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薬を減らしました

  3週間前まで飲んでいた(+貼っていた)薬

1、がん治療のためのホルモン剤 (ヒスロン=ジェネリックでプロゲステン)

2、疼痛緩和のための痛み止めとその副作用止め

 (1) 貼り薬の麻薬(デュロテップMTパッチ2.1mg の半分)
 (2) 麻薬の副作用である便秘を緩和する薬 酸化マグネシウム(通称カマ)
 (3) ロキソニン(消炎鎮痛剤=NSAIDsの一種、がんの疼痛緩和では第一選択とされている)
 (4) ロキソニンの副作用止め ムコスタ(胃薬)
 (5) 上に同じ  タケプロン(胃薬)
 (6) アセトアミノフェン(消炎鎮痛剤、昔からある薬で副作用が少ないとされる)
 (7) ガバペン  しびれなどに効くとされる薬
 (8) リボトリール散  抑うつなどに効くとされる薬

  全部で9種類、すごいでしょう!

  2は慶応病院のペインクリニックの若い女性医師が処方してくれていたものです。私は相手が若い女性だからやりあいたくなかったし(本当ははじめての診察でちょっと意見ー下に書いたように第一選択のNSAIDsではなくはじめから麻薬を使ってほしいーを言ったが、素人の意見などまるで相手にしてもらえなかったこともあってめんどくさくなって)、今さら副作用など気にしても仕方ないと思い、文句も言わず、言われるままに飲んでいました。その後、近藤先生と網野先生が二人とも「こんなに出てるのか」等と言って首をかしげたときも、「おかしいけど、これからどれが効いてるかを調べるのも面倒だ。痛くないんだからまあいいか」と思っていました。ところが、緩和ケア専門の近所のK病院の医師が、「これは専門家の処方で評価できる」と言ったとき、私の反抗心がめざめたのです。

  こんなにたくさんの薬が必要なはずはない。いかに先の短いがん患者といえども、製薬会社の儲けに協力することはない。最低限の薬だけに減らそう、と。

  まず3月24日に、わけのわからないガバペンとリボトリールを止めました。別にどこも痛くなりませんでした。次に今まで半分のところで印をつけて、半分だけ肌に直接貼っていた貼り薬の麻薬の量を数ミリずつ増やし(これだけ少量ずつなら増やしても副作用の吐き気はでませんでした)、一日3回飲んでいたロキソニンの量を減らしました。痛いときだけ飲むことにしたのです。(胃薬は3月31日のペインクリニックの診察のときに、看護師さんが「1種類でよい」と言って、ムコスタを中止していました(私はムコスタしか飲んでいなかった)。若い医師なので看護師さんが教えていることがままある。ガバペンとリボトリールはすでに止めていたのでいらないとこのとき言ったつもりなのですが、患者が薬を勝手にやめることなど頭にないのか、聞こえなかったのか(一瞬医師の顔色がかわったように感じた)、当然のようにまた処方されてしまったので、それ以上いいませんでした。実はつきそっていた妹がもう一度「いらないんじゃないの」と言ったのですが、この医師とはこの日でお別れだったので雰囲気を悪くしないためにそれ以上言いませんでした。これでも気をつかっているのです)。

  そして今ではロキソニンも完全に止めています。なので副作用止めの胃薬も必要なくなりました。ごくたまに痛いときには昔からある比較的安全な薬、アセトアミノフェンを飲んでいます。つまり9種類の薬が、なんと3種類になりました。

  (1) 麻薬の貼り薬 (3日ごとに貼り代え) 
  (2) ホルモン剤 (朝晩)
  (3) 麻薬の副作用の便秘解消のためのカマ

  つまり疼痛緩和は麻薬だけでOKということ。すっきりです!  今日麻薬の貼り代えで半分から徐々に増やしてきて1枚そのまま貼ることにしようと思います。アセトアミノフェンもいらなくなると思います。骨転移に麻薬は効きづらく、NSAIDsが効くということなのですが、そんなこともないようです。もちろん患者によって違うと思いますが・・・。

  がんの疼痛緩和の第一選択がNSAIDs(消炎鎮痛剤)だというのは科学的根拠のある話なのでしょうか?  製薬会社の陰謀ではないかと勘ぐってしまいます。近藤先生ははじめから麻薬を使うといい、NSAIDsはアメリカの統計を日本の人口にひき合わせると毎年8000人が副作用で死亡していると言っていました。網野先生もNSAIDsの効き目には疑問があるから最初から麻薬を使うそうです。

  ところで、網野先生の話では、麻薬の一種のオキシコンチンを服用するとき、吐き気止めのノバミンがはじめからセットになっているそうです。ノバミンは網野先生の若い頃からあった古い薬だということですが、吐き気の副作用が出るかどうかもわからないのに全員に最初から飲ませるのは製薬会社の陰謀だとおっしゃっていました。こわいですね。

  薬の話をしたのでついでに・・・。

  慶応病院では普通の医師は院内処方箋を出すようです(ペインクリニックの医師)。近藤先生は院外処方箋を出します。ホルモン剤のタモキシフェンを飲んでいたとき、院外処方箋ではジェネリックの価格の安いタスオミン(商品名)でした。ところが入院していたときは院内処方となり、価格の高いノルバデックス(商品名)でした。今も近藤先生は院外処方箋を出し、ヒスロンのジェネリックで価格の安いプロゲステンを飲んでいます。

  慶応病院の薬剤部は混んでいて、薬ができあがるまでそうとう待たされます。ところが信濃町駅構内にある信濃町薬局に行くとお客はひとりもおらず、すぐにできあがります。ジェネリックなので価格も安いのです(この薬局は慶応病院の患者をあてにしたのか、ものすごく広い。つぶれないのか心配だ)。

  つまり慶応病院では医師が院内処方箋を出して薬剤部で薬を売ってもうけ、しかもジェネリックではなく高い薬を売りつけているのです。病院の儲けに協力しない近藤先生はきっとここでも嫌われていることでしょう。(慶応病院もおそらく経営が困難だと思うので同情はします。国の医療政策に問題があるのです)。

by lumokurago | 2010-04-12 18:25 | 転移がんの治療(無治療)
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