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物はもういらないという人はどうすればいいの?

定額給付金が話題になっています。国民一人当たり1万2千円(合計2兆円)を使うことで物が売れ、景気回復の助けになると自民党は主張しています。

現在の経済体制を続ける限り、過剰に物が売れなければ景気は回復せず、商売が成り立たず、失業者が増える。でも、地球の資源には限りがあるからいつまでもこの体制は続けられない。地球温暖化も切実で、過剰に物を作り、消費し続ける限り、温暖化は止まらない。なぜここに目を向ける人が少ないのだろうか。都合が悪いものは見たくないから見ないのか。不思議でたまらない。科学技術がすべて解決すると思っているのだろうか? 私にはやはり「自分さえよければ」であって、孫やひ孫の代のことなど考えていないとしか思えない。

だいたい、今の日本自体が子どもや孫のことを考えていなかったからこうなったのだ。国民一人当たり600万円もの借金をどうするつもりなのだろう? 子どもや孫に押し付け、今年も政府は無策である。もう長い間、自分たちの子どもや孫の代わりに戦争大好きなアメリカを思いやっている。今、派遣切りなどで苦しんでいる若者の親たちが「自分さえよければ」と金儲けに突っ走り、自分の子どものことさえまじめに考えなかったから、この事態を招いてしまった。

科学技術がすべて解決するとしても、物が過剰にあることは人間を決して幸せにはしない。物は大切にしなければいけない。戦後の物のない時代からたった60年しか経っていないのに、人間は変わってしまった。今の子どもは落した鉛筆など拾おうともしないし、子どもの集まる場所では落し物が大量に出て、大量に処分している。大きな声じゃ言えないけど、私は傘を買ったことない。だって児童館で、年度末に大量に捨てるんですもの(大人もものすごくたくさん忘れていき、取りに来る人はわずか)。落とし主を探そうとしても、自分のものかどうかわからない子どもも多い。ゲームをなくせばすぐに新しいものを買ってもらっている。何万円もするのに。だから子どもは物を大切にする必要がない。それで子どもの心が荒れる。

でも景気を回復させるためには物を大量に消費しなければならない。大切にされない物がかわいそう。私が職場で物を大切にといつも言っていたら、ある時、アメリカ生活の長かった職員が「渡辺さんはアメリカには住めないね。(物を大切にしないことでは)アメリカは日本なんてもんじゃないよ」と言っていた。日本はこれでもまだましなのか。ひどいものだ。

こんな経済体制は間違っている。と私は思う。

景気は回復しなくていい、自動車はこれ以上いらない、この機会に経済を縮小し、第一次産業を復興させよう・・・などと考えている人はたぶんとても少ないだろう(私の友人にはたくさんいるけど)。

私は生まれる時代を間違えたみたい。物は1960年から1970年代位で十分。楽しかったあの頃に戻りたい。学童クラブの仕事も仕事についた1976年から1980年代初めの頃が子どもたちと一緒にいてとにかく楽しかったです。今は別世界になってしまいました。

嘆いていても何も始まらないと言われそうですが、今の時代の悪いところを直す必要があり、そのためには比較するものを持つことが必要だと思います。

by lumokurago | 2009-01-11 22:16 | きままながん患者
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