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乳がんでないのに乳房を切除した外科医 告発の裁判 その2

 竹下さんのメールと返信を掲載します。リンクをぜひお読みください。犯罪的外科医、清水病院の体質、さらに裁判官のひどさがよくわかります。

*****

早速にお返事いただいて恐縮です。ありがとうございます。イデアフォーでお会いしたことがあるかもしれませんね。

私も渡辺さんと出会えたことにとてもご縁を感じ、今伝えなくてはと連絡させていただきました。

メールはブログに載せてくださっていいです。医療被害者にとっても近藤Drはとても心強い存在です。

私の裁判は、もとはとても単純(癌ではないのに癌だとして手術した)なのですが、裁判の過程で病院側の嘘の上塗りをあばくことに翻弄され、とんでもなくややこしくなっています。

標本のDNA鑑定を申請したのは、近藤Drにマンモグラフィーを送って見ていただいた時にいただいたお電話がきっかけでした。

「今、診てるけど、標本、ほんとうにあなたのだったの?」と。要するに画像診断に癌の所見がなくて、標本だけに癌があったことから、標本に疑問がいったわけです。

会のHPに裁判の解説をQ&Aで掲載したり、
http://www3.tokai.or.jp/shimizu/takeshita_14.html
「判決の真実」と題して米本さんが書かれた解説文を載せていますが、
http://www3.tokai.or.jp/shimizu/takeshita_05_00.html
近藤Drの「あなたの癌は、がんもどき」の38頁から44頁にかけて「がん患者を作り出す病院」として書かれている文が簡潔でわかりやすいと思います。

近藤Drのご了解が得られれば、その箇所の転載がいいかもしれません。

ただし、私としては納得できていない記述があって、近藤Drに伝えたのですが、そのままになっています。

それは、40頁1行目から2行目にかけてです。
「日本人の特徴的な配列(数タイプある)のうちの一つと一致していたのです。」

と、ありますが、事実は、「一致していなかったのです。」です。

とても重要な箇所なので、もし、転載OKでしたら、そのような注釈を入れていただけると助かります。

乳がん誤診は、見落しは後からわかりますが、癌患者にされた場合、よほどのことがない限りわからないし、わかった場合、心身ともに立ち上がるのにはひじょうな困難さがあります。検診が広まればそれだけ誤診の可能性があるので、とても心を痛めています。

ところで、米本さんのことは理解して下さってうれしいです。被害者のために一生懸命になるため誤解を招きやすいのかもしれません。私は会を立ち上げる時、米本さんから「被害者を信じろ」と言われ続けました。

ここ数年は、今まで誰も取り上げなかった拉致監禁をなくすことにがんばっていらっしゃいます(渡辺注:米本さんは統一教会信者を脱会させるために家族が拉致監禁説得し、信者(または元信者)がPTSDなどの症状に苦しめられていることから、拉致監禁説得を批判する活動をしている)。

1996年に出版された別冊宝島248「抗ガン剤は効かない!」には、近藤Drのインタビュー記事や、米本さんのルポが載っています。

きょうは医療問題のセミナーがあって東京へ行ってたため、お返事が遅くなってごめんなさい。
体調がいいとのこと安心しました。でも、この暑さなので、どうぞお気をつけて。

竹下勇子

*****

 こんにちは。ご許可ありがとうございます。問題の近藤先生の文章、読みました。なんか変だなあと思い、何度も読みなおしてしまいました。「一致しなかったのです」なら、意味がよく通ります。なぜ直さなかったのでしょうか。読む人が読めば「変」だということに気がつくと思います。

 では、Drのあの文章を「注」をつけて引用させていただくことにします。私はいつも彼の話をブログに書いていて、無断で引用したりもしているので(今の網野先生との対談もそうです)、事後承諾で大丈夫だと思います。今度診察に行ったときに竹下さんからメールをいただいた話をしますね。

 ところで裁判のことをリンクされていた記事をはじめとして、いくつか読ませていただきました。「ひどすぎる」の一言です。裁判所のやり口(判決文に被告の書面からコピペする)はよく知っていますし、被告も言っていないことをでっちあげることもよくあります。まったくなんてひどいのでしょうか。ああ、同じだと思いました。でも私がやっているのは安倍晋三を訴えたり、教育基本法改正が憲法違反だとか、「つくる会」教科書のことなので、竹下さんのようにほんとにほんとに切実なものとはちょっと違います。切実は切実なのですが、負けても「ま、仕方ない」と思えることなので。竹下さんの場合は、まったくもってひどすぎです。ほんとうに大変でしたね。

 それに竹下さんの場合だけでなく、清水病院にはたくさんの問題があることをはじめて知りました。いまはどうなっているのでしょうか? 2010年の日付の乳がん患者さんの投稿がありましたが、乳腺外科医はもう変わったのに、またまたひどい医者が来てしまったのですね。こういう医者は患者みんなで行かないようにして、クビにしたほうがいいですね。私ははじめから近藤先生のところに行き、ほかの医者を知らないので、まったくひどいと驚くばかりです。医療ばかりではありませんが、日本人は「権利意識と個の確立」にもっと真剣に取り組んだほうがいいと思います。

 誤診で手術されてしまうなんて、ほんとにほんとにひどいことで、犯罪なのに、医者だというだけで、なぜ罪から逃れられるのか。医療も司法もいったいどうやったら改革していけるのか。ほそぼそと本人訴訟の裁判で主権を行使している(その準備段階ですが)つもりなのですが、権力者からはきっと嘲笑われているでしょう。私たちをつぶすことなんて赤子の手をひねるようなものですから。

 渡辺容子

*****

きょうも暑かったですね。

「がんもどき」の本に書かれている私のことは、裁判の総集編と思っているので、ブログに載せていただけることはとてもうれしいです。

訂正して欲しい箇所は、一番大事な事実なので、ずっとひきずってますが、注を入れていただくことで気持がとても楽になります。よろしくお願いします。近藤Drにもよろしくお伝え下さい。

渡辺さんがたくさんの裁判のご経験から、私の裁判のひどさをよく理解されてほんとにうれしいです。

あまりのひどさに誰にも理解してもらえず困っている時に近藤Drに出会いました。清水病院で同じような目にあってる人は500件(両方の乳房をとられた人続出だったので、500人ではない)は下らないだろうと話したところ、近藤Drは否定しませんでした。

これだけの問題がいっさい表面に出ない病院の体質は、病院勝訴だし、変わりようがありません。

渡辺さんがおっしゃるように、医療ばかりではなく、日本人は「権利意識と個の確立」にもっと真剣に取り組むべきだとつくづく思います。

平和な日本で普通に暮らしてきた私は、まさか医者が嘘をつくとは思ってもなかったし、ましてや裁判所で嘘がまかりとおるとは、夢にも思いませんでした。

病院側の癌だという主張に対して、裁判中は頭の体操の連続でした(笑)。弁護士との打ち合わせに近藤Drと米本さんも出席して下さって、知恵を絞りに絞ってこの結果です。

乳がん学会では、私の裁判結果を、癌の証拠がなくて切ってもいいと裁判所のお墨付きが出るかどうか注目してると聞いていたので、その後の手術件数に影響が出ているのではと憂いています。

手術後に疑問をもっても、DNAが違う他人の癌患者の標本で「癌によって変異」でOKですから。

誤診から身を守る唯一の方法は、経過観察です。
その意味でも渡辺さんのご本はとても大切なことを教えて下さっています。
苦しい後遺症をかかえているので渡辺さんの生き方が本当に素晴らしく思えます。

竹下勇子

*****

 こんにちは。ブログにはじめてのメールと私の返信をUPしました。次回「がんもどき」本から引用し、次次回、またいただいたメールを載せたいのですが、よろしいでしょうか? 
http://lumokurago.exblog.jp/16597557/

 ところで、本を出して以来、乳がん患者さんからの相談が増えたのですが、いまどきこんなひどい医者がいるのかという人ばかりです。

 竹下さんは不要な手術の後遺症に苦しんでいらっしゃるなんて、ほんとになんと申し上げたらいいのかわかりません。まったくまったく医者はひどい。でも世間の人たちのほとんどはなにも知らないんですよね。だから竹下さんの裁判も広めなくてはと思います。

 渡辺容子

*****

ありがとうございます。お疲れさまでした。とてもうれしいです。もちろん、前回のメールもOKです。

渡辺さんは初めから近藤Drに診ていただいているので、いろいろな方からの相談に驚かれると思いますが、私は何も驚きません。相談が寄せられること自体に驚きます。

というのは、乳がん手術を受けたことは女性の誰もが黙っていたい気持があるからです。

乳がんは内臓に関係なく、直接命に関わるものではないし、内緒にしたい心理につけ込んで、売り上げの対象になりやすいのです。このことを女性は肝に銘じて欲しいと思っています。

1人の乳癌患者をつくることによって、薬はもちろん、大きい手術をすれば、リハビリ、下着など、関係する業界がでてきます。

そもそも、相談者たちは本物の癌だったのか疑問がわきます。

私の裁判に「乳癌の臨床」の編集長が傍聴に来ていましたが、癌と診断された病理診断を信頼できる病理医に診てもらうと3分の1は良性だと言ってました。しかも「がんもどき」も含まれるわけですから、本物がいかに少ないかと思います。

東大病院も変わっていないようですね。日曜日に東京で会ったのは東大病院で15年前に誤診された人です。

彼女は手術後に、医師から癌ではなかったから癌保険の用紙に書けない、もう来なくていいと言われて裁判を起こしましたが、敗訴でした。以下のサイトに近藤Drの解説があります。
http://www.geocities.jp/meconett/judg/judg_b.htm

彼女の場合、癌保険があったために、医師が誤診を告げざるを得なかったわけですが、そうでなければ癌患者で通したかもしれません。

見落としの誤診ではなく、癌患者にされた「誤診」は、よほどのことがない限り発覚しないので、誤診から身を守るには、経過観察しかなく、「早期発見・早期治療」をすすめることは犯罪行為にさえ思えます。

竹下勇子

*****

 これほど医者を信じない私ですが、東大病院の裁判記事も読ませていただいて、そのひどさに驚かざるを得ません。富士見産婦人科の事件のときは、あんなにひどい病院はあそこだけだろうと思っていましたが、とんでもなかったのですね。乳がん術後の業界というのもすごいですね。自分はあまり関係がなかったので気が回りませんでしたが、言われて見ればたしかにそうにちがいありません。カツラもそうですね。

 一番ひどいのはリンパ浮腫の業界でしょう(高いスリーブとか)。1985年にすでにリンパ節を切っても切らなくても生存率に変わりはないというRCT(注:くじ引き試験)の結果がでているのに、センチネルが陽性なら、いまだに廓清しています(川端さんがそうなので驚き。近藤先生との対談で自分が「生存率に変わりない」と言っているのに)。スリーブ業界からカネもらってるのか!とまで言いたくなります。あと、近藤先生がどこかに書いていたけど「血を見るのが好き」なのか。

 誤診から身を守るためには経過観察しかない、という意味でも「早期発見早期治療」は間違っていたのですね。それにしても「がんならすぐに切らないと手遅れになる」という常識を一掃する必要がありますが、近藤先生がこれだけ本を書いているのになかなかそうはなりません。人間の「不安」がそうさせるのでしょうか。「不安」よりも近藤先生のいつも言っている「事実と論理」だということがわかってもらえればいいのですが、無理ですね。

 渡辺容子

*****

早速、ブログにアップして下さってありがとうございます。ひどさを知れば知るほど燃えてくるのではと思います。私自身もそうでしたから。

おかげで乗り物酔いは消えたし、生まれ変わったように元気になりました(笑)。

がんにされた誤診は、知った時点ですでに手術などの治療をされているため、肉体はもちろん元に戻らないし、精神も回復することは相当に困難です。

関東在住の女性は10年経っても手術による痛みに苦しみ、誤診を受け止める気持の整理がつかず、閉じこもり状態が続いています。

今、相談を受けている人はこれから法的措置をとるため詳細は書けませんが、誤診がわかっていながらその事実を隠され続けてきました。

「富士見産婦人科事件30年の闘い」という本を読んで、女性が被害に遭いやすいことは共通していると思いましたが、乳房は違う(声を上げにくい)印象を受けます。

検診業界は不安を煽るのが手だし、こちらは地道に警告を発していくしかないと思っています。

だから、こうして渡辺さんがブログに取り上げて下さったことにほんとうに大感謝です。

竹下勇子

*****

 みなさまへ

 清水病院で犯罪的外科医に切り取られた乳房は500件を下らないだろうとのこと。その中で提訴したのは竹下さん一人。東大病院でも一人が提訴・・・ということは東大病院でも500件を下らない乳房が切り取られてしまったのかもしれません(後注:「かもしれません」であっても「500」という数は根拠がなさすぎるのでひっこめます。次の1文は確実だと思います)。少なくとも提訴した一人だけということはないであろうことは容易に想像できます。権威ある東大病院ですらそうなら、一般の病院ではどうなのでしょうか? 

 さらに他のがんではどうなのでしょうか? だんだん疑いがふくらんできます。もしも「がん」と診断されても、誤診である可能性が否定できず、さらにそのがんが近藤医師の言う「がんもどき」ならば、放置して症状がでたときに対処すればいのちに別条ありません。
 
 万が一「本物のがん」だったとすると、すでに全身に転移しており、治療しても治らないので、あわてる必要はありません。あわてて手術を受け、あとでがんでなかったとわかっても切り取られた臓器は戻ってきません。「早期発見早期治療」を放棄することはがんの性質上、非常に合理的な対処法であるだけでなく、誤診されて臓器を失い後遺症に苦しむという危険から身を守ってもくれるわけです。

 これらの犯罪的事件のことをぜひお友だちに広めてください。現在日本人女性の16人に一人が乳がんにかかると言われています。取り返しのつかない被害に遭わないようにお互いに協力しようではありませんか。


 こんな会があります。
 
 日  時 : 2011年7月30日(土) 午後2時~4時半
場  所 : 中央大学駿河台記念館 500号室
        (JRお茶ノ水駅・聖橋口を出て、右手の狭い道路<線路と
        直角に走る>をまっすぐ3分歩くと、左側に建っている)
テ ー マ : 患者体験を語り合う
問題提起 : 柴美智子 「これはどうなの?
                 -がんなの?がんじゃないの?」

 主催:医療消費者ネットワーク MECON

詳しくはこちらです

by lumokurago | 2011-07-16 16:58 | Dr.K関連記事
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