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旅の道連れ  考

  片付けていたところ出てきました。知る人ぞ知る、ますのきよしさんが発行していたミニコミ紙「交流」への投稿です。「今月の七人七色」というコーナーで、この月のテーマは「旅の道連れ  考」。「交流」250号、1994年8月10日発行。

*****

  一人旅もいいけれど、やっぱり仲のよい友だちとの旅が最高と思う。旅の間は時間がある。その時間にゆっくり話ができるから。一人旅でも旅先の人たちと知り合って話すこともあるが、友だちがいればそれも共有できる。でもわたしと同年齢くらいの女だと子どもがいればまだ自由がきかないし、仕事をしていれば休みの都合がなかなか合わない。

  ここ何年かは自閉傾向のある女の子との北海道旅行が多かった。新得共働学舍(「障害」を持つ人とそうでない人が共に暮らしている)に年に一度は行っていたからだ。民宿で夜、パニックを起こして一時間以上も泣き続けたり、忘れ物をすればあの広い北海道で取りに戻らなければならなかったり、ハプニングがいろいろ起こるが楽しかった。うら若い乙女が同行することもあった。普通の感覚からすれば自閉症の彼女を連れた旅は大変で、しかも若い人同士の方が楽しいだろうと思うのに、なぜか彼女は私たちと一緒に来るのだった。

  山では1人で歩いていると、よく男性に声をかけられた。彼はエスコートしてくれるつもりなのだが、逆に道に迷い、結局私が道を見つけたり、戻る判断をしたことが何度もあった。

  海外への団体旅行は何もかもがお膳立てされているので、食事を残さざるを得ないようなことが多くあり、もうたくさんだと思った。同行の日本人が、少数派である私のつきあいの範囲外の人が多く、普段はあまり知る機会のない日本人の姿に驚き、腹が立ったこともある。まあ、それもいい経験ではあったが、どうせ旅をするなら気分がいい方がいい。

  それにしても旅に出られる条件が日本ではあまりになさすぎる。もっと休みを!

  

by lumokurago | 2010-02-26 09:38 | 昔のミニコミ誌より
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