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神戸酒鬼薔薇事件は冤罪である その4

 『神戸事件を読む 酒鬼薔薇は本当に少年Aなのか?』(熊谷英彦著・鹿砦社2001)

 この本もまた少年の「自供内容」の矛盾点について詳細に検討しています。遺体の様子(死斑、血の流れ具合など)から、やはり冷凍して頭部を切り落としたとしか考えられない旨、証拠をあげながら論を詰めています。また少年にはアリバイがあることにも触れています。その他、少年には不可能だったと思われる証拠をいくつもあげています。

 いままでに取り上げてきた本にはなかった分析として、非常に恐ろしいことが書かれていました。「非常に言いにくいですが、鬼薔薇はオニバラ(鬼腹)のことで、障害者を産んだ母体に対する差別用語として捉えることができることが分かった。聖斗は生徒の意味。そして、酒を『裂け』と解釈したらどうなるでしょうか。つまり『裂け、鬼腹生徒』ということ。これは恐ろしいまでに差別意識の言葉ですよ。言い換えれば、身障者や知的障害者を殺れ、という意味ではないか。そう考えると辻褄があってくるんです」(捜査関係者)。

 淳君の頭部は口を耳まで切り裂かれ、目には×印に傷がつけられ、顔には縦にいく本も筋(傷)がつけられており、ハロウィーンのカボチャを想像させるとのこと。「カボチャという野菜は、日本では知恵遅れの人間を象徴的に表しているといわれる。つまり、このメッセージは、知的障害を持つ人間をターゲットにしたという意味です。要するに淳くんはたまたま犯人にやられたのではなく、ずっとつけ狙われていたということなんです。(略)ヘドがでるほど、嫌らしい犯人のメッセージですよ」(捜査関係者)。

 事件のあった友が丘地区は障害者と健常者が共に暮らす「共生の街」として知られてきたということで、そんな場所でこの事件が起こったので「捜査関係者が『酒鬼薔薇』や『汚い野菜』に特別な意味を読み取ろうとしたのもしごく当然のことといえる。けっして荒唐無稽な推理と一蹴はできないと思うが、どうだろう」と筆者は述べています。

 「せいいっぱい書いたこの本が、A少年のご両親の目にとまることをねがって」という後藤昌次郎弁護士の言葉を繰り返し、このテーマを終わります。

by lumokurago | 2010-07-05 20:17 | その他裁判関係
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