでいますが、いまでも転向していない少数の人(先生とか小出さん)を尊敬しています。

 浜岡原発は止めると言っても2年間だし、ほかの原発は止めないと言っています。2年間でも止めないよりはいいけれど、あまりうれしくもありません(私は疑い深い性格なので)。それに御前崎市長が地元の意見も聞いていない(推進でしょう)と言っています。信じられませんが、まず地元ですよね。若狭湾のほうの首長選挙も候補者自体に反対を言う人はいなかったそうで、まったくもって信じられない話です。地元の人たちはこんな福島をみても恐くないのでしょうかね。そこまで無知なのか、それともほかに仕事がないなど完全な絶望のうえの選択なのか。もしそうだとしても、何か認識の間違いがあると思います。人間が、福島のように耕してきた土地を捨て、家畜を犠牲にし、故郷を離れることをよしとするなんて。それとも、事、ここに至ってまだ自分とこの原発は安全だと信じているのか??? 彼らの気持ちが想像もできません。


Dr.Aより  5.9

 こんばんは。放射線障害については私は素人です。虎ノ門の医者たちは骨髄移植のようなつもりでいるのでしょうが、幹細胞の移植だけでは治療にはならないと思います。色々な臓器のダメージがあるでしょうからね。近藤先生に訊くと馬鹿じゃないかという答えが返ってきそうですね。

 日曜日は競馬に熱中し、一着を4回当てました。今年は、ついているのかもしれません。毎週、馬券を買うことにしました。

 私は今はもう社会主義や共産主義は否定しているのです。特にレーニン以降の社会主義運動論は全面否定しています。一般にスターリンはダメだがレーニンは良いと言われるのですが、諸悪の根源はレーニンにあると私は思うのです。こういう結論に達して、左翼思想からさようならしています。マルクスの著作をたまに読むのは、物事の分析に役立つからです。あるいは、面白いからでしょうか。

 原発ですが、そこが菅の情けないところなんですね。将来的に原発は無くすべきだとなぜ言えないのか。どうしようもない風見鶏で揺れていますね。やはり、国民はついていかないですね。せっかく褒めたのにアホらしい。やはり、哲学が無く、格好だけの人間なのかしらね。でも、他に誰かいるのかな。小沢も、仙谷も曲者だし、他の政党にもいなし。原発問題はアメリカの指示にしたがっているようですので、日本には政治家は必要ないのかも。いらねーな。


渡辺より 5.11

 こんにちは。幹細胞の件、金曜日、友人に会いに慶応病院に行くので、近藤先生に聞いてみます。私は用事はないけど、いま、暇だからいいでしょう。いつも自分の病気と関係ない質問ばかりして変な患者ですね。

 先生が競馬場にいる姿はあまり想像できませんが(ばんえい競馬以外一度も行ったことがないし)、気持ちが明るくなることはいいと思います。

 もちろん、いまの先生が共産主義や社会主義を否定していることは知っています。いまでも肯定しているのは中核派くらいのものでしょう。でも、学生時代にそれがよいと思ったことまで否定することはないのではないでしょうか? あの時代は数年の差で体験がまったく違うので、私にはまったくわかりませんが、そういう時代だっただろうし、個人ではなく世界全体で思想というものは変化していくものでは? 人類が思想的な面で「進化」しているのかどうかは、これも無知でわかりませんが。

 ちょうど10歳年上の友人(教え子の親)が旧ソ連を訪ねたことがあり、レーニンのバッジをおみやげにもらったのです。私はレーニンもなにもわからないので、うれしくもなく、もらいっぱなしにして、どこかに行ってしまいましたが、彼に今度聞いてみたいと思います。長い話になるだろうなあ。

 政治家、いらねえと私も思います。現場をよく知る自治体職員がそれぞれで運営していけばそれが一番と思います。と言っても、今度はそこで汚職が起こるのか・・・。人間、もういいや。


Dr.Aより 5.11

 こんばんは。レーニン主義というのは、暴力革命など目的のためには手段を選ばないことと、独裁を容認していること、前衛党の必要性を強調していることや、資本主義も種々の要素の社会化によって社会主義的にならざるを得ないというような楽観的な主張を持っていることなどでしょうか。

 独裁はプロレタリアと聞こえはいいですが前衛党である共産党の独裁にすぎません。レーニンを受け継いだスターリンによって、レーニン主義は国民すべての階級を抑圧し、一部の労働貴族による支配体制を構築していったと思います。レーニンはかなり神格化されていて、その実像についてわかってきたのは最近のことといわれます。スターリンと同じく感情に流されやすい人間で、スターリンよりも粗暴であったなどと言われます。革命時、多くの死刑も命じたらしい。当時は銃殺刑ですかね。スターリニズムを否定する人は多いですが、その源はレーニンでありレーニンも否定されなければならないと言う人は少ないようです。

 私は、こういう結論に達して「おさらば」できたので、内心良かったと思っています。今でも信じて活動している末端の組織員は可哀相。彼らは労働貴族のために働かされているということを知らないのです。きっと人民のためにと思っているでしょう。貴族が高級レストランで食事していることを知らないのです。


渡辺より 5.12

 講義してくださってありがとうございます。人間というのは結局「自分さえよければ」なのでしょうね。「プロレタリア独裁」などという美辞麗句があるから、共産主義においてひどさがクローズアップされていますが、人間の権力志向、金志向は資本主義においても同じことだと思います。特に「自由と民主主義」のアメリカにおいて。日本は特別な支配階級は別として、ついこのあいだまでは格差もそれほどひどくなかったと思います。日本がこうなった犯人はやはり競争や効率至上主義を進めた小泉ですね。貧乏でいいからのんびりした昔に戻りたいです。

 中核派は杉並区議会議員の議席を失いました。(中略)杉並区議会は完全に腐りきっていて、政治的な取引で決まる部分が多く、せっかくの少数派なのに影響を及ぼさんとして多数派に取り入る議員もいます。まあ、それが政治家というものなのかもしれません。ほとほといやになってしまいます。区議会いらねえ。


Dr.Aより 5.12

 こんばんは。講義をしているつもりはありません。世の中にレーニンを賛美する向きが少なからず見られるもので、余計なことを言ってしまいました。大学病院にいる頃に中核派で熱心に活動している女性がいたのですね。純粋な人で、退職してからも地道に活動を続けていると近くに住む同じ組織の人から聞きました。T大病院の中核派というと彼女のことを指すらしいですね。このように組織末端で真面目に活動する人がいる反面、上層部は腐っていることが多いようですね。だから、組織は大嫌いというわけです。いわゆる労働貴族になって甘い汁を吸っている奴がいる。

 労働組合の幹部も同じで、将来は会社の幹部の地位が保証されていることが多いようです。御用組合はJR東日本労組が代表格ですね。だいぶ前に革丸の松崎が誕生だか還暦を祝うパーテイーを開いてインタナショナルを合唱したと報道されていましたが、お遊びも甚だしい。いい加減にしろだ。

 昔、共産党の議長や幹部がCIAに飼われていたと言う報道がありましたが、なるほどとあきれてしまいました。不破という人はレーニンの研究で一目置かれているらしいが、昔購読していた山と渓谷という雑誌にプライベートな山小屋を建てたとありました。お金があるのでしょうから、どんな家をどこに建てようが自由でしょうけど、庶民感覚からはずれているような感じがします。レーニンも別荘を持っていたようですからね。とにかく前衛党はいらねーかな。こんなものいらねーというのが一時流行りましたが、考えていくといろいろありますね。
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by lumokurago | 2011-05-13 18:35 | Dr.Aとの往復メール